旧ザク

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旧ザクは『ガンダムシリーズ』の登場メカ

旧ザク
外国語表記 Old Zaku
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
正式名称 ザク
ザクI
分類 汎用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 MS-05B
頭頂高 17.5 m
本体重量 50.3 t
全備重量 65.0 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 899 kW
スラスター推力

19,500 kg×2
850 kg×2

総推力
40,700 kg
装甲材質 超硬スチール合金
センサー有効半径 2,900 m
開発 ジオニック社
所属 ジオン公国軍
主なパイロット ガデム
ジオン兵
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概要

ジオニック社が開発したジオン公国軍量産型モビルスーツ。開発時の名称は「ザク」だったが、後継機のザクIIが開発された事により「ザクI」と呼ばれるようになった。

プロトタイプ・ザクの改良型であり、競合機であったツィマッド社のヅダ(SRW未登場)を破って、人類史上で初めて“制式採用”され“量産”された機体となった。

安定した性能を持つが、動力パイプを内装した上、ジェネレーターの出力も低かったために十分な運動性を発揮できず、後に本機をさらに改良したMS-06 ザクIIが開発される事となった。

本機は一年戦争初期に実戦投入されたが、後にザクIIの配備が進むと主に補給部隊や拠点防衛などで運用されるようになった。また、キャリフォルニア・ベースでは、ザクIをベースにして、ビームライフルによる狙撃仕様の機体であるザクI・スナイパータイプが開発されている。

本機の登場により、それまでの戦闘の有り方が決定的なまでに変わる事となった。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
シナリオ「老兵の挽歌」でガデムが乗り、コウニナを驚かせた。5段階改造されているため、雑魚のザク改よりはずっと強い。なお、地形アクシズ」の戦闘背景には本機の頭部が漂っているのが確認できる。
スーパーロボット大戦F完結編
ガンダム・チームの手により入手する。シナリオ「トレーズ、立つ」ではジュドー・アーシタ、「灯火は炎となりて」ではイーノ・アッバーブが乗って強制出撃になる。ゲーム中では旧式過ぎて使い物にならないとされ、実際性能は良くないが、運動性だけは自軍の下手な旧式MSより高い。プレミアものとして残そうとしたビーチャ・オーレグによってウォン・ユンファのユニット買取イベントを阻止されるため、自軍には残る。
「灯火は炎となりて」ではブローカーに売り飛ばされそうになった。そういった扱いに関わらず、DCルートで決戦後のア・バオア・クーの探索へ許可済み・無断いずれもジュドーたちが行った場合、GP-02Aサイサリスorノイエ・ジール入手と引き換えにザク改2機ととも大破してしまい失われてしまう(彼らの興味は入手したMSの方に行ったのか、壊した程度にしか思われていない)。ジュドーたちがア・バオア・クーに行かなかった場合はそのまま残る。ポセイダルルートだと最後までいる。

関連作品

リアルロボット戦線
ガデム自身が乗り、味方機として加わるがガンダムMk-IIと択一になる上、Mk-IIと違ってすぐに失われる。敵としては登場しない。

装備・機能

アニメ本編では素手であり、武装は後の書籍・模型などで明かされたものである。

武装・必殺武器

ショルダータックル
文字通り肩からぶつかっていく体当たり。ある意味旧ザクを象徴する技。左肩の円形ショルダーアーマーの方をぶつけるのがミソ。相手のMSに対して強烈な一撃を浴びせる。

基本装備

ヒートホーク
格闘戦用の武装。ザクIIの物と同型。横腰部にマウント可能。
105mmマシンガン
本機の主兵装。マガジンが側面に取り付けられている。装弾数は145発。電動発砲式で出力が低く、威力は後継機の120mmマシンガンよりかなり劣る。
280mmバズーカ / ザク・バズーカ
元々は核弾頭発射用に開発されていた。南極条約締結後は通常の弾頭が使用されている。また、本機の右肩にはバズーカラックが装備されている。後腰部にマウント可能。

オプション装備

120mmマシンガン
トップ機などが装備。SRWではこちらを装備。
ザクマシンガン改
タイガーバウム仕様が装備。
ガス弾銃
毒ガス弾を装填し、サイド2で使用して住民を皆殺しにした。サイド2に偶然いたシローに強いトラウマを残した。
Sマイン
機体の各所に搭載されている対人近接防御兵器。空中で爆発させて小型の鉄球の雨を降らせて敵兵を駆逐する。トップ機が装備。他にも陸戦型ザク等が装備している。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

サイズ

M

対決・名場面

ガンダム
機動戦士ガンダムの「敵の補給艦を叩け!」より、本機の象徴であるショルダータックルを披露した一戦。ガデムが乗り込み、その卓越した操縦技量によってビームライフルやビームサーベルによる攻撃を紙一重で交わした後、懐に飛び込んで見事ショルダータックルを直撃させた。しかし、ザクマシンガンの直撃に余裕で耐えるルナ・チタニウムの装甲に旧ザクのパワーで歯が立つはずもなく、ほとんどダメージを与えられぬまま、反撃のビームサーベルで真っ二つに斬り裂かれ撃破された。

関連機体

強化型・バリエーション機

ザクI(黒い三連星機)
MSV』に登場する機体。SRW未登場。
ザクI(トップ機)
機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。この「トップ」というのは搭乗者の名前であって隊長の意ではないが、彼女は隊長務めなのでその点も注意。頭部に小隊長機である事を表すブレードアンテナが取り付けられている。SRW未登場。
ザクI(タイガーバウム仕様)
機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。サイド3のコロニー・タイガーバウムにあるスタンパ・ハロイのMSコレクションの一つで、見た目は一年戦争時の機体と同じだが、内部が改良されている。SRW未登場。
ザクI・スナイパータイプ
機動戦士ガンダムUC』などに登場。旧式となった本機を長距離射撃用に改修。出力が不足しているためジェネレーターを搭載して稼動する。動きもお世辞にも良いとは言えずファットアンクル等に搭乗するなど足の遅さを補う必要があった。
アッザム・改修型(リペア)
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場。一年戦争で活躍したMA・アッザムに、東アジアで出没したMA・アプサラスのパーツを組み込み、更には機体管制としてザクIの上半身が取りつけられている。ザクIの部分はバズーカを装備しており、アッザムの部分に追加された大口径メガ粒子砲は強力である反面、エネルギー供給の為にケーブルが取りつけられており、機動性が低下し、行動範囲も狭くなっている。ノイエン・ビッターが搭乗した。SRW未登場。
見た目がSDガンダムシリーズの一作『新SD戦国伝 伝説の大将軍編』に登場する敵キャラ「妖雷」とそっくりだが、デザインの元ネタになったのか偶然似ただけなのかは不明。
1日ザク(1日号)
漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』(スパロボ未参戦)の主人公機。『0080』と同時期の作品であるため、ザク改から逆算したデザインとなっている。名称は子供向けMS図鑑の表記の誤読。
サイド3のとあるコロニーの守備隊基地において戦力として数えられることなく放棄されていた機体だが、謎の女性士官ブラスターマリ少尉が搭乗することで脅威的な戦闘力を発揮、サイド3に攻めてくる悪い連邦軍特務部隊を何度も撃退した。ブラスターマリの呼びかけに応えて無人で飛んできたり、ザンジバル艦橋の真正面に腕を組んでせりあがったりと、ザクという機体を超越した能力を持つ。
ヒートホークやザクマシンガンといった一般的なザクの武装は持たず、赤い彗星のひとからもらった「魔法のふとん叩き」を巨大化させて打撃武器として用いる。

関連機

YMS-03ヴァッヘ
MS-04ブグ
『THE ORIGIN』に登場した、ザクの前に開発された試作モビルスーツ。
ザクII
出力の改善等をされた後継機。
ボルジャーノン (ギャバン機)
∀ガンダム』に登場。通常のボルジャーノン黒歴史時代のザクⅡであるが、発掘されたボルジャーノンの中で唯一形状が違う旧ザクが隊長であるギャバン機として使用された。
ヅダ
『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)に登場。かつてザクIと制式採用を競ったツィマッド社製のモビルスーツ。ツィマッド社の誇る「土星エンジン」を搭載しており、機動性ではザクIを遥かに上回る性能を有していた。しかし、テスト中に空中分解事故を起こしてしまい不採用となった。

余談

  • TVアニメ本編ではガデムの乗る1機しか登場していない。また作中ではただ「ザク」としか呼ばれておらず、他のザクと外見が違う理由は語られていなかった。後に書籍などで「旧式のザクで作業用」と紹介されたが、劇場版公開に合わせて、ア・バオア・クーのシーンに登場カットが追加されたほか、マシンガンを装備したイラストが発表され、元々は戦闘用であったという設定にされた。
    • また、「ザクI」という呼び名も書籍「ガンダムセンチュリー」にて付けられた後付け設定であり、映像作品では『MS IGLOO』にて初めて呼ばれているため、一種の逆輸入設定と言える。

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