アンジェラ・バルザックは『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の主人公。
アンジェラ・バルザック | |
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外国語表記 | Angela Balzac |
登場作品 | 楽園追放 -Expelled from Paradise- |
声優 | 釘宮理恵 |
デザイン | 齋藤将嗣 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(電脳パーソナリティ) |
性別 | 女 |
年齢 |
20代半ば(精神的年齢)[1] 16歳(肉体年齢) |
髪型 |
ショートカット[2](電脳パーソナリティ) ツーテール(マテリアルボディ) |
所属 | ディーヴァ保安局 |
役職 | 捜査官(システム保安要員) |
軍階級 | 三等官 |
概要
電脳世界ディーヴァの保安局に所属するシステム保安要員。ディーヴァがフロンティアセッターによるハッキングを受けた事で調査のために生身の身体・マテリアルボディを得て地上へと赴く。
アンジェラ本人は既に成人しており、ディーヴァ内での姿も大人の女性のものとなっているが、他に派遣されたエージェントたちを出し抜くため、マテリアルボディの培養時間を短縮し肉体年齢が16歳相当の少女となっている。本編では主にこちらの姿で活躍する。
電脳世界で過ごしていたため、当初は肉体を持ったことによる砂ぼこりの被害や疲労感、地上の人々の文化などに馴染めない場面も見られたが、ディンゴとの旅とフロンティアセッターとの邂逅を得て心境が変化していく事となる。
フロンティアセッターの目的を知り、彼にこれ以上ディーヴァへのハッキングを行わないよう説得した上で上層部へ事の次第を報告するが、フロンティアセッターの排除に動こうとした上層部に反発したことで全ての権利を奪われ、隔離されてしまう。フロンティアセッターによって救出された後、ディーヴァを裏切ることを決意しニューアーハンを強奪。地球へ降下し、ロケット打ち上げを阻止しようとするエージェントたちと戦った。
フロンティアセッターからは共に外宇宙へ旅立たないかと誘われたが、自分が本当は何も知らなかった事に気付き、地球に残った。
登場作品と役柄
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品。最初は第18話で敵として登場するが、第20話で味方となる。
- 今作では子供扱いされるとすかさず年齢を訂正する場面が多い。本来の大人の容姿などグラフィックパターンも多く用意されている。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「射撃アップ」。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」期間限定参戦。乗機はニューアーハンで、パイロットパーツはボイス付き、
パイロットステータス
精神コマンド
- T
- 集中、不屈、必中、加速、突撃、魂
- アムロやキリコといった、リアル系の雄と比較しても遜色のない優秀な揃えだが、閃きや直感といった確実に回避できる手段を持っていないので、後述の特殊スキルの不安定さも考えて先見持ちの味方ユニットを出撃させておくと良いだろう。
- X-Ω
- 集中、不屈、必中
特殊スキル
- T
- 闘争心L2、サイズ差補正無視L2、ダッシュ
- 有益な技能が揃っているが、防御・回避系の技能がないため守りにやや死角がある。精神の「不屈」は、可能な限り切らさないよう心掛けたい。
- 養成するならば、手軽に回避率を上げられる底力や見切り辺りが最有力候補か。アーハンおよびニューアーハンの武器のほとんどが弾数制であることから、Bセーブ辺りも習得させたいところ。
エースボーナス
人間関係
- ディンゴ
- 現地のエージェント。合流してからは彼の行動に振り回される。
- フロンティアセッター
- 彼との邂逅が切欠となり、ディーヴァを疑問視する事となる。
- クリスティン・ギラム、ヴェロニカ・クリコワ、ヒルデ・トルヴァルト
- ディーヴァにおける同僚達。
- 映像作品ではさしたる絡みは無いが、小説版ではクリスティンとは浅からぬ間柄であった事が描写されている。
- ディーヴァ保安局高官
- アンジェラの直属の上司。
- アロンゾ・パーシー
- 物語冒頭でアンジェラをナンパするが軽くあしらわれた。
- メット・マルティネス
- 前日談『楽園追放 mission.0』に登場した、新米システム保安要員だった頃のアンジェラの先輩エージェント。
- 良くも悪くも彼女との関わりを経た一件は、後々のアンジェラのパーソナル形成に大きな影響を与える事となった。
- アンジェラ・ダッシュ
- 後日談『楽園追放2.0 楽園残響 Godspeed You』に登場したアンジェラのコピー。マテリアルボディは本来の年齢である20代の肉体で形成されている。
他作品との人間関係
ボトムズシリーズ
- キリコ・キュービィー
- 『T』において当初は保安局から危険視されている彼の討伐を目標としていた。完全に敵対したらどうなっていたかは容易に想像はつくだろう。
- その後は交流を経てキリコの理解者の一人となっていく。援護した際に特殊台詞も発生する。
- フィアナ
- 『T』ではPSであるが故に余命長くない身体である彼女に電脳化を薦めるが、キリコと共に生きる事を望む彼女からそれを拒否される。そんな彼女の姿勢と生き方にも、アンジェラは大きく影響されていく事になる。
- ル・シャッコ
- 『T』では出会ってすぐに彼からディーヴァの電脳人である事を見抜かれる。
- ラダァ・ニーバ
- 『T』にて敵対。彼の感情の赴くままに戦う姿にはアンジェラも感じ入るものがあり、その点は彼に感謝の念すらも抱いてはいるが、しつこくキリコを付け狙う彼を見逃すつもりは無く、躊躇いなく彼に銃口を向ける。
- ワイズマン
- 『T』ではディーヴァの背後にいた真の黒幕。終盤にキリコと共に直接対峙し、彼の口から本作におけるディーヴァの真実について知る事になる。
その他の版権作品
- 獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風
- 『T』では初対面時には彼女達に同年代と思われ、即座に否定する。また、当初は自身の刺々しい態度に対し海からは苦言を呈されているが、アンジェラの態度が軟化した後は良好な関係となる。
- 光とはDLC「美しき罪人たち」では第一回ミス・T3コンテストにおける対戦相手となっている。なお、光からは実年齢より年下に見られる気持ちを共感されると共に、アンジェラの実年齢は自分達とさほど変わらないのではないかと疑われている。
- サイ・サイシー、物野正、ジェット・ブラック、砂原郁絵
- 『T』DLC「楽園グルメ紀行」では彼らを煽って料理対決を開催させるが、郁絵のおやつに関しては絶賛するものの彼女以外の三人の作った料理は一口も食べる事無く酷評してしまう。その後、ホイの言葉を受けて考えを改め、彼らに謝罪する事を決意している。
- テンカワ・アキト
- 『T』DLC「楽園グルメ紀行」ではサイ・サイシー達の料理を無下にした事でアンジェラにやんわりと苦言を呈そうとするが、後にアンジェラの反省に安堵している。また、密かにラーメン修行を再開していた彼にラーメンの試食を頼まれ、ラーメンを食した上で正直な感想を彼から求められ、その味の課題点を指摘しつつも、彼の料理への想いも真摯に受け取っている。
- プロスペクター
- 『T』DLC「美しき罪人たち」では彼にも子供扱いされてしまう。
- ホイ・コウ・ロウ
- 『T』DLC「楽園グルメ紀行」では彼にレッドドラゴンの追っ手から救った謝礼として自分を含めたT3の面々に中華料理を振る舞う事を要求し、彼の絶品の中華料理にありつく。その際、彼の「料理は愛情」という言葉に感銘を受けて自身の考えを改め、本当に料理に大事なものを理解するに至った。
- 勇者特急隊、GGG勇者ロボ軍団
- 『T』DLC「心のある場所」では子供の危機に自身の身を顧みる事無く助けようと飛び出す彼らの姿に感銘を受けると共に、生命への理解を深めていく。
- ハマーン・カーン
- 『T』において交戦、後に共闘。アンジェラ曰く「頭でっかちな所が、昔の自分とよく似ている」と評している。彼女とも同年代なのだが、DLC「美しき罪人たち」では彼女にも子供扱いされてしまう。
バンプレストオリジナル
- サイゾウ・トキトウ
- 『T』ではディーヴァを追放された後、彼に特務三課のアルバイトに勧誘される。
名台詞
- 「げほっ…何この埃っぽい大気。こんなの呼吸しろっていうの?」
- 生身の肉体を得て地上へと降り、初めて空気を吸った事で戸惑いを覚える。
- 「何してんのよ、この馬鹿!」(劇場版)
「何てことしてくれたの! 野蛮人! 馬鹿! この……」(小説版) - 直後のサンドワームとの戦いの後、ディンゴはアーハンのアンテナユニットを破壊。衛星回線を通じた処理演算バックアップが無ければ鉄クズ同然になってしまう事もあり、冒頭のクールビューティーぶりからは考えられない程に狼狽えていた。そして、鳴り物入りで現れたにも拘わらずアーハンの主人公機としての出番はこの後スクラップとして売られて終わってしまった……。
- 尤も、ディンゴは常時オンライン状態にしておくことは相手に居場所を垂れ流しているも同然と主張するなど考えあってのものであり「マジもんの馬鹿はそっちだろ」と反論されてしまった[3]。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「あいつの遺伝子の構造ってどうなってるのよ…!?」
- 対あしゅら男爵。永遠の謎である。
中断メッセージ
- 「べ、別に寂しいとか、そういうんじゃないからね!」
- 『T』中断メッセージ「アンジェラの本音」より。休息を取るプレイヤーに刺々しい態度を取り「出来る限り早く戻ってきなさい」と告げた後、表情を変えての「ツンデレ」発言。中の人定番の声優ネタだが、前例と違ってアンジェラはツンデレキャラなので違和感は無い。
シナリオデモ
- 「私の精神的実年齢は20歳を超えている!」
- 「そこ! 私はもう大人なんだからね!」
- 「子供扱いしないでくれる。私の実年齢は20代なんだから」
- 『T』にて、子供扱いされての反論の数々。エイミス曰く「童顔は童顔で大変なんですよ」とのこと。
- 「制御装置を組み込んで私のアーハンのスレーブとして動かすわ。弾除けになってくれれば、十分よ」
- 『T』第18話自由遊撃隊ルート「電脳世界から」より。こう言いながらATを引き連れてやってくるが、直後に2歩前進してATより前に出てしまうので弾除けになっていない。そうでなくてもアーハンはATより移動力があるうえに空を飛べるので…。
- 「必ず生還しなさい。あなたを抹殺するのは私なんだから」
- 『T』第19話自由遊撃隊ルート「ビックバトル」よりキリコへ向けて。ツンデレもといライバルキャラクターがよく言う台詞回しである。
- 「どうして!? 放っておけばあなたは死ぬのよ!? なのに、申し出を拒絶するなんて…! 私を納得させるだけの合理的な理由があるの!?」
- 同話エンドデモより、弱っていくフィアナを救おうと電脳化を勧めるが拒否され反論する。
- この時のアンジェラはフィアナの選択を理解できないでいた。
- 「ま、待ちなさいよ! いくら私でも、あなた達全員を相手にするのは無理だから!」
- 『T』第20話自由遊撃隊ルート「星の果ての楽園」より。キリコの元へ訪れた際に自軍部隊の面々から相手にされそうになってすかさず拒否する…実際、この場面ではガンダムファイターを始め生身でも十分以上に強い面々ばかりだったのでアンジェラの判断は賢明だったと言わざるを得ない。
- 「私は、こんな見た目だけど実精神年齢は20歳を超えてるの。10歳にも満たないあなたと一緒にしないで」
- 『T』第21話「小さな火を胸に」より、挨拶した光に対して。言うまでもなく光は「私だって14歳だ!」と反論した。
- アンジェラ「何なの、あれ…!? マシンじゃないの!?」
- 海「魔神(マシン)よ」
- アンジェラ「どう見てもマシンとは思えない!」
- 風「微妙にかみ合っていませんね…」
- 同話で出撃した炎神レイアースを見た反応。ワタルの魔神だったらどんな反応だったのやら。
搭乗機体
余談
- 可愛らしい容姿やハイレグ風の衣装、作中の活躍、体つきを強調したカット演出、声優が釘宮理恵氏などの総合的な面から高い人気を得ており、フィギュア・ねんどろいど等が色々と発売されている(商品情報も参照)。
- イラスト投稿サイトにおいて彼女を描いた絵も多い。また、映画公開に先駆けてMMDモデルも配布され、数多くの動画が作成された。
- 後年に齋藤将嗣氏がキャラクターデザインを務めたNintendo Switch用RPG『ゼノブレイド2』のヒロインの一人、ヒカリは長い金髪に白を基調にエメラルドをあしらった服装と、アンジェラに外見が似ている。同様に、ツーテールという髪型やハイレグコスチューム等のパーツは同じくヒロインの一人であるニアに受け継がれている。
- また、同作に登場するハナバスターはアーハンに似ている[4]。
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