ダイナゼノンリライブ

ダイナゼノンリライブは『SSSS.DYNAZENON』の設定を基にしたSRWオリジナル機体。

ダイナゼノンリライブ
登場作品	SSSS.DYNAZENON（オリジナル）
デザイン	野中剛
初登場SRW	スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類	機体

スペック
分類	新生竜人／怪獣
全高	63.063 m <br /> m
重量	240000240,000 t <br /> t
所属	怪獣優生思想
パイロット	シズム（メイン、ダイナソルジャー） ムジナ（ダイナストライカー） オニジャ（ダイナウイング） ジュウガ（ダイナダイバー）

概要

ダイナゼノンと同じ姿を持った白い合体竜人。その正体はある場所に隠されていた「試作型ダイナゼノン」にマイクロサイズの怪獣が融合した機体であり、怪獣優生思想がこのマイクロ怪獣をインスタンス・ドミネーションで操ることでコントロールされている。オニジャ曰く「怪獣モドキモドキ」。

ガギュラの消滅後、運命を共にするはずだった4人が何者かに導かれるようにして保管場所へ辿り着いて発見、エーアデントに持ち込んだ。

戦闘機動時のコールは「ダイナゼノンリライブ、バトル・スクランブル！」。

機体の構造そのものはダイナゼノンと全く同じだが、各マシンへの分離機能は存在しない（各形態用のパーツはある）。機体を乗っ取っている怪獣の力を引き出すことで、光粒子「カオスブリンガー」の撒布や制御を可能とし、追加パーツが装備された「第2形態」への変身が可能（この形態では顔のマスクが牙を生やした怪獣の口のような形状のものに変化、更に足首から先が回転し、ダイナレックスの足が前に出る）。これにより、分離・変形を行わないとフルスペックを発揮できないダイナゼノンに比べ、より真価を発揮しやすくなっている。なお、追加パーツは分離状態の各マシンではそれぞれの拡張パーツになる。

この強化形態時の追加パーツのデザインや、制御のやり方、カオスブリンガーによる遠隔爆破能力を考えると、マイクロ怪獣の正体はガギュラかそれに近い種類と思われる。また、バロックパールに由来する怪獣の融合体であるため、他の怪獣が全滅している都合上怪獣優生思想にとっては二重の意味での生命線である。

なお、この機体とマイクロ怪獣がどこに存在したのか、誰が4人に与えたのかは一切語られていない。発見された時には誰もいなかったらしく、ジュウガ曰く「エーアデントでの生活への愛着を汲み取った誰かが用意してくれたのかもしれない」とのこと。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦Y

初登場作品。PV3において隠し機体として紹介され、原作に存在しない本機は発売前から大きな話題を呼んだ。

条件を満たすとCHAPTER 07「永遠の終わりに」で参戦。最終盤の登場のため特殊戦闘台詞を聞ける機会が少ないが、サイドミッションの「戦術研究記録」系統を残していればそこである程度は聞くことが可能。

性能は「合体竜人」を含めてダイナゼノンとほぼ同様どころか、カスタムボーナスを得れば必殺技の威力はあちらを凌ぐ上に燃費も少し軽いと非常に優秀で、機体改造の資金は必要だが終盤の隠し参戦らしく即主力となる。

またシズムの「友情」「絆」、ムジナの「共感」「補給」、ジュウガの「分析」「期待」「希望」と支援精神が豊富。機体自体は完全に戦闘特化だが、多人数乗り精神タンクとしても優秀。

その反面遠距離武装の弾数に難を抱えている弱点はそのままかつ、シズムがデフォルトで「底力」や「闘争心」を初期習得していなかったり、支援が豊富な反面オニジャ一人に戦闘系の主要精神が偏っているなど運用が硬い側面もある。

またダイナゼノンと違って「加速」は誰も使えないが、そこに関してはシズムのエースボーナスで補填できるためあまり不自由はしない。

装備・機能

武装・必殺武器

ラインナップそのものはダイナゼノンとほぼ同じだが、名前が微妙に異なる。

武装

ダイナサーベル

掌（ダイナストライカーのバンパー部）から発振するビームソード。

『Y』で使用。モーションはダイナゼノンの「ダイナセイバー」と全く同じだが、こちらは刃が赤い。

ペネトレーターガン

ウイング後方に折り畳まれているビーム砲。使用時は肩に露出したダイナソルジャーの爪が砲身を掴んで固定する。

本機においてはオニジャが発射を担当するが、南夢芽と同じく名前が覚えられないらしく「なんちゃらビーム」と呼称されている。

『Y』で使用。

バーストミサイル

スネ部分にあるダイナランチャーから放つミサイル。

『Y』ではバーストミサイルアタックとダイナゼノンリライブ・フルブラスト内で使用。

ストライカーストーム

肩、前腕にあるダイナストライカーのタイヤ部分を展開して放つ光弾砲。

『Y』ではダイナゼノンリライブ・フルブラスト内で使用。

必殺技

ビッグブレードインパルス

ダイナゼノンの「ビッグブレードストライク」に相当する技。ストライクに対してインパルスになっている。

『Y』ではダイナサーベルのセリフパターンとして技名のみ登場。

バーストミサイルシュート

ダイナゼノンの「バーストミサイルキック」に相当する技。

『Y』ではダイナゼノン同様「バーストミサイルアタック」名義で登録されており、この技名は戦闘台詞やフィギュア紹介サイトで確認できる。モーションはダイナゼノンと全く同じ。

ダイナゼノンリライブ・フルブラスト

ダイナゼノンの「ダイナゼノンフルバースト」に相当する技。

ペネトレーターガン、バーストミサイル、ストライカーストームを一斉発射する必殺技。

カオスブリンガー・デイブレイク

オリジナルのダイナゼノンに類似するものがない、本機オリジナルの必殺技。

マイクロ怪獣の力を最大まで引き出し、虹色に輝く追加パーツを生成・装着。バーストミサイルで牽制した後弾幕に紛れてショルダータックルを打ち込み、カオスブリンガーを撒布して爆破、最後に両手で生成した緑のエネルギー球からビームを射出する。

トドメ演出では爆発の光で技名通り夜明けのように照らされる空に浮遊する本機の姿がカットインする。

実は攻撃の〆の部分がほぼガギュラの「破壊光線」と同じで、4人のカットインは原作においてカイゼルグリッドナイトに光線を放った際の連続カットの左右反転だが、シズムのみ新規作画となっている。

特殊能力

合体竜人

『Y』で採用。

サイズ

L

カスタムボーナス

カオスブリンガー・デイブレイクの攻撃力+400。最大EN+60。

『Y』で採用。

ダイナゼノンと異なり最強武器しか上がらないため通常戦闘ではあちらに譲るが、増加幅はこちらが上のため「必焼大火炎レックスロアー」を凌ぐ威力を出せる余地がある。

加入時期的にENと気力の補填は容易なため、懸念は射程のみになる。

機体BGM

「インパーフェクト」

『SSSS.DYNAZENON』のOP曲。『Y』ではDLC適用時に原曲となる。

関連機体

試作型ダイナゼノン

この機体にマイクロサイズの怪獣が融合したのが本機である。ただしダイナゼノンの来歴を考えると存在すること自体が不自然な代物。

ダイナゼノン

ガウマ達が操る同型機。

ギュオバイアン

小説版に登場する怪獣で、怪獣優生思想がそれぞれに操る4体の怪獣の合体形態。メカメカしい姿をした四足歩行の有翼竜と言った姿だが、後肢は無限軌道になっている。

余談

• 雨宮監督曰く「夏映画の戦隊ロボみたいなもの」とのこと。
  • スーパー戦隊シリーズの劇場版・外伝作品には主役チームの乗る巨大ロボの色違い・バージョン違いが出演することが多く、ダイナゼノンの色違いである本機はまさにそのポジションである。
• 追加パーツを装着した形態は、ダイナゼノンの初期案に存在した「火炎覚醒ダイナゼノン」の翻案と思われる。あちらのモチーフである超装光ギンガイオーは頭部と胸部に追加装甲を装着しており、本機の強化モードとほぼ同じ配置になっていることも傍証である。
• 『DYNAZENON』のラストに至る展開の構想段階で、「怪獣優生思想がダイナゼノンに乗る」というアイデアが実際に挙がっていた。
  • また、初期案には「拉致されたガウマが白いダイナゼノンに乗って現れる」という案もあり、これらの初期構想を合わせて『Y』用に設定されたのが本機であると思われる。