「機動警察パトレイバー the Movie」の版間の差分
(→概要) タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
(2人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
14行目: | 14行目: | ||
| 制作 = スタジオディーン | | 制作 = スタジオディーン | ||
| 放送局 = | | 放送局 = | ||
− | | 配給元 = | + | | 配給元 = 松竹 |
| 発売元 = | | 発売元 = | ||
| 掲載誌 = | | 掲載誌 = | ||
40行目: | 40行目: | ||
| その他 = | | その他 = | ||
}} | }} | ||
− | 『'''機動警察パトレイバー the Movie''' | + | 『'''機動警察パトレイバー the Movie'''』はスタジオディーン制作の[[映画|劇場アニメ作品]]。 |
==概要== | ==概要== | ||
『[[機動警察パトレイバー]]』の劇場版第一作。OVAシリーズ(アーリーデイズ)の好評を受けて制作され、TVシリーズに先駆けて公開された。 | 『[[機動警察パトレイバー]]』の劇場版第一作。OVAシリーズ(アーリーデイズ)の好評を受けて制作され、TVシリーズに先駆けて公開された。 | ||
− | + | 監督はアーリーデイズから引き続き押井守が務めたが、我の強い押井の作風を抑え込むため、脚本を担当した伊藤和典が「劇場版3つの誓い」を打ち立て、「'''娯楽の王道を行くこと'''」「'''遊馬と野明を活躍させること'''」「'''レイバー対レイバーの対決を描くこと'''」を柱に構成された(なお、後年製作された『機動警察パトレイバー2』ではそれらが尽く反故にされる事になる)。 | |
− | + | インターネットは元より[[パソコン]]すら本格的に普及する以前に公開された作品だが、物語の主軸としてコンピュータウィルスを用いた犯罪が描かれ、その先進性が高く評価された作品でもある。 | |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
56行目: | 56行目: | ||
=== 劇場版のみの登場人物 === | === 劇場版のみの登場人物 === | ||
;帆場暎一 | ;帆場暎一 | ||
− | : | + | :篠原重工のエンジニアで、HOSの製作者。物語冒頭の時点で海に投身自殺を図っている。本作における重要人物ではあるが、台詞どころか顔がまともに映ったカットも無いという特異なキャラクター。 |
== 登場メカ == | == 登場メカ == | ||
66行目: | 66行目: | ||
:本作の主役機。登場メディアによって細部のデザインが異なる。 | :本作の主役機。登場メディアによって細部のデザインが異なる。 | ||
;[[HAL-X10]] | ;[[HAL-X10]] | ||
− | : | + | :[[自衛隊]]の試作レイバー。本機が風洞実験中に暴走した所から物語が始まる。 |
;[[零式]] | ;[[零式]] | ||
− | : | + | :[[特車二課]]へ納入予定の最新型レイバー。イングラムの後継機。『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では敵仕様と香貫花機で性能がやや異なる。 |
;[[カルディア]] | ;[[カルディア]] | ||
− | : | + | :箱舟の警備レイバー。『OE』では「カルデア」表記。 |
== 用語 == | == 用語 == | ||
145行目: | 145行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *同時上映作品は『[[SDガンダムシリーズ|SDガンダムの逆襲]]』。こちらにはAV-98イングラムと似ていることで知られる[[ジェガン]]が、『SD戦国伝』の『自衛丸』として登場している。ただしこれは「実は同時上映のサービスとしてイングラムを出しているが、建前としてはあくまでジェガン」だと言われている。 | |
+ | *本作のキーパーソンとなる帆場暎一だが、押井監督によって「実はそんな人間は存在しなかった」というオチも考えられていたが、観客が混乱するという理由から伊藤氏が猛反対し取り下げられた。 | ||
+ | **このオチはその後、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の敵役である灰原零に用いられ、クライマックス直前で物語に大きな謎を残す事になった。 | ||
{{DEFAULTSORT:きとうけいさつはとれいはあ the movie}} | {{DEFAULTSORT:きとうけいさつはとれいはあ the movie}} | ||
[[Category:登場作品]] | [[Category:登場作品]] | ||
[[Category:機動警察パトレイバー|*きとうけいさつはとれいはあ the movie]] | [[Category:機動警察パトレイバー|*きとうけいさつはとれいはあ the movie]] |
2024年5月30日 (木) 14:17時点における最新版
『機動警察パトレイバー the Movie』はスタジオディーン制作の劇場アニメ作品。
機動警察パトレイバー the Movie | |
---|---|
原作 | ヘッドギア |
監督 | 押井守 |
脚本 | 伊藤和典 |
キャラクターデザイン | 高田明美 |
メカニックデザイン | 出渕裕 |
音楽 | 川井憲次 |
制作 | スタジオディーン |
配給元 | 松竹 |
公開日 | 1989年7月15日 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
概要編集
『機動警察パトレイバー』の劇場版第一作。OVAシリーズ(アーリーデイズ)の好評を受けて制作され、TVシリーズに先駆けて公開された。
監督はアーリーデイズから引き続き押井守が務めたが、我の強い押井の作風を抑え込むため、脚本を担当した伊藤和典が「劇場版3つの誓い」を打ち立て、「娯楽の王道を行くこと」「遊馬と野明を活躍させること」「レイバー対レイバーの対決を描くこと」を柱に構成された(なお、後年製作された『機動警察パトレイバー2』ではそれらが尽く反故にされる事になる)。
インターネットは元よりパソコンすら本格的に普及する以前に公開された作品だが、物語の主軸としてコンピュータウィルスを用いた犯罪が描かれ、その先進性が高く評価された作品でもある。
登場人物編集
スパロボごとの登場人物一覧については以下を参照して下さい。
劇場版のみの登場人物編集
- 帆場暎一
- 篠原重工のエンジニアで、HOSの製作者。物語冒頭の時点で海に投身自殺を図っている。本作における重要人物ではあるが、台詞どころか顔がまともに映ったカットも無いという特異なキャラクター。
登場メカ編集
スパロボごとの登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
用語編集
楽曲編集
- 劇中BGM
-
- 「ヘヴィ・アーマー」
- オープニングで使われているBGM。『OE』で採用。
登場作と扱われ方編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初参戦作品で、TVシリーズと同時参戦。
- ストーリーの再現が行われ、原作同様にレイバーの暴走事件が多発している。ケロロ軍曹の共鳴でも暴走が起こってしまい、その音声を解析したことで、HOS暴走のトリガーが特定の周波数の音であることが判明する。HOSから旧式OSへ戻すことで、第1章時点で暴走事件は終息したかに見えた。
- しかし第3章にて箱舟占拠事件が発生。実は機械化帝国が新たな策略としてレイバーやモビルスーツの製造技術を取り込み、レイバー暴走事件の陰でひそかに機械化帝国製のレイバーを地球圏の各地に配置しようとしていたのである(この伏線として、第1章から機械化帝国の戦力にレイバーが混じっていた)。この箱舟を占拠したレイバーも機械化帝国製であり、箱舟が機械化帝国の製造プラントと化していた。
- 箱舟内で機械化帝国製の零式と戦闘になるが、後にサブミッション「特車二課と新戦力」において、真っ当な過程で製造された零式が特車二課に正式配備されることになる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年11月に期間限定参戦。
商品情報編集
レンタルビデオ・動画配信編集
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA宅配レンタル | 〇 | |
DMM | 〇 | |
ゲオ宅配レンタル | 〇 |
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA TV | ○ | |
DMM動画 | 〇 | |
バンダイチャンネル | 〇 | 見放題期間あり |
GYAO!ストア | 〇 | |
東映アニメオンデマンド | × | |
ユーネクスト | 〇 | 2021年4月30日まで配信 |
ビデオマーケット | 〇 | |
フジテレビオンデマンド | 〇 | 見放題期間あり |
Amazonプライムビデオ | 〇 | |
dアニメストア | 〇 | 見放題期間あり |
ビデックス | × | |
hulu | 〇 |
余談編集
- 同時上映作品は『SDガンダムの逆襲』。こちらにはAV-98イングラムと似ていることで知られるジェガンが、『SD戦国伝』の『自衛丸』として登場している。ただしこれは「実は同時上映のサービスとしてイングラムを出しているが、建前としてはあくまでジェガン」だと言われている。
- 本作のキーパーソンとなる帆場暎一だが、押井監督によって「実はそんな人間は存在しなかった」というオチも考えられていたが、観客が混乱するという理由から伊藤氏が猛反対し取り下げられた。
- このオチはその後、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の敵役である灰原零に用いられ、クライマックス直前で物語に大きな謎を残す事になった。