敷島ミカ
敷島ミカは『合身戦隊メカンダーロボ』の登場人物。
敷島ミカ | |
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読み | しきじま ミカ |
登場作品 | 合身戦隊メカンダーロボ |
声優 | よこざわけい子 |
デザイン | 岡迫亘弘 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT3 |
SRWでの分類 | サブパイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
所属 | キング・ダイヤモンド |
概要編集
敷島正造の愛娘にして敷島竜介の妹。幼いころに母親を失ったため、自分が敷島家の母親代わりとなる。
メカの操縦や修理に長けているが、これは17歳でありながらワシントンの国連士官学校を卒業したからであり、通常はキング・ダイヤモンド管制室での索敵任務や負傷した隊員の手当てなどに従事する一方で、時には作戦立案もこなす。武装の貧弱な小型偵察機で小型円盤と互角以上に渡り合い、ジミーら合身戦隊を感心させる戦闘スキルの高さも有する。
後に合身戦隊の一員となり、新型メカンダーロボのパイロットの一人としてロボの脚部を運搬するトライカーを操縦する。
登場作品と役柄編集
COMPACTシリーズ編集
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 初登場作品。メカンダーロボが新型になるとサブパイロットに追加される。 精神コマンドは決して悪くないのだが、幸運や応援など加わるのがかなり終盤なのが残念。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
人間関係編集
- 敷島正造
- 実父。彼が下す非情な采配の批難役を務める事が多く、それがミカの無断出撃を招く要因にも繋がっている。
- 敷島竜介
- 兄。
- ジミー・オリオン
- 八島小次郎
- チームメイト。
- ユータ
- 弟分。メカの修理などを手伝ってもらっている。SRW未登場。
- グワンダ・ギリ、団五郎兵衛
- 同僚。SRW未登場。
- リリー・ライアン
- 第9話で再会した国連士官学校時代の親友にして命の恩人。本編から3年前の冬季山岳訓練中、転落したミカのザイルを長時間掴み続け彼女の命を救うが、その際に負った骨折の後遺症で志望していたパイロットの道を諦め看護兵を志す。彼女から「母の病状が思わしく無い事を父に伝えて欲しい」との要請を受け、ミカは第27戦区を目指す。SRW未登場。
- ライアン大佐
- リリーの父にして第27戦区に残留する地球防衛軍タイガー師団の司令官。「軍人」としての使命感と「夫」としての夫婦愛との板挟みに苛まれる彼の苦悩を目の当たりにしながら、民間人救出部隊の殿を務めるべく日本への一時帰国を拒んだ大佐の決断に、ミカは最後まで納得出来なかった模様。なお、コンギスター軍団への反撃に転じた後の生死は不明。SRW未登場。
- シェリー中尉
- 第20話に登場する地球防衛軍の女性士官で、リリーと同じくミカの士官学校時代の同期生。シンガポール島の地球人収容所に囚われていたが、合身戦隊の参戦を好機と見てコンギスターへの反撃に打って出る。前輪を破壊され、離陸不能と成ったメカンダーMAXの救出活動にも協力した。ちなみにミカは、彼女に会う為みたび無断出撃をやらかしている。SRW未登場。
名台詞編集
- 「あなたにも…赤い血が流れているのね」
- 第2話で負傷したジミーの手当て中、ふと漏らした不用意発言。勿論ミカとしては悪意など無く、異星人のジミーが地球人との共通項を有していた事へ感銘を受け口にしたものであり、同時に彼への仄かな想いすら窺えるのだが、当人的にはコンプレックスを刺激されたようでミカの一言に苛烈な反応を示してしまう。
- 「何がカッコいいもんですか! もしかしたら命を落とすかも知れない重要任務を背負って行くのよ?」
- 第5話で合身戦隊の出撃を見送りながら「カッコいい!」「これぞ男の中の男!」…などと大はしゃぎするユータの頭を小突き能天気な発言を窘めるが、全く堪えない彼から「だからカッコいいんだよ」と更なる屁理屈を返される。8歳という幼さゆえ単純なカッコ良さに憧れるのは仕方無いが、この時点では「闘いの恐ろしさ」を全く理解出来ていないユータだった。
- 「私なら…陽動作戦で行く! メカンダー2と3でミッドウェー島の前線基地を攻撃するわ」
「その間に、メカンダー1がハワイ島へ行くのよ」 - 第7話より。コンギスター軍団が罠を張って待ち構えるハワイ島へ、単独で向かおうとするジミーの無謀さを咎めた敷島博士に、竜介&小次郎が囮役を務める事でジミーのフォローを行なう陽動作戦を提案し、博士を納得させる。
- それまで「添え物ヒロイン」の印象が強かったミカの意外な有能振りを、視聴者へ知らしめたシーンでもある。
- (まだパラシュートは使えない…残った1機に発見されたら、元も子も無いわ!)
- 第9話で小型偵察機から脱出した際、パラシュートを展開すれば敵から恰好の標的として狙われる危険性を考慮し、敢えて安全圏内ギリギリの低空までシートに座したまま落下を試みる。
- 「もし、私が軍人の妻だったら…『何故1人で帰ってきたんですか?』…そう言って……」
- 同上。再会したライアン大佐へ妻の見舞いを執拗に促すも、大佐から「戦地に部下を置き去りにしたまま私用で帰国し、その間に何万もの犠牲者が出たら軍人の妻としてどう思うかね?」との疑問を投げ掛けられ、返答に窮してしまう。
- ミカ自身「軍人としての責務を果たす事が、妻の居る世界を護る事に繋がる」との大佐の使命感こそ理解出来るものの、その為に彼が命を落とす状況になる事は納得出来なかった模様で、この後も大佐に食い下がろうとする。
- 「お父さん、ジミーに護衛の任務なんか向いてないわ。それに戦いは避けろなんて無理よ!」
「でも、今度の出撃は心が1つに成ってないわ…」 - 第21話で潜水艦隊護衛任務に難色を示しつつ、渋々出動するジミーを見据えながら敷島へと訴えた懸念。敷島は毛利元就の「三矢の訓え」を引用し、「任務成功の為には合身戦隊の一致団結が不可欠」と説くも、血気に逸るジミーがスタンドプレーを犯す可能性までは予測し切れなかったようで、皮肉にもミカの危惧が的中する事と成る。
- 「やめて小次郎、ジミーの責任じゃ無いわ!」
「あの時、大型円盤空母が現れるなんて誰も予測しなかったでしょう?」
「戦争は計画通りにはいかない。必ず、思い掛けない事が起こって計画が狂う…父は何時もそう言ってるわ」 - 同上。案の定スタンドプレーに走った事で潜水艦隊を壊滅させてしまったジミーへ、鉄拳制裁を加える小次郎を止めるべく上述のご尤もな「正論」で説き伏せようとするが、不測の事態云々以前にジミーの任務放棄が大勢の犠牲者を出した事は明らかであり、それを「ジミーに責任は無い」と擁護するのは論点がズレている感が否めず、逆に小次郎から一喝されてしまう。
- 「メカンダーMAX、合身せよ!」
- 同上。贖罪の為、単身メカ獣に挑むも大苦戦を強いられているジミーを、あたかも見捨てるかの如きスタンスで静観する敷島に業を煮やしたミカは、メカンダーロボへ乗り込み手動操作でオーストラリアまで運搬するという強攻策に打って出る。メカンダーMAXに合体後も劣勢のジミー達へ上述の台詞で合身を促し、ドヤ顔でMAXのコクピットに現れるミカは必見。
搭乗機体編集
- メカンダーロボ
- 新トライカー1(メカンダー・ジャック)
- メカンダーロボPART2の誕生に伴い旧トライカー1を改造したミカの愛機。分割されたメカンダーの脚部運搬を担当する。
- ホバークラフト
- キング・ダイヤモンドに搭載されている小型水上艇。4門の対空機銃を装備しており小型円盤程度なら互角に戦える。
- 第6話でミカは地球防衛軍の補給部隊に潜入しているスパイを捕らえるべく、この機体で無断出撃する。SRW未登場。
- 小型偵察機
- 第9話および第20話で搭乗したティルトローター機。バルカン砲を装備しており小型円盤相手に善戦するも、弾切れに陥った挙句撃墜されてしまう。ちなみにミカは、何れも無断出撃で父&兄の心労を増やしていた。SRW未登場。