モラルブレイク
モラルブレイクは、特殊技能のひとつ。
概要 編集
初出は『スーパーロボット大戦Y』。攻撃が命中して相手にダメージを与えると、相手メインパイロットの気力を下げるというもの。
今作の「精神耐性」および「オールキャンセラー」の対象は武器特性に絞られているため、モラルブレイクによる気力低下はこれらの特性の影響を受けない。
ただし、他に与ダメージ時に相手の気力を下げるパーツを装備していても効果は重複しない。
効果はレベル制で、L1で気力-2、L2で気力-5、L3で気力-8、EXで気力-10。L2以上なら気力+ボーナス持ちが相手でも戦闘結果による気力増加分を差っ引いてマイナスに持ち込める。
採用作品 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。他のスキルと同様ショップで購入して習得させられる。当初はL3までだったが、1.1.0アップデートで「EX」が追加。
- 過去作でも巨大サンユンやジム・カスタムのカスタムボーナスなど類似効果はたびたび収録されていたが本作ではついに自軍の全ユニットで活用できるようになった。
- 高レベルのモラルブレイク持ちを複数機用意して援護攻撃を絡めた波状攻撃を行うと瞬く間に気力を根こそぎ奪い取れる。
- だが育成に要求される資金はスキル1個につき6万[1]。レベル2(必要数3個)で18万、レベル3(必要数7個)で42万、レベルEX(必要数15個)ともなればなんと90万もの大金が必要になる。
- 初期習得している味方は誰もおらず基本的に全額自腹で用意する必要があるため、浅い周回では育成者を絞るのが無難。
- 雑魚戦では旨味の薄い効果なこともあり、自軍で活用するよりも冥帝連合など、スーパー系のボスが所持している印象のほうが強いかもしれない。
主な所持者 編集
養成を推奨されるパイロット 編集
- ジェットジャガー
- 専用スキル「戦術アナライズ」と効果が累積するため1戦闘あたりの気力削減量を大きく増やせる。援護攻撃も覚えさせればゴジラウルティマを始め、終盤のボス戦で非常に楽ができる。
- 運用の際は戦術待機と覚醒も活用したい。
- イリエ・タマキ
- ジェットジャガーと同様、「戦闘した相手の気力を-5」のエースボーナスと効果が累積する。
- ロジャー・スミス
- 『Y』ではネゴシエイターの気力低下効果が-10に引き上げられたため、モラルブレイクと併せた効果は絶大。エースボーナスで「重撃」がかかることもあり、自軍最強のデバッファーと言える。
- 援護攻撃・再攻撃を習得するパイロット
- 攻撃を命中させた回数に応じて気力が低下するため、手数を増やすことそれ自体に意味がある。スキルLvの向上やサポートアタックによるダメージ増加も併せて行いたい。
- 初期状態で高Lvの援護攻撃を持つ場合は猶更であり、更なる援護性能の強化が期待出来る。
- 『Y』主人公の月ノ輪クロス・月ノ輪フォルテ兄妹はサポートアタックも初期所持しているため、特に相性が良い。
- 精神コマンド「覚醒」を習得するパイロット
- ボスに対して連続攻撃を叩き込む事がそのまま連続発動の機会・気力上昇の抑制へとつながるため、相性は抜群。
- といっても習得は(難易度にもよるが)終盤のため、それ以後に習得を考える程度で良い。
類似効果を得られる要素 編集
- イービルアイ
- 強化パーツ。効果の一部にダメージを与えた相手の気力-5があるが、説明に書かれている通りモラルブレイクとは重複しない。
余談 編集
- 『モラル』という言葉はよく使われるmoral(道徳)以外にmorale(士気、特に軍事における士気)も存在する。相手メインパイロットの気力を下げる技能であるため、モラルブレイクの場合は後者。