「香貫花・クランシー」の版間の差分

 
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;「皆さんの戦い方は、下品です!」
 
;「皆さんの戦い方は、下品です!」
 
:TV版第2話『香貫花が来た』より。模擬戦闘訓練において、これまでの良く言えば自由奔放、悪く言えば破天荒な戦いぶりを見て憤慨した香貫花はこう言い放ち、1回戦にて不戦勝(ひろみの身体が大きすぎて乗り込めなかったため)した第一小隊の五味丘巡査部長と対戦、野明と遊馬(後から太田)との会話中に一本背負いを決めて五味丘を一蹴、実力の違いを第二小隊の面々に見せつけた。
 
:TV版第2話『香貫花が来た』より。模擬戦闘訓練において、これまでの良く言えば自由奔放、悪く言えば破天荒な戦いぶりを見て憤慨した香貫花はこう言い放ち、1回戦にて不戦勝(ひろみの身体が大きすぎて乗り込めなかったため)した第一小隊の五味丘巡査部長と対戦、野明と遊馬(後から太田)との会話中に一本背負いを決めて五味丘を一蹴、実力の違いを第二小隊の面々に見せつけた。
;「あたしは撃てと言ったはずよ!?」<br>野明「あんな住宅密集地でもし狙いがそれたら…」「それは本当の理由ではないわ?あなたは極めて個人的な理由であのレイバーを撃ちたくなかった…そうでしょ?」<br>野明「だって!悪いのはレイバーじゃなくて、操縦してた犯人じゃない!!」<br>「それが甘いと言うのよ!?やるなら一撃で致命的なダメージを加えなくてはだめ!!躊躇せず撃っていれば、被害は最小限で済んでいたわ?大体フォワードに指揮を担当する者の命令を無視する権限はないはずだわ!?」<br>野明「ううっ…!」
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;「あたしは撃てと言ったはずよ!?」<br>野明「あんな住宅密集地でもし狙いがそれたら…」
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;「それは本当の理由ではないわ?あなたは極めて個人的な理由であのレイバーを撃ちたくなかった…そうでしょ?」<br>野明「だって!悪いのはレイバーじゃなくて、操縦してた犯人じゃない!!」<br>「それが甘いと言うのよ!?やるなら一撃で致命的なダメージを加えなくてはだめ!!躊躇せず撃っていれば、被害は最小限で済んでいたわ?大体フォワードに指揮を担当する者の命令を無視する権限はないはずだわ!?」<br>野明「ううっ…!」
 
:TV版第14話『あんたの勝ち!』にて銭湯で発生した籠城事件後の隊長室でのやり取りより。後藤としのぶが見守る中、野明と香貫花は激しい口論を繰り広げるが、論理的な発言をする香貫花の方が優勢で野明はぐうの音も出ない状態に。この直後、後藤によって野明と香貫花の二人は始末書を書かされ、ひとまずこの場は収まるが…人間関係が複雑という第二小隊の最大の弱点が露呈、野明と香貫花の二人とひろみちゃんは、後藤が企画した飲み会に参加する事になる。
 
:TV版第14話『あんたの勝ち!』にて銭湯で発生した籠城事件後の隊長室でのやり取りより。後藤としのぶが見守る中、野明と香貫花は激しい口論を繰り広げるが、論理的な発言をする香貫花の方が優勢で野明はぐうの音も出ない状態に。この直後、後藤によって野明と香貫花の二人は始末書を書かされ、ひとまずこの場は収まるが…人間関係が複雑という第二小隊の最大の弱点が露呈、野明と香貫花の二人とひろみちゃんは、後藤が企画した飲み会に参加する事になる。
 
;「研修レポートまとめ。特車二課第2小隊は、以上のような極めて個性的な隊員で構成されている。独断専行、傍若無人、勧善懲悪、大胆不敵直情径行猪突猛進戦々恐々自暴自棄抱腹絶倒荒唐無稽本末転倒空前絶後近所迷惑厳重注意支離滅裂!!……はぁぁぁぁぁぁ……2行抹消。組織としては欠点だらけである。」
 
;「研修レポートまとめ。特車二課第2小隊は、以上のような極めて個性的な隊員で構成されている。独断専行、傍若無人、勧善懲悪、大胆不敵直情径行猪突猛進戦々恐々自暴自棄抱腹絶倒荒唐無稽本末転倒空前絶後近所迷惑厳重注意支離滅裂!!……はぁぁぁぁぁぁ……2行抹消。組織としては欠点だらけである。」
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:野明の発言に呆れての叫び。漫画版の彼女はアニメと違い特車二課に配属されることは無いのだがその代わり本来の性格である激情家な部分を強く出している。
 
:野明の発言に呆れての叫び。漫画版の彼女はアニメと違い特車二課に配属されることは無いのだがその代わり本来の性格である激情家な部分を強く出している。
 
;「ニン⚪ンドーは苦手なのよ」
 
;「ニン⚪ンドーは苦手なのよ」
:漫画版より。バドにテレビゲームで負ける特車二課の面々をバカにするが、じゃあやってみろと言われて勝負するが敗北。香貫花が勝負で負けた唯一の事例となった。ただ、この事を相当腹に据えかねていたようで…<br>ちなみにこの時バドがプレイしていたのはシャフトからネット万引きしたゲームであり、任天堂のゲームですら無いため彼女の言い訳は言い訳にすらなっていない…と思われがちだが、日本でゲームに詳しくない人が何でもかんでも「[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]」と呼ぶように、海外でも同様の主旨で「Nintendo」<ref>日本国内と異なる仕様の「Nintendo entertainment system」が海外では発売されている。</ref>と十把一絡げに呼ぶ場合もあるとされるため、彼女にゲームの知識はないという証左の台詞だともとれる。
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:漫画版より。バドにテレビゲームで負ける特車二課の面々をバカにするが、じゃあやってみろと言われて勝負するが敗北。香貫花が勝負で負けた唯一の事例となった。ただ、この事を相当腹に据えかねていたようで…<br>ちなみにこの時バドがプレイしていたのはシャフトからネット万引きしたゲームであり、任天堂のゲームですら無いため彼女の言い訳は言い訳にすらなっていない…と思われがちだが、日本でゲームに詳しくない人が何でもかんでも「[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]」と呼ぶように、海外でも同様の主旨で「Nintendo」<ref>日本国内と異なる仕様の「Nintendo entertainment system」が海外では発売されている。</ref>と十把一絡げに呼ぶ場合もあるとされるため<ref>1991年の湾岸戦争において、光学センサー等に映し出されたイラクの建造物や兵器を多国籍軍の航空部隊が正確に破壊していく空爆の様子が、まるでテレビゲームの画面のようだと「Nintendo War」と呼ばれたことが有名。</ref>、彼女にゲームの知識はないという証左の台詞だともとれる。
 
;「捨てられたのよ、犬のように」<br>後藤「お、おい..........あっ」<br>バド「うわぁぁぁぁん、ウチ捨てられたんやぁぁぁぁ!!犬のように捨てられたんやぁぁぁぁ!!」<br>後藤「今日は、ここまでだな」
 
;「捨てられたのよ、犬のように」<br>後藤「お、おい..........あっ」<br>バド「うわぁぁぁぁん、ウチ捨てられたんやぁぁぁぁ!!犬のように捨てられたんやぁぁぁぁ!!」<br>後藤「今日は、ここまでだな」
 
:後藤が中心になって事情聴取を行っている最中、テレビゲームで負けた腹いせ混じりで容赦無く切り捨ててバドが号泣。聴取が中断してしまう。
 
:後藤が中心になって事情聴取を行っている最中、テレビゲームで負けた腹いせ混じりで容赦無く切り捨ててバドが号泣。聴取が中断してしまう。

2024年9月22日 (日) 18:56時点における最新版

香貫花・クランシーは『機動警察パトレイバー』の登場人物。

香貫花・クランシー
読み かぬか・クランシー
登場作品
声優 井上瑤
天野由梨(SRW代役
デザイン ゆうきまさみ(原案)
高田明美(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日系アメリカ人)
性別
出身 ハワイ
所属組織

警視庁

所属部隊 第二小隊
役職 隊員
警察階級 巡査部長
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概要編集

イングラム2号機バックアップ(指揮)担当員。

ニューヨーク市警から日本へと出向してきた女性警察官でクールな性格の現実主義者。

ポリスアカデミーを首席で卒業し、特捜部在任中にマサチューセッツ工科大学を聴講生として在籍。電子工学科を優秀な成績で修了している他、柔道四段、合気道三段、茶道裏千家師範など数多くの資格を持ち、スポーツも万能。射撃と爆発処理物にも長け六カ国後(日本語・英語仏語独語・蘭語・北京語)も堪能でレイバーの操縦技術も高いなど、かなりのキャリアウーマンでもある。

性格はメディアによって異なり、『アーリーデイズ』では太田以上の「猪突猛進の熱血馬鹿」で、無許可で90mmライアットガンを2号機に装備させたり、「口止め料」として米軍から接収したガトリング銃を教習用レイバーに無理やり装備させて突撃するなどの無茶をやっており、進士から「研修の名目で島流しになった」と評された。ただし、太田よりは精神的に大人のため、出向してからは暴走しがちな彼を抑えている事がほとんどとなっている。

テレビ版では『アーリーデイズ』のような無茶はしなくなったが、代わりに太田への抑えが弱くなって暴走を止めきれなくなっており、始末書を書かされる事もしばしば。また、方針の違いなどから野明と口論になる場面もある。

漫画版では、終盤に人身売買組織の捜査の為にニューヨーク市警の警官として来日。レイバーには搭乗しないが辛辣な毒舌家で、迂闊な一言でバドを大泣きさせる。

コルト・ガバメント(劇場版ではオートマグ)を愛用しており、銃砲等不法所持となる日本でも堂々と持ち歩いている。米軍横田基地経由で来日したため持ち込めた様子。両親は幼少時に強盗に襲われて死亡しており、この事件が警官を目指す切っ掛けとなった。両親の死後は祖母に育てられた為、かなりのおばあちゃん子となっている。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。序盤は太田との掛け合い要員、第3章からは零式に乗って戦う。担当声優の井上氏が故人のため天野由梨氏が代役を努めている。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年11月のイベント「二課とソリスの長い一日」にて期間限定参戦。劇場版名義で零式に搭乗。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

OE
追風鉄壁感応
X-Ω
追風鉄壁必中
パイロットパーツ装備時
閃き感応自信

特殊スキル編集

OE
底力:CT率、警察官

エースボーナス編集

CT
OE』で採用。CT率+20%。

人間関係編集

太田功
2号機フォワード担当。彼のブレーキ役で無茶苦茶に行動する彼をボロクソに評価した事も多々ある……が、実は似た者同士である。
実際、相性が良いらしく香貫花の誕生日の際に国際電話を使用して会話するなど親密な関係を保てた様子。
進士幹泰
当初は彼がバックアップ担当だったが、太田の暴走を抑えきれなかったためバトンタッチされる。キレた彼を「逆噴射」と評した事も。
泉野明
同僚。評価は微妙で、褒めているのか、貶しているのかよく分からない内容だった。ちなみに彼女に次ぐ酒豪。
篠原遊馬
アーリーデイズでは香貫花に好意を寄せる場面も見られたが、冗談をやった彼に銃を向けた事がある。
山崎ひろみ
交流がほとんど無かった為、レポートには「データ不足」としか書いていなかった。
熊耳武緒
TV版では後任。共に実力主義者ではあるが、価値観の違いにより相性は最悪である。2期OVAのエピソード『VS(バーサス)』における早口言葉対決は必見。
レイ・クランシー
祖母。若い頃の姿は香貫花と瓜二つである。
ブレディ
漫画版で香貫花と共に来日したニューヨーク市警の警官。

名台詞編集

「Shut up!!」
香貫花を象徴する台詞その1。英語で「黙れ」または「うるさい」等、意味は色々あるが香貫花的に見れば「おだまり」の方がしっくりくるかも。アーリーデイズ、TV版にて主に太田に対して言っていた。

OVA・TV版 編集

遊馬「運を天に任せるしかない…でっかい賭けのことを、英語ではなんて言ったっけ?」
「Long Shot…」
『アーリーデイズ』第2話「ロングショット」より。いわゆるタイトル回収の台詞。「Long Shot」とは英語で「大きな賭、大ばくち、大胆な試み」という意味である。ニューヨーク市長来日前にテロネットワークというテロ組織の互助会(進士談)が何らかの行動を起こすという情報を入手したニューヨーク市警は、香貫花を派遣させ特車二課と行動を共にさせる。一方東京都知事との昼食会前日に遊馬は都庁近くの公園で警視庁と書かれた大型のトレーラーを目撃するが、遊馬は移動指揮所だろうと意に介さなかった。だが実はそのトレーラーはテロネットワークが昼食会の時刻に合わせて仕掛けた特大の時限爆弾だった。その事に気付いた遊馬はその公園へ向かうも爆発時間まであと10分という窮地に追い込まれてしまう。しかも警察の偉い方からは後藤を介して「全力を尽くして困難の排除にあたれ」という非情なお言葉まで頂くことに…後藤はしのぶに爆発物処理のスペシャリストである香貫花を乗せて現場へ向かうよう依頼、香貫花の的確な指示の元、遊馬は時限爆弾の解体処理を進めるが最大にして最後の難関、赤と青のコードのどちらかを切断するという究極の選択を迫られる。1本は起爆装置の絶縁で、もう1本は起爆装置のトリガーそのもの、どちらが正しいのかは製作者本人しか分からず、どちらかを選ばなければ時間切れで爆発してしまう…遊馬は覚悟を決めてコードを切ろうとするが切ることができず、結局土壇場で現場に到着した香貫花が赤のコードを切断、遊馬は窮地を脱したのであった…
「馬鹿馬鹿しい…中国の奥地やロッホ・ネスならまだしも、神秘の欠片もない東京湾にそんなものいるわけないじゃない…?」
野明「でも怪獣でなきゃ一体なんなの?」
「クジラよ…?」
『アーリーデイズ』第4話「4億の5千万年の罠」より。東京湾に未知の海中生物が出現したという新聞を見てざわつく第二小隊の面々に対して、香貫花はそんなものは存在しないと鼻から決め付け、クジラだと結論付けていた。
遊馬「パン、スペルミア説、ですか…?」
平田「ご存知ない…?」
「確か、地球の生命の起源に関する学説でしたわね?スウェーデンのノーベル賞科学者、スヴァンテ・アレニウスの提唱に始まる、地球の生命の起源を宇宙からやって来た胞子、あるいは、ウイルスのような微生物に求める考え方を総称して、パンスペルミア説と呼ぶ…1920年代、オパーリンらに批判され衰退したが、近年再検討の機運が高まってる…こんなところだったかしら…?」
同上、『アーリーデイズ』第4話より。野明、遊馬、香貫花は昼食を取った定食屋で偶然にも生物学者の平田博士と出会う。自らが所長を務める平田生物工学研究所を訪れた三人は平田博士よりパンスペルミア説の事を尋ねられるが遊馬は知らなかったようで、それに対して香貫花が視聴者への説明も兼ねて語った台詞がこれ。香貫花があらゆる分野に精通している一面を垣間見せる場面である。そしてこの後、平田博士はパンスペルミア説を実証するため、4億5千万年前、カンブリア紀の地層から取り出された隕石より採取された細胞を元に遺伝子工学を活用して実験を繰り返した結果、想像以上の成長を遂げてしまった怪物を生み出した事に恐怖して東京湾へ棄ててしまった事実を淡々と語る。それに対して香貫花は一言も口を挟むことはなく、東京湾に潜む怪物がクジラだという認識を改めていく。そして…
「クジラでないと分かった以上、遠慮する必要はないわ?東京湾に卵を産みたがるような下品な怪獣は木っ端微塵に砕いて魚の餌にしてやりなさい!!ただし、発砲は私の指示に従うこと!良いわね!?」
太田「お、おう!」
同上、『アーリーデイズ』第4話より。平田博士の証言によって東京湾に潜む怪物がクジラではないと知った香貫花は、太田が使用許可を申請したものの許可が下りなかったライアットガンを持ち出して怪物殲滅に全力を尽くす。その意気込みはトリガーハッピーな太田さえ呆然とさせるものだった。
「混乱したときには、まず自分に与えられた情報から疑ってかかるべきよ。自分の目で見、体験した事実だけで可能性を検討すれば、必ず真実に辿り着くわ。」
アーリーデイズ第4話「Lの悲劇」より。養成学校での再訓練中に起きた幽霊騒ぎを2ヶ月前に研修生の乗るレイバーが起こした暴発事故で肉親を失った女性の犯行だと推理し皆に発表した遊馬。しかし独自に捜査していた香貫花はそれを否定し、事故など最初から起きておらず、全ては警察官が銃を持つことの意味を再考させるために隊員以外の全員が結託して打った芝居だったという真実を暴くのだった。
「Grand-ma?帰れなくなったわ……Sorry…」
『アーリーデイズ』第5話のラストその1。同話のラストは、甲斐冽輝率いるクーデター部隊の決起によって東京が制圧された事を受け、川井憲次氏作曲の「二課の一番長い日」をBGMに第二小隊のメンバーが東京へ向かうシーンが描かれてスタッフロールが流れる演出となっている。香貫花は休暇の際、チケットが取れなくて日帰り同然ではあるが祖母の待つ故郷へ帰郷しようとしていたが、帰郷を諦め、電話で祖母に連絡して、愛銃であるコルト・ガバメントに弾丸を装填しながら上記の台詞を発した。
「だってぇ、こんな朝っぱらから万札出すんだもん。お釣りが大変でさぁ。ねぇお宅、立て替えといてくれないかなぁ。1050円領収書切るからさ。」
『アーリーデイズ』第6話。クーデター部隊の監視下に置かれている特車二課整備班に接触するため、宝来軒の協力を得て店員に扮した香貫花が出前に訪れた。情報収集で時間がかかっていることを不審に思われた香貫花は咄嗟に店員として返答を返す。
「皆さんの戦い方は、下品です!」
TV版第2話『香貫花が来た』より。模擬戦闘訓練において、これまでの良く言えば自由奔放、悪く言えば破天荒な戦いぶりを見て憤慨した香貫花はこう言い放ち、1回戦にて不戦勝(ひろみの身体が大きすぎて乗り込めなかったため)した第一小隊の五味丘巡査部長と対戦、野明と遊馬(後から太田)との会話中に一本背負いを決めて五味丘を一蹴、実力の違いを第二小隊の面々に見せつけた。
「あたしは撃てと言ったはずよ!?」
野明「あんな住宅密集地でもし狙いがそれたら…」
「それは本当の理由ではないわ?あなたは極めて個人的な理由であのレイバーを撃ちたくなかった…そうでしょ?」
野明「だって!悪いのはレイバーじゃなくて、操縦してた犯人じゃない!!」
「それが甘いと言うのよ!?やるなら一撃で致命的なダメージを加えなくてはだめ!!躊躇せず撃っていれば、被害は最小限で済んでいたわ?大体フォワードに指揮を担当する者の命令を無視する権限はないはずだわ!?」
野明「ううっ…!」
TV版第14話『あんたの勝ち!』にて銭湯で発生した籠城事件後の隊長室でのやり取りより。後藤としのぶが見守る中、野明と香貫花は激しい口論を繰り広げるが、論理的な発言をする香貫花の方が優勢で野明はぐうの音も出ない状態に。この直後、後藤によって野明と香貫花の二人は始末書を書かされ、ひとまずこの場は収まるが…人間関係が複雑という第二小隊の最大の弱点が露呈、野明と香貫花の二人とひろみちゃんは、後藤が企画した飲み会に参加する事になる。
「研修レポートまとめ。特車二課第2小隊は、以上のような極めて個性的な隊員で構成されている。独断専行、傍若無人、勧善懲悪、大胆不敵直情径行猪突猛進戦々恐々自暴自棄抱腹絶倒荒唐無稽本末転倒空前絶後近所迷惑厳重注意支離滅裂!!……はぁぁぁぁぁぁ……2行抹消。組織としては欠点だらけである。」
TV版第23話『香貫花レポート』より。第2小隊のメンバーに自宅に無断侵入された上に部屋を荒らされて怒り心頭の状態で研修レポートを書き進める。普段は冷静な演技の多い井上女史が、怒りでキレていく演技にも注目。
「しかしながら、その業績は当初の予想を遥かに上回るものであり…」
同上『香貫花レポート』より。怒りに我を任せて研修レポートを書き進めた香貫花ではあったが、部屋に残っていた飾りとケーキのプレートに書かれた「元気でね香貫花」という文字を見て思い直し、対ファントム戦にて中破した2号機で野明の1号機と共に戦った場面を思い浮かべながら改めて研修レポートを書き進めた時の台詞。始末書を書かされた後、第二小隊の面々は制服に着替えて香貫花のマンションに向けて敬礼する場面が流れ、
「彼らを支える信念、それは…」
という台詞に続いてパソコンのディスプレイにWISDOM & COURAGE (知恵と勇気)という文字が表示され、研修レポートは締めくくられる。
「Hi! Welcome to New York City…」
TV版第44話『CLATよ永遠に』より。斯波繁男がニューヨーク市警に新設されたレイバー隊の技術指導のため渡米。空港に到着した直後、タクシーの運転手ともめ事を起こした末、運転手に銃撃される羽目に陥ってしまう。そこへ何者かがバズーカで運転手をタクシーごとバズーカで吹き飛ばし斯波を助けるが、その正体は香貫花で斯波に話しかけた台詞がこれ。TV版第35話より久々の搭乗である香貫花だが、この時点でこのお話が明らかに違和感があるのだが、その詳細は後ほど…

漫画版 編集

「最悪の事態というのは、往々にしてたちの悪い冗談に聞こえるものよ」
漫画版でバドが自身がグリフォンのパイロットだということを明かし、それを聞いた野明が「悪い冗談」と言った際に諭すように言った言葉。この言葉を聞いていた後藤隊長は「いいこと言うなあ」と感心していた。
「バカじゃないの!?」
野明の発言に呆れての叫び。漫画版の彼女はアニメと違い特車二課に配属されることは無いのだがその代わり本来の性格である激情家な部分を強く出している。
「ニン⚪ンドーは苦手なのよ」
漫画版より。バドにテレビゲームで負ける特車二課の面々をバカにするが、じゃあやってみろと言われて勝負するが敗北。香貫花が勝負で負けた唯一の事例となった。ただ、この事を相当腹に据えかねていたようで…
ちなみにこの時バドがプレイしていたのはシャフトからネット万引きしたゲームであり、任天堂のゲームですら無いため彼女の言い訳は言い訳にすらなっていない…と思われがちだが、日本でゲームに詳しくない人が何でもかんでも「ファミコン」と呼ぶように、海外でも同様の主旨で「Nintendo」[1]と十把一絡げに呼ぶ場合もあるとされるため[2]、彼女にゲームの知識はないという証左の台詞だともとれる。
「捨てられたのよ、犬のように」
後藤「お、おい..........あっ」
バド「うわぁぁぁぁん、ウチ捨てられたんやぁぁぁぁ!!犬のように捨てられたんやぁぁぁぁ!!」
後藤「今日は、ここまでだな」
後藤が中心になって事情聴取を行っている最中、テレビゲームで負けた腹いせ混じりで容赦無く切り捨ててバドが号泣。聴取が中断してしまう。

劇場版 編集

入国審査官「Sightseeing?(観光ですか?)」
香貫花「No. Combat.(戦うためです)」
劇場版で入国してきた際のセリフ。実際に真似すると逮捕されかねないので注意しよう。『ケロロ軍曹』第356話「ケロロ小隊 真ドラゴンウォリアーズ であります」にこれをモロに意識したシーンがある。

搭乗機体・関連機体編集

乗り込んだ機体の種類は太田に次ぐ数となっている。実は最強のレイバーパイロットで、レイバー戦で彼女に勝てた者は誰も居ない。

AV-98イングラム
2号機バックアップ。対ファントム戦の時に半壊した2号機や対グリフォン戦で3号機に乗り込んだ事もある。
AV-98Tドーファン
テレビ版第2話で使用。五味丘の97式を一蹴し、野明のイングラムを翻弄してバッテリー切れに持ち込んで勝利している。
MPL97AV-T教習用レイバー
アーリーデイズ第4話で使用。
零式
劇場版で使用。圧倒的な強さで暴走レイバーを次々と粉砕していく。

余談編集

  • SRWで代役を務めた天野氏は2014年稼動の『CR機動警察パトレイバー』でも代役を担当し、以降の関連メディアでも引き続き香貫花役を担当している。

脚注編集

  1. 日本国内と異なる仕様の「Nintendo entertainment system」が海外では発売されている。
  2. 1991年の湾岸戦争において、光学センサー等に映し出されたイラクの建造物や兵器を多国籍軍の航空部隊が正確に破壊していく空爆の様子が、まるでテレビゲームの画面のようだと「Nintendo War」と呼ばれたことが有名。