ディガルド武国

ディガルド武国とは、『ゾイド ジェネシス』に登場する国家の一つ。

概要編集

惑星Ziの北方を治める大国で、首都はディグ。

もとは「ディガルド公国」という平和な国であったが、ディグのジェネレーターの故障によって存亡の危機に立たされてしまい、やむなくソラノヒトと「天空通商条約」を締結。レッゲルを徴収される代わりにソラノヒトの技術と人員の提供を受け、国名を「ディガルド武国」と改名、バイオゾイドというオーバーテクノロジーを武器に各地に侵攻を開始した。また、占領地の工業化とそれに伴う環境汚染によって地上の荒廃が進行し、惑星Ziの平和と環境が再び脅かされることとなった。

ディガルドの占領下の民は全員がゾイド適性を持つ者とそうでない者に振り分けられ、適性を持つ者はディガルド軍に徴用され、持たない者は過酷な労役を課せられる。ただし、適性を持っている者からも能力の高い者と低い者へ更に振り分けられる事になり、適正能力の低い者達の場合は、元から適性の無い者以上に残酷な仕打ちを受ける事になってしまう。

その後、ザイリン・ド・ザルツによりナンバーの真実が公表され、これを受けた一部のディガルド勢力も軍を離脱。ディガルド討伐軍へと合流していくなど、内部崩壊の兆しも見せた。

保有戦力はバイオゾイドを主軸としているが、通常のゾイドを使用していない訳でもなく、拠点防衛用にモルガキャノリー、輸送部隊でゾイドバラッツのコネクテスやグスタフを運用する場面もあった。

登場作品編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦K
初登場作品。概ね原作準拠の扱い。本作ではもう片方の地球にも侵攻する。

人物編集

ララダ3世
ディガルド武国国王。病気がちでジーンに全権を託しているが、その手法には懐疑的。
ジーン
ディガルド軍大将。ソラノヒトから派遣された人員の一人で、ララダ三世の養子となる。
ザイリン・ド・ザルツ
ディガルド軍少将。ディガルド四天王の一人。ディガルド占領下のザルツ村の出身。
ゲオルグ
ディガルド軍少将。ディガルド四天王の一人。ジーンに絶対的な忠誠を誓う冷酷な軍人。
ボラー
ディガルド軍少将。トラフ駐留軍の司令官。良識派で、かつてのザイリンの教官でもある。
フェルミ
ディガルド軍大佐。ディガルド四天王の一人。ジーンの監視のためにソラノヒトが派遣したエージェントであったが、ジーンの野望に協力する。
ソウタ
ディガルド軍大尉。ディガルド四天王の一人。類まれなるゾイド適性を見込まれて、大尉待遇でディガルド軍に所属している。
ナンバー
ディガルド軍の主力兵器であるバイオゾイドを操縦する兵士。その実態は占領した地域の住民の魂を抜き取り機械として組み込んだもの。

関連用語編集

ディガルド討伐軍
早期にディガルドに降伏してたキダ藩が、各地のゲリラを糾合し結成した反ディガルド勢力。

余談編集

国名の改名後ではあるが各地の侵略のために所属する軍人達が兵器で民間人を大量虐殺し、暴力で全てを支配しようとする国家という点は『革命機ヴァルヴレイヴ』に登場するドルシア軍事盟約連邦に類似するものがある。