「ロックオン・ストラトス (2代目)」の版間の差分

 
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==ロックオン・ストラトス(2代目 / Lockon Stratos)==
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{{Otheruseslist|『機動戦士ガンダム00』2ndシーズン以降に登場するロックオン(ライル)|1stシーズンに登場するロックオン(ニール)|ロックオン・ストラトス}}
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{{登場人物概要
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| タイトル = ロックオン・ストラトス<br />(2代目)
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Lockon Stratos]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/02.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
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*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-}}
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| 声優 = {{声優|三木眞一郎|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|千葉道徳}}(アニメ版)
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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}}
  
*[[登場作品]]
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{{登場人物概要
**[[機動戦士ガンダム00]]
+
| タイトル = プロフィール
**[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]
+
| 本名 = [[本名::ライル・ディランディ]]
*[[声優]]:三木眞一郎
+
| 種族 = [[種族::地球人]]
*本名:'''ライル・ディランディ'''
+
| 性別 = [[性別::男]]
*種族:地球人([[ヨーロッパ|北欧ヨーロッパ]]・アイルランド出身)
+
| 生年月日 = [[西暦]]2283年3月3日
*性別:男
+
| 出身 = [[ヨーロッパ|北欧]]・アイルランド
*生年月日:西暦2283年3月3日
+
| 年齢 = [[年齢::29]]歳(2nd)<br/>[[年齢::31]]歳(劇場版)
*[[年齢]]:29歳(2nd)⇒31歳(劇場版)
+
| 身長 = [[身長::186 cm]]
<!-- *身長: -->
+
| 体重 = [[体重::68 kg]]
<!-- *体重: -->
+
| 血液型 = [[血液型::O型]]
*血液型:B型
+
| 所属組織 = {{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}}、{{所属 (人物)|カタロン}}(2nd)<br/>{{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}}(2ndエピローグ・劇場版)
*所属:[[ソレスタルビーイング]] / [[カタロン]](2nd)→ソレスタルビーイング(2ndエピローグ・劇場版)
+
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|プトレマイオスチーム}}
*称号:[[ガンダムマイスター]]
+
| 役職 = [[ガンダムマイスター]]
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
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}}
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'''ロックオン・ストラトス'''(ライル)は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。
  
[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムマイスター]]。<br />初代[[ロックオン・ストラトス]]であるニール・ディランディの双子の弟である。
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== 概要 ==
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[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムマイスター]]。本名はライル・ディランディ。初代[[ロックオン・ストラトス]]であるニール・ディランディの双子の弟である。
  
兄の援助もあり、AEUの商社に勤めながらも、裏では反連邦組織であるカタロンの構成員『ジーン1(ワン)』として活動していた。
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兄ニールの援助もあり、[[AEU]]の[[企業|商社]]に勤めながらも、裏では反連邦組織である[[カタロン]]の構成員「ジーン1(ワン)」として活動していた。
  
[[ソレスタルビーイング]]復活の際に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から誘いを受け、ガンダムマイスター『ロックオン・ストラトス』として加入する。これにはCBの情報をカタロンに流出させるという目的もあったが、後に共同戦線を取ったため、結果としては橋渡しになっていた。
+
ライルはソレスタルビーイング活動再開の際に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から誘いを受け、ガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として加入する。これにはCBの[[スパイ|情報をカタロンに流出させる]]という目的もあったが、後に共同戦線を取ったため、結果としては橋渡しになっていた。
  
外見は兄と瓜二つであり、刹那以外のCBメンバーと初対面した際に彼らを驚愕させていた。一方、性格は兄と比べて飄々しながらも達観した所があり、表立って激昂することは少ない。また、喫煙者であり言葉遣いの語尾など細かい相違点もある。
+
ライルの外見は兄ニールと瓜二つであり、刹那以外のCBメンバーと初対面した際に彼らを驚愕させていた。一方、[[性格]]は兄と比べて飄々しながらも達観した所があり、表立って激昂することは少ない。また、ライルは喫煙者であり、言葉遣いの語尾など細かい相違点もある。
  
本人は兄と比べられることをあまり気に入っておらず、このコンプレックスにより少年時代は親元を離れ寄宿舎に入っていた(これがきっかけでテロに巻き込まれずに済んでもいる)。その一方で、兄の口癖であった「狙い撃つぜ!」を真似し、小説版では自分の学費を援助してくれたニールのために、彼が自慢できる弟になりたいと思っているなど、兄への感情はコンプレックスと尊敬が入り混じった複雑なものになっている。イノベイターとの決着後は真の意味で、兄の使命とその名『ロックオン・ストラトス』を引き継ぎ、最期までソレスタルビーイングの一員として平和が訪れるまで戦うことを誓った。
+
ライル本人は兄ニールと比べられることをあまり気に入っておらず、このコンプレックスにより少年時代は親元を離れ寄宿舎に入っていた(しかし、これが切っ掛けで[[テロリスト|テロ]]に巻き込まれずに済んでもいる)。その一方で、兄ニールの口癖であった「狙い撃つぜ!」を真似し、[[小説|小説版]]では自分の[[資金|学費]]を援助してくれた兄のために、彼が自慢できる弟になりたいと思っているなど、兄への感情はコンプレックスと尊敬が入り混じった複雑なものになっている。[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]率いる[[イノベイド|イノベイター]]との決着後は真の意味で、兄の使命と[[偽名|その名]]「ロックオン・ストラトス」を引き継ぎ、最期までソレスタルビーイングの一員として平和が訪れるまで戦うことを誓った。
  
劇中ではモビルスーツの適正こそ高いものの、経験が不足しているためか兄のような戦果を得られず、苛立つ場面も見られた。一方で、ニール同様に射撃を学んでいた時期があり、生身での射撃の実力は作中で飛びぬけている。兄の後を継いだために狙撃機に乗る事になったが、本当に得意としているのは早撃ちであり、あのサーシェス相手に、先に向こうが銃を構えている状態でありながら'''早撃ちで完全勝利した'''(マガジンZ版では'''銃を構えさせる間も与えず射殺した''')と説明すればどれ程のものかが分かると思われる。
+
また、小説版では上記の兄ニールに対するコンプレックスの他に、「何に対しても愛着や執着を持てなかった上に、家族の死に対して悲しむ事は出来ても涙を流す事が出来なかった」というライルの過去が語られ、「自分は誰も愛する事が出来ない欠陥人間なのではないか」という心の闇を抱えていた。
 +
 
 +
劇中ではモビルスーツの適性こそ高いものの、経験が不足しているためか兄ニールのような戦果を得られず、苛立つ場面も見られた。一方で、兄と同様に射撃を学んでいた時期があり、生身での射撃の実力は作中で飛び抜けている。戦死した兄ニールの跡を継いだために狙撃機に乗る事になったが、ライルが本当に得意としているのは早撃ちである。あの仇敵[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]相手に、先に向こうが銃を構えている状態でありながら'''早撃ちで完全勝利した'''([[漫画]]マガジンZ版では'''銃を構えさせる間も与えず射殺した''')と説明すれば、ライルの早撃ちの腕前がどれ程のものかが分かると思われる。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:[[ロックオン・ストラトス|ニール]]のセリフで存在が示唆されるのみ。
+
:[[ロックオン・ストラトス|ニール]]の台詞で存在が示唆されるのみ。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:初登場作品。能力値はニールには劣るものの、それでも十分に使っていける。特殊技能はやはりヒット&アウェイを最優先だろう。また原作通り当初は若干軽薄さが目立っており特にスナイパーとしてニールを尊敬していたミシェルから一方的に敵視されていたが最終的には和解。原作と違いフェルトとの確執についてはさすがにキスまではしなかったのでビンタはされていない(しかし自分の部屋に来ないかと誘っておりある意味原作よりもアレな事をしている。当然、シンやカレンから顰蹙を買った)。また今作では条件を満たせばアニューを助けることができるのでその点では救われている。尚、冷静に受け止めていた原作とは違い兄の仇であるサーシェスに対しては当初から怒りを露わにしている。
+
:初登場作品。能力値は兄ニールに技量でやや劣る以外は同等。特殊技能はやはり[[ヒット&アウェイ]]を最優先だろう。また、原作通り当初は若干軽薄さが目立っており、特にスナイパーとしてニールを尊敬していた[[ミハエル・ブラン|ミシェル]]から一方的に敵視されていたが、最終的には和解する。
 +
:原作と違い[[フェルト・グレイス|フェルト]]との確執については流石に[[キスシーン|キス]]まではしなかったのでビンタはされていない(しかし、第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」において「自分の部屋に来ないか?」と誘っており、ある意味原作よりもアレな事をしている。当然、[[シン・アスカ|シン]]や[[紅月カレン|カレン]]から顰蹙を買った)。
 +
:また、今作では[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|条件]]を満たせば[[アニュー・リターナー|アニュー]]を助けることができるのでその点では救われている。なお、冷静に受け止めていた原作とは違い兄ニールの仇である[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]に対しては初交戦が前倒しになり、いきなりその下劣な人間性を目の当たりにした為か(あるいは[[小説|ノベライズ版]]における設定が反映されなかったのか)、当初から怒りを露わにしている。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 +
:劇場版設定での参戦。[[サブパイロット]]に[[ハロ #機動戦士ガンダム00|ハロ]]2機が付いており、乗機[[ガンダムサバーニャ|サバーニャ]]が全体攻撃に恵まれているのでメイン向けに養成しよう。逆に、援護攻撃には使い辛くなったのが難点。
 +
:『再世篇』でアニューが生存した事が正史になっており、エーストークでそれについて触れている。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:中盤、[[木星]]のソレスタルビーイング基地にいるアニュー(ただし、名前は出ない)に会いに行くイベントがある。また、そのステージで彼が敵を撃墜すると、ボーナスZチップが入手可能。
 +
:[[貧乏クジ同盟]]の[[クロウ・ブルースト|エース]]が復帰した事もあり、随所でその一員として活躍する。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:初の劇場版設定で登場。
+
:初の劇場版設定で登場。音声も新規収録されている。
 +
:第2弾PVではなんと『00』勢で一番最後に登場する(しかも、直後に[[アニエス・ベルジュ|ロックオン似の主人公]]がPVを締める)。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
 +
:ボイスを追加収録。地味に戦闘時の顔グラフィックが変更されている。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 +
:「劇場版」設定で登場。
 +
:エーストークでは「愛」について[[ナイン]]に聞かれた際に自分の中で未だに踏ん切りがつかないため断っている。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 +
:「2nd」設定で登場、後に劇場版設定でも登場。今作では[[ロックオン・ストラトス|兄]]が死亡しなかったため、新旧ロックオンが共闘するという展開を見る事ができる。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:今回は「2nd」の設定を組みつつも最初からソレスタルビーイングの補充要員として登場。今作も[[ロックオン・ストラトス|兄]]が死亡せず新旧ロックオンの共闘がシナリオ・編成両面で実現されているが、[[アニュー・リターナー|アニュー]]が登場しない為原作の見せ場らしい見せ場は再現されずに、「2nd」のキャラとしての出番は控えめ。こちらも続けて劇場版へと繋がっていく。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:3章Part6から「2nd」設定で登場。今回はシステム上兄弟で同一パイロット扱いとなり、ステータスや精神コマンドも兄のものをそのまま引き継ぐ反面、デュナメスからの乗り換え扱いのため兄弟同時編成は不可。
  
 +
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
兄同様射撃・命中に優れる。全体的に高い能力を誇るが、破界篇のニールと比べるとさすがに負ける。
+
兄同様[[射撃 (能力)|射撃]]・[[命中]]に優れる。『破界篇』のニールと比べると[[技量]]で劣り、[[格闘 (能力)|格闘]]と[[防御]]で上回る。しかし、[[ケルディムガンダム|ケルディム]]には格闘武器が無いので活かす機会はない。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[狙撃]] [[必中]] [[不屈]] [[直撃]] [[熱血]] [[愛]]
+
砲台型の構成。集中は相方の[[ハロ]]が持っている。
:砲台型の構成。集中は相方のハロが持っている。<br />ほぼ[[ロックオン・ストラトス|兄]]と同じ内容だが、[[てかげん]][[]]になっていることで兄とは似て非なる別人であることが伺える。最後に覚える愛は彼女に捧げるものか。最愛の人を救えたかどうかで「愛」の重みが全く異なるのが印象的である。
+
 
 +
携帯機シリーズでは[[狙撃]]に代わって[[突撃]]を使え、兄との違いがさらに前面に押し出された。なお狙撃は兄と組んでいたハロが受け持ってくれる。
  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
;[[底力]]L5 [[援護攻撃]]L2 [[戦意高揚]]
+
:'''[[狙撃]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[直撃]]、[[熱血]]、[[愛]]'''
:序盤からの登場なので数は少ないが、有効な技能がある。とはいえヒット&アウェイがないという弱点がニールと同じなので、PPがたまり次第優先的に取得させよう。
+
:ほぼ[[ロックオン・ストラトス|兄]]と同じ内容だが、[[てかげん]]が[[愛]]になっていることで兄とは似て非なる別人であることが窺える。最後に覚える愛は[[アニュー・リターナー|彼女]]に捧げるものか。最愛の人を救えたかどうかで「愛」の表意・重みが全く異なるのが印象的である。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]
 +
:'''[[狙撃]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[直撃]]、[[熱血]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]、[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 +
:'''[[不屈]]、[[必中]]、[[突撃]]、[[直撃]]、[[熱血]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:'''[[狙撃]]、[[必中]]、[[不屈]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[突撃]]'''
 +
;[[X-Ω]]
 +
:'''[[必中]]、[[不屈]]、[[熱血]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時
 +
::'''[[直撃]]、[[愛]]、[[魂]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 +
:'''[[狙撃]]、[[必中]]、[[直撃]]、[[熱血]][[集中]][[刮目]]'''
 +
:上記の通りニールと同じパイロット扱いのため、精神コマンドは全くの同一。
  
=== [[エース|固有エースボーナス]] ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
;命中率+30%、クリティカル率+30%
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
:要するに[[]]の弱体化版。兄のエースボーナスは「クリティカル率+40%」だったので、見様によっては兄の上位互換と見ることも十分可能な内容である。防御に関してはケルディムにシールドビットがあるのである程度は問題ない。
+
:'''[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L2、[[戦意高揚]]'''
 +
:序盤からの登場なので数は少ないが、有効な技能がある。
 +
:…とはいえヒット&アウェイが無いという弱点が[[ロックオン・ストラトス|兄ニール]]と同じなので、[[パイロットポイント|PP]]が貯まり次第、優先的に取得させよう。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]
 +
:'''[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L2、[[気力+ボーナス|気力+(命中)]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]、[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 +
:'''[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L1、[[全体攻撃]]L2、[[ヒット&アウェイ]]、[[ガンファイト]]L4'''
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:'''[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L2、[[ヒット&アウェイ]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 +
:ニールの特殊スキルもそのまま適用される。ここではオーブの画像がライルになっているもののみを記載する。
 +
:'''[+]戦意高揚(ロックオン)'''
 +
:攻撃力・照準値が増加し、自分がフィールド上にいるとき、味方の[[ダブルオーガンダム]]([[刹那・F・セイエイ]])に攻撃力が増加する効果を付与する。気力上限が増加する。
 +
:'''アタッカー(ロックオン)'''
 +
:気力が10上昇する毎に、攻撃力が増加する。
 +
:'''スナイパー(ロックオン)'''
 +
:照準値・命中率が増加する。
 +
:'''[+]ソレスタルビーイング(ロックオン)'''
 +
:攻撃力・照準値が増加。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。
  
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
+
=== [[エースボーナス]] ===
;「儚くも永久のカナシ」
+
;命中率+30%、クリティカル率+30%
:2ndシーズンOP。
+
:『第2次Z再世篇』。要するに[[極]]の弱体化版。兄ニールのエースボーナスは「クリティカル率+40%」だったので、見様によっては兄の上位互換と見ることも十分可能な内容である。
 +
:防御に関しては[[ケルディムガンダム|ケルディム]]にシールドビットがあるので、ある程度は問題ない。
 +
;クリティカル率+20%、全体攻撃での与ダメージ1.1倍。
 +
:『第3次Z』。強力な全体攻撃を2種類持つため非常に有用。
 +
;最終命中率+20%。クリティカル率+20%。
 +
:『V』。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ロックオン・ストラトス|ニール・ディランディ]]
 
;[[ロックオン・ストラトス|ニール・ディランディ]]
:双子の兄で唯一の肉親。兄の後を引き継ぐ。
+
:双子の兄で唯一の肉親。兄の後を引き継ぐ。『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では兄弟共闘が実現。
 +
;[[クラウス・グラード]]、[[シーリン・バフティヤール]]
 +
:[[カタロン]]の同志。特に、クラウスとは親友の間柄でもある。クラウスの密命によってライルは、ソレスタルビーイングに[[スパイ|潜入]]した。
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
:自身をCBへと導いた。なお、他のメンバーはライルの事を知らず、刹那だけ知っていたのは、ニールから事前に聞かされていたからという事が高河ゆん作画のコミカライズで描かれている。
+
:ライルを[[ソレスタルビーイング]]へと導いた。
 +
:なお、他のメンバーはライルの事を知らず、刹那だけ知っていたのは、ニールから事前に聞かされていたからという事が高河ゆん氏の作画の[[漫画|コミカライズ版]]で描かれている。
 
;[[アレルヤ・ハプティズム]]
 
;[[アレルヤ・ハプティズム]]
:初対面時に驚愕していた。その後は特に絡みらしいものは見られず。
+
:初対面時に驚愕していた。その後、特に絡みらしいものは見られず。共通点として[[ソーマ・ピーリス|恋]][[アニュー・リターナー|人]]が存在し、彼がマリーのこと悩んでいた時にはアドバイスを贈ったりした。劇場版では序盤にて彼の出撃セリフである'''「アイ・ハブ・コントロールっと」'''と呟いている。
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
:瓜二つの外見に驚愕しつつも、直後にニールとは別人として嫌悪感を露わにしたがその後の関係はそれほど険悪ではない。
+
:瓜二つの外見に驚愕しつつも、直後にニールとは別人として嫌悪感を露わにしたが、その後の関係はそれほど険悪ではない。
 
;[[フェルト・グレイス]]
 
;[[フェルト・グレイス]]
:兄の事が好きだったトレミーのオペレーター。割り切れない彼女に自分と兄の違いを分からせるために唇を強引に奪う。当然ビンタをされて軽蔑されるが自身のコンプレックスであるニールと比較されることはライルにとっては屈辱以外の何物でもなかった。
+
:兄の事が好きだった[[プトレマイオス2|トレミー]]のオペレーター。割り切れない彼女に自分と兄の違いを分からせるために[[キスシーン|唇を強引に奪う]]。
 +
:当然ビンタをされて軽蔑されるが、自身のコンプレックスであるニールと比較されることは、ライルにとっては屈辱以外の何物でもなかった。
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]
:両親、そして兄と妹の敵であるが当初サーシェスが仇と聞いても「過ぎたことだから」と言って冷静に受け止めていたが、第2次Z再世篇では最初から絶対に許せない敵として怒りを露にしている。最終決戦において引導を渡す。
+
:両親と妹そして兄の仇敵であるが、当初はサーシェスが仇と聞いても「過ぎたことだから」と言って冷静に受け止めていた。一方、『第2次Z再世篇』では最初から絶対に許せない敵として怒りを露にしている。最終決戦において引導を渡す。
 
;[[アニュー・リターナー]]
 
;[[アニュー・リターナー]]
:トレミーのオペレーター。心を通わせ恋人同士になる。だが彼女の裏切りと死によって悲恋に終わる。第2次Z再世篇では彼女を救える展開が用意されている。
+
:トレミーの操舵士。心を通わせ恋人同士になる。誰も愛する事が出来ないと感じていたライルにとって、彼女の存在そのものが生きている意味だったが、後に死別。
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では彼女を[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|救える展開]]が用意されている。また、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』のショートデモによれば「(アニューは)[[木星]]の基地にいる」とのことで、彼女を救えたことが正史になっている模様。
 +
;[[リヴァイヴ・リバイバル]]
 +
:アニューと同じ塩基配列パターンの[[イノベイド]]。彼女の死にも関わっているので、ライルにとってはもう一人の仇敵といえる人物。最終決戦において、彼を討ち果たす。
 +
;[[ウォーレン]]
 +
:[[劇中劇|映画]]『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』に登場する、ライルを元とした劇中人物。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 +
=== [[貧乏クジ同盟]] ===
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
;[[クロウ・ブルースト]]
:破界篇で兄と親友のような関係だった男。再世篇では刹那同様、自分の存在を兄から聞かされていたためか他のZEXISメンバーと違って大して驚かず、最初からニールと必要以上に比較せず別人として接したため、すぐに打ち解け、苦労人仲間に引きずり込まれた。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』で兄ニールと親友のような関係だった男。
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では刹那同様、自分の存在を兄から聞かされていたためか他の[[ZEXIS]]メンバーと違って大して驚かず、最初からニールと必要以上に比較せず別人として接したため、すぐに打ち解け、苦労人仲間に引きずり込まれた。
 +
;[[青山圭一郎]]、[[デュオ・マックスウェル]]
 +
:破界篇において兄と話が多かった人物達で、貧乏クジ同盟仲間。青山とは何かと兄と同様会話する場面が多い。ちなみに、青山とは[[声優ネタ|中の人]]が同じであり、監督と創通制作も同じである。
 +
;[[クルツ・ウェーバー]]
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』でのスナイパー&貧乏クジ仲間。こちらも中の人が同じである。
 +
:中盤のミスリルルートではデュオと共に彼の素質を見込むシーンもあるが、[[クロウ・ブルースト|同盟のエース]]が不在のため、正式な加入は[[続編]]である『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』に持ち越された。[[中断メッセージ]]でも共演。
 +
:『V』でも彼と絡むが、そこにサブロウタも一緒になって来るため[[ロンゲーズ|むしろどうにも違う印象を受ける]]。
 +
:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』では彼単独と絡み、フェルトとの確執のシーンが起こる前に彼に割って入ることでライルに助け舟を出している。
 +
 
 +
=== リアル系 ===
 
;[[ミハエル・ブラン]]
 
;[[ミハエル・ブラン]]
:当初はロックオンの称号を受け継いだライルを認めることが出来ず敵視していたが、後に和解。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』と『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』・『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』でのスナイパー仲間。
;[[青山圭一郎]][[デュオ・マックスウェル]]
+
:『再世篇』では当初は兄ニールの名前を受け継いだ自身を認めることが出来ず敵視していたが、後に和解。ライルとアニューが恋愛関係になったと知った際は「先に狙い撃たれた…!」とショックを受けていた。
:再世篇での貧乏クジ同盟。青山とは何かと会話する場面が多い。ちなみに青山とは[[声優ネタ|中の人]]が同じであり監督と創通制作も同じである。
+
:一方で、ライルはミシェルと[[クラン・クラン|クラン]]の微妙な関係を気にしており、『再世篇』では最後まで現状維持を選んだミシェルに「クランとの仲を早く進展させろ」という旨の発言をEDで送っている。
 +
;[[ゲイン・ビジョウ]]
 +
:『第2次Z再世篇』でのスナイパー仲間。
 +
;[[遠見真矢]]
 +
:『UX』でのスナイパー仲間。蒼穹作戦のクライマックス、なおも食い下がる[[イドゥン]]との決着の場面にて、ミシェルや[[矢島英明|矢島]]と共に彼女を後押しする。
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
:彼に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]を篭絡するために狙撃を依頼され、彼の肩口を射抜く。そのまま目的を達成するために行動し続ける彼を見て「タフな奴」と評する。スタミナの無さをネタにされることの多いゼロ(ルルーシュ)にとっては例外的な評価である。
+
:『第2次Z再世篇』序盤に彼に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]を篭絡するために[[狙撃]]を依頼され、ゼロの肩口を射抜く。そのまま目的を達成するために行動し続けるゼロを見て「タフな奴」と評する。
 +
:スタミナの無さをネタにされることの多いゼロ([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])にとっては、例外的な評価である。
 
;[[紅月カレン]]
 
;[[紅月カレン]]
:フェルトの気持ちを逆撫でする態度を取った際に彼女から怒りを向けられる。しかし後にライルがアニューを失ったことを聞いた際は悲痛な表情で彼の悲しみを察していた。
+
:『第2次Z再世篇』第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」においてフェルトの気持ちを逆撫でする態度を取った際に、彼女から怒りを向けられる。
 +
:しかし、後にライルがアニューを失ったことを聞いた際は、悲痛な表情で彼の悲しみを察していた。
 +
;[[C.C.]]
 +
:『第2次Z再世篇』では彼女をゼロの愛人ではないかと疑ったことがある。こういうところは、兄に似ている。
 +
;[[コットウ・ヒン]]
 +
:中の人が同じ。[[声優ネタ|それ故か]]、『UX』では[[特殊戦闘台詞]]で彼から警戒される。
 +
;[[タカスギ・サブロウタ]]
 +
:彼とも中の人が同じで、『V』ではクルツと一緒に絡んでくる。
 +
 
 +
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 +
;[[シン・アスカ]]
 +
:『第2次Z再世篇』第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」においてフェルトの気持ちを逆撫でする態度を取った際に、カレン同様に彼からも怒りを向けられる。
 +
;[[猛虎装孫権ガンダム|孫権ガンダム]]、[[孫尚香ガーベラ]]
 +
:『UX』ではガンダムそのものな人間である彼らにはさすがに面食らった様子を見せる。
 +
;[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]
 +
:『UX』では[[ティベリウス]]が作り出したクトゥグアのプラズマ超火球を一撃で吹き飛ばした曹操の力に驚愕する。
 +
:続く[[センターシティ]]での[[スクラッグ]]との決戦において単機でスクラッグの大軍に挑もうとする([[エイサップ・鈴木|エイサップ]]も曹操と共に先行することになるが)曹操を心配するが、それが杞憂であると知ることになる。
 +
;[[ヨンム・カークス]]
 +
:『第3次Z時獄篇』では、敵ながら見事である彼のスナイパーとしての腕前を認めており、特殊戦闘台詞が存在している。
 +
 
 +
=== スーパー系 ===
 +
;[[スクラッグ兵士]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第15話アメリカルート「THE INVADERS」で'''生身でスクラッグ兵士を始末した'''。
 +
:なお、この時に[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]から[[狙撃]]の腕を褒められ、「これで飯を食っている」と返しているので、弱点のクリスタルを狙い撃ったものと思われる。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
=== 1st ===
 +
;「ん? 一体誰が?」<br />「もしかして、[[ロックオン・ストラトス|あの人]]が…?」
 +
:第9話より。降りしきる雨の中、墓参りに来たライルはディランディ家の墓前に既に[[花]]が供えられているのを発見する。そんな彼をライルと瓜二つの容貌を持つ人物が遠くから見守っていた…。
 +
:'''実は、上記の台詞がライルの初めての台詞である'''<ref>なお、この事実が明かされる前の段階では、'''「墓参りに来たのが[[ロックオン・ストラトス|ニール]]で、そんな彼を遠くから見守っていたのがライルだと思っていた」'''視聴者が多かった模様。</ref>。
 +
:ちなみに小説版では本編登場後のライルのイメージに寄せたためか、「'''あいつが…?'''」に変更されている。
  
=== 本編 ===
 
 
=== 2nd ===
 
=== 2nd ===
;「そんなに似てるかな? 俺と兄さんは…」<br />「俺は兄さんじゃない」<br />「その反応、飽きたよ」
+
;「クソったれが!」
 +
:口癖。特に、[[アロウズ]]や家族の仇敵・[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]に対して発言することが多い。
 +
;「随分と寂しい組織なんだな」
 +
:第2話より。「現在のソレスタルビーイング([[プトレマイオス2]])の保有する戦力は、[[セラヴィーガンダム|ティエリアの機体]]と[[ダブルオーガンダム|ロールアウト間近の新型機]]の2機だけしかない」という[[刹那・F・セイエイ|刹那]]からの返答を聞いた際のコメント。外部から来たライルだけに説得力のあるソレスタルビーイング評である。
 +
:ちなみに、ライルのこの台詞に心を動かされた[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]は、プトレマイオス2に向けて戦術プランを送信。その結果、アロウズの編隊を撃退することに成功するのであった。
 +
;ライル「…なぁ、ハロ。兄さんは戦うときに何か言ってたか?」<br />ハロ「狙イ撃ツゼ! 狙イ撃ツゼ!」<br />ライル「オーライ。ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜぇ!」
 +
:第3話より。[[ハロ]]からの情報を基に、兄と同じ口癖を使用。なお、'''「狙い撃つ『ぜぇ』!」の語尾の部分のイントネーションが微妙に異なっており、ライルの場合は上がる'''。
 +
;「そんなに似てるかな? 俺と兄さんは…」<br />「俺は兄さんじゃない」<br />「その反応、飽きたよ」
 
:以上の台詞は全て兄と思われた際に発した台詞である。
 
:以上の台詞は全て兄と思われた際に発した台詞である。
 
;「気付かせてやったんだ。比較されちゃたまらんだろ…!」
 
;「気付かせてやったんだ。比較されちゃたまらんだろ…!」
:兄である先代ロックオンことニール。彼に好意を抱き、ライルに兄の面影を重ね合わせるフェルト。そんな彼女に対して、ライルは自分とニールとの違いをわからせる為に無理矢理唇を奪い、その後ビンタされてしまう。彼女が去った後、ハロに「フラレタ!フラレタ!」と言われた際にライルはこの台詞を言う。兄にコンプレックスを持っているライルにとって、ニールと比較されることは屈辱以外の何物でもなかった。
+
:第4話より。兄である先代『[[ロックオン・ストラトス]]』ことニール。彼に好意を抱き、ライルに兄の面影を重ね合わせる[[フェルト・グレイス|フェルト]]。
;ライル「…なぁ、ハロ。兄さんは戦うときに何か言ってたか?」<br />ハロ「狙イ撃ツゼ! 狙イ撃ツゼ!」<br />ライル「オーライ。ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜぇ!」
+
:そんな彼女に対して、ライルは自分とニールとの違いをわからせる為に無理矢理[[キスシーン|唇を奪い]]、その後ビンタされてしまう。彼女が去った後、ハロに「フラレタ! フラレタ!」と言われた際にライルはこの台詞を言う。兄にコンプレックスを持っているライルにとって、ニールと比較されることは屈辱以外の何物でもなかった。
:ハロからの情報を基に、兄と同じ口癖を使用。なお、「ぜ」の部分のイントネーションが微妙に異なっており、ライルの場合は上がる。
+
;「これが…こいつがっ! 人間のやることか!」<br />「許さねぇ…許さねぇぞ、アロウズ! 逃げんなよ…逃げんなよォ、アロウズゥゥッ!」.
;「これが…こいつがっ!人間のやることか!」
+
:第5話より。[[カタロン]]の基地跡で、無抵抗の人間までも殺戮し続けるアロウズの無人兵器オートマトンを目の当たりにして。
:カタロンの基地跡で、無抵抗の人間までも殺戮し続けるオートマトンを目の当たりにして。
+
:三木眞一郎氏の熱演によって、カタロンの同志達を殺戮した敵に対するライルの激しい怒りが伝わってくる台詞である。
 +
;「なんだ?散々探し回らせてといて女連れか?」「はは・・・やるじゃないの」
 +
:第7話より。アレルヤを発見した際のセリフ。日が浅く、余り関わりがなかったアレルヤの意外な一面を見ての一言。なお小説版では'''悪戯心'''でアレルヤとマリーの[[キスシーン|ラブシーン]]の映像を発露させる。その後、二人の関係をあれこれと聞きたがっていたことも判明した。
 
;「すべて過ぎたことだ、昔を悔やんでも仕方ねえ。…そうさ、俺達は過去じゃなく、未来のために戦うんだ」
 
;「すべて過ぎたことだ、昔を悔やんでも仕方ねえ。…そうさ、俺達は過去じゃなく、未来のために戦うんだ」
:刹那の過去を聞いた後で。ニールに比べると割り切り方は早いように見えるが、小説版にてライルは家族への愛着を持てず苦悩していた事を考えると、'''割り切ったのではなく、刹那が家族の仇と聞いても何とも思わなかっただけ'''だったのかもしれない。
+
:第9話より。刹那の過去を聞いた後で。ニールに比べると割り切り方は早いように見えるが、[[小説|小説版]]にてライルが家族への愛着が薄いと自覚し苦悩していた事を考えると、'''割り切ったのではなく、刹那が家族の仇と聞いても怒りが湧かなかっただけ'''だったのかもしれない。
;「ロックオン・ストラトス、'''その名の通り、狙い撃つぜ!!'''」
+
;「ロックオン・ストラトス、その名の通り、狙い撃つぜぇ!!」
:メメントモリ攻略戦にて。この瞬間、ライルは成り行きで手に入れた『ロックオン・ストラトス』のコードネームを受け継ぐ決意を固めた。
+
:第13話より。[[メメントモリ]]攻略戦において。この瞬間、ライルは成り行きで手に入れた『ロックオン・ストラトス』の[[偽名|コードネーム]]を受け継ぐ決意を固めた。
 
;「アニュー…愛してるぜ?」
 
;「アニュー…愛してるぜ?」
:恋人となった後,出撃時に[[アニュー・リターナー|アニュー]]に言った一言。彼は狙撃だけでなく早撃ちも旨かった。
+
:第18話より。恋人となった後,出撃時に[[アニュー・リターナー|アニュー]]に言った一言。彼は[[狙撃]]だけでなく「早撃ち」も上手かった。
;「撃てよ…狙い撃てよ。俺は何のためにここにいる…? 何のために、カタロンに…ソレスタルビーイングに…?」<br />「'''うわぁぁぁぁっ!!'''」<br />「何て情けねぇ男だ、ライル・ディランディ! 俺の覚悟はこんなもんか…?'''こんなぁぁぁっ!!'''」
+
;ライル「暫くそっとしておけ。心の整理をつけるのに時間が必要だ」<br/>アレルヤ「しかし、彼女に危険な真似を···」<br/>ライル「自分の考えだけを押しつけんなよ。大切に思っているのなら理解してやれ。戦いたいと言う彼女の気持ちを···」
:イノベイターに目覚めたアニューは、リヴァイブと共に[[プトレマイオス2]]から離脱、ライルはアニューらが乗る離脱艇に照準を向け狙い撃とうとする。しかし、『ロックオン・ストラトス』としてではない自分を受け入れてくれたアニューへの思い出がそれを許さなかった。結局、離脱艇を逃してしまったライルは、非情になりきれない己への怒りをコックピットにぶつけることしかできなかった。
+
:第18話より。マリーの事で悩むアレルヤに対して
 +
;「撃てよ…狙い撃てよ。俺は何のためにここにいる…? 何のために、カタロンに…ソレスタルビーイングに…?」<br />「うわぁぁぁぁっ!!」<br />「何て情けねぇ男だ、ライル・ディランディ! 俺の覚悟はこんなもんか…? こんなぁぁぁっ!!」
 +
:第20話より。イノベイターに目覚めたアニューは、[[リヴァイヴ・リバイバル|リヴァイヴ]]と共にプトレマイオス2から離脱、ライルはアニューらが乗る離脱艇に照準を向け狙い撃とうとする。
 +
:しかし、「ロックオン・ストラトス」としてではない自分を受け入れてくれたアニューへの思い出がそれを許さなかった。結局、離脱艇を逃してしまったライルは、非情になりきれない己への怒りをコックピットにぶつけることしかできなかった。
 
;「かっこつけんなよ、ガキが」
 
;「かっこつけんなよ、ガキが」
 
:次に出撃する時はトリガーを引きアニューを狙い撃つ、と強がるライル。そのやせ我慢に対し、「もしもの時は俺が引く。その時は恨めばいい」と諌める刹那に向けた台詞。
 
:次に出撃する時はトリガーを引きアニューを狙い撃つ、と強がるライル。そのやせ我慢に対し、「もしもの時は俺が引く。その時は恨めばいい」と諌める刹那に向けた台詞。
;「お前をもう一度俺の女にする。嫌とは言わせねぇ! 欲しいもんは奪う、例えお前が…イノベイターだとしても! アニュー、戻ってこい…アニュー!!」
+
;「お前をもう一度俺の女にする。嫌とは言わせねぇ! 欲しいもんは奪う、例えお前が…イノベイターだとしても! アニュー、戻ってこい…アニュー!!」
:[[ガッデス (00)|ガッデス]]を駆り敵として対峙したアニューに対して、ライルはこの言葉と共にトランザムを発動させ、力づくでアニューへの説得を試みる。しかし…
+
:[[ガッデス (00)|ガッデス]]を駆り敵として対峙したアニューに対して、ライルはこの言葉と共に[[トランザム]]を発動させ、力づくでアニューへの[[説得]]を試みる。しかし…。
;「あいつは戻ろうとしていた! イノベイターではなく、人間として…俺たちの元に!!貴様のせいでぇぇぇっ!! 貴様の…うう…あぁ…アニュー…'''うわぁぁぁぁぁっ!!'''」
+
;「あいつは戻ろうとしていた! イノベイターではなく、人間として…俺たちの元に!! 貴様のせいでぇぇぇっ!! 貴様の…うう…あぁ…アニュー… うわぁぁぁぁぁっ!!」
:リボンズの介入によりアニューは自らの意志に関係なくライルを殺そうとするが、彼を守ろうとした刹那の攻撃で彼女は命を散らす。量子空間でアニューと最期の会話を交わしたライルは、帰還後ブリッジで一方的に刹那を責めていく。ライルの拳と行き場をなくした悲しみを、ただ一身に受け止める刹那の耳に響くものは愛する者を失った男の慟哭、そして…。<br />なお、第2次Z再世篇では条件によりアニューは生存する事ができるので、満たすとこの台詞は発生しない。
+
:[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の介入によりアニューは自らの意志に関係なくライルを殺そうとするが、彼を守ろうとした刹那の攻撃で彼女は命を散らす。
 +
:量子空間でアニューと最期の会話を交わしたライルは、帰還後ブリッジで一方的に刹那を責めていく。ライルの拳と行き場を無くした悲しみを、ただ一身に受け止める刹那の耳に響くものは愛する者を失った男の慟哭、そして…。
 +
:なお、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では、ライルが刹那を責めるシーンや後述の刹那を狙撃しようとするシーンがカットされている。<ref>ただし、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では既述した場面の代わりに「[[アニュー・リターナー|アニュー]]の死別後、その悲しみを洗い流すかのように[[シャワーシーン|シャワーを浴びている]]ライルの場面」が挿入されている。</ref>
 +
:また、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|条件]]によりアニューは生存する事ができるので、満たすとこの台詞は発生しない。
 
;「兄さん……」
 
;「兄さん……」
:アニューを殺さざるを得なかった刹那。その背中越しからライルは銃を向け狙い撃とうとするが、「もしもの時は~」と言っていた刹那の心情や、同じガンダムマイスターだった兄が望まないだろうという思いから、彼は銃口を下げる。
+
:第21話より。アニューを已む無く殺さざるを得なかった刹那。その背中越しからライルは銃を向け狙い撃とうとする(刹那もその事に気付いているが敢えて抵抗もしていない)が、「もしもの時は~」と言っていた刹那の心情や、同じガンダムマイスターだった兄が望まないだろうという思いから、ライルは銃口を下げる。
;「アニュー、俺はやるぜ…ケルディム、ロックオン・ストラトス!狙い撃つ!!」
+
;「アニュー、俺はやるぜ…ケルディム、ロックオン・ストラトス! 狙い撃つ!!」
:アロウズとの最終決戦時における出撃台詞。
+
:第22話より。アロウズとの最終決戦時における出撃台詞。
;「'''ぶっ潰す!'''」<br />「兄さんのことは責められないな…'''こいつだけは許せねぇ!'''」
+
;サーシェス「何だ?この気持ち悪い感じは」<br />「貴様…!貴様みたいな奴に、兄さん達は!」<br />サーシェス「へっ、てめぇあの男の弟か!」<br />「それがどうした!」<br />サーシェス「殺しがいがあるぜ!」<br />「何なんだ貴様は!」<br />サーシェス「俺は俺だ!」<br />「ぶっ潰す!」<br />「兄さんのことは責められないな…。こいつだけは許せねぇ!」
:家族の…そして兄の仇であるサーシェスへの激哮。死んだ家族のために泣く事ができず、家族を愛していないのではないかと内心コンプレックスを抱えていたライルにとって、それは確かに自分は家族を愛していたという証にもなった。
+
:第24話より。家族の…そして兄の仇であるサーシェスへの激昂。死んだ家族のために泣く事ができず、家族を愛していないのではないかと内心コンプレックスを抱えていたライルにとって、それは確かに自分は家族を愛していたという証にもなった。そして、この直後にアルケーガンダムを撃墜し、逃げたサーシェスを追いかけていき引導を渡した。
 +
;「システムの助けがなきゃイノべイターもその程度かよ!」
 +
:最終話より。イノべイター3機の集中攻撃を受けている刹那の助太刀にアレルヤと共に参戦し、リヴァイヴのガデッサと対峙。自機に残されたGNビームピストルではガデッサの主要部装甲を貫けず、逆に自機の左腕に被弾するも、即座に狙いをガデッサの主砲であるGNメガランチャーに狙いを切り替えて此れを破壊。パトリック・コーラサワーがシステムの助けを失った兄を撃墜した時と同じ戦法で戦っている。
 +
;「ハロ!トランザムは!?」<br/>ハロ「ワンセコンドカノウ!ワンセコンドカノウ!」<br/>「…上等!」<br/>リヴァイヴ「もらったぁぁ!!……なッ!?」(GNビームピストル接射)<br/>「''これが…ソレスタルビーイングだ……!''」<br/>「アニュー…」
 +
:最終話より。GNバルカンの斉射をうけて更に損傷し、圧倒的に不利な状況の中、わずか1秒のみ使用可能なトランザムを利用して接近して来たガデッサの背後に一瞬で回り込む。人間の底力を見せつけリヴァイヴに引導を渡したライルは、今は亡きアニューを想いながら意識を失った…。
 +
;「父さん、母さん、エイミー、兄さん…。俺はカタロンから離れて、ガンダムマイスターとして生きる」<br />「ロックオン・ストラトスとして、この世界と向き合う。たとえ、世界から疎まれようと、その罰が下されるまで戦い続ける…」<br />「そっちへ行くのは、もう少し先だ。その時まで、待っててくれよな。アニュー」
 +
:最終話エピローグより。ライルはディランディ家の墓前にて、戦争根絶のために一生を捧げることを誓う。[[ソレスタルビーイング]]の[[ガンダムマイスター]]「ロックオン・ストラトス」として…。
 +
:ちなみにディランディ家の墓地には、戦争の犠牲になったライルの両親と妹の墓に加え、[[ロックオン・ストラトス|兄]]と[[アニュー・リターナー|愛する女性]]の墓も新たに建てられている。
  
=== 劇場版 ===
+
=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] ===
 +
;「悪いなぁー。休暇は終わりだそうだ」
 +
:窮地に陥っていた[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]と[[ソーマ・ピーリス|マリー]]を助けた際の台詞。この時に乗っていたのは亡き兄のかつての愛機の改修型「[[ガンダムデュナメスリペア]]」。感慨深いものがあると同時に、デュナメスは予告には登場していないので劇場来場者にとっては一種のサプライズとなった。
 
;「鈍いんだよ…イノベイターのくせに…」
 
;「鈍いんだよ…イノベイターのくせに…」
:
+
:[[マリナ・イスマイール|マリナ]]のことを何も言わない[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に対してあきれて。しかし、ライルが気を遣わなくても刹那とマリナは通じ合っている為、気持ちを解っていると言えなくもない。
;「ロックオン・ストラトス!乱れ撃つぜぇ!!」
+
:ちなみにこの台詞は劇場版のPVでも使用されているのだが、本編のものとは語調が異なっている。そのため、上記の台詞に対する印象もまた異なってくる。
:ガンダムサバーニャに乗り換え、ELSと戦闘した際の台詞。
+
;「諦めるかよ…クソったれがぁーっ!」
 +
:[[ELS]]と戦闘時した際の台詞。ELSの大群に苦戦しながらもなお、ライルは諦めない。
 +
;「俺に任せな! 行くぜ、ハロ!」
 +
;[[ハロ|オレンジハロ、青ハロ]]「「了解! 了解!」」
 +
;「乱れ撃つぜぇ!!」
 +
:ELSとの最終決戦時の台詞。ライルの得意とする乱戦下での早撃ちが披露される。
 +
:ちなみに、この'''「乱れ撃つぜぇ!」という台詞は、元々ライルの決め台詞として脚本家の黒田洋介氏が考案していたもの'''であるが、2ndシーズンの時には諸事情によってお蔵入りしていた。劇場版にて、ようやく陽の目を見る事となる。
 +
;「アニューとだって分かり合えたんだ! お前達とだって!」
 +
:ELSとの戦いの中での叫び、戦いの中でなお攻撃を仕掛けてくるELSに彼はかつて[[アニュー・リターナー|愛した女性]]を思い出し、すべてのことを刹那に託した。
  
 
=== 書籍 ===
 
=== 書籍 ===
;「アニュー…俺はやるぜ!俺は生き抜く!戦い抜く!俺とオマエが出会ったことが…運命が…間違いじゃなかったという証のために!!この先…何があろうとも!」
+
;「アニュー…俺はやるぜ! 俺は生き抜く! 戦い抜く! 俺とオマエが出会ったことが…運命が…間違いじゃなかったという証のために!! この先…何があろうとも!」
:田口央斗版(講談社・刊)で、CB号に突入した際の独白。強固な意志に溢れている。直後、眼前に現れたのは…
+
:田口央斗氏の[[漫画|漫画版]](講談社・刊)より。CB号に突入した際の独白。強固な意志に溢れている。直後、眼前に現れたのは…。
;「'''貴様!!狙い撃つ!!!'''」
+
;「貴様!! 狙い撃つ!!!」
:上記の直後、現れたのは家族の仇であるサーシェスだった。彼からアニューのことをダシにした挑発をされ、激昂する。ちなみに雑誌掲載時では「狙い撃つ!」の所が「ぶっ潰す!」になっていた。
+
:上記の直後、現れたのは家族の仇である[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]だった。彼から[[アニュー・リターナー|アニュー]]のことをダシにした挑発をされ、激昂する。ちなみに、雑誌掲載時では「狙い撃つ!」の所が「ぶっ潰す!」になっていた。
;「'''俺は兄さんを責められねェな!世界の変革より私怨とはね!'''」<br />「…でも…お前と出会ったおかげで戦う意味を…大切なことを…見つけられたよ。アニュー…」
+
;「俺は兄さんを責められねェな! 世界の変革より私怨とはね!」<br />「…でも…お前と出会ったおかげで戦う意味を…大切なことを…見つけられたよ。アニュー…」
:田口版でサーシェスを討った際の台詞。私怨を優先させた兄のことは言えないと自嘲するも、その心は復讐ではなく未来にむけて戦う決意に満ちていた。なお原作とは異なりサーシェスを'''銃を構えさせる間も与えず即射殺している'''。
+
:田口版でサーシェスを討った際の台詞。私怨を優先させた兄のことは言えないと自嘲するも、その心は復讐ではなく未来にむけて戦う決意に満ちていた。
;「勝つさ!!勝たなきゃならねーんだよ!人類(俺ら)のためにも!!アニューのためにもな!!」
+
:なお、原作TV版とは異なって'''サーシェスに銃を構えさせる間も与えず即射殺する事に成功している'''。
 +
;「勝つさ!! 勝たなきゃならねーんだよ! 人類(俺ら)のためにも!! アニューのためにもな!!」
 
:田口版での決戦で、リヴァイヴと対峙して。機体はボロボロでも、絶対に負けられない思いがあった。
 
:田口版での決戦で、リヴァイヴと対峙して。機体はボロボロでも、絶対に負けられない思いがあった。
 
;「……おれはな、狙撃じゃなくて、実は早撃ちが得意なんだ……」
 
;「……おれはな、狙撃じゃなくて、実は早撃ちが得意なんだ……」
:角川スニーカー文庫版(角川書店・刊)での台詞。ライルが早撃ちが得意と明言した台詞だが、言ったのは'''鈍感なアニューの唇を奪う場面である'''。
+
:角川スニーカー文庫版(角川書店・刊)での台詞。ライルが「早撃ちが得意」と明言した台詞だが、言ったのは'''鈍感な[[キスシーン|アニューの唇を奪う場面]]である'''。
;「許さねえ…天や神が許してもキサマだけは生かしちゃおけねえ!!」
+
;待ってくれ、アニュー!<br/>お前と出会えるまで、俺はずっと虚ろで。<br/>一人ぼっちで。空っぽだった!<br/>(中略)<br/>おれを置いていくな。おれを残していくな。<br/>お前を失ったら、おれは生き甲斐を失っちまう。<br/>生きてる意味を失っちまう。<br/>だから。頼む。アニュー。<br/>「行くなぁっ――!」
:大森倖三版(角川書店・刊)で、サーシェスの素性を知り、怒りの銃口を向ける。
+
:角川スニーカー文庫版(角川書店・刊)での(地の文込みの)台詞。
 +
;「許さねえ…天や[[神]]が許してもキサマだけは生かしちゃおけねえ!!」
 +
:大森倖三氏の漫画版(角川書店・刊)より。サーシェスの素性を知り、怒りの銃口を向ける。
 
;「天がキサマを許さなかったようだな…」
 
;「天がキサマを許さなかったようだな…」
:同じく、大森版で、自滅同然に散ったサーシェスの最後を見届けて。
+
:同じく大森版より。自滅同然に散ったサーシェスの最後を見届けて。
 +
;「俺は兄さんほど遠距離射撃は得意じゃねぇ 狙い撃たねぇ だからさ 乱れ撃つぜぇ!」
 +
:劇場版の[[小説|小説版]]より。
 +
:『UX』ではビットコンビネーション使用時の台詞パターンの一つとして、若干改変されつつ使用されている。
  
 
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 +
;「一言も喋らずに逝っちまったか…どうやら[[ドラマCD|CDドラマ]]に出る気は無いようだな」
 +
:ドラマCD第3弾アナザーストーリー「COOPERATION-2312」より。被害者役の[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]の遺体を見て、メタ発言をかます。他に言うことは無かったのか。
 
;「黙れ、ちょりす!」
 
;「黙れ、ちょりす!」
:ドラマCD『COOPERATION-2312』にて。一々メタ発言をかます刹那に対し、一々この言葉で諌めていた。
+
:そのくせ「[[アルヴァアロン|金ジム]]」だの[[ラッセ・アイオン|ギャラがなんだの]]と一々メタ発言をかます刹那に対し、一々この言葉で諌めていた。
 +
;「バック・ジャウアーじゃねぇのかよ…」
 +
:[[ミスター・ブシドー|CTUの'''バック・ジャウアー'''と名乗る男]]が「ハム仮面だろ!」と突っ込まれた際に「ブシ仮面」と名乗りを告げての反応。突っ込むところはそこではない。
 
;「言ってねぇよ!」
 
;「言ってねぇよ!」
:これもドラマCD『COOPERATION-2312』にて。自分の正体をぶっちゃけてしまった武士仮面に対してこうツッコんだ。
+
:で、結局自分の正体をぶっちゃけてしまった[[ミスター・ブシドー|ブシ仮面]]に対してこうツッコんだ。
 +
;ロックオン「おい、絶対無理するぞ…トランザム使うなって言っても使うぞ!言う事聞かねーぞ絶対!」<br />グラハム「ハハハ、確かにそのきらいはある。私は我慢弱く、落ち着きのない男だ。」<br />ロックオン「落ち着けよ頼むから!」
 +
:10周年記念イベントの朗読会にて、刹那から脳量子波を通してガンダムのレクチャーを受けたという話を聞いてのツッコミ。この様子だとこれから先も兄同様に苦労は絶えそうにないようだ…。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 +
=== 戦闘台詞 ===
 
;「ケルディム、目標を狙い撃つ!」
 
;「ケルディム、目標を狙い撃つ!」
:スナイパーライフル使用時の台詞の一つ。なのだが、実は専用台詞が出るとスキップされる。
+
:スナイパーライフル使用時の台詞の一つ。…なのだが、実は専用台詞が出るとスキップされる。
 +
;「てめえがあの時、アニューを…! てめえがっ!」
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』終盤で[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との[[特殊戦闘台詞]]。
 +
;「その人を見下した態度が気に入らねぇんだよ!」
 +
:対[[イノベイド]]。これだけだと普通だが、'''(敵対時とはいえ)恋人であるアニューに対しても発言する場合もある'''。
 +
;「言われなくてもやる事はやる…! 『トリガーを引く』…助けるためにな!」
 +
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における[[ゾヌーダ|機界新種ゾヌーダ]]との特殊戦闘台詞。
 +
:「トリガーを引く」が強調されているのは、[[機動戦士ガンダム00|原作]]において「引けなかった」ために助けられなかった[[アニュー・リターナー|恋人]]の事を思い出しているのだろう。
 +
;「随分と上から目線の物言いだが、てめえが万能とは思えないな!」
 +
:『BX』における[[ジスペル]]との特殊戦闘台詞。2ndシーズン20話で[[リヴァイヴ・リバイバル|リヴァイヴ]]に言った台詞が元だと思われる。
 +
 
 +
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;「何だよ、そりゃ!」
 
;「何だよ、そりゃ!」
:[[リ・ブラスタ]]初登場時のCDSの内容に対しての率直なツッコミ。まさにその通りだから困る。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第31話「ジ・アンブレイカブル」より。[[リ・ブラスタ]]初登場時のCDSの内容に対しての率直なツッコミ。まさにその通りだから困る。
 
;「礼を言わせてくれ、刹那。いくら感謝しても足りないがな」
 
;「礼を言わせてくれ、刹那。いくら感謝しても足りないがな」
:「白き牙」でアニューの救出フラグが成立するとこの台詞に変わる。
+
:『第2次Z再世篇』第34話[[宇宙]]ルート「白き牙」でアニューの[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|救出フラグ]]が成立すると、この台詞に変わる。
;「悪いな。キャッシュに変えられなくてよ」
+
;「悪いな。[[資金|キャッシュ]]に変えられなくてよ」
:そしてその喜び様を「100万Gの笑顔」と評したクロウへの冗談。
+
:そしてその喜び様を「100万Gの笑顔」と評した[[クロウ・ブルースト|クロウ]]への冗談。
;「……戦うぜ」<br />「俺は戦う。カタロンでも、ソレスタルビーイングでも、ZEXISでもなく、俺の意思で。アニューの心を操ろうとしたイノベイターとな」<br />(やるぜ、兄さん……この世界のために俺も狙い撃つさ)
+
;「……戦うぜ」<br />「俺は戦う。[[カタロン]]でも、[[ソレスタルビーイング]]でも、[[ZEXIS]]でもなく、俺の意思で。アニューの心を操ろうとしたイノベイターとな」<br />(やるぜ、兄さん……この世界のために俺も狙い撃つさ)
:「明日へのあがき」で刹那に対して。原作ではこの後立ち去る刹那を撃とうとして出来なかったが、こちらでは自分なりの「理由」を見つけ出し、世界の歪みを「狙い撃つ」ために戦うことを決める。
+
:『第2次Z再世篇』第35話宇宙ルート「明日へのあがき」で刹那に対して。
;「…兄さん…!俺は…ずっとあんたの影を追っていたかもしれない…!」<br />「だがよ!'''そんな俺にも戦う理由が出来たんだよ!'''」
+
:原作ではこの後立ち去る刹那を撃とうとして出来なかったが、こちらでは自分なりの「理由」を見つけ出し、世界の歪みを「狙い撃つ」ために戦うことを決める。
:「明日へのあがき」で[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]との戦闘前台詞。ライルが追っていた[[ロックオン・ストラトス|兄]]の幻影に苦しめられる中、それを振り払ったのは、[[アニュー・リターナー|想い人]]の存在だった。
+
;「…兄さん…! 俺は…ずっとあんたの影を追っていたかもしれない…!」<br />「だがよ! そんな俺にも戦う理由が出来たんだよ!」
;ロックオン「愛してるぜ、アニュー!」<br />アニュー「ラ、ライル…!」<br />ロックオン「俺は俺とアニューのために戦う!その邪魔は誰にもさせねえ!」
+
:同話における[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]との戦闘前台詞。ライルが追っていた[[ロックオン・ストラトス|兄]]の幻影に苦しめられる中、それを振り払ったのは、[[アニュー・リターナー|想い人]]の存在だった。
:ルーク・アダモンPと交戦した後の台詞。愛するものを守る為に、その照準を兄へのコンプレックスを利用した人造次元獣へと「狙い撃つ」。なお、アニューが死亡した場合は(上記の台詞も含めて)そのやりとりが異なっている。
+
;ロックオン「愛してるぜ、アニュー!」<br />アニュー「ラ、ライル…!」<br />ロックオン「俺は俺とアニューのために戦う! その邪魔は誰にもさせねえ!」
;クロウ「ノーミュージック・ノーライフ……いい音楽を楽しもうぜ、ロックオン」<br />ロックオン「ノーマネー・ノーライフ。そういう無駄遣いをしてちゃ、いつまで経っても借金は返せないぜ」
+
:ルーク・アダモンPと交戦した後の台詞。愛するものを守る為に、その照準を兄へのコンプレックスを利用した人造次元獣へと「狙い撃つ」。
:「トライアングラー」でのクロウとのやり取り。ビール片手に[[ランカ・リー]]のライブを楽しむクロウに対し、痛烈な切り返しで現実に引き戻した。
+
:なお、アニューが死亡した場合は(上記の台詞も含めて)そのやりとりが異なっている。
;「あばよ、戦争屋。もうあんたの戦いも潮時だったんだよ」<br />「もうすぐあんたみたいな人間には居場所のない世の中になるんだからな」
+
;クロウ「ノーミュージック・ノーライフ……いい[[BGM|音楽]]を楽しもうぜ、ロックオン」<br />ロックオン「ノーマネー・ノーライフ。そういう無駄遣いをしてちゃ、いつまで経っても[[借金]]は返せないぜ」
:終盤でサーシェスに引導を渡した後のマップ会話にて。家族の仇たる戦争屋を仲間と共に葬り、GNスナイパーライフルの銃口が次なる標的を狙う。
+
:『第2次Z再世篇』第41話[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア船団]]ルート「トライアングラー」でのクロウとのやり取り。
 +
:ビール片手に[[ランカ・リー|ランカ]]のライブを楽しむクロウに対し、痛烈な切り返しで現実に引き戻した。
 +
;「あばよ、戦争屋。この戦いは潮時だったんだよ」<br />「もうすぐお前みたいな奴には居場所のない世界になるんだからな」
 +
:『第2次Z再世篇』終盤で[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]に引導を渡した後のマップ上の会話より。家族の仇たる戦争屋を仲間と共に葬り、GNスナイパーライフルの銃口が次なる標的を狙う。
 
;「弾が当たれば、人間だろうとイノベイターだろうと死ぬんだよ」<br />「お前らが、どれだけ自分の事を特別だと思っていようとな……」
 
;「弾が当たれば、人間だろうとイノベイターだろうと死ぬんだよ」<br />「お前らが、どれだけ自分の事を特別だと思っていようとな……」
:リヴァイヴの最期を見て。戦場の真理を現した至言であるが、実は[[メリッサ・マオ|同じようなことを言った人]]が[[スーパーロボット大戦W|もっと前]]にいたりする。
+
:『再世篇』終盤で[[リヴァイヴ・リバイバル|リヴァイヴ]]の最期を見届けて。戦場の真理を現した至言であるが、実は[[メリッサ・マオ|同じようなことを言った人]]が[[スーパーロボット大戦W|もっと前]]におり、ライル達は次回作にてその人物と共闘することになる。
 +
;「…何のことか、さっぱりだ」
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第31話「切り拓かれる運命」シナリオエンドデモより、突然クルツから因縁を吹っ掛けられたことに困惑して。
 +
:ライルにとっては'''本当に身に覚えがないこと'''なので当然と言えば当然の反応ではある。
 +
;「悪いな…。そいつは先代ロックオン…俺の兄さんの話だ。俺の本名はライル・ディランディ…。あんたがやり合ったニール・ディランディの双子の弟だ」
 +
:上記の台詞の後自分が兄ニールと勘違いされていることに気づいての返し。
 +
;「マズいな……[[クルツ・ウェーバー|クルツ]]の奴も『素質』アリってことかよ」<BR/>「そうじゃねえよ。もっと情けなくて、出来れば遠慮したいような……」<BR/>「……あれ? 俺、何を言ってんだ……」
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ボーナスシナリオ「僕達の行方」より。
 +
:この時点では記憶の封印が解けていないため思い出せなかったが、『第2次Z再世篇』のユーザーならば一発で分かる通り[[貧乏クジ同盟]]のことである。
 +
;「人のオンナを勝手に殺すなよ。あいつなら、木星のソレスタルビーイング基地にいるよ」<br />([[AG]]「申し訳ありません! ワタシ…てっきり亡くなられたものかと…!」)<br />「ま…本当なら、そうなる運命だったんだろうな…」<br />「だが、ぎりぎりの所で俺達はあいつを救う事が出来た。俺達は運命に勝ったんだよ」<br />
 +
:エーストークにて。[[ローレライ]]と同様に『第2次Z再世篇』で生存したのが正史だが、アニューは[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]設定で登場していないため、[[プトレマイオス2]]を降りている。
 +
:…お蔭で操舵士と砲撃手の両方をやるハメになった[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]がちょっと可哀想な気がしないでもない。
 +
 
 +
=== 携帯機シリーズ ===
 +
;「お前さんたちの前じゃ、刹那もうかつなことは言えないだろうぜ」
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第10話「Death caprice」より。[[八稜郭]]にて「最近メカみたいな人間が多い」という話を聞き、その話に興味を引かれる[[猛虎装孫権ガンダム|孫権]]と[[孫尚香ガーベラ|孫尚香]]に対して。刹那はというと、意味深に沈黙するのみであった…。
 +
;「ま、武力による戦争根絶を目指した時点で、まともな最後なんて迎えられやしない」<br/>「だが、死んだ後の魂ぐらいはな…」
 +
:『UX』第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモにおける[[灯籠流し]]より。明言こそされていないが、ライルもまた[[アニュー・リターナー|彼女]]の灯籠を流していたのかもしれない。
 +
;「あとは狙い撃つだけだ。スナイパーの見せ場だぜ?」
 +
:『UX』第39話「蒼穹-そら-」より。[[イドゥン]]を止めるため[[真壁一騎|一騎]]の目となって[[ミール]]を[[狙撃]]する[[遠見真矢|真矢]]を先輩スナイパーとして激励する。
 +
;「とか言って、[[ミスター・ブシドー|妙な仮面]]を付けるのはもうやめとけよ?」
 +
:『UX』第42話[[竜宮島]]ルート「龍の輝き」より。[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]を武人の鏡として「学ぶところが多い」と発言した[[グラハム・エーカー|グラハム]]に対して。ある意味、[[黒歴史]]を掘り返されたグラハムは閉口してしまうのであった…。
 +
;「あいつらはあの瞬間分かり合ってた…。けどよ…」
 +
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第20話ELS護送ルート「ロストロウランに散る」より。プラズマ粒子爆弾を仕掛けられた[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の[[シャンブロ|シャンブロ]]が、自らの意思で[[バナージ・リンクス|バナージ]]達を救った時に発した台詞。この時ライルの胸の裡に去来したのは、[[アニュー・リターナー|想い人との哀しい別れ]]であろう…。
 +
;「っと、[[ウォーレン]]とかいう映画の中のマイスター扱いはやめてくれよ。これでも、気にはしてるんでね」
 +
:『BX』第21話「脅威!古代ミケーネの遺産!」より(第18話分岐で日本防衛を選択した場合のみ発生)。合流した[[ブライティクス]]のメンバーの前に刹那と入れ違いに現れて。
 +
:[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画]]のキャラ扱いに戸惑うばかりのアレルヤ達や直前の刹那に対し、流石にライルは先手を打って要領良く止めるのだった。
 +
;「その上でまだ恥だと思うんなら、仮面のひとつでも被ってみるこった」
 +
:『BX』第29話「再会、そして別れ」終了後ルート選択シナリオより。今回も[[仮面キャラ|仮面ネタ]]を突いて来ている。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;「その気持ち…わからないでもないぜ」
 +
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第37話西暦世界ルート「Necessary」にて、[[サリア]]の裏切りの理由を知って。常に兄と比べられてきた故か、一定の理解を示していた。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 +
[[ロックオン・ストラトス|兄]]譲りの遠距離狙撃が得意なMSに搭乗する。
 
;[[ケルディムガンダム]]
 
;[[ケルディムガンダム]]
:2ndでの搭乗機。
+
:TV版2ndシーズンでの搭乗機。
 
;[[ガンダムサバーニャ]]
 
;[[ガンダムサバーニャ]]
 
:劇場版での搭乗機。早撃ちの得意なライルに合わせた仕様。
 
:劇場版での搭乗機。早撃ちの得意なライルに合わせた仕様。
;ガンダムデュナメスリペア
+
;[[ガンダムデュナメスリペア]]
 
:劇場版にて一時的に搭乗。[[ガンダムデュナメス]]の改良機。
 
:劇場版にて一時的に搭乗。[[ガンダムデュナメス]]の改良機。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
初代ロックオンである兄・ニールと区別をつけるためか、ファンからはニールは『ロックオン』と呼称、ライルの場合は本名のままで呼称されることが多く、声優である三木眞一郎氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際にも「'''ロックオンとライルの二役を演じた'''」と称されたことがある。また、角川スニーカー文庫版では地の文でニールの呼び方が終始『ロックオン』として呼ばれているのに対し、ライルはその時々の本人のスタンスで『ライル』および『ロックオン』と分けて呼称されている。
+
*初代ロックオンである兄・ニールと区別をつけるためか、ファンからはニールは「ロックオン」と呼称し、ライルの場合は本名のままで呼称されることが多い。
 +
**例えば、担当声優である三木眞一郎氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際には'''「ロックオンとライルの二役を演じた」'''と称された。
 +
**また、角川スニーカー文庫の[[小説|小説版]]では地の文でニールの呼び方が終始「ロックオン」なのに対し、ライルはその時々の本人のスタンスで「ライル」および「ロックオン」と分けて呼称されている。
 +
*三木眞一郎氏は『ダンボール戦機W』にてLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)ビリー専用ジョーカーを操るビリー・スタリオンを演じているが、劇中にてビリーは二丁拳銃をメインとした戦闘スタイルを取っており、しかも「(本気で君を)'''狙い撃つ!'''」とロックオン(ニール&ライル)を彷彿とさせる台詞を吐いている。
 +
*舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による覚醒-Re:(in)nobvation』(SRW未参戦)では、ニールが生き残って引き続きソレスタルビーイングで活動しているため、存在には一切触れられていない。
  
== 商品情報 ==
+
== 脚注 ==
*<amazon>B0035JC8NU</amazon>
+
<references />
  
== 話題まとめ ==
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== 資料リンク ==
<!-- *[[namazu:ロックオン・ストラトス]] (全文検索結果) -->
+
*[[GUNDAM:ロックオン・ストラトス]]
<!-- *[[namazu:ライル・ディランディ]] (全文検索結果) -->
 
  
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:ロックオン・ストラトス]] -->
 
<!-- *[[一覧:ライル・ディランディ]] -->
 
 
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[[Category:登場人物ら行]]
 
[[Category:登場人物ら行]]
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[[Category:機動戦士ガンダム00]]

2024年10月8日 (火) 00:11時点における最新版

ロックオン・ストラトス(ライル)は『機動戦士ガンダム00』の登場人物。

ロックオン・ストラトス
(2代目)
外国語表記 Lockon Stratos[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 三木眞一郎
デザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳(アニメ版)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
本名 ライル・ディランディ
種族 地球人
性別
生年月日 西暦2283年3月3日
年齢 29歳(2nd)
31歳(劇場版)
出身 北欧・アイルランド
身長 186 cm
体重 68 kg
血液型 O型
所属組織 ソレスタルビーイングカタロン(2nd)
ソレスタルビーイング(2ndエピローグ・劇場版)
所属部隊 プトレマイオスチーム
役職 ガンダムマイスター
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概要編集

ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。本名はライル・ディランディ。初代ロックオン・ストラトスであるニール・ディランディの双子の弟である。

兄ニールの援助もあり、AEU商社に勤めながらも、裏では反連邦組織であるカタロンの構成員「ジーン1(ワン)」として活動していた。

ライルはソレスタルビーイング活動再開の際に刹那から誘いを受け、ガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として加入する。これにはCBの情報をカタロンに流出させるという目的もあったが、後に共同戦線を取ったため、結果としては橋渡しになっていた。

ライルの外見は兄ニールと瓜二つであり、刹那以外のCBメンバーと初対面した際に彼らを驚愕させていた。一方、性格は兄と比べて飄々しながらも達観した所があり、表立って激昂することは少ない。また、ライルは喫煙者であり、言葉遣いの語尾など細かい相違点もある。

ライル本人は兄ニールと比べられることをあまり気に入っておらず、このコンプレックスにより少年時代は親元を離れ寄宿舎に入っていた(しかし、これが切っ掛けでテロに巻き込まれずに済んでもいる)。その一方で、兄ニールの口癖であった「狙い撃つぜ!」を真似し、小説版では自分の学費を援助してくれた兄のために、彼が自慢できる弟になりたいと思っているなど、兄への感情はコンプレックスと尊敬が入り混じった複雑なものになっている。リボンズ率いるイノベイターとの決着後は真の意味で、兄の使命とその名「ロックオン・ストラトス」を引き継ぎ、最期までソレスタルビーイングの一員として平和が訪れるまで戦うことを誓った。

また、小説版では上記の兄ニールに対するコンプレックスの他に、「何に対しても愛着や執着を持てなかった上に、家族の死に対して悲しむ事は出来ても涙を流す事が出来なかった」というライルの過去が語られ、「自分は誰も愛する事が出来ない欠陥人間なのではないか」という心の闇を抱えていた。

劇中ではモビルスーツの適性こそ高いものの、経験が不足しているためか兄ニールのような戦果を得られず、苛立つ場面も見られた。一方で、兄と同様に射撃を学んでいた時期があり、生身での射撃の実力は作中で飛び抜けている。戦死した兄ニールの跡を継いだために狙撃機に乗る事になったが、ライルが本当に得意としているのは早撃ちである。あの仇敵サーシェス相手に、先に向こうが銃を構えている状態でありながら早撃ちで完全勝利した漫画マガジンZ版では銃を構えさせる間も与えず射殺した)と説明すれば、ライルの早撃ちの腕前がどれ程のものかが分かると思われる。

登場作品と役柄編集

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
ニールの台詞で存在が示唆されるのみ。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。能力値は兄ニールに技量でやや劣る以外は同等。特殊技能はやはりヒット&アウェイを最優先だろう。また、原作通り当初は若干軽薄さが目立っており、特にスナイパーとしてニールを尊敬していたミシェルから一方的に敵視されていたが、最終的には和解する。
原作と違いフェルトとの確執については流石にキスまではしなかったのでビンタはされていない(しかし、第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」において「自分の部屋に来ないか?」と誘っており、ある意味原作よりもアレな事をしている。当然、シンカレンから顰蹙を買った)。
また、今作では条件を満たせばアニューを助けることができるのでその点では救われている。なお、冷静に受け止めていた原作とは違い兄ニールの仇であるサーシェスに対しては初交戦が前倒しになり、いきなりその下劣な人間性を目の当たりにした為か(あるいはノベライズ版における設定が反映されなかったのか)、当初から怒りを露わにしている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
劇場版設定での参戦。サブパイロットハロ2機が付いており、乗機サバーニャが全体攻撃に恵まれているのでメイン向けに養成しよう。逆に、援護攻撃には使い辛くなったのが難点。
『再世篇』でアニューが生存した事が正史になっており、エーストークでそれについて触れている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
中盤、木星のソレスタルビーイング基地にいるアニュー(ただし、名前は出ない)に会いに行くイベントがある。また、そのステージで彼が敵を撃墜すると、ボーナスZチップが入手可能。
貧乏クジ同盟エースが復帰した事もあり、随所でその一員として活躍する。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦UX
初の劇場版設定で登場。音声も新規収録されている。
第2弾PVではなんと『00』勢で一番最後に登場する(しかも、直後にロックオン似の主人公がPVを締める)。
スーパーロボット大戦BX
ボイスを追加収録。地味に戦闘時の顔グラフィックが変更されている。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
「劇場版」設定で登場。
エーストークでは「愛」についてナインに聞かれた際に自分の中で未だに踏ん切りがつかないため断っている。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
「2nd」設定で登場、後に劇場版設定でも登場。今作ではが死亡しなかったため、新旧ロックオンが共闘するという展開を見る事ができる。
スーパーロボット大戦X-Ω
今回は「2nd」の設定を組みつつも最初からソレスタルビーイングの補充要員として登場。今作もが死亡せず新旧ロックオンの共闘がシナリオ・編成両面で実現されているが、アニューが登場しない為原作の見せ場らしい見せ場は再現されずに、「2nd」のキャラとしての出番は控えめ。こちらも続けて劇場版へと繋がっていく。
スーパーロボット大戦DD
3章Part6から「2nd」設定で登場。今回はシステム上兄弟で同一パイロット扱いとなり、ステータスや精神コマンドも兄のものをそのまま引き継ぐ反面、デュナメスからの乗り換え扱いのため兄弟同時編成は不可。

パイロットステータス編集

能力値編集

兄同様射撃命中に優れる。『破界篇』のニールと比べると技量で劣り、格闘防御で上回る。しかし、ケルディムには格闘武器が無いので活かす機会はない。

精神コマンド編集

砲台型の構成。集中は相方のハロが持っている。

携帯機シリーズでは狙撃に代わって突撃を使え、兄との違いがさらに前面に押し出された。なお狙撃は兄と組んでいたハロが受け持ってくれる。

第2次Z再世篇
狙撃必中不屈直撃熱血
ほぼと同じ内容だが、てかげんになっていることで兄とは似て非なる別人であることが窺える。最後に覚える愛は彼女に捧げるものか。最愛の人を救えたかどうかで「愛」の表意・重みが全く異なるのが印象的である。
第3次Z
狙撃必中不屈直撃熱血
UXBX
不屈必中突撃直撃熱血
V
狙撃必中不屈鉄壁熱血突撃
X-Ω
必中不屈熱血
パイロットパーツ装備時
直撃
DD
狙撃必中直撃熱血集中刮目
上記の通りニールと同じパイロット扱いのため、精神コマンドは全くの同一。

特殊スキル編集

第2次Z再世篇
底力L5、援護攻撃L2、戦意高揚
序盤からの登場なので数は少ないが、有効な技能がある。
…とはいえヒット&アウェイが無いという弱点が兄ニールと同じなので、PPが貯まり次第、優先的に取得させよう。
第3次Z
底力L5、援護攻撃L2、気力+(命中)
UXBX
援護攻撃L2、援護防御L1、全体攻撃L2、ヒット&アウェイガンファイトL4
V
底力L5、援護攻撃L2、ヒット&アウェイ
DD
ニールの特殊スキルもそのまま適用される。ここではオーブの画像がライルになっているもののみを記載する。
[+]戦意高揚(ロックオン)
攻撃力・照準値が増加し、自分がフィールド上にいるとき、味方のダブルオーガンダム刹那・F・セイエイ)に攻撃力が増加する効果を付与する。気力上限が増加する。
アタッカー(ロックオン)
気力が10上昇する毎に、攻撃力が増加する。
スナイパー(ロックオン)
照準値・命中率が増加する。
[+]ソレスタルビーイング(ロックオン)
攻撃力・照準値が増加。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。

エースボーナス編集

命中率+30%、クリティカル率+30%
『第2次Z再世篇』。要するにの弱体化版。兄ニールのエースボーナスは「クリティカル率+40%」だったので、見様によっては兄の上位互換と見ることも十分可能な内容である。
防御に関してはケルディムにシールドビットがあるので、ある程度は問題ない。
クリティカル率+20%、全体攻撃での与ダメージ1.1倍。
『第3次Z』。強力な全体攻撃を2種類持つため非常に有用。
最終命中率+20%。クリティカル率+20%。
『V』。

人間関係編集

ニール・ディランディ
双子の兄で唯一の肉親。兄の後を引き継ぐ。『CC』『X-Ω』では兄弟共闘が実現。
クラウス・グラードシーリン・バフティヤール
カタロンの同志。特に、クラウスとは親友の間柄でもある。クラウスの密命によってライルは、ソレスタルビーイングに潜入した。
刹那・F・セイエイ
ライルをソレスタルビーイングへと導いた。
なお、他のメンバーはライルの事を知らず、刹那だけ知っていたのは、ニールから事前に聞かされていたからという事が高河ゆん氏の作画のコミカライズ版で描かれている。
アレルヤ・ハプティズム
初対面時に驚愕していた。その後、特に絡みらしいものは見られず。共通点としてが存在し、彼がマリーのこと悩んでいた時にはアドバイスを贈ったりした。劇場版では序盤にて彼の出撃セリフである「アイ・ハブ・コントロールっと」と呟いている。
ティエリア・アーデ
瓜二つの外見に驚愕しつつも、直後にニールとは別人として嫌悪感を露わにしたが、その後の関係はそれほど険悪ではない。
フェルト・グレイス
兄の事が好きだったトレミーのオペレーター。割り切れない彼女に自分と兄の違いを分からせるために唇を強引に奪う
当然ビンタをされて軽蔑されるが、自身のコンプレックスであるニールと比較されることは、ライルにとっては屈辱以外の何物でもなかった。
アリー・アル・サーシェス
両親と妹そして兄の仇敵であるが、当初はサーシェスが仇と聞いても「過ぎたことだから」と言って冷静に受け止めていた。一方、『第2次Z再世篇』では最初から絶対に許せない敵として怒りを露にしている。最終決戦において引導を渡す。
アニュー・リターナー
トレミーの操舵士。心を通わせ恋人同士になる。誰も愛する事が出来ないと感じていたライルにとって、彼女の存在そのものが生きている意味だったが、後に死別。
第2次Z再世篇』では彼女を救える展開が用意されている。また、『第3次Z時獄篇』のショートデモによれば「(アニューは)木星の基地にいる」とのことで、彼女を救えたことが正史になっている模様。
リヴァイヴ・リバイバル
アニューと同じ塩基配列パターンのイノベイド。彼女の死にも関わっているので、ライルにとってはもう一人の仇敵といえる人物。最終決戦において、彼を討ち果たす。
ウォーレン
映画ソレスタルビーイング』に登場する、ライルを元とした劇中人物。

他作品との人間関係編集

貧乏クジ同盟編集

クロウ・ブルースト
第2次Z破界篇』で兄ニールと親友のような関係だった男。
第2次Z再世篇』では刹那同様、自分の存在を兄から聞かされていたためか他のZEXISメンバーと違って大して驚かず、最初からニールと必要以上に比較せず別人として接したため、すぐに打ち解け、苦労人仲間に引きずり込まれた。
青山圭一郎デュオ・マックスウェル
破界篇において兄と話が多かった人物達で、貧乏クジ同盟仲間。青山とは何かと兄と同様会話する場面が多い。ちなみに、青山とは中の人が同じであり、監督と創通制作も同じである。
クルツ・ウェーバー
第3次Z時獄篇』でのスナイパー&貧乏クジ仲間。こちらも中の人が同じである。
中盤のミスリルルートではデュオと共に彼の素質を見込むシーンもあるが、同盟のエースが不在のため、正式な加入は続編である『第3次Z天獄篇』に持ち越された。中断メッセージでも共演。
『V』でも彼と絡むが、そこにサブロウタも一緒になって来るためむしろどうにも違う印象を受ける
DD』では彼単独と絡み、フェルトとの確執のシーンが起こる前に彼に割って入ることでライルに助け舟を出している。

リアル系編集

ミハエル・ブラン
第2次Z再世篇』と『UX』・『BX』でのスナイパー仲間。
『再世篇』では当初は兄ニールの名前を受け継いだ自身を認めることが出来ず敵視していたが、後に和解。ライルとアニューが恋愛関係になったと知った際は「先に狙い撃たれた…!」とショックを受けていた。
一方で、ライルはミシェルとクランの微妙な関係を気にしており、『再世篇』では最後まで現状維持を選んだミシェルに「クランとの仲を早く進展させろ」という旨の発言をEDで送っている。
ゲイン・ビジョウ
『第2次Z再世篇』でのスナイパー仲間。
遠見真矢
『UX』でのスナイパー仲間。蒼穹作戦のクライマックス、なおも食い下がるイドゥンとの決着の場面にて、ミシェルや矢島と共に彼女を後押しする。
ゼロ
『第2次Z再世篇』序盤に彼にロロを篭絡するために狙撃を依頼され、ゼロの肩口を射抜く。そのまま目的を達成するために行動し続けるゼロを見て「タフな奴」と評する。
スタミナの無さをネタにされることの多いゼロ(ルルーシュ)にとっては、例外的な評価である。
紅月カレン
『第2次Z再世篇』第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」においてフェルトの気持ちを逆撫でする態度を取った際に、彼女から怒りを向けられる。
しかし、後にライルがアニューを失ったことを聞いた際は、悲痛な表情で彼の悲しみを察していた。
C.C.
『第2次Z再世篇』では彼女をゼロの愛人ではないかと疑ったことがある。こういうところは、兄に似ている。
コットウ・ヒン
中の人が同じ。それ故か、『UX』では特殊戦闘台詞で彼から警戒される。
タカスギ・サブロウタ
彼とも中の人が同じで、『V』ではクルツと一緒に絡んでくる。

ガンダムシリーズ編集

シン・アスカ
『第2次Z再世篇』第11話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」においてフェルトの気持ちを逆撫でする態度を取った際に、カレン同様に彼からも怒りを向けられる。
孫権ガンダム孫尚香ガーベラ
『UX』ではガンダムそのものな人間である彼らにはさすがに面食らった様子を見せる。
曹操ガンダム
『UX』ではティベリウスが作り出したクトゥグアのプラズマ超火球を一撃で吹き飛ばした曹操の力に驚愕する。
続くセンターシティでのスクラッグとの決戦において単機でスクラッグの大軍に挑もうとする(エイサップも曹操と共に先行することになるが)曹操を心配するが、それが杞憂であると知ることになる。
ヨンム・カークス
『第3次Z時獄篇』では、敵ながら見事である彼のスナイパーとしての腕前を認めており、特殊戦闘台詞が存在している。

スーパー系編集

スクラッグ兵士
UX』第15話アメリカルート「THE INVADERS」で生身でスクラッグ兵士を始末した
なお、この時にルナマリアから狙撃の腕を褒められ、「これで飯を食っている」と返しているので、弱点のクリスタルを狙い撃ったものと思われる。

名台詞編集

1st編集

「ん? 一体誰が?」
「もしかして、あの人が…?」
第9話より。降りしきる雨の中、墓参りに来たライルはディランディ家の墓前に既にが供えられているのを発見する。そんな彼をライルと瓜二つの容貌を持つ人物が遠くから見守っていた…。
実は、上記の台詞がライルの初めての台詞である[2]
ちなみに小説版では本編登場後のライルのイメージに寄せたためか、「あいつが…?」に変更されている。

2nd編集

「クソったれが!」
口癖。特に、アロウズや家族の仇敵・サーシェスに対して発言することが多い。
「随分と寂しい組織なんだな」
第2話より。「現在のソレスタルビーイング(プトレマイオス2)の保有する戦力は、ティエリアの機体ロールアウト間近の新型機の2機だけしかない」という刹那からの返答を聞いた際のコメント。外部から来たライルだけに説得力のあるソレスタルビーイング評である。
ちなみに、ライルのこの台詞に心を動かされたスメラギは、プトレマイオス2に向けて戦術プランを送信。その結果、アロウズの編隊を撃退することに成功するのであった。
ライル「…なぁ、ハロ。兄さんは戦うときに何か言ってたか?」
ハロ「狙イ撃ツゼ! 狙イ撃ツゼ!」
ライル「オーライ。ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜぇ!」
第3話より。ハロからの情報を基に、兄と同じ口癖を使用。なお、「狙い撃つ『ぜぇ』!」の語尾の部分のイントネーションが微妙に異なっており、ライルの場合は上がる
「そんなに似てるかな? 俺と兄さんは…」
「俺は兄さんじゃない」
「その反応、飽きたよ」
以上の台詞は全て兄と思われた際に発した台詞である。
「気付かせてやったんだ。比較されちゃたまらんだろ…!」
第4話より。兄である先代『ロックオン・ストラトス』ことニール。彼に好意を抱き、ライルに兄の面影を重ね合わせるフェルト
そんな彼女に対して、ライルは自分とニールとの違いをわからせる為に無理矢理唇を奪い、その後ビンタされてしまう。彼女が去った後、ハロに「フラレタ! フラレタ!」と言われた際にライルはこの台詞を言う。兄にコンプレックスを持っているライルにとって、ニールと比較されることは屈辱以外の何物でもなかった。
「これが…こいつがっ! 人間のやることか!」
「許さねぇ…許さねぇぞ、アロウズ! 逃げんなよ…逃げんなよォ、アロウズゥゥッ!」.
第5話より。カタロンの基地跡で、無抵抗の人間までも殺戮し続けるアロウズの無人兵器オートマトンを目の当たりにして。
三木眞一郎氏の熱演によって、カタロンの同志達を殺戮した敵に対するライルの激しい怒りが伝わってくる台詞である。
「なんだ?散々探し回らせてといて女連れか?」「はは・・・やるじゃないの」
第7話より。アレルヤを発見した際のセリフ。日が浅く、余り関わりがなかったアレルヤの意外な一面を見ての一言。なお小説版では悪戯心でアレルヤとマリーのラブシーンの映像を発露させる。その後、二人の関係をあれこれと聞きたがっていたことも判明した。
「すべて過ぎたことだ、昔を悔やんでも仕方ねえ。…そうさ、俺達は過去じゃなく、未来のために戦うんだ」
第9話より。刹那の過去を聞いた後で。ニールに比べると割り切り方は早いように見えるが、小説版にてライルが家族への愛着が薄いと自覚し苦悩していた事を考えると、割り切ったのではなく、刹那が家族の仇と聞いても怒りが湧かなかっただけだったのかもしれない。
「ロックオン・ストラトス、その名の通り、狙い撃つぜぇ!!」
第13話より。メメントモリ攻略戦において。この瞬間、ライルは成り行きで手に入れた『ロックオン・ストラトス』のコードネームを受け継ぐ決意を固めた。
「アニュー…愛してるぜ?」
第18話より。恋人となった後,出撃時にアニューに言った一言。彼は狙撃だけでなく「早撃ち」も上手かった。
ライル「暫くそっとしておけ。心の整理をつけるのに時間が必要だ」
アレルヤ「しかし、彼女に危険な真似を···」
ライル「自分の考えだけを押しつけんなよ。大切に思っているのなら理解してやれ。戦いたいと言う彼女の気持ちを···」
第18話より。マリーの事で悩むアレルヤに対して
「撃てよ…狙い撃てよ。俺は何のためにここにいる…? 何のために、カタロンに…ソレスタルビーイングに…?」
「うわぁぁぁぁっ!!」
「何て情けねぇ男だ、ライル・ディランディ! 俺の覚悟はこんなもんか…? こんなぁぁぁっ!!」
第20話より。イノベイターに目覚めたアニューは、リヴァイヴと共にプトレマイオス2から離脱、ライルはアニューらが乗る離脱艇に照準を向け狙い撃とうとする。
しかし、「ロックオン・ストラトス」としてではない自分を受け入れてくれたアニューへの思い出がそれを許さなかった。結局、離脱艇を逃してしまったライルは、非情になりきれない己への怒りをコックピットにぶつけることしかできなかった。
「かっこつけんなよ、ガキが」
次に出撃する時はトリガーを引きアニューを狙い撃つ、と強がるライル。そのやせ我慢に対し、「もしもの時は俺が引く。その時は恨めばいい」と諌める刹那に向けた台詞。
「お前をもう一度俺の女にする。嫌とは言わせねぇ! 欲しいもんは奪う、例えお前が…イノベイターだとしても! アニュー、戻ってこい…アニュー!!」
ガッデスを駆り敵として対峙したアニューに対して、ライルはこの言葉と共にトランザムを発動させ、力づくでアニューへの説得を試みる。しかし…。
「あいつは戻ろうとしていた! イノベイターではなく、人間として…俺たちの元に!! 貴様のせいでぇぇぇっ!! 貴様の…うう…あぁ…アニュー… うわぁぁぁぁぁっ!!」
リボンズの介入によりアニューは自らの意志に関係なくライルを殺そうとするが、彼を守ろうとした刹那の攻撃で彼女は命を散らす。
量子空間でアニューと最期の会話を交わしたライルは、帰還後ブリッジで一方的に刹那を責めていく。ライルの拳と行き場を無くした悲しみを、ただ一身に受け止める刹那の耳に響くものは愛する者を失った男の慟哭、そして…。
なお、『00』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では、ライルが刹那を責めるシーンや後述の刹那を狙撃しようとするシーンがカットされている。[3]
また、『第2次Z再世篇』では条件によりアニューは生存する事ができるので、満たすとこの台詞は発生しない。
「兄さん……」
第21話より。アニューを已む無く殺さざるを得なかった刹那。その背中越しからライルは銃を向け狙い撃とうとする(刹那もその事に気付いているが敢えて抵抗もしていない)が、「もしもの時は~」と言っていた刹那の心情や、同じガンダムマイスターだった兄が望まないだろうという思いから、ライルは銃口を下げる。
「アニュー、俺はやるぜ…ケルディム、ロックオン・ストラトス! 狙い撃つ!!」
第22話より。アロウズとの最終決戦時における出撃台詞。
サーシェス「何だ?この気持ち悪い感じは」
「貴様…!貴様みたいな奴に、兄さん達は!」
サーシェス「へっ、てめぇあの男の弟か!」
「それがどうした!」
サーシェス「殺しがいがあるぜ!」
「何なんだ貴様は!」
サーシェス「俺は俺だ!」
「ぶっ潰す!」
「兄さんのことは責められないな…。こいつだけは許せねぇ!」
第24話より。家族の…そして兄の仇であるサーシェスへの激昂。死んだ家族のために泣く事ができず、家族を愛していないのではないかと内心コンプレックスを抱えていたライルにとって、それは確かに自分は家族を愛していたという証にもなった。そして、この直後にアルケーガンダムを撃墜し、逃げたサーシェスを追いかけていき引導を渡した。
「システムの助けがなきゃイノべイターもその程度かよ!」
最終話より。イノべイター3機の集中攻撃を受けている刹那の助太刀にアレルヤと共に参戦し、リヴァイヴのガデッサと対峙。自機に残されたGNビームピストルではガデッサの主要部装甲を貫けず、逆に自機の左腕に被弾するも、即座に狙いをガデッサの主砲であるGNメガランチャーに狙いを切り替えて此れを破壊。パトリック・コーラサワーがシステムの助けを失った兄を撃墜した時と同じ戦法で戦っている。
「ハロ!トランザムは!?」
ハロ「ワンセコンドカノウ!ワンセコンドカノウ!」
「…上等!」
リヴァイヴ「もらったぁぁ!!……なッ!?」(GNビームピストル接射)
これが…ソレスタルビーイングだ……!
「アニュー…」
最終話より。GNバルカンの斉射をうけて更に損傷し、圧倒的に不利な状況の中、わずか1秒のみ使用可能なトランザムを利用して接近して来たガデッサの背後に一瞬で回り込む。人間の底力を見せつけリヴァイヴに引導を渡したライルは、今は亡きアニューを想いながら意識を失った…。
「父さん、母さん、エイミー、兄さん…。俺はカタロンから離れて、ガンダムマイスターとして生きる」
「ロックオン・ストラトスとして、この世界と向き合う。たとえ、世界から疎まれようと、その罰が下されるまで戦い続ける…」
「そっちへ行くのは、もう少し先だ。その時まで、待っててくれよな。アニュー」
最終話エピローグより。ライルはディランディ家の墓前にて、戦争根絶のために一生を捧げることを誓う。ソレスタルビーイングガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として…。
ちなみにディランディ家の墓地には、戦争の犠牲になったライルの両親と妹の墓に加え、愛する女性の墓も新たに建てられている。

劇場版編集

「悪いなぁー。休暇は終わりだそうだ」
窮地に陥っていたアレルヤマリーを助けた際の台詞。この時に乗っていたのは亡き兄のかつての愛機の改修型「ガンダムデュナメスリペア」。感慨深いものがあると同時に、デュナメスは予告には登場していないので劇場来場者にとっては一種のサプライズとなった。
「鈍いんだよ…イノベイターのくせに…」
マリナのことを何も言わない刹那に対してあきれて。しかし、ライルが気を遣わなくても刹那とマリナは通じ合っている為、気持ちを解っていると言えなくもない。
ちなみにこの台詞は劇場版のPVでも使用されているのだが、本編のものとは語調が異なっている。そのため、上記の台詞に対する印象もまた異なってくる。
「諦めるかよ…クソったれがぁーっ!」
ELSと戦闘時した際の台詞。ELSの大群に苦戦しながらもなお、ライルは諦めない。
「俺に任せな! 行くぜ、ハロ!」
オレンジハロ、青ハロ「「了解! 了解!」」
「乱れ撃つぜぇ!!」
ELSとの最終決戦時の台詞。ライルの得意とする乱戦下での早撃ちが披露される。
ちなみに、この「乱れ撃つぜぇ!」という台詞は、元々ライルの決め台詞として脚本家の黒田洋介氏が考案していたものであるが、2ndシーズンの時には諸事情によってお蔵入りしていた。劇場版にて、ようやく陽の目を見る事となる。
「アニューとだって分かり合えたんだ! お前達とだって!」
ELSとの戦いの中での叫び、戦いの中でなお攻撃を仕掛けてくるELSに彼はかつて愛した女性を思い出し、すべてのことを刹那に託した。

書籍編集

「アニュー…俺はやるぜ! 俺は生き抜く! 戦い抜く! 俺とオマエが出会ったことが…運命が…間違いじゃなかったという証のために!! この先…何があろうとも!」
田口央斗氏の漫画版(講談社・刊)より。CB号に突入した際の独白。強固な意志に溢れている。直後、眼前に現れたのは…。
「貴様!! 狙い撃つ!!!」
上記の直後、現れたのは家族の仇であるサーシェスだった。彼からアニューのことをダシにした挑発をされ、激昂する。ちなみに、雑誌掲載時では「狙い撃つ!」の所が「ぶっ潰す!」になっていた。
「俺は兄さんを責められねェな! 世界の変革より私怨とはね!」
「…でも…お前と出会ったおかげで戦う意味を…大切なことを…見つけられたよ。アニュー…」
田口版でサーシェスを討った際の台詞。私怨を優先させた兄のことは言えないと自嘲するも、その心は復讐ではなく未来にむけて戦う決意に満ちていた。
なお、原作TV版とは異なってサーシェスに銃を構えさせる間も与えず即射殺する事に成功している
「勝つさ!! 勝たなきゃならねーんだよ! 人類(俺ら)のためにも!! アニューのためにもな!!」
田口版での決戦で、リヴァイヴと対峙して。機体はボロボロでも、絶対に負けられない思いがあった。
「……おれはな、狙撃じゃなくて、実は早撃ちが得意なんだ……」
角川スニーカー文庫版(角川書店・刊)での台詞。ライルが「早撃ちが得意」と明言した台詞だが、言ったのは鈍感なアニューの唇を奪う場面である
待ってくれ、アニュー!
お前と出会えるまで、俺はずっと虚ろで。
一人ぼっちで。空っぽだった!
(中略)
おれを置いていくな。おれを残していくな。
お前を失ったら、おれは生き甲斐を失っちまう。
生きてる意味を失っちまう。
だから。頼む。アニュー。
「行くなぁっ――!」
角川スニーカー文庫版(角川書店・刊)での(地の文込みの)台詞。
「許さねえ…天やが許してもキサマだけは生かしちゃおけねえ!!」
大森倖三氏の漫画版(角川書店・刊)より。サーシェスの素性を知り、怒りの銃口を向ける。
「天がキサマを許さなかったようだな…」
同じく大森版より。自滅同然に散ったサーシェスの最後を見届けて。
「俺は兄さんほど遠距離射撃は得意じゃねぇ 狙い撃たねぇ だからさ 乱れ撃つぜぇ!」
劇場版の小説版より。
『UX』ではビットコンビネーション使用時の台詞パターンの一つとして、若干改変されつつ使用されている。

迷台詞編集

「一言も喋らずに逝っちまったか…どうやらCDドラマに出る気は無いようだな」
ドラマCD第3弾アナザーストーリー「COOPERATION-2312」より。被害者役のラッセの遺体を見て、メタ発言をかます。他に言うことは無かったのか。
「黙れ、ちょりす!」
そのくせ「金ジム」だのギャラがなんだのと一々メタ発言をかます刹那に対し、一々この言葉で諌めていた。
「バック・ジャウアーじゃねぇのかよ…」
CTUのバック・ジャウアーと名乗る男が「ハム仮面だろ!」と突っ込まれた際に「ブシ仮面」と名乗りを告げての反応。突っ込むところはそこではない。
「言ってねぇよ!」
で、結局自分の正体をぶっちゃけてしまったブシ仮面に対してこうツッコんだ。
ロックオン「おい、絶対無理するぞ…トランザム使うなって言っても使うぞ!言う事聞かねーぞ絶対!」
グラハム「ハハハ、確かにそのきらいはある。私は我慢弱く、落ち着きのない男だ。」
ロックオン「落ち着けよ頼むから!」
10周年記念イベントの朗読会にて、刹那から脳量子波を通してガンダムのレクチャーを受けたという話を聞いてのツッコミ。この様子だとこれから先も兄同様に苦労は絶えそうにないようだ…。

スパロボシリーズの名台詞編集

戦闘台詞編集

「ケルディム、目標を狙い撃つ!」
スナイパーライフル使用時の台詞の一つ。…なのだが、実は専用台詞が出るとスキップされる。
「てめえがあの時、アニューを…! てめえがっ!」
第2次Z再世篇』終盤でリボンズとの特殊戦闘台詞
「その人を見下した態度が気に入らねぇんだよ!」
イノベイド。これだけだと普通だが、(敵対時とはいえ)恋人であるアニューに対しても発言する場合もある
「言われなくてもやる事はやる…! 『トリガーを引く』…助けるためにな!」
BX』における機界新種ゾヌーダとの特殊戦闘台詞。
「トリガーを引く」が強調されているのは、原作において「引けなかった」ために助けられなかった恋人の事を思い出しているのだろう。
「随分と上から目線の物言いだが、てめえが万能とは思えないな!」
『BX』におけるジスペルとの特殊戦闘台詞。2ndシーズン20話でリヴァイヴに言った台詞が元だと思われる。

Zシリーズ編集

「何だよ、そりゃ!」
第2次Z再世篇』第31話「ジ・アンブレイカブル」より。リ・ブラスタ初登場時のCDSの内容に対しての率直なツッコミ。まさにその通りだから困る。
「礼を言わせてくれ、刹那。いくら感謝しても足りないがな」
『第2次Z再世篇』第34話宇宙ルート「白き牙」でアニューの救出フラグが成立すると、この台詞に変わる。
「悪いな。キャッシュに変えられなくてよ」
そしてその喜び様を「100万Gの笑顔」と評したクロウへの冗談。
「……戦うぜ」
「俺は戦う。カタロンでも、ソレスタルビーイングでも、ZEXISでもなく、俺の意思で。アニューの心を操ろうとしたイノベイターとな」
(やるぜ、兄さん……この世界のために俺も狙い撃つさ)
『第2次Z再世篇』第35話宇宙ルート「明日へのあがき」で刹那に対して。
原作ではこの後立ち去る刹那を撃とうとして出来なかったが、こちらでは自分なりの「理由」を見つけ出し、世界の歪みを「狙い撃つ」ために戦うことを決める。
「…兄さん…! 俺は…ずっとあんたの影を追っていたかもしれない…!」
「だがよ! そんな俺にも戦う理由が出来たんだよ!」
同話におけるルーク・アダモンPとの戦闘前台詞。ライルが追っていたの幻影に苦しめられる中、それを振り払ったのは、想い人の存在だった。
ロックオン「愛してるぜ、アニュー!」
アニュー「ラ、ライル…!」
ロックオン「俺は俺とアニューのために戦う! その邪魔は誰にもさせねえ!」
ルーク・アダモンPと交戦した後の台詞。愛するものを守る為に、その照準を兄へのコンプレックスを利用した人造次元獣へと「狙い撃つ」。
なお、アニューが死亡した場合は(上記の台詞も含めて)そのやりとりが異なっている。
クロウ「ノーミュージック・ノーライフ……いい音楽を楽しもうぜ、ロックオン」
ロックオン「ノーマネー・ノーライフ。そういう無駄遣いをしてちゃ、いつまで経っても借金は返せないぜ」
『第2次Z再世篇』第41話フロンティア船団ルート「トライアングラー」でのクロウとのやり取り。
ビール片手にランカのライブを楽しむクロウに対し、痛烈な切り返しで現実に引き戻した。
「あばよ、戦争屋。この戦いは潮時だったんだよ」
「もうすぐお前みたいな奴には居場所のない世界になるんだからな」
『第2次Z再世篇』終盤でサーシェスに引導を渡した後のマップ上の会話より。家族の仇たる戦争屋を仲間と共に葬り、GNスナイパーライフルの銃口が次なる標的を狙う。
「弾が当たれば、人間だろうとイノベイターだろうと死ぬんだよ」
「お前らが、どれだけ自分の事を特別だと思っていようとな……」
『再世篇』終盤でリヴァイヴの最期を見届けて。戦場の真理を現した至言であるが、実は同じようなことを言った人もっと前におり、ライル達は次回作にてその人物と共闘することになる。
「…何のことか、さっぱりだ」
第3次Z時獄篇』第31話「切り拓かれる運命」シナリオエンドデモより、突然クルツから因縁を吹っ掛けられたことに困惑して。
ライルにとっては本当に身に覚えがないことなので当然と言えば当然の反応ではある。
「悪いな…。そいつは先代ロックオン…俺の兄さんの話だ。俺の本名はライル・ディランディ…。あんたがやり合ったニール・ディランディの双子の弟だ」
上記の台詞の後自分が兄ニールと勘違いされていることに気づいての返し。
「マズいな……クルツの奴も『素質』アリってことかよ」
「そうじゃねえよ。もっと情けなくて、出来れば遠慮したいような……」
「……あれ? 俺、何を言ってんだ……」
第3次Z時獄篇』ボーナスシナリオ「僕達の行方」より。
この時点では記憶の封印が解けていないため思い出せなかったが、『第2次Z再世篇』のユーザーならば一発で分かる通り貧乏クジ同盟のことである。
「人のオンナを勝手に殺すなよ。あいつなら、木星のソレスタルビーイング基地にいるよ」
AG「申し訳ありません! ワタシ…てっきり亡くなられたものかと…!」)
「ま…本当なら、そうなる運命だったんだろうな…」
「だが、ぎりぎりの所で俺達はあいつを救う事が出来た。俺達は運命に勝ったんだよ」
エーストークにて。ローレライと同様に『第2次Z再世篇』で生存したのが正史だが、アニューは劇場版設定で登場していないため、プトレマイオス2を降りている。
…お蔭で操舵士と砲撃手の両方をやるハメになったラッセがちょっと可哀想な気がしないでもない。

携帯機シリーズ編集

「お前さんたちの前じゃ、刹那もうかつなことは言えないだろうぜ」
UX』第10話「Death caprice」より。八稜郭にて「最近メカみたいな人間が多い」という話を聞き、その話に興味を引かれる孫権孫尚香に対して。刹那はというと、意味深に沈黙するのみであった…。
「ま、武力による戦争根絶を目指した時点で、まともな最後なんて迎えられやしない」
「だが、死んだ後の魂ぐらいはな…」
『UX』第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモにおける灯籠流しより。明言こそされていないが、ライルもまた彼女の灯籠を流していたのかもしれない。
「あとは狙い撃つだけだ。スナイパーの見せ場だぜ?」
『UX』第39話「蒼穹-そら-」より。イドゥンを止めるため一騎の目となってミール狙撃する真矢を先輩スナイパーとして激励する。
「とか言って、妙な仮面を付けるのはもうやめとけよ?」
『UX』第42話竜宮島ルート「龍の輝き」より。曹操を武人の鏡として「学ぶところが多い」と発言したグラハムに対して。ある意味、黒歴史を掘り返されたグラハムは閉口してしまうのであった…。
「あいつらはあの瞬間分かり合ってた…。けどよ…」
BX』第20話ELS護送ルート「ロストロウランに散る」より。プラズマ粒子爆弾を仕掛けられたロニシャンブロが、自らの意思でバナージ達を救った時に発した台詞。この時ライルの胸の裡に去来したのは、想い人との哀しい別れであろう…。
「っと、ウォーレンとかいう映画の中のマイスター扱いはやめてくれよ。これでも、気にはしてるんでね」
『BX』第21話「脅威!古代ミケーネの遺産!」より(第18話分岐で日本防衛を選択した場合のみ発生)。合流したブライティクスのメンバーの前に刹那と入れ違いに現れて。
映画のキャラ扱いに戸惑うばかりのアレルヤ達や直前の刹那に対し、流石にライルは先手を打って要領良く止めるのだった。
「その上でまだ恥だと思うんなら、仮面のひとつでも被ってみるこった」
『BX』第29話「再会、そして別れ」終了後ルート選択シナリオより。今回も仮面ネタを突いて来ている。

VXT三部作編集

「その気持ち…わからないでもないぜ」
V』第37話西暦世界ルート「Necessary」にて、サリアの裏切りの理由を知って。常に兄と比べられてきた故か、一定の理解を示していた。

搭乗機体編集

譲りの遠距離狙撃が得意なMSに搭乗する。

ケルディムガンダム
TV版2ndシーズンでの搭乗機。
ガンダムサバーニャ
劇場版での搭乗機。早撃ちの得意なライルに合わせた仕様。
ガンダムデュナメスリペア
劇場版にて一時的に搭乗。ガンダムデュナメスの改良機。

余談編集

  • 初代ロックオンである兄・ニールと区別をつけるためか、ファンからはニールは「ロックオン」と呼称し、ライルの場合は本名のままで呼称されることが多い。
    • 例えば、担当声優である三木眞一郎氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際には「ロックオンとライルの二役を演じた」と称された。
    • また、角川スニーカー文庫の小説版では地の文でニールの呼び方が終始「ロックオン」なのに対し、ライルはその時々の本人のスタンスで「ライル」および「ロックオン」と分けて呼称されている。
  • 三木眞一郎氏は『ダンボール戦機W』にてLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)ビリー専用ジョーカーを操るビリー・スタリオンを演じているが、劇中にてビリーは二丁拳銃をメインとした戦闘スタイルを取っており、しかも「(本気で君を)狙い撃つ!」とロックオン(ニール&ライル)を彷彿とさせる台詞を吐いている。
  • 舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による覚醒-Re:(in)nobvation』(SRW未参戦)では、ニールが生き残って引き続きソレスタルビーイングで活動しているため、存在には一切触れられていない。

脚注編集

  1. Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
  2. なお、この事実が明かされる前の段階では、「墓参りに来たのがニールで、そんな彼を遠くから見守っていたのがライルだと思っていた」視聴者が多かった模様。
  3. ただし、『00』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では既述した場面の代わりに「アニューの死別後、その悲しみを洗い流すかのようにシャワーを浴びているライルの場面」が挿入されている。

資料リンク編集