ラッシュロッド

ラッシュロッドは『オーバーマン キングゲイナー』の登場メカ

ラッシュロッド
登場作品 オーバーマン キングゲイナー
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 オーバーマン
全高 成人男子の4.7倍
重量 毛長象2.3頭分に匹敵
動力 マッスルエンジン
装甲材質 オーバーコート
オーバースキル 時間停止
所属 シベリア鉄道警備隊
パイロット ヤッサバ・ジン
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概要編集

シベリア鉄道警備隊隊長、ヤッサバ・ジンの駆るオーバーマン。紫のボディと、頭部の信号機のようなライトが特徴。

オーバースキルは「時間停止」。といっても周囲の時間全体を止めるわけではなく、対象物の時間経過を停止させる能力であり、効果を発揮させるためには手から発する虹色の光(劇中では「ストップビーム」と呼称)を投射する事が必要である。とはいえ基本的には生物は勿論、重力や風、雷に至るまで停止させる対象を選ばない能力であり、非常に強力なオーバースキルである。また、オーバーコートをマントのように羽織ることで強化が可能で、街や嵐などより広範囲の時間を止めることができる。

劇中では初めてオーバースキルを使用して見せたオーバーマン。しかし、あまりに序盤から登場し過ぎたためか、3度目のキングゲイナー戦では早くも撃墜、部品扱いとなってしまい、早々に物語から退場してしまった。或いはヤッサバ・ジン退場の巻き添えを食わされたのかもしれない。

その後オーバーデビル暴走時に、操られたブラック・ドミが変身する形でブラックメールプラネッタと共に偽物が登場したが、オーバースキルの模倣は出来ず、ゲーム内とシンクロしたゲイナーの駆るキングゲイナーに瞬殺されている。

尚、漫画版では「オーバーミラー」というバリアを発生させる全く別のオーバースキルを使用する。

登場作品と操縦者編集

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。ガリアルートを選択してキングゲイナー組の撃墜数条件を満たせば使用可能。周回ごとにフラグ用カウントがリセットされる仕様ではないため、2周目以降はほぼ無条件。原作におけるパイロットのヤッサバはランドルート限定で仲間になる。
機体そのものは比較的早く入手できるが、入手時点ではパイロットのオーバーセンスが軒並み低く、オーバースキルやベロウズの解禁まである程度間が空いてしまう点は注意。セツコルートの場合は、ヤッサバの元恋人のアデットを乗せるのがロマン派としては正しいだろう。他にも、武装全てがP属性の射撃武器なため、格闘武器しかないジンバとの相性が悪いサラを乗せるのも良い。敵の時はターンごとに覚醒するので注意。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦K
今回は無条件で仲間になる。オーバースキル「時間停止」は分身回避能力+毎ターン「必中」とかなり使いやすいが、移動力の低さがネック。また、本作のヤッサバはまで覚えるだけに本機の火力の低さが足を引っ張ってしまっている印象が否めない。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

格闘
K』で追加。原作においてキングゲイナーとの一騎討ちで見せた百烈パンチ。なお、ヤッサバにはこの武装用に顔のアップという専用カットインがあり、コンボで使うとあのいかつい顔が迫ってくるのを何度も見ることになる。

武装編集

ロケットランチャー
両腕に2連装のものが各2門内蔵されている。ロケットランチャーというより普通の弾丸といった印象。
ベロウズ
鞴(ふいご)に似た形状の手持ち式超高熱火炎放射器(名称も鞴の意)。
Z』では全体攻撃で、ロケットランチャーと合わせて使用。一旦時間を止めて炎と弾丸で逃げ場を無くしてから攻撃といった、時間停止を活かした戦法を見せてくれる。
フォトンマット
『Z』におけるトライチャージ用の武器。

特殊能力編集

オーバースキル
Z』ではオーバーセンスに応じて照準値と運動性が上昇(敵時は運動性上昇と毎ターン覚醒)。『K』では敵との技量差に応じて分身必中の効果が発動。
フォトンマット
オーバーセンスに応じて軽減量の変わるバリア

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

S

対決・名場面編集

VSキングゲイナー

余談編集

  • 時間停止といった時間にまつわる能力は、他の作品ではラスボス級のキャラクターが使用する強力な能力であるとされることが多く、本機のようにストーリーの最初に登場するということは珍しいといえる。
  • アニメ『キングゲイナー』放映から3年後に発売となった『J』では、オリジナル敵勢力のフューリーが類似の技術「ラースエイレム」を所持し、キャンセラーを持たない勢力に対して無敵の強さを誇る描かれ方をしているが、本来はこの水準の描写が妥当であろうと思われる。
  • この点についてシリーズ構成の大河内氏はオフィシャルブックにおいて「オーバースキルが完全にオーバーテクノロジーの産物であると印象づけたかったから」「『炎を操る』ぐらいの能力だと『そういう高性能な武器を持っている』ようにも見えてしまって、オーバーマンというキャラクターが立たないと思った」とコメントしている。