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[[メカンダーロボ]]のメインパイロットにしてガニメデ星の王子。合身戦隊では主に火器管制を担当する。 | [[メカンダーロボ]]のメインパイロットにしてガニメデ星の王子。合身戦隊では主に火器管制を担当する。 | ||
− | 2歳のときに[[コンギスター軍団]] | + | 2歳のときに[[コンギスター軍団]]によって母星の襲撃を受け、サイボーグに改造される寸前に母親によってカプセルで脱出させられ、カプセルに搭載されている催眠教育マシンで必要な知識を学習しつつ15年間[[宇宙]]を漂流した後、[[地球]]に辿り着き[[敷島正造]]博士に保護される。後にキング・ダイヤモンドへ所属し合身戦隊の一員となり、コンギスターの魔手から地球を守る為に戦う。 |
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+ | 自らを「'''コンギスター軍団と闘う為に生きる男'''」と称し、再三に亘り口にする事で己のアイデンティティとしている一方、コンギスター憎しの感情が先走るあまり時には愛機の弾切れを招いたり、突出し過ぎて撃墜されたりと初歩的なミスを犯す事も多い。 | ||
コンギスター軍団を倒した後、故郷であるガニメデ星に戻るが、既に星には生きた住民の姿は無く、誰に行き先を告げずに仲間のもとから離れて何処かへと去ってしまった。 | コンギスター軍団を倒した後、故郷であるガニメデ星に戻るが、既に星には生きた住民の姿は無く、誰に行き先を告げずに仲間のもとから離れて何処かへと去ってしまった。 | ||
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− | : | + | :上司。地球漂着時に初めて出会った地球人であり、命の恩人でもある。 |
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+ | :合身戦隊に憧れる少年で、彼から「ジミー兄貴」と呼ばれ慕われている。SRW未登場。 | ||
+ | :第14話では体罰込みで彼に厳しく接するが、それまで遊び気分が抜けなかったユータの意識改革を促す事に繋がった模様。 | ||
;[[メデューサ将軍|ジミーの母 / メデューサ将軍]] | ;[[メデューサ将軍|ジミーの母 / メデューサ将軍]] | ||
:母親だが、洗脳されて[[メデューサ将軍]]に変えられている。 | :母親だが、洗脳されて[[メデューサ将軍]]に変えられている。 | ||
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== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[流竜馬]] | ;[[流竜馬]] | ||
− | : | + | :ジミーの正体が判明しても非難せず、仲間と認めた。 |
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』では上司。 | :『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』では上司。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | ;「トライサー!」 | ||
+ | :キング・ダイアモンド隊員内で使用される「ラジャー」「了解」に相当する掛け声だが、本作に於けるジミーの第一声でもある。 | ||
;「いや、俺は闘う為に…コンギスター軍団を叩き潰す為に生きる男だ! 1人でもやるぜ!」 | ;「いや、俺は闘う為に…コンギスター軍団を叩き潰す為に生きる男だ! 1人でもやるぜ!」 | ||
− | :第1話より。[[メカンダーMAX]]への[[合体]]訓練中にコンギスター円盤群と出くわした事で闘争心に火が点き、「実戦は時期尚早」との判断を下した[[敷島正造|敷島博士]] | + | :第1話より。[[メカンダーMAX]]への[[合体]]訓練中にコンギスター円盤群と出くわした事で闘争心に火が点き、「実戦は時期尚早」との判断を下した[[敷島正造|敷島博士]]からの撤退命令を無視して愛機メカンダー・プレーン1で突貫するが、冷静さを欠いたジミーは直後「弾切れ」という窮地を招く事になる<ref>第13話に於けるクマンダー2号機(SRW未登場)でも同じく弾切れ状態に陥るが、これは第1話でのクマンダー戦を[[バンクシーン]]として流用している為であり、第1話と違ってジミー自身に落ち度はない。</ref>。 |
− | ; | + | ;「…どんな血が流れていると思った?」<br>「緑色か? それとも青い色をした血か!? フン、俺は地球人じゃねぇからな!」 |
− | :第2話で[[敷島ミカ|ミカ]] | + | :第2話で[[敷島ミカ|ミカ]]から「貴方にも赤い血が流れているのね」と言われた時の返答。ミカ自身、既にジミーが[[異星人]]である事を把握してはいたが、無意識に彼のコンプレックスを刺激してしまう。 |
+ | ;「フン、関係ねえなぁそんな事。俺はコンギスター軍団と闘えりゃあそれで良いんだ。奴らを操る化物を叩き潰す為に、命を懸けて闘えればそれで良いんだ!」<br>「畜生…今に見てろ! 必ず、必ず俺がブチのめしてやるッ…!!」 | ||
+ | :直後、「貴方が私達と同じ血が流れていると知って嬉しかった」とのミカからの弁明を一笑に付した後、改めてコンギスター軍団の殲滅を叫ぶ。その尋常ならざる激情を目の当たりにして、ミカは言葉を失った。 | ||
+ | :『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』でジミーの[[特殊技能]]に「[[リベンジ|復讐]]」が宛がわれた理由も窺える一幕である。 | ||
+ | ;(…あのブレスレットは、俺のブレスレットと同じ物だった…ガニメデ星王家の紋章…)<br>(まさか…まさかあの[[メデューサ将軍|恐ろしい顔をしたあいつ]]が、俺の…!?) | ||
+ | :[[シンキラー]]のコクピット目掛けて空中大型魚雷ジョーズの照準を絞り込んだ刹那、敵指揮官が自身と同じブレスレットを所持していた事に動揺し不吉な予感に苛まれる。直後、[[敷島竜介|竜介]]からシンキラー撃破の好機を逸した事について追及され「俺の技術不足が招いたミス」と誤魔化すジミーだったが…。 | ||
+ | ;「…うん。小次郎の言う通り、確かに科学力は遙かにコンギスターの方が優れている」<br>「しかし、このロボットやメカンダー・プレーンが地球上で最高の物であるんなら、これで闘うしかない!」 | ||
+ | :第3話より。シンキラー戦で受けた損傷箇所の[[修理|修理作業]]を見守りながら、メカンダーロボの心許なさを指摘する[[八島小次郎|小次郎]]の悪態に一定の理解を示しつつ、不利な戦況下でも限られた戦力を駆使して闘う事を訴え掛ける。 | ||
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+ | :第3話より、敵の攻撃でメカンダーの回路が焼き切れて戦えなくなった時に。なんとジミーは焼き切れた配線を掴み、自分の身体を配線代わりにするというとんでもない無茶を実行。いくらガニメデ星人が地球人より頑丈とはいえかなりの苦痛であったようだが、竜介と小次郎の奮戦の甲斐もあり、苦戦しながらも敵の撃破には成功した。 | ||
+ | ;「俺は許せない! この子たちから父や母を奪い取ったコンギスター軍団を、絶対に許せない!!」 | ||
+ | :第7話より。不時着した海岸で介抱してくれた子供達全員が、コンギスター軍団に因って両親を殺され孤児の身である事を知り、自身の境遇と重なって見えた事で改めてコンギスター壊滅に燃える。 | ||
+ | ;「高度が限界を超えてる、これ以上飛行すると機体が分解するんだ!」<br>「小次郎、お前は…我々の使命を忘れたのか!?」 | ||
+ | :第8話でオメガミサイルに対する恐怖心のあまり、[[静止衛星]]めがけて狂乱の体で成層圏を上昇する小次郎へ空中分解の危険性を訴えつつ、合身戦隊の使命を思い起こさせる。ジミーの叫びに錯乱状態だった小次郎も平常心を取り戻し引き返す。 | ||
+ | ;「いいって事さ。俺も竜介も、本当はオメガミサイルが恐ろしいんだ」<br>「いつか必ず、俺達の手で静止衛星を撃ち落してやろうぜ!」 | ||
+ | :同話ラストより。2体のメカ獣と3発のオメガミサイルに因る東京消滅を喰い止め帰還する最中、己の不甲斐なさを詫びる小次郎へ励ましの言葉を掛ける。上述の[[説得]]同様、ジミーが「リーダー」としての資質を竜介以上に発揮した名シーンでもある。 | ||
+ | ;「ここには燃料も爆薬も有るんだ。大爆発を起こしたらどうするんだ?」<br>「それくらい判断出来んようでは、メカンダーの一員には成れんぞ!」 | ||
+ | :第14話で格納庫内へマッチを持ち込んだユータの危機意識の無さに激怒し、彼を張り倒して猛省を促す。傍らに居たミカの言う通り厳し過ぎる感は否めないものの、発火物を持ち込むという行為自体が格納庫で作業しているクルー全員を危険に晒した事は確かなので、遊び感覚で合身戦隊に同行しているユータの無責任さがジミーとしても許せなかったのだろう。 | ||
;「お母さん…」 | ;「お母さん…」 | ||
:最終話で故郷に戻った時に発した台詞。このあと彼は一人何処かへと去って行ってしまう。 | :最終話で故郷に戻った時に発した台詞。このあと彼は一人何処かへと去って行ってしまう。 | ||
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2025年2月15日 (土) 00:28時点における最新版
ジミー・オリオンは『合身戦隊メカンダーロボ』の主人公。
ジミー・オリオン | |
---|---|
登場作品 | 合身戦隊メカンダーロボ |
声優 | 神谷明 |
デザイン | 岡迫亘弘 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT3 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | ガニメデ星人 |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
出身 | ガニメデ星 |
所属 | キング・ダイヤモンド |
称号 | 王子 |
概要編集
メカンダーロボのメインパイロットにしてガニメデ星の王子。合身戦隊では主に火器管制を担当する。
2歳のときにコンギスター軍団によって母星の襲撃を受け、サイボーグに改造される寸前に母親によってカプセルで脱出させられ、カプセルに搭載されている催眠教育マシンで必要な知識を学習しつつ15年間宇宙を漂流した後、地球に辿り着き敷島正造博士に保護される。後にキング・ダイヤモンドへ所属し合身戦隊の一員となり、コンギスターの魔手から地球を守る為に戦う。
自らを「コンギスター軍団と闘う為に生きる男」と称し、再三に亘り口にする事で己のアイデンティティとしている一方、コンギスター憎しの感情が先走るあまり時には愛機の弾切れを招いたり、突出し過ぎて撃墜されたりと初歩的なミスを犯す事も多い。
コンギスター軍団を倒した後、故郷であるガニメデ星に戻るが、既に星には生きた住民の姿は無く、誰に行き先を告げずに仲間のもとから離れて何処かへと去ってしまった。
登場作品と役柄編集
COMPACTシリーズ編集
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 初登場作品。メカンダーロボのメインパイロット。10話から参戦。復讐をデフォルトで持っている唯一のキャラ。復讐を有効活用するならば必中をかけ、竜介の鉄壁を使用したい。
パイロットステータス編集
能力値編集
精神コマンド編集
特殊技能編集
パイロットBGM編集
- 「トライアタック! メカンダーロボ」
- オープニング曲。『COMPACT3』で採用。
人間関係編集
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「トライサー!」
- キング・ダイアモンド隊員内で使用される「ラジャー」「了解」に相当する掛け声だが、本作に於けるジミーの第一声でもある。
- 「いや、俺は闘う為に…コンギスター軍団を叩き潰す為に生きる男だ! 1人でもやるぜ!」
- 第1話より。メカンダーMAXへの合体訓練中にコンギスター円盤群と出くわした事で闘争心に火が点き、「実戦は時期尚早」との判断を下した敷島博士からの撤退命令を無視して愛機メカンダー・プレーン1で突貫するが、冷静さを欠いたジミーは直後「弾切れ」という窮地を招く事になる[1]。
- 「…どんな血が流れていると思った?」
「緑色か? それとも青い色をした血か!? フン、俺は地球人じゃねぇからな!」 - 第2話でミカから「貴方にも赤い血が流れているのね」と言われた時の返答。ミカ自身、既にジミーが異星人である事を把握してはいたが、無意識に彼のコンプレックスを刺激してしまう。
- 「フン、関係ねえなぁそんな事。俺はコンギスター軍団と闘えりゃあそれで良いんだ。奴らを操る化物を叩き潰す為に、命を懸けて闘えればそれで良いんだ!」
「畜生…今に見てろ! 必ず、必ず俺がブチのめしてやるッ…!!」 - 直後、「貴方が私達と同じ血が流れていると知って嬉しかった」とのミカからの弁明を一笑に付した後、改めてコンギスター軍団の殲滅を叫ぶ。その尋常ならざる激情を目の当たりにして、ミカは言葉を失った。
- 『COMPACT3』でジミーの特殊技能に「復讐」が宛がわれた理由も窺える一幕である。
- (…あのブレスレットは、俺のブレスレットと同じ物だった…ガニメデ星王家の紋章…)
(まさか…まさかあの恐ろしい顔をしたあいつが、俺の…!?) - シンキラーのコクピット目掛けて空中大型魚雷ジョーズの照準を絞り込んだ刹那、敵指揮官が自身と同じブレスレットを所持していた事に動揺し不吉な予感に苛まれる。直後、竜介からシンキラー撃破の好機を逸した事について追及され「俺の技術不足が招いたミス」と誤魔化すジミーだったが…。
- 「…うん。小次郎の言う通り、確かに科学力は遙かにコンギスターの方が優れている」
「しかし、このロボットやメカンダー・プレーンが地球上で最高の物であるんなら、これで闘うしかない!」 - 第3話より。シンキラー戦で受けた損傷箇所の修理作業を見守りながら、メカンダーロボの心許なさを指摘する小次郎の悪態に一定の理解を示しつつ、不利な戦況下でも限られた戦力を駆使して闘う事を訴え掛ける。
- 「心配するな、俺の身体は地球人とは違う。一か八か、そこに望みをかけてやってみるしかない!」
- 第3話より、敵の攻撃でメカンダーの回路が焼き切れて戦えなくなった時に。なんとジミーは焼き切れた配線を掴み、自分の身体を配線代わりにするというとんでもない無茶を実行。いくらガニメデ星人が地球人より頑丈とはいえかなりの苦痛であったようだが、竜介と小次郎の奮戦の甲斐もあり、苦戦しながらも敵の撃破には成功した。
- 「俺は許せない! この子たちから父や母を奪い取ったコンギスター軍団を、絶対に許せない!!」
- 第7話より。不時着した海岸で介抱してくれた子供達全員が、コンギスター軍団に因って両親を殺され孤児の身である事を知り、自身の境遇と重なって見えた事で改めてコンギスター壊滅に燃える。
- 「高度が限界を超えてる、これ以上飛行すると機体が分解するんだ!」
「小次郎、お前は…我々の使命を忘れたのか!?」 - 第8話でオメガミサイルに対する恐怖心のあまり、静止衛星めがけて狂乱の体で成層圏を上昇する小次郎へ空中分解の危険性を訴えつつ、合身戦隊の使命を思い起こさせる。ジミーの叫びに錯乱状態だった小次郎も平常心を取り戻し引き返す。
- 「いいって事さ。俺も竜介も、本当はオメガミサイルが恐ろしいんだ」
「いつか必ず、俺達の手で静止衛星を撃ち落してやろうぜ!」 - 同話ラストより。2体のメカ獣と3発のオメガミサイルに因る東京消滅を喰い止め帰還する最中、己の不甲斐なさを詫びる小次郎へ励ましの言葉を掛ける。上述の説得同様、ジミーが「リーダー」としての資質を竜介以上に発揮した名シーンでもある。
- 「ここには燃料も爆薬も有るんだ。大爆発を起こしたらどうするんだ?」
「それくらい判断出来んようでは、メカンダーの一員には成れんぞ!」 - 第14話で格納庫内へマッチを持ち込んだユータの危機意識の無さに激怒し、彼を張り倒して猛省を促す。傍らに居たミカの言う通り厳し過ぎる感は否めないものの、発火物を持ち込むという行為自体が格納庫で作業しているクルー全員を危険に晒した事は確かなので、遊び感覚で合身戦隊に同行しているユータの無責任さがジミーとしても許せなかったのだろう。
- 「お母さん…」
- 最終話で故郷に戻った時に発した台詞。このあと彼は一人何処かへと去って行ってしまう。
迷台詞編集
- 「博士!前回の汚名挽回にもう一度チャンスを!」
- 第21話での迷セリフ。ジェリド同様汚名返上と名誉挽回がごちゃ混ぜになっている。