怨獣ミドロ
怨獣ミドロは『スーパーロボット大戦Y』の登場メカ。
| 怨獣ミドロ | |
|---|---|
| 登場作品 | |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 |
機体 パイロット |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 怨獣 |
| 全長 | 159.4m |
| エネルギー | マイナス思念 |
| 所属 |
イヴォルバー 冥帝連合 |
概要 編集
1万2000年前に地球上で栄えた超古代文明・怨の一族ことイヴォルバーが使役していた兵器。だが兵器とされているものの、その姿は異形の怪獣染みた有機的且つグロテスクなデザインで、機械的な要素はほとんど感じられない。
頭部や胴体、腿部に人間のものに似た歯を備えた口があり、両肩には眼の紋様が描かれた木琴型のパーツ、胸には肋骨を想起させる人間の指が生えている。また、頭部側面や腿部、背中の大きな突起、口の中などに無数の眼が存在する。脚は無いため、移動は長い両腕で這う形で行う。
ミドロは知性や理性こそ持っていないが、人間の持つ怒りや憎しみ、怨みなどのマイナス思念をエネルギーとしており、常に全身に禍々しい怨念の炎として纏っている。これらのマイナス思念は肉体を失った存在、いわゆる悪霊や怨霊と呼ばれる類からほぼ無尽蔵に得ており、ミドロはマイナス思念を取り込み続けることで自らの戦闘力を強化していき、恐るべき憎悪と破壊の化身として活動する。
エネルギー源であるマイナス思念(悪霊・怨霊)を供給させる術さえあれば、ある程度のコントロールは可能らしく、作中では冥帝連合がミドロを復活させ運用しているが、完全な制御を行えるのは創造主たるイヴォルバーのみである。
登場作品 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。CHAPTER 05メインミッション「魔を超える力」において、悪霊将軍ハーディアスの儀式により復活。以降は冥帝連合の戦力として利用される。
- その圧倒的な力や禍々しさから、1万2000年前に大厄災を引き起こした「荒ぶる神」の正体ではないかとYzネクストから警戒されていた[1]。
- イザナ拒絶ルートのCHAPTER 07最終話「決別と出会いと」では、イザナ(イヴォルバー)が4体のミドロを召喚する。
- メインミッション「過去と今と未来と」では、イベントで強制的に50まで気力が下がるため、トロフィー・実績「戦意喪失」を自動的に達成できる。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
- ミドロノドロ
- マップ兵器。
- ミドロノヤ
- 全身の眼から光り輝く無数の光線を放つ。
- ミドロノホムラ
- 両腕で地を踏みしめ身体を固定し、背中の突起部分を展開。頭部・胴体下部・腿部の口を開き、黒い怨念の炎を発射する。命中すると敵を圧縮して大爆発を起こし、跡には禍々しい怨念の火柱が立ち昇る。
- 火力が脅威なのは勿論だが、特に厄介なのが能力半減の効果付きで、精神耐性は必須。
特殊能力 編集
- 対精神攻撃
- HP回復(20%)
- 自軍フェイズ開始時にHP最大値の20%を回復。
- EN回復(20%)
- 自軍フェイズ開始時にEN最大値の20%を回復。
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- 2L
カスタムボーナス 編集
- 結果に関わらず、攻撃してきた相手の気力を-5する。
- 『Y』で採用。攻撃するだけで気力を下げてくる。モラルブレイクと合わさると強力。
パイロットステータス 編集
精神コマンド 編集
特殊スキル 編集
台詞 編集
- 「生命の灯火を……消す……」
「暗い……何も見えない……」
「憎い……憎い……」 - 戦闘台詞の数々。その言動は不気味で禍々しく、ミドロに糧として吸収されたマイナス思念が発しているものである。
- 「うぼああああああっ!!」
- ミドロノホムラ使用時の叫び。
- 「ガンダム……ガンダムゥ……」
- 対ガンダムタイプの台詞。劇中では古代の妖魔帝国やミケーネの怨念で強化した設定のはずだが、何故現代のガンダムに恨み言を呟いているのかは謎。
- 過去にガンダムに敗れた者達の怨念まで取り込んでしまったのだろうか…。
余談 編集
関連機体 編集
- ステーラ・コクエン
- 同じくイヴォルバーに使役される兵器。