ルー・ネグシス

ルー・ネグシスは『スーパーロボット大戦Y』の登場人物。

ルー・ネグシス
登場作品

バンプレストオリジナル

初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
偽名 天野ネグシス
種族 ラー・ヴァル人
性別
年齢 48歳
所属 汎星間帝国ラー・ヴァル
役職 天賢
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概要 編集

汎星間帝国ラー・ヴァルの筆頭参謀「天賢」を務める男性。スーツを身に纏い、常に紳士的で落ち着いた振る舞いが特徴的な人物。ラー・ヴァル人の特徴である前髪「神束」の色は緑。

天帝ラー・ヴァルベルムの第一側近であり、ラー・ヴァルの実質的なNo.2の地位を築いている。ヴァルベルムとは長い付き合いで、彼が天帝になる前から参謀を務めており、歳が近いこともあってか、他者が割って入ることの出来ない強いを持った親友でもある。

明晰な頭脳と戦略眼の持ち主だが、その態度や言動は慇懃無礼であり、ラー・ヴァル内でも多くの人間の反感を買っているなど、その評判は良いものとは言えない。だが一方で、参謀としての活躍に関しては誰もが高く評価し、そして畏怖されている存在でもある。

帝国内ではヴァルベルムの意思の代弁者でもあり、他組織との交渉役も一手に引き受けている。その話術は巧みで、他組織をNOAHSに加盟させたり、不可侵条約を締結させるなど、交渉のテクニックにも大変優れている。 また、地球文明の研究者としてその歴史も調べ込んでおり、ラー・ヴァルが先手を打つ動きを続けられたのも彼の知識によるものであった。

ヴァルベルムの最大の理解者ではあるが、ゲッターエンペラーイヴォルバーの齎す絶望の未来を変えるためとはいえ、常に戦い続ける事を望む彼の野望には危険性も感じており、ラー・ヴァル存続のために穏便に済む着地点を模索していた。その結果、ラー・ヴァル内でクーデターを起こし、ヴァルベルムから天帝の資格を剥奪する強硬手段を決行。ヴァルベルムを拘束すると、彼に代わるNOAHSのトップとしてドレイク・ルフトを、NOAHS地球代表としてエード・ストラディオを推薦する。

その後、ドレイクやエード達と共に重慶のイヴォルバー遺跡でYzネクストを待ち構え、彼らに最後の決戦を挑む。しかし、厳しい戦いを勝ち抜き困難を乗り越えてきたYzネクストには敵わず敗北し、遺跡内に乗り込んできたエチカ達に追い詰められる。そこへ自力で拘束を脱したヴァルベルムが現れ、「一度でも天帝に刃を向けた者は一切の例外なく処刑される」というラー・ヴァルの掟に従い、エード諸共粛清される事を快く受け入れ、彼の手で斬捨てられた。

最終的に袂を分かつ事となってしまったが、ネグシスは最期の瞬間までヴァルベルムとラー・ヴァルの勝利を願っており、そんな彼の本心を知るヴァルベルムに見守られながら静かに息を引き取った。

登場作品と役柄 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。ラー・ヴァルの参謀として序盤から暗躍する。
戦闘にこそ参加しないが、本作に登場するほとんどの敵勢力と接触し、NOAHSの結成や不可侵条約締結の交渉に一役買っているほか、エーアデント代表選に出馬するなど戦闘以外の場で八面六臂の活躍を見せる。
イザナ対話ルートにおいては、ヴァルベルムの勝利のためにヴィルを制御・支配下に置くための「ヴィル・デバイス」を生前に遺しており、ラスボス時のヴァルベルムが装着している。

人間関係 編集

ラー・ヴァルベルム
主君にして、親友。時折、彼のことを愛称の「ヴァル」の名で呼ぶ。
最終的に袂を分かち、彼の手で処刑されるが、本心から彼とラー・ヴァルの勝利を願っていた。
イザナ対話ルートでは彼のためにヴィル・デバイスを遺しており、死後も主君を支え続けた。
レー・セイヴァース
共に序盤から暗躍。性格上、彼とはソリが合わなかったが、ラー・ヴァルの未来のために行動した同志として認め合っている。
エード・ストラディオ
彼をシロッコに代わるNOAHS地球代表に仕立てようとした。内心では自らの保身のみを考えている彼のことを見下している。
最期に関しても、堂々とした態度を崩さず友の勝利とラー・ヴァルの未来を願い倒れたネグシスと対照的に、粛清される直前までヴァルベルムやエチカに命乞いするなど見苦しい面が見られた。
エチカ・Y・フランバーネット
「天野ネグシス」という偽名を名乗り、彼女に接近。エーアデントを手に入れるべく、代表の座を賭けて彼女と選挙戦を繰り広げる。
結果は自身の大敗に終わったものの、そのことを潔く受け入れエーアデントを去っていった。

版権作品との人間関係 編集

悪霊将軍ハーディアス兎猿猴
彼らに呼びかけ、冥帝連合及びアンドロメダ流国との不可侵条約を交わす。
ウルガル
不可侵条約を交わし、更に彼らが怨族と呼ぶイヴォルバーに関する情報も聞き出している。
ドレイク・ルフト
彼にNOAHSへの加盟を勧める。ヴァルベルムに反旗を翻した際は、彼を新たなNOAHSのトップに据える。
レディ・アン
独力でマリーメイア軍の存在に気付いた彼女の能力を高く評価し、拘束した。
シャムナ
彼女とも交渉を行っており、その際に死に戻りのギアスの影響を受けていない様子を見せている。