ラ・カン

The printable version is no longer supported and may have rendering errors. Please update your browser bookmarks and please use the default browser print function instead.

ラ・カンは『ゾイド ジェネシス』の登場人物。

ラ・カン
登場作品

ゾイドシリーズ

声優 松山鷹志
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 惑星Zi人
性別
年齢 50歳
所属 キダ藩 → ディガルド討伐軍ジーン討伐軍
テンプレートを表示

概要

ソードウルフに乗り、姪のレ・ミィを連れて各地を旅する初老の男性。

偶然立ち寄ったミロード村がバイオゾイドに襲われていたためこれを助けるも、続いての襲撃で村のジェネレータが破壊されてしまい、村を救うために村の少年ルージ・ファミロンを連れてジェネレータを修理できる職人探しの旅を行うことになる。

実はかつて北方に存在していたキダと言う名の藩の藩主であり、名君として臣下や人民から慕われていが、数年前に近隣国であったディガルド公国(後のディガルド武国)からバイオゾイドを使った侵攻を受け、戦によって民が傷つくことを避けるために全面降伏し藩を去った過去を持つ。自分がディガルドに対して戦わずして降伏したことが現在のディガルドの専横を招いたと後悔しており、自分にはディガルドに立ち向かう資格が無いと考えていたが、ルージに説得され打倒ディガルドのために立ち上がった。

ゾイド乗りとしての腕前は確かであり、知略の面でも高い能力を持つ。また、ルージの心根や才能に着目しており、自分の後継者として育てているような節もある。終盤でバイオティラノの神の雷に巻き込まれて死んだかに思われたが実は生きており、最終決戦の最後に駆けつけ討伐軍の勝利への道を切り拓いた。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
初登場作品。序盤から参入するが、機体に足を引っ張られていて正直微妙。しかし、後継機が手に入ると前線で戦える指揮技能持ちとして活躍する。立場や年齢もあってか部隊の中心人物の一人でもあり、出番は割と多い。原作と違い別の世界の戦争を見た事等もあり、自発的にディガルド討伐軍を結成する。このイベントを始め、ディグ奇襲作戦の立案等、原作でのルージの活躍のほとんどが何故か彼の活躍に置き換えられている。ルージに討伐軍のリーダーを譲る事も無く、実質本作における『ゾイドジェネシス』の主人公と言えるほどの待遇を受けている。結果的に本作のルージが原作と比較して異様にパッとしない最大の要因となってしまった。

パイロットステータス

精神コマンド

K
てかげん必中不屈熱血直撃激励

特殊スキル

K
底力L6、援護攻撃L2、援護防御L2、アタックコンボL2

人間関係

レ・ミィ
姪。
ダ・ジン
元キダ藩家老でズーリの領主。旅の間キダ藩の藩士の面倒を任せていた。
ルージ・ファミロン
彼に触発されてディガルド討伐を決意する。その後は軍議の場に彼を同席させたり、ディグ奇襲作戦の発案者として指揮を執らせたりと組織の長として必要な経験を積極的に積ませていた。
コトナ・エレガンス
旅の仲間。ディガルド討伐軍再起までの猶予期間中は共に各地を周り、彼女の故郷の真実を他の仲間よりも早くに知ることとなる。
ガラガ
旅の仲間。彼とルージの決闘の際は途中で仲裁に入った。
ロン・マンガン
旅の仲間。彼がソラノヒト(自分たちとは違うところから来た人間)であることに薄々気が付いていた。
セイジュウロウ
旅の仲間。

名台詞

「生まれ故郷を捨てるのは辛いものだな…」
第3話、ジェネレーターが破壊されミロード村の住人たちが村を捨てざるを得ない状況となるも、それでも村に留まり続ける事を選ぶルージの父との会話にて。
ラ・カン自身、故郷を捨てて旅に出た身であるため思うところがある様子。
「あの子はずっと私にくっついて旅をしてきた…。周りはずっと年上の男連中ばかり。すっかり男勝りに育ってしまった。悪い子ではないのだが、口が過ぎる時があって…」
ルージ「わかってます」
「これからも仲良くしてやってくれ」
第11話。吹雪の中、洞窟でミィを看病する中でルージに向けて。ミィへの想いが垣間見える。
ロン「無駄死にって奴か…」
「だが、彼らは命を懸けてディガルドに立ち向かった。立ち向かったのだ…」
第14話。ディガルドを襲撃するも被害も与えられずに全滅したゲリラを評する。
「全員この場は逃げ延びることだけを考えろ! 生きていれば、また巡り会うこともある! 決して命を粗末にするな! 逃げる事もまた勇気だ! またいつの日か、笑顔で会おう!」
第15話。ゲオルグ率いるディガルドの軍勢に囲まれる。まともに戦うのは無理と判断し、逃げることを優先。無事に離脱するも一行は散り散りとなる…。
「全ては我々の油断ゆえです。まさかここまでディガルドが手を伸ばしてこないだろうという油断…まさか貴方たちがこのようなことはしないだろうという油断…我々がここに来ることで村にどのような迷惑がかかるか、じっくり考えてみるべきでした」
第18話、匿ったポルン村の住人たちがディガルドの襲撃を恐れ拘束した事で。恐怖からの行動である事を理解しているためか、村民たちを一人も恨まず、ミィも諫めた。
「そんな馬鹿な!? 信じられん…奴は…ゲオルグは倒した…!」
第19話。脱出の際に撃破したゲオルグが早々に戦線復帰した事で驚愕する。実際、ゲオルグはディガルドの発達した医療技術により傷も直ぐに回復していた。
「一人の臆病者の逃げ腰な態度が、ディガルドを増長させてしまった…その領主の名は、ラ・カン」
「私は…とうの昔にディガルドと戦う資格を失っているのだ」
第20話。ジェネレーター職人探しの旅を一時中断しディガルド討伐の意思を出したルージに対して、自身がかつてキダ藩の領主であり、降伏を選んだ事で現在のディガルドの増長を招いてしまった事を語る。
「では、ミロード村へ行こう」
同話、ディガルド討伐を賭けてルージとの模擬戦に勝利。約束通りラ・カンの好きにした結果、まさかのミロード村への帰郷を宣言する。
「約束ひとつ守れぬ男がディガルド討伐の組織を纏めていけると思うか?」
第21話。『打倒ディガルドに立ち上がる前に、一度ミロード村に戻ってジェネレータ職人探しを後回しにすることの許可を取らなければいけない』という意見を述べたところ「黙っていれば(職人探しを怠っていても)バレないのではないか」とロンやミィから指摘されて。彼の誠実さがよく表れた台詞。
(ルージは耐えるという事を知っている。ディガルドと戦う上で一番大切な事だ。私も、腹をくくらねばならない…)
同話。ミロード村の住民たちへ職人探しを一時中断する事で謝罪に回る中でルージの態度を見て自身も覚悟を決める。
「ルージ、皆の期待は大きいぞ!」
同話ラスト。上空からルージたちの謝罪を受け理解を示した住民たちを見て、ルージを鼓舞する。
「初戦で大勝したのはマズかったな…」
第24話ラスト。何とか勝利を収めたディガルド討伐軍だったが、それは士気の勢いに任せたものであり、実際に各々がバラバラに行動した事で苦戦しており、ルージの援護がなければ負けていてもおかしくないものだった。そして次の戦いではこの懸念が見事に的中してしまう。
「これが…ソードウルフの新しい力なのか…」
第29話、ソードウルフクラッシャーの武装・バイオクラッシャーの一閃でバイオラプターを切り裂き、その威力に驚嘆する。
(勝てると全ての兵士に確信させる何か、か…)
第34話、霧の河におけるムラサメライガーの活躍が噂になっている事で反ディガルド意識が高まっている事で、ルージの持つ素質に目を付ける。
「自分1人で戦っている気になどならない事だ」
レ・ミィ「ギンちゃんもみんなの…ルージの仲間よ」
「戦いは辛いが…辛さを共にする仲間もいる事を…忘れぬようにな」
第42話。疲労が溜まり倒れたルージを助け、戦いが終わった後に仲間たちがいる事を諭す。
「オホン…! 報告、ご苦労」
同話ラスト、ソウタが逃げ出したと駆けつけたダ・ジンに、そのソウタに鉛筆での肖像画を描いてもらっている最中だったため、照れながら言った。珍しい赤面シーンである。
「あれ以上は、ソラには頼めぬか」
第43話、勢いを盛り返したディガルドと戦うためのリーオの弾が足りない事でロンと行商人たちに、霧の河の一件から薄々と正体に勘づいた事を語る。
「我ら7人…共に旅を続けてきた仲間だ。出来れば2人の秘密も、この7人の胸の中に留めておいて欲しい」
同話、ガラガ、ミィ、セイジュウロウたちにロンとコトナの秘密を打ち明けると共に、旅を続けてきた仲間たちとの秘密にする事を決める。
「ルージッ! 後は、頼んだぞおおぉぉっ!!」
終盤の戦いにてゲオルグバイオトリケラを捨て身で倒し、神の雷の光の中に消えながら叫んだ台詞。作画も相まってかなり迫力のあるシーンである。

スパロボシリーズの名台詞

「敵ながら見事な武人であった…」
K』第29話「哀しき呪縛を解け」より。正々堂々と戦いを挑み、潔く散った壱鬼馬の戦いぶりを称えて。

搭乗機体

ソードウルフ
ソードウルフクラッシャー