ランスロットsiN
ランスロットsiNは『コードギアス 復活のルルーシュ』の登場メカ。
| ランスロットsiN | |
|---|---|
| 外国語表記 | Lancelot siN |
| 登場作品 | |
| デザイン |
安田朗(原案) 中田栄治(デザイン) |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 第九世代型KMF |
| 生産形態 | 枢木スザク専用機 |
| 型式番号 | Z-01/S |
| 全高 | 4.51 m |
| 重量 | 8.44 t |
| 動力 | ユグドラシルドライヴ |
| 推進機関 |
エナジーウイング ランドスピナー |
| 所属 |
超合集国 黒の騎士団 |
| パイロット | 枢木スザク |
概要 編集
統合打撃装甲騎計画の一環で造られた最新鋭のランスロット。
かつては悪逆皇帝ルルーシュに仕え、その力で世界を震撼させた機体故に歴史から抹消すべきという意見もあったが、実戦データの量と質を惜しまれたため、機体名に「siN(罪)」を冠する事を条件に開発が許された。
開発するにあたって嚮導兵器としての原点に立ち戻っており、基本設計はランスロット・アルビオンを踏襲しつつ、各兵装のアップデートにより性能の向上が図られている。
特徴的で目を引く左肩の追加装甲は大型バッテリー兼用の「コクーン」と呼ばれる装備で、ブレイズ・ルミナスに頼らずに防御力を向上すると共に、活動可能時間を改善する目的で装備されている。後にメディアミックス作品において、コクーンから再充填したエナジーを全開放する「ゼロバーストモード」も追加された。
なお、ゲーム内アニメやPV等以外のシリーズ公式アニメ作品としては初となる「黒の騎士団所属のランスロット」でもある。
強化装備形態 編集
- ランスロットsiN ホワイトファング
- フレームコート「ホワイトファング」装備仕様。
登場作品と操縦者 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2019年3月のイベント「赤と白」の限定ユニット。大器型SSRディフェンダー。
- 通常・アリーナともに、今までのランスロット系列機の傾向を受け継いだリアル系底力ユニット。タフネスのおかげで攻撃を食らえばほぼ確実に「友がくれた罰」が発動し、超高速・超回避・大火力、修正により必中ユニットに変貌する、まさにランスロット系の集大成と言っていい高性能機。
- アリーナでは通常状態でも「友がくれた罰」の発動条件を満たせば回避率が500%を超えるほか、スザクのPアビリティ「回避アップ」「見切り」「スピードスター」と合わせることで原作さながらの回避を見ることができる。ただし、必殺スキルに特殊装甲解除がないうえ、回避率を上げすぎるとたまに誰もランスロットに攻撃を当てられないため「友がくれた罰」が発動できないという事態に陥ることがあり、相手も同様に回避率が高い、または防御面に優れた機体だと「死なないが、相手も倒せない」詰みの状況にハマってしまう。
- 昨今では回避率を無視して攻撃を当ててくる「超命中」「必中状態」アビリティが増え、「友がくれた罰」で上がった回避率も活かしにくいのが逆風。
- スーパーロボット大戦30
- ミッション「ゼロ再臨」から登場。条件を満たしてランスロット・アルビオンゼロを加入させている場合、その改造を引き継ぐ。
- 作中のロイド曰く、対多数を重視したアルビオンゼロと違い、1対1を重視したチューンナップを施してあるとのこと。その設定を反映してか初期状態ではMAP兵器を搭載していないが、カスタムボーナス取得により追加され、過去作品におけるアルビオンと同様の感覚で使用可能となる。
- 本作ではスザクが極を所持してるのに加え底力とギアスの呪縛の効果が重複することも相まって多少HPが減るだけで暴力的とも言える回避能力を発揮し、よしんば被弾したとしてもブレイズ・ルミナスを持つため、バリア貫通を持った相手でなければ最大で軽減前の元値が15万ものダメージだろうと無効化してしまう等、こと生存性能に関しては今作品どころか歴代タイトルを見ても最上位クラスの性能。
- だがフレームコートが実装されておらず本体も強化が入らない為、他の機体の乗り換え・追加武装が来るにつれて最大火力は見劣る事になる。VXT系の流れからダメージボーナス系の固有能力が多くの機体で実装されており、ギアスの呪縛による補正も特別な強みにはなりえないのも向かい風。
- また低威力のエナジー・ウイングが弾数制、高威力のヴァリスがEN消費制に変更されているため、反撃でヴァリスを使いすぎるとコンビネーション攻撃の使用可能回数が減ってしまう。高難易度で単騎無双を仕掛けるならフルカスタムボーナスで「EN消費軽減10%」や「バリアの消費EN0」を取る事も選択肢に入るだろう。
- 先んじて参戦する紅蓮特式と比べるとこちらはギアスの呪縛でダメージ補正がかかるため最終火力は上回り燃費・射程も優れるが、あちらは全ての武装が格闘属性なので育成を特化させやすいという違いがある。
- 全体的に難易度が低めなゲームだった事も生存に特化した能力が活かしにくい一因になっていたが、DLCで追加の高難易度が来た事で生存能力の高さが注目される事となった。
- スーパーロボット大戦Y
- フレームコートのホワイトファングが初実装された。
- また、漫画版で使用したゼロバーストモードも実装され、紅蓮特式、月虹影帥との合体攻撃が追加された……が、始動は月虹影帥からのみのためこちらの性能にはあまり寄与していない。
- ギアスの呪縛の調整により生存性能がまだ常識的な範囲に落ち着いた反面、総合的な最大火力は主役キャラ級に向上したため前作に比べると素直なリアル系エース機体としての運用になる。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
武装 編集
- スラッシュハーケン
- KMFの基本武装。4基装備。
- 『30』『Y』ではコンビネーション攻撃の演出でのみ使用する。
- エナジー・ウイング
- 背部にマウントされた飛行機能。展開状態からエネルギー弾を連射できる。翼の枚数は6枚から12枚に増加している。
- 『30』では移動後使用可能。ヴァリスで反撃しすぎるとENが尽きるため逐一織り交ぜたいが、スラッシュハーケン枠のため低威力かつ弾数6とこちらもこちらで多用は苦しい。
- 『Y』でも性能自体は殆ど据え置きだが、EN消費制に変更。消費ENも5なので軽率に多用できるようになった。
- MVS(メーザー・バイブレーション・ソード)
- ランスロットシリーズの基本武装。
- 幅広の刀身がスライドして収納されるようになっており、畳んだ状態で両腕部装甲の下にマウントできる。マウントした状態から刃だけを出すことでスラッシュハーケンのメッサーモードに似た使い方が可能。
- 『X-Ω』では通常攻撃に、『30』『Y』でも基本武装として採用。
- C7-anti-material -V.A.R.I.S.(シーセブン・アンチマテリアル・ヴァリス)
- スーパーヴァリスの強化・発展型。非使用時は銃身とグリップを折り畳めるなど従来よりも小型化されている。左右腰にマウントできる。
- 砲口は一門に戻ったものの威力は落ちておらず、スーパーヴァリス同様に「フルバーストモード」への変形も可能。
- 「ヴァリス」名義でフルバーストモードのみ使用。悪燃費という訳ではないが、EN消費制なので使いすぎると他の武装の使用に差し障る。
- 『30』ではカスタムボーナスでMAP兵器版が追加される。
- ゼロバーストモード
- コクーンから再充填したエナジーを一気に使用するモード。発動時に一部の装甲が展開する。出力が大きすぎて7秒しか維持できず、使用後はエナジーが尽きてしまう。貫手から敵機へエナジーを叩き込む様な描写もあった。
- 漫画版『復活のルルーシュ』が初出で、SRWでは『Y』で初実装された[1]。
必殺技 編集
- MVS二刀流(コンボ)
- 『X-Ω』での必殺スキル。MVSで斬りつけた後、エナジーウイングからエネルギー弾を発射する。
- コンビネーション攻撃
- 『30』『Y』での必殺技。
- ヴァリスとMVS、蹴りでの連続攻撃の後、右腕をメッサーモードに変形させての突きから両太腿ハーケンとエナジーウイング連射の波状攻撃でトドメ。
- 最後の構図はナギド・シュ・メインを撃破したカットの再現。
特殊能力 編集
- 盾装備
- シールド防御を発動する。
- ブレイズ・ルミナス
- バリア。全属性のダメージを1500軽減する。気力105以上で発動。発動時、ENを5消費。
- コクーン、ブレイズ・ルミナスLv4、ランスロットの系譜、友がくれた罰
- 『X-Ω』でのアビリティ。
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- S
カスタムボーナス 編集
- 「コンビネーション攻撃」の攻撃力+300、「ヴァリス(マップ)」が追加される。
- 『30』で採用。
- 「コンビネーション攻撃」の攻撃力+300。運動性+20。
- 『Y』で採用。今回はマップ兵器版ヴァリスの追加無し。代わりに運動性アップが追加されている。
機体BGM 編集
- 「Lelouch of the resurrection」
- 『30』で採用。
- 「A heart not giving up」
- 『Y』で採用。
関連機体 編集
- 紅蓮特式
- 同じく統合打撃装甲騎計画で開発された。
商品情報 編集
脚注 編集
- ↑ 2025年8月7日配信の「スパロボY情報局」によると戦闘アニメを作っている時にはコミカライズ版ができてなかったので、手探りで戦闘アニメを作ったとのこと。