武器ごとに設定された性質。一部はステータス画面で確認できない。
武器の種類と効果
ゲーム中で略称があるものは、属性名の後に括弧をつけて表記している。属性名にリンク先が繋がっているものは、リンク先の項目を参照。
分類
ダメージ算出時、参照するパイロットの能力を決定。
- 格闘(格)
- パイロットの格闘値がダメージに影響する。自機の地形適応は、敵の地形を参照する。
- 射撃(射)
- パイロットの射撃値がダメージに影響する。自機の地形適応は、自分の地形を参照する。
- 格闘射撃(格射)
- その場から動かない格闘武器や、一部の格闘と射撃が混合している攻撃が該当。パイロットの格闘値がダメージに影響するが、自機の地形適応は自分の地形を参照する。大抵の場合は隠し属性になっていて、オープンなのはMXなど一部作品のみ。
- 歌
- VF-19改 ファイアーバルキリー、VF-11MAXL改、マイク・サウンダース13世(ブームロボ形態)など一部機体のみ。通常はダメージを与えず、味方に気力や各種能力値アップ効果をもたらす。プロトデビルンには直接ダメージを与え、第3次αでは一部の敵に聴かせると気力を下げられる。熱気バサラとミレーヌ・フレア・ジーナスの場合は、独自パラメータの歌魂がダメージに影響する。
種別
- 通常攻撃武器
- マップ兵器(MAP)
- マップ上の一定範囲を攻撃する。自軍フェイズのみ使用可能。小隊制採用作品では、範囲内の全ての小隊に編成数によるダメージ減少を無視した全体攻撃をかける。
- 敵味方識別
- 一部のマップ兵器にのみ付与。攻撃範囲内に味方ユニットがいても巻き込まず、敵ユニットのみを攻撃。作品によっては存在しない。
- 形式
- マップ兵器の攻撃形式。(方向指定型、着弾点指定型など)
- 合体攻撃(合・+)
- 特定の味方ユニットと共に繰り出す攻撃。
- 特殊合体攻撃(+)
- 上記同様特定の味方ユニットと共に繰り出す攻撃だが、発動できるのは参加ユニットのうちいずれかのみ。Kでは、ユニット同士の距離が若干離れていても使用可能。アイコンは通常の合体攻撃と同じ。明確に定義されるようになったのはKから。
- 小隊攻撃可能武器(PLA)
- 『第2次α』『第3次α』『Z』で採用。Platoon(「小隊」を意味する英単語)の頭3文字。小隊員として小隊攻撃に参加する際は、必ずこの種別の武器が使用される。小隊長は単独使用も可能。小隊員が小隊攻撃として使用する際に限り、P属性が無くても移動後攻撃可能。一般的に、リアル系の機体の方が強い傾向にある。
- アシスト武器(Assi)
- 『第3次Z』に登場。扱いとしては上記のPLA武器と同じ。マキシマムブレイク時を除くタッグチームのサブ側機体の攻撃はアシスト武器に固定される。
- 支援攻撃(支)
- 『MX』のみ。支援攻撃に参加する場合は、必ずこの属性の武器が使用される。支援攻撃でダメージを稼ぐというよりも、支援を受ける機体のダメージを底上げする手段といえる。単独使用も可能。
- 支援武器(F)
- 『第2次OG』で採用。マキシマムブレイク参加時に使用される武器。
- 全体攻撃武器(ALL)
- 敵小隊全体に攻撃を仕掛ける。敵の小隊編成数が多いほど、与えるダメージは減少する(OGsやOG外伝ではサブユニットのみ減少)。『Z』ではフォーメーションによるダメージ軽減もある。
- ダブルアタック(W、ALLW)
- 自軍フェイズ時のみ利用可能。射程内の隣接した敵ユニット2機をまとめて攻撃する。ENや弾薬は2倍消費するが、精神コマンドはまとめて適用される。言わば簡易マップ兵器。
- トライチャージ用武器(TRI)
- 『Z』で登場。トライチャージは、バリア貫通と、サイズ差補正無視効果のある全体攻撃。3機編成でトライ・フォーメーションを組んだ時に限り使用できる。攻撃力は3機のTRI武器の攻撃力を基に算出され、パイロットが特定の組み合わせだと攻撃力ボーナスが加算。弾数やENは小隊長のみ消費。
- コンビネーション武器(C)
- いずれも略表記は同じCだが、作品ごとに性質が異なっている。各コンボに必要な技能レベルの上昇に伴い、最大攻撃ユニット数が増える。コンボ発動条件を満たさない場合は、通常の単体攻撃になる。詳細はコンボのリンク先に一括して表記。
- コンボ、連続攻撃
- 『D』『J』で採用。GBA版『OG2』でも、連続攻撃の名で採用。隣接した直線上の敵ユニットを、射程限界を超えて一度に2~5機攻撃できる。特殊技能のコンボ(連続攻撃)を持った上で、自機も敵に隣接する必要がある。弾数やEN消費は1回分のみ。
- マルチコンボ
- 『W』で採用。隣接したマスの敵ユニットを、射程限界を超えて一度に2~5機まで攻撃できる。特殊技能のマルチコンボが必要。自機が敵機に隣接する必要はなく、途中で攻撃方向を変えられる。弾数やEN消費は1回分のみ。2機目以降の敵へはダメージが半減。
- アタックコンボ
- 『K』で採用。射程内にいる、複数の敵パートナーユニットに全体攻撃できる。敵機同士の距離は無関係。最大で3×2の6機を同時攻撃可能。特殊技能のAコンボを持ち、なおかつ自機がパートナーユニットを組まず単機で出撃しないと使用不可能。アタックコンボL2以上で2マス以上の敵パートナーユニットを攻撃すると、その分弾数やENを消費(最大3倍)。
- カウンター武器(C)
- 『V』で採用。こちらも略表記は「C」だが、コンボは不採用の為重複のおそれはない。反撃時に選択するとカウンターで攻撃でき、従来の特殊スキルによるカウンターとは違い技量などの条件なしに(その武器を選択できる限りは)必ず発生させられる。
属性
- 特殊効果武器 / 特殊武器 / 追加効果を持つ武器(S)
- 攻撃が命中した敵ユニットへ、装甲ダウンや命中率低下などの特殊効果を与える。
- 移動後使用可能(P)
- ピンポイント武器のこと(何がピンポイントなのか諸説ある)。移動した後でも使用できる。この属性を持つ、最大射程2以上の武器がある機体は扱いやすくなる。第2次G頃までの旧シリーズでは、射程が2以上の移動後攻撃可能武器(ロケットパンチなど)についており、ビームサーベルなど射程1の武器には表記がない場合がある。なお一部作品ではP属性が付いていない場合でも、以下の条件で移動後使用可能になる。
- なおNEO・OEでは逆に移動後に使用できない武器に対して「移動後×」の専用表記が用意されている。
- ビーム兵器 / ビーム武器(B)
- 光学兵器タイプの射撃武器。第3次αのガンダムSEED参戦後は、格闘兵器も含まれる。対ビーム属性のバリアで一定値まで軽減・無効化されるが、フェイズシフト装甲系の特殊装甲を貫通できる。基本的にリアルロボット系作品の武器が対象で、スーパーロボットのビーム攻撃は作品独自のエネルギーを用いる場合が多いためか原則該当しない。またファンネルなどのオールレンジ攻撃も該当しなかったが、Zで是正されバリア貫通のビーム兵器となった。
- 一部作品にある特殊能力のビーム吸収に対しては逆に回復手段にされてしまう。
特性
- 実弾兵器/物理属性
- 実弾による攻撃。このうちミサイルや手榴弾などは切り払いや撃ち落としの対象。OGsやOG外伝では、この系統の換装武器のみ特殊弾を装填できる(一部例外あり)。
- 接近属性
- 敵の地形の地形適応が参照される。
- サイズ差補正無視/サイズ差無視
- 敵ユニットのサイズが自機より大きい場合でも、ダメージの減少が発生しない。作品によって微妙に表記が異なるが、効果は同じ。Zでは、マップ兵器にほぼ標準で付与される。
- バリア貫通/バリア無効
- 貫通は敵のバリアを発生させた上で無力化してダメージを与える。無効はバリアそのものを発生させずにダメージを与える。ただし、Zでは特殊装甲は貫通不可能。現在では合体攻撃に付与される事が多い。Zではトライチャージ用武器に標準付与。
- バリア弱体化
- バリアの効果を半減した状態でダメージを与える。
- フィールド貫通(フ)
- 敵のバリアを無視してダメージを与える。ただし、A.T.フィールドは貫通不可能。
- A.T.フィールド中和/A.T.フィールド無効化
- 敵のA.T.フィールドを無視してダメージを与える。他のバリアに対しては機能しない。
- シールド貫通
- MXに登場。命中時にシールド防御のダメージ軽減値を半減した状態でダメージが計算され、防がれてもシールド耐久力を1、破れば2減らす。
- 拡散(拡)
- MXに登場。敵の分身系能力を無効化する。
- PS装甲無効化
- 隠し属性。ビーム兵器でなくても、PS装甲・TP装甲・VPS装甲を無視できる。
- リーオ兵器(リ)
- 登場するのは機獣創世記ゾイドジェネシスが参戦するKのみ。バイオゾイドの持つバイオ装甲を無効化できる。
- グラビティ兵器/重力波兵器(G)
- 重力兵器。属性として登場するのは、機動戦艦ナデシコ(劇場版含む)が参戦する場合のみ。バリアのディストーションフィールドで一定値以下まで無効化される。
- 誘導兵器(誘)
- 誘導ミサイル系の攻撃。特殊能力のジャマーで無効化される。
- 建物破壊(建)
- マップ上のHPが設定された建造物に攻撃を加えられる。0にすると破壊可能。通常戦闘での使用頻度が低い武装や、強力な武装についている事が多い属性。後者を建物に向けて使うのは勿体無い。