スーパーロボット大戦F

2012年8月23日 (木) 00:42時点におけるMuguRianjie (トーク | 投稿記録)による版 (→‎ゲーム中データ)
  • 発売日
    • 1997年9月25日(サターン版)
    • 1998年12月10日(プレイステーション版) 
  • 機種:セガサターンプレイステーション
  • 開発:ウィンキーソフト
  • 発売:バンプレスト
  • 定価:6,800円

概要

セガサターンで初めて発売されたスパロボ作品。「旧シリーズ」最終作の『第4次スーパーロボット大戦(『第4次スーパーロボット大戦S』)』をベースにしたリメイク作品であるが、新規参戦作品の追加に伴いシナリオが一新されており、内容的にはほぼ新作と言ってよい。

当初は『第4次』に若干の追加要素(『スーパーロボット大戦α』から『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』への追加要素と同程度とのこと)を加えた程度の作品となる予定で『第4次スーパーロボット大戦プラス』という作品名であったが、追加させるキャラクターの数が増えたことで完全リメイク作品に変更された。
そのため作業量が膨大なものとなってしまい、『新スーパーロボット大戦』と『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の2作品の続編の制作が打ち切られ、前後編に分割して販売されることとなった。後に『魔装機神』の続編はプレイステーション・ポータブルで『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』と言う正式タイトル名としてサターン版Fの発売から約14年4ヵ月後の2012年1月12日に発売をする。

本作ではその前半部分を収録。後半のシナリオは『スーパーロボット大戦F完結編』に持ち越された。

戦闘システムと難易度

  • 『新スーパーロボット大戦(新)』に引き続き戦闘画面でのフルボイスを採用。代役声優を多数起用していた『新』とは異なり、本作では原則としてオリジナルキャストを採用。そのため、『第4次』に登場したメイン級のキャラクターであってもオリジナルキャストを起用できなかった場合は、そのキャラクターを登場させなかったり、戦闘に参加させなかったりしている。なおこの方針が行われたのは『F』と『F完結編』のみであり、その後の作品では『新』と同じく代役の採用も行う形となった。
  • ロボットのグラフィックはリアル頭身であった『新』とは異なりSDサイズを採用。
  • 最初に主人公のタイプで序盤などルートが変わる。スーパー系の方が仲間の揃いが良く、完結編で差が埋まるまでリアル系が不利のまま。
  • これまでのシリーズで「近距離・遠距離」だったパイロットの攻撃力及び武器属性が「格闘射撃」に変更。分割販売となった影響でレベルの上限は40となっている。
  • 同一マップに前編・後編が存在するシナリオが初登場。
    前編で出撃させたユニットを後編でも出撃させた場合、初期気力が前編終了時に上がった分だけ低下した状態(前編終了時に気力150だった場合後編では50でスタート)になる。ただし、精神コマンドや戦艦による補給などで気力100以下にすれば、後編も気力低下なしで出撃できる。
  • 本作は前編という扱いのため、登場しない主役機が多く戦力も不足気味である。
    しかし、難易度はそれほどでもないためクリアが難しいということはない。ただし後編の『F完結編』ではゲーム開始早々に難易度が跳ね上がるため、本作で仲間に加わるパイロットやロボットの多くが二軍落ちしてしまう。

話題

  • 本作発売前の1997年1月には、バンプレストの親会社であるバンダイとセガサターンの発売元であったセガとの合併が発表された。そのため、本作の発売もその合併の一貫であるとの説が上がったが、発売前の5月には合併解消が決定してしまった。
  • 合併解消の影響か、約1年後にはプレイステーションへの移植版も発売された。サターン版で見かけられたバグが修正され、『完結編』で変更された仕様が統一されている。オープニング戦闘デモも完結編限定キャラの一部を省いて採用された。
    ただしハードが変更されたことでBGMが大きく異なっており、セーブのスピード差のようにサターン版のほうが優れている要素も存在する。

後に『F』のシステムを流用した、『第2次スーパーロボット大戦』『第3次スーパーロボット大戦』『スーパーロボット大戦EX』のリメイク作品『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』がリリースされた為、「旧シリーズの完結作として扱われるべきなのは、『第4次』よりも『F』『F完結編』の方である」と見なされる風潮が一部メディアやユーザーからあった。あくまでも旧シリーズの『第2次』から続くシナリオの完結作は『第4次』が正式である。 また、一部のデモムービーは参戦作品の実際の映像が使われている。ただし、音声はオリジナルのものとは異なる。一部には点滅(いわゆるポケモンショック)になりうる物があるので注意が必要。
2011年11月9日には『F完結編』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。PSPでも配信に従って『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ!』が携帯機初参戦となり、初参戦から約8年たった後作『スーパーロボット大戦MX PORTABLE』で携帯機初参戦を果たした『新世紀エヴァンゲリオン』も含めてこれで本作『F』前編のみの初参戦作品が3作共携帯機に参戦を果たした。

登場作品

新規参戦は★の3作品。☆マークは携帯機版PSシリーズのゲームアーカイブスで携帯機初参戦をした作品。

他、『劇場版マジンガーシリーズ』の機体が登場する。

尚、『伝説巨神イデオン』、『トップをねらえ!』の登場は予告編及びカラオケモードのみ。『真ゲッターロボ(原作漫画版)』『グレートマジンガー』も含めた4作品について、正式参戦は完結編から。

機動戦士ガンダム F91』と『無敵鋼人ダイターン3』についてもサブキャラクターが登場するのみで、主人公の参戦は完結編から。

世界観

旧シリーズの世界観

バンプレストオリジナル

登場メカ(オリジナル)

魔装機系については魔装機神の登場メカを参照。

主人公機

基本的に第4次スーパーロボット大戦と同様。
ただし、本作ではゲシュペンストMk-IIが後期主人公機となっており、リアルとスーパーで性能が異なる。スーパー仕様は本作が初登場になる(第4次ではリアル仕様のみ)。 また、ヒュッケバイン及びグルンガストは完結編からの登場となる。

機体名 初登場 備考
ゲシュペンスト(リアル) ヒーロー戦記 リアル系初期機
ゲシュペンスト(スーパー) ヒーロー戦記 スーパー系初期機
ゲシュペンストMk-II(リアル) 第4次 リアル系後継機
ゲシュペンストMk-II(スーパー) 本作 スーパー系後継機
敵勢力機(ゲスト

第4次スーパーロボット大戦で登場したメカに加え、三将軍の専用機が新登場。
また、ゲイオス・グルードゼラニオバラン・シュナイルは完結編からの登場。

機体名 初登場
ガロイカ 第4次
カレイツェド 第4次
グラシドゥ・リュ 第4次
レストレイル 第4次
レストグランシュ 第4次
ライグ・ゲイオス 第4次
オーグバリュー 本作
ビュードリファー 本作
ゼイドラム 本作

登場人物(オリジナル)

魔装機系については魔装機神の登場人物を参照。

主人公

主人公機と同じく、基本的に第4次スーパーロボット大戦と同様。 ただし本作では顔グラフィックが一新されており(旧グラフィックを選択することも可能)、スーパーロボット大戦αで再登場するイルムとリンはこちらのグラフィックがベース。SPが多く精神コマンドが使いやすい。さらにリアル系主人公と恋人はニュータイプ技能を持ち、宇宙世紀MSに乗り換えできる。ゲーム開始時に名前や愛称などプロフィールを任意に設定できるが、今回は誕生日や血液型の組み合わせで特殊技能精神コマンドが変わったりしない。また、声と性格はセット。本作では全員に中の人が同じ版権キャラがいる。

人物名 性格 初登場
レナンジェス・スターロード まじめでやさしい熱血漢 A 第4次
ミーナ・ライクリング ちょっと変な性格 A 第4次
イルムガルト・カザハラ 理論家だけど異性好き B 第4次
リン・マオ クールでニヒル B 第4次
ヘクトール・マディソン ちょっと変な性格 C 第4次
パトリシア・ハックマン まじめでやさしい熱血漢 C 第4次
アーウィン・ドースティン クールでニヒル D 第4次
グレース・ウリジン 理論家だけど異性好き D 第4次
その他
人物名 初登場
ギリアム・イェーガー ヒーロー戦記
敵勢力(ゲスト

基本的に第4次スーパーロボット大戦と同様。 オリジナルキャラクターではないが、シャピロ・キーツがゲスト側に寝返る点が多少異なる。

人物名 初登場
ゼブリーズ・フルシュワ 第4次
ジュスティヌ・シャフラワース 第4次
グロフィス・ラクレイン 第4次
テイニクェット・ゼゼーナン 第4次

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ゲーム中データ

分類 記事
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