ガンダムサンドロックカスタム
ガンダムサンドロック改は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場メカ。
ガンダムサンドロック改 | |
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外国語表記 | Gundam Sandrock[1] |
別表記 |
ガンダムサンドロックカスタム ガンダムサンドロック改(EW版) |
登場作品 | |
デザイン |
カトキハジメ 石垣純哉 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 特殊作戦用モビルスーツ |
生産形態 | 改修機 |
型式番号 | XXXG-01SR2 |
頭頂高 | 16.5 m |
重量 | 7.5 t |
ジェネレーター出力 | 2,998 kw |
スラスター総推力 | 72,030 kg |
装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
改修 | ハワード |
パイロット | カトル・ラバーバ・ウィナー |
概要
『Endless Waltz』版のガンダムサンドロック改。ただし、型式番号の末尾がTV版のSRCからSR2と変更されている。
基本デザインは大河原邦男氏によるTV版と変わらないが、機体色が薄紫と白のツートンカラーに、マスクは通常のガンダムマスクへ変更された。更に5機のガンダムが兄弟機であるという設定を重視して、重装甲ながらよりスマートなイメージにまとめられている。
また最大の特徴は主要兵装のヒートショーテルが、サンドロックの全長ほどもある大きさになっている。大気圏突入時にはオプションアーマーを着用。このオプションアーマーには中東風マントがついており、耐ビーム処理が施されている。なお、武器は当初バルカンとヒートショーテルのみが発表されていた為その他の武装は無い物と思われがちであったが、現在はプラモデル等でビームサブマシンガンとクロスクラッシャーシールドの設定画などが公表されている。
劇中では、カトルがパイロットを殺さず戦闘を行っていたが、やがてサーペントの圧倒的数量の前にヒートショーテルが折れてしまい戦闘続行不可能な状態に陥る。闘いが終わり、カトルの手によって自爆装置が起動し、その姿を消した。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 他の『EndlessWaltz』版の機体同様に、終盤「クロス・ファイト」から自軍に加入する。
- サンドロック改に比べ最大射程が短くなったが、ヒートショーテルが射程1~3・攻撃力2800~4300・命中+40・CRT+30と十分すぎる性能。強化パーツスロットが3つなので射程もカバーできるため、8という高い移動力を活かして敵陣に切り込むといい。装甲も1900とやたら高いので、イナーシャルキャンセラー等を装備して耐える機体に仕上げても可。終盤参入なのであまり意味はないのかもしれないが、本機から機体とヒートショーテルの地形適応が海:Aとなり水中戦もこなせるようになっている。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- ヒートショーテルの射程が1伸びた。フル改造して高性能レーダーを3つ付ければ最大射程7、攻撃力4000オーバー、おまけにクリティカル率も高い無消費P兵器の完成。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第2話より参戦。立ち絵はオプションアーマー&マント付きに変更され、ヒートショーテル使用時にパージするという演出。
- ヒートショーテルは射程1-4に上昇したものの、クリティカル率は5%に減少。同系統のデスサイズのビームシザースは射程1-5・クリティカル率40%に上昇しているため、一歩遅れた性能になってしまった。一応HPこそ若干低めだがダイターンを超える装甲と、カトルが最初から覚えている援護という特長があるが、総合的にダイターンの方が使いやすく、カトルを援護に使いたい場合もデスサイズに乗せて援護攻撃した方が活躍出来てしまう。そのため、本機の倉庫番は免れない。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 相変わらずスーパーロボット並みの装甲を持つため、回避が低いパイロットを乗せても割と安心。全体攻撃の「マグアナック総攻撃」が追加されたものの、ヒートショーテルが射程1になってしまった。一応バルカンが射程1-4に伸びており、移動後有射程戦闘もできなくはないが、ないよりはマシ程度なので、強化パーツで移動力を上げておきたい。今作では補給装置が付いたため、小隊の補給役として使えるが、前線で戦えるだけの性能は十分にある。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ヒートショーテルの射程が1-2へ多少改善。それとは別に小隊攻撃版のヒートショーテル(射程1-4)も追加され、使い勝手が良くなっている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 中盤に参入。マントを羽織ったグラフィックとなっており、ヒートショーテルの使用時はやはりパージする。今回はマグアナック隊総攻撃が無く、またアシスト武器がヒートショーテル投げとなった。
- 装甲の厚さ、それなりに射程の長いアシスト武器、カスタムボーナスで補給装置が付く事から、サブ機体として運用するのが最適。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤の蒼の地球ルートで参入し、中盤の宇宙ルートで性能がアップする。基本的な運用は時獄篇と同様だが、強力なユニットが続々参入する本作においては自軍ユニットの中では戦闘力の低い部類の本機はインフレについていけず、単純な戦力としては序盤終了辺りから活躍が厳しくなってくる。とはいえカスタムボーナスで補給装置が付けばサブとして明確な役割を持てる為、使うならカスタムボーナスが習得できる5段階までは改造しておきたい。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 初登場作品。中盤から本格参戦。スロウショーテルが武装に追加されている珍しい作品。射程1~4のP属性という性能で、ヒートショーテルの射程がまだ1の時代だったので重宝するかと思いきや射撃武器のため、格闘が高いカトルとの相性は微妙。カトルを乗せて運用するならば、素直にヒートショーテルを強化し、ミノフスキークラフトをつけるとよい。しかし、同様の運用法では回避力はオーラバトラーの方が上なので使いにくさは否めない。ただし、EN無消費のヒートショーテルを改造しスーパー系のような運用法をとれば使えない事もない。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 『COMPACT』とほぼ同性能。2回行動がなくなり、援護システムになったおかげで援護防御面では使える。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 本作では格闘主体のユニットが強いためメインで使っていける。ヒートショーテルの射程が1-4と長く、命中率+30%の高性能武器。ただし、カトルが戦闘用の精神コマンドを一切覚えないため、ボス戦などには向かない。ボス戦で使用するなら熱血を持つ五飛を乗せるといい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- カトル専用機。クロスクラッシャーが射程1-5の中距離武器となり反撃に困らなくなった。高いシールドHPのシールドを持っており、カトルの援護回数が多いので盾役としても、気力不要で強力なヒートショーテルでの切り込み役としても使用できる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- ヒートショーテルがENを消費し、射程が1-2と短くなり、空への攻撃が不可能となった。クロスクラッシャーも空に届かないため、地上で運用する場合はフライトユニットが必須。高い防御力による援護防御を生かすため、カトルにシールド防御を付けるといい。カスタムボーナスのEWAC(小)追加は、設定どおり指揮官機としての再現をしたものであり、比較的命中率が低い本作では有難いものだが、無条件でEWAC(大)が使える機体がいる他、カスタムボーナスでEWAC(大)を付けられる機体がいる上、強化パーツでも付けることが可能なため、平凡な本機をわざわざフル改造して習得する必要性はない。
- スーパーロボット大戦R
- カトル専用機。『A』とほぼ同様の性能で、短所はクロスクラッシャーが密着状態で使用できなくなった程度。機体性能が高いのに、パーツスロットが3つもある点はお得。
- スーパーロボット大戦W
- カトル専用機。「ガンダムサンドロック改」名義で参戦。1話から自軍に参戦しており、デスサイズと並んで出撃可能ステージが最も多い機体である。
- 装甲をはじめ性能が底上げされ、強化パーツのスロットが3から2に減少。本作も武装にマグアナック隊総攻撃を所持(実装は第2部から)。携帯機では初めてオプションアーマーを装備したグラフィックとなっている。クロスクラッシャーの演出はスロウショーテル→オプションアーマーをパージしながら接近し、締めにクロスクラッシャーを使用するパターンアタック。ヒートショーテルもとどめ時の演出が変化し、オプションアーマーパージしてからの斬撃を加える演出が加わる。ただし、クロスクラッシャー、ヒートショーテル共に地形適応が空:Bな為、地上ステージで真価を発揮するには強化パーツでの地形適応の補強が必要。後半になると息切れしてくるのも向かい風であり、出撃枠が厳しい本作で一軍採用するにも愛が必要。
- 最も参戦の早い補給装置持ちだが、次のステージで修理装置も持つブルーアースが加入するため立場が危うい。活躍させたいなら1周目クリア前にカトルにヒット&アウェイを習得させて、2周目以降の補給稼ぎに貢献しよう。
- スーパーロボット大戦L
- カトル専用機。EW勢のガンダムの中で最も早く使用可能となる。今回も補給装置持ち。ヒートショーテルの射程が参戦当初と同じ1になってしまったが、射程1-3のクロスクラッシャーがあるので問題なし。オプションアーマーの設定が特殊能力に耐ビームコーティングマントとして実装された。また「マグナアック隊総攻撃」の際、台詞を言う隊員が増えた。
Scramble Commanderシリーズ
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- マナの国ルート第16話より加入。『第3次Z』と違い、立ち絵がヒートショーテルを手にした状態となっている。それにより『第3次Z』から武器演出が全て一新変更されている。
- 今回も終盤攻撃力不足に悩む。が、他のWチーム各機と違いカスタムボーナスを取れば補給機としての道があるので使えないことはない。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ガンダムサンドロック改をフル改造するとこの機体に変化する。しかしシールドフラッシュや最強武器のビームマシンガンがなくなって最大射程1になってしまう上、残ったヒートショーテルの攻撃力も改のシールドフラッシュと同値という残念な仕様。機体性能は上がるものの、まともに運用するなら改のままにしておく方が良い。運用するならば、EN消費なしのオーラバトラーのような感じで使いたいが、その場合でも分身を持つガンダムデスサイズヘルカスタムがほぼ上位互換として立ちはだかってしまう。かと言って、改のままにしておくと機体性能が終盤の敵相手に追い付かず使い物にならないという問題が立ちふさがり、どちらにしろ悩ましい機体となってしまっている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- カトルが搭乗。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年6月のイベント「紅の修羅神」の報酬ユニット。大器型SSRアタッカー。本機の実装によりおよそ4年越しで5機のガンダム全機が実装されたが、他ガンダム4機(およびトールギスIII)と異なり恒常版実装が行われない報酬機のみでの登場という結果となった。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part13より参戦。攻撃&防御タイプ。
装備・機能
5機のガンダムの中で、装甲が高いことが特徴。参戦当初は格闘主体のW系モビルスーツにおいて、機体性能では特殊能力が豊富なデスサイズヘルに劣り、武器の使い勝手では射程の長いナタクに劣っていたため使いづらかった。しかし、『α』以降はヒートショーテルの射程が伸び、『A』からはクロスクラッシャーによる中距離攻撃、『第2次α』以降はマグアナック隊総攻撃や補給装置の追加など、アッパー修正されている傾向にある。
武装・必殺武器
武装
- バルカン
- 頭部に二門内蔵された近距離戦用の機関砲。
- 『DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「指揮官機(サンドロック)」で攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「防御力アップI」。
- ヒートショーテル
- 大きく湾曲した巨大な両刃実体剣。両腕に持ち、超高熱の刃で敵を一刀両断する。普段はバックパックに装着されている。本機の主力兵装。
- 劇中ではパイロットを殺さないよう赤熱化させずに使用していたため、長時間の戦闘とサーペント自体の強固な装甲も相まって刀身が耐えられずに折れてしまった。
- SRWでは気力が不要で、攻撃力に優れる武器。演出面では画面が暗転したのちに敵機を溶断することが多い。当初は射程1であったが『α』以降から射程が伸びている。現在ではENを少量ではあるが消費するようになってきている。
- 『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「アタッカーII」で、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
- シールド
- 先端にヒート・ナイフが取り付けられている専用シールド。
- 劇中では未使用だが、旧HGプラモデルに付属していた。
合体武器
- クロスクラッシャー
- TV版デザインと異なり、ヒートショーテルとシールドだけで構成される。
- OVA/劇場版では、シールドが登場してない為未使用。SRWでもシールドを所持している場合のみ使用可能。
オプション装備
- オプションアーマー
- 両肩追加される装甲で、全身を覆う耐ビームコーティングマントが付属している。
- SRWでは長いこと特殊能力扱いはされず、戦闘アニメで着脱するシーンが拝めるのみであったが、『L』でようやく特殊能力となった。
- ビームサブマシンガン
- TV版時に使用していたもので、こちらのデザインでも設定上存在するがOVA/劇場版では未登場。
- SRWでも未使用。
- 大型ビームライフル
- 漫画『敗者たちの栄光』にて新たに設定された大型ライフル。TV版のサブマシンガンの代わりに登場した。
- SRWでも未使用。
必殺技
- スロウショーテル / ヒートショーテル投げ
- ヒートショーテルを投擲武器として使用する。OVA版・劇場版では使用してないが、TV版サンドロックが使用していた。
- 『COMPACT』では前者、『第3次Z』『X』では後者の名義で採用。また『W』ではクロスクラッシャーの演出内でヒートショーテルを投擲している。
- 『DD』では後者の名義で斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「重装甲I」で、サブアビリティは「HPプラスI」。またヒートショーテル・ラッシュの演出内でヒートショーテルを投擲している。
- ヒートショーテル・アジタート / ヒートショーテル(乱舞)
- ヒートショーテルを用いた連続攻撃。
- 『X-Ω』では「ヒートショーテル(乱舞)」名義で必殺スキルに採用。
- 『DD』では「ヒートショーテル・アジタート」名義で斬撃属性のSSR必殺技。アジタートはイタリア語で「熱情的に」や「急速に」を意味する。メインアビリティは「高感度カメラ(サンドロック)」で攻撃力・照準値が増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・防御力・照準値が増加する。周囲4マス内の味方ユニットの防御力・運動性が増加する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- ヒートショーテル・ラッシュ
- 『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。バルカンによる牽制からヒートショーテル連斬、蹴り上げては叩き落とし、最後にヒートショーテルを2本同時に投擲してフィニッシュ。メインアビリティは「高耐久性センサー」で防御力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。周囲4マス内の味方ユニットの攻撃力・照準値が増加する。斬撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。フィールド上に味方のヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、張五飛、トロワ・バートンのいずれかがいるとき、攻撃力・防御力が増加し、斬撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。「攻撃力・防御力アップIII」。
召喚攻撃
- マグアナック隊総攻撃
- マグアナック隊を召喚して一斉に攻撃する[2]。『第2次α』より実装。同作では射程の長い全体攻撃で威力もまあまあだが気力制限があり弾数も少ないためやや使いづらい。『αシリーズ』ではサンドロックは指示をするだけだが、『W』以降の作品では本機も攻撃に参加することが多くなった。『L』の演出では「マグアナック隊の一斉射撃」→「各機が接近して攻撃&敵機の動きを止める」→「サンドロックが登場し敵機をぶった切る」という流れ。トドメ演出では「爆発を眺めるように崖の上に立つサンドロックたち」のカットが追加。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動する。シールドは『α外伝』以降の据え置き機では装備されていないが、携帯機ではされている。
- 耐ビームコーティングマント
- Lにて実装。
- 補給装置
- 『第2次α』、『第3次α』、『W』、『L』にて実装。お供のマグアナック隊に補給装置や補給物資を運搬させているのだろうか?
- 『第3次Z』では『第2次Z』でのサンドロック改同様カスタムボーナスで追加される。
- 小隊制の作品等ではEN回復と同じ効果も持つ。
- EWAC
- 『A PORTABLE』のカスタムボーナスにより付加される。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 特殊能力「EWAC(小)」装備
- 『A PORTABLE』でのボーナス。支援機としての性能を獲得する。サンドロックの特性上、前線に出ては味方に隣接し援護防御する運用になるため、周囲8マスを強化するEWACとの相性は良い。
- 装甲値+300、特殊能力『補給装置』を得る
- 『第3次Z』、『X』。裏を返せば、カスタムボーナスを得なければ補給役として起用できないというデメリットになり、補給役としての運用は手間がかかる。『第3次Z』では実質上EN回復効果も得られるというメリットがあったが、システムの変化により、『X』では実質的な弱体化を受けている。
機体ボーナス
- 無改造:HP+500、地形適応:陸A、特殊効果無効
ハーフ改造:HP+1000、地形適応:陸S、特殊効果無効
フル改造:HP+1500、地形適応:陸S、特殊効果無効 - 『L』でのボーナス。
機体BGM
- 「WHITE REFLECTION」
- 「LAST IMPRESSION」
関連機体
- ウイングガンダムゼロ(EW)
- 全ての「ガンダム」の母体となった機体。
- ガンダムサンドロック(EW)
- 本機の改修前。SRW未参戦。
脚注
商品情報