バナージ・リンクス

2014年8月6日 (水) 11:26時点における119.171.2.7 (トーク)による版

バナージ・リンクス(Banagher Links)

機動戦士ガンダムUC』の主人公。工業コロニー「インダストリアル7」にあるアナハイム工業専門学校に通う学生。母親は既に他界しており、顔も知らない父親の援助で学校に通っている。学業の傍らプチモビルスーツに乗ってスペースデブリを回収するアルバイトをしながら暮らしていたが、どこか「ずれている」感覚を覚えていた。

そんなある日、一本角を持つ白いMSを目撃し、さらにその後謎の少女オードリー・バーンを助けたことから運命が急変。さらにビスト財団当主カーディアス・ビストと出会ったことにより自分の出生の秘密を思い出し、戦火に包まれるコロニーからカーディアスにより「ユニコーンガンダム」を託され、争いを終わらせるべく身を投じていくこととなる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。声優の内山氏は本作でスパロボシリーズ初出演になる。初参戦の11話Aのみ原作再現で血塗れの姿で登場する。
元が民間人である為か、他の宇宙世紀ガンダムの主人公であるアムロカミーユと比べると(ニュータイプLVも含めて)能力は控えめ。搭乗機がユニコーンガンダム固定となる為、しっかりとフォローしていきたいところ。
話の都合上強敵によく狙われるため、底力を強化しておきたい。1発喰らえば適度に補正が係って安定するだろう。

パイロットステータス設定の傾向

能力

全体的にカミーユを一回り弱くした感じ。強制出撃も多いのできっちり育てておこう。やや射撃が得意だが、最強武器のNT-D連続攻撃は格闘なので注意。

精神コマンド

集中必中閃き+、覚醒
リアル系に必要なコマンドは一通り揃う。ダメージアップ系が愛なので爆発力では他のリアル系エース格に劣るが、その分成長はさせやすい。ただ、「ニュータイプ」の伸びが悪すぎるので、使い倒すには不安が残る。エースボーナスでPPが取得しやすくなるので、能力を養成して補うべし。

特殊技能(特殊スキル)

ニュータイプL9、底力L4、戦意高揚
時獄篇ではEP4までの再現に留まるせいか、特殊技能であるニュータイプのレベルの伸びは非常に悪い。そのかわり底力を持つので、そちらを補強すると安定するか。
一応「ニュータイプ」の最大レベルは9だが、カンストはレベル99。特殊強化パーツを装備して修理・補給で稼げば達成不可能ではないが、その頃には素の能力で無双できるので意味がない。

固有エースボーナス

ユニコーンガンダム(デストロイモード)搭乗時、入手PP1.2倍
戦闘能力への貢献が一切無く、その上デストロイモードを発動させるまで時間がかかる(発動させてもこのボーナスの効果も5ターンしか持たない)ため微妙なボーナス。というか機体にシルバーエンブレムを付けてしまえば事足りてしまう。……というのはバナージ単独で見た場合の話である。
デストロイモードが正式に追加される25話をクリアして程なく、26話(ネオ・ジオン調査ルート)「魔獣王子、目覚める」 or 27話(ネオ・ジオン静観ルート)「堕ちた巨人」でバサラが加入するので、実は気力の問題はそこまで大きくない。ターン制限についても、5ターンもあれば大抵のマップは1周目でもクリアできる。
もっとも大きいのはこの効果が、強化パーツ(シルバーエンブレムorプラーナコンバーター)やタッグコマンドによるPP増加効果と重複するという一点にある。つまり1.2×2×2で、入手PPが最大で4.8倍になる。手を掛けた分だけ見返りが大きくなるという意味では、まさに可能性の獣の乗り手に相応しいエースボーナスだろう。同じくエースボーナスによって入手PP1.2倍を得る対抗馬もいるのだが…。

パイロットBGM

「UNICORN」
ユニコーンモードではこちら。曲のループ時に数秒空白があるので、他の作品で聞き慣れていると違和感を覚えるかも。
「RX-0」
デストロイモードではこちらに切り替わる。

人間関係

オードリー・バーン
「インダストリアル7」において運命の出会いを果たす。彼女の正体を知ってもなお、バナージは「オードリー」と呼び続けている。
タクヤ・イレイ
アナハイム工専の同級生。悪友の関係である、重度のMSオタクでもある。
ミコット・バーチ
アナハイム工専の同級生。バナージに想いを寄せているが、当の本人は気付いていない。
カーディアス・ビスト
実父。ビスト財団当主であり、アナハイム工専の理事長。彼の最期を見届けた際、出生の秘密を思い出し、ユニコーンガンダムを託される。
アンナ・リンクス
母親。本編開始時点ではすでに他界している。彼女はバナージをビスト一族の呪われた因縁に巻き込まれないようにするためカーディアスと別れたのだが結局その望みは叶わなかった。また、原作小説の記述から推測するとバナージがカーディアスの記憶を忘れていたのもアンナのそうした信念が要因である模様。
リディ・マーセナス
ロンド・ベルに所属するパイロット。バナージからオードリーの事を託されるが…。
ダグザ・マックール
連邦軍特殊部隊「エコーズ」920隊司令。バナージに大きな影響を与える。
フル・フロンタル
袖付き」首魁。バナージとは幾度となく交戦や問答を交わす。
マリーダ・クルス
「袖付き」のパイロット。バナージの初出撃で交戦。その後も彼女から大いに影響を受けることになる。
アンジェロ・ザウパー
フロンタル親衛隊隊長。彼の一方的な嫉妬心により粘着される。
スベロア・ジンネマン
「袖付き」の輸送船ガランシェール艦長。地上に降下した際に行動を共にする。
ロニ・ガーベイ
一時は心を通じ合わせるが、死別という形で終わってしまう。だが、スパロボでは「撃って止めれば」生存する。
アルベルト・ビスト
異母兄。機密の塊であるユニコーンのパイロットに自分がなったため、アナハイムの幹部である彼からいろいろ絡まれる。当初は双方とも互いの関係に気づいていなかったのだが……
サイアム・ビスト
曾祖父。彼がラプラス事件に関わったことから現代の事態にまで繋がっている。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
最年長のガンダムパイロットの先輩。彼からは様々な忠告を受ける。
カミーユ・ビダン
ガンダムパイロットの先輩。後輩であるバナージを気にかけている。
ハマーン・カーン
ある人物の元部下。本編では故人だが、スパロボを始め他のゲーム作品で共演する場合もある。主君に近い人物であるためか、彼を敵視する作品が意外と少ない。ガンダム無双3ではバナージと共闘、対バナージ用の賞賛台詞も用意されている。
エルピー・プルプルツー
マリーダの「姉妹」にあたる人物達。本編では故人だが、ガンダム無双シリーズでは共演を果たし、バナージがプルツーがマリーダだと誤認するような台詞がある。
『真・ガンダム無双』におけるとあるオリジナルシナリオではヘンケン艦長らと共に三姉妹の争いに介入する戦闘がある。
ドズル・ザビ
ある人物の実父。本編では故人だが、ガンダム無双シリーズではまさかの共演。『無双3』のドズル関連シナリオの最終ボスはバナージで、『真』のとあるミッションでは娘とバナージと再会した後でキレたドズル(とリディ)を撃退するなど…親馬鹿である彼との絡みはハマーンやプル姉妹よりもコミカルなものである。

ガンダムSEEDシリーズ

シン・アスカ
『第3次Z』にて初出撃したバナージをフォロー。

西暦作品

刹那・F・セイエイ
近い時期にアニメが放送されたせいか、ゲーム作品では絡む機会が多い。特に、ガンダムExtremeVSシリーズでは刹那の台詞をバナージがマネする一幕もある。
沙慈・クロスロード
『第3次Z』では同じ学校に通っていて顔見知りの仲。

リアル系

C.C.
『第3次Z』にて素直な自分を気に入った様子。

スーパー系

カグラ・デムリ
中の人が同じ。『第3次Z』で共演。ユニコーンが暴走するステージ「NT-D」でもユニコーンを襲撃する為に登場(本人は相変らずアクエリオンEVOL狙いだが)、最終勝利条件は彼とバナージを撃墜することだが、救出されたバナージでカグラに挑むことも可能。
特殊台詞ではカグラにとってバナージはアマタとは違った意味で同一人物なためか「変わった匂い」だの「無臭に近い」だの言われる。ここでの「無臭に近い」の意味は自分と「同じ」臭いをしているため相手からの臭いを感じ取れず無臭と思ってしまっているか、カグラのエレメント能力を考えると「(バナージの匂いはカグラにとって)とてもおかしい匂い」という意味のどちらかだろう。
アマタ・ソラ
バナージとある意味同一人物なカグラと本当に同一人物な人。浮いた彼を地上に戻したこともある。

名台詞

「それでも!」
バナージ・リンクスという人物を象徴する一言。理想を夢物語と断じられ、辛い現実と直面する度にバナージはこの言葉を叫ぶ。人の持つ可能性、希望を信じて。不殺系主人公にありがちな美辞麗句と捉えられがちだが彼はこの言葉と己の身をもって人の内なる可能性を示していく。
「君が誰だって構わない! 俺の事、必要だって言ってくれ! そうしたら、俺は……!」
オードリーに対して発言した、彼の戦う動機と言っていい台詞。この後、一度は拒絶されるが、この思いを胸に彼はユニコーンガンダムに乗り、戦いに身を投じる。
「みんな、明日の予定だって、来週の予定だってあったんだ! あんなの…人の死に方じゃありませんよ!」
カーディアスがMSで単身逃亡を図ろうとしていると勘違いし、事態を止められなかった事への苦言から続く発言。戦闘に巻き込まれたからではない、静かな死を母親で経験しているからこその台詞である。
「私のたった一つの望み…可能性の獣…希望の象徴…。父さん…」
「………」
「母さん、ごめん…。俺は…行くよ!」
ユニコーンガンダムを初めて起動させる際の独白。全てを思い出した彼の脳裏に浮かんだのは、幼い頃に父と見た「貴婦人と一角獣」のタペストリー。そして、自分にこのような道を歩ませまいとした母親へ詫びつつ、自分が護りたい人の為に「可能性の獣」を目覚めさせた…。時獄篇ではDVEになっている。
「ここから…! ここから出ていけぇーッ!!」
ユニコーンに乗り、マリーダクシャトリヤを押し出しつつインダストリアル7を脱出。宇宙に出た所で、クシャトリヤのファンネルによる猛攻を受けそうになるも、直後NT-Dが発動する。
「オードリーだよ! 嘘でも本当でも、俺にはオードリー・バーンだ!」
ダグザに人質に取られた際、「ミネバ・ザビ」として振る舞うオードリーに対して。バナージのこの態度は常に一貫しており、彼女をザビ家の末裔という政治的存在として扱うことなく、あくまで一人の人間として向き合い続けた。
「リディ少尉、男と見込んだ。オードリーを頼みます」
オードリーと共に地球に降下するリディに向けて送った信頼の言葉。こんな事を言われてやる気にならない男はいない。リディはこれを「殺し文句」と評し、無事オードリーを送り届けることに成功した。しかし…
「遊びなもんか! 自分が死ぬのも、人が死ぬのも冗談じゃないって思うから、やれることをやってるんでしょう!」
あえてビーム・マグナムを使わず致命傷を避け無力化を選択するバナージに「遊んでいるつもりか」と怒るダグザに言った一言。
この言葉は伊達ではなく、実際にバナージはこの後の戦いでもビーム・マグナムを使っていない。その唯一の例外がフル・フロンタルである。
「あなただけは……堕とす! 今度は外さない……!」
フロンタルにダグザを殺されNT-Dを発動、死闘を演じる。しかし、この後にギルボアがフロンタルをかばい……
「やりました…。やったんですよ! 必死に! その結果がこれなんですよ!!」
「モビルスーツに乗って、殺し合いをして、今はこうして砂漠を歩いている!」
「これ以上何をどうしろって言うんです!? 何と戦えって言うんですか!?」
袖付きの捕虜となった後、地球へと降下。ジンネマンと共にあてもなく砂漠を移動中にこう叫んだ。時獄篇ではDVEになっており、これを基にした中断メッセージも存在する、のだが……。
「こんなの戦争ですらない! ただの怨念返しですよ!」
「そんなの、ジオンの町を焼いた連邦軍と同じ理屈じゃないですか!」
「あんただってわかってるんだ! こんなことしたって、何も報われないってことを!」
「自分が地獄を見たからって、他人にそれを押し付けていいってことはないんだ!」
シャンブロの蹂躙を止めたいバナージと、それを許さないジンネマンの口論。殴られながらも飛び出した反論の数々がこちら。途中からバナージも反撃を始め、最終的には逆にボコボコにする
「俺は箱の鍵じゃない……人間だ。そしてお前は、人の力を増幅するマシーンなんだ。お前はそのために作られた。人の心を、悲しさを感じる心を知る人間のために……だから、怒りにのまれるな……!」
ロニの暴走を止めるためにガランシェールから出撃したバナージ。
「うあああああ!!」
「撃てません!!」
『重力の井戸の底で』にて。自身の説得で収まったものの、カークスの死を感じ取り再び暴走を始めたロニの乗るシャンブロ。それを止めるため、リディデルタプラスと共に急行するバナージ。
「このまま撃て! 可能性に殺されるぞ!! そんな物、捨てちまえ!!」そうリディが言い放ち、バナージはビームマグナムを向けるが、サイコミュの呪縛から解き放たれ正気に戻ったロニと「分かり合ってしまった」彼は撃つことが出来なかった。結局、バナージを見かねたリディの手により奪われたビームマグナムでロニは撃たれ、彼女は散っていった…。
第3次Z時獄篇ではDVEで再現された。この台詞の後、アムロは「甘ったれるな!」とバナージに𠮟責。
「ユニコーンガンダムは…伊達じゃない……!」
「俺は箱の鍵じゃない……人間だ! そして、お前は人の意志を形にするマシーンなんだ!」
「自信とか、覚悟なんてない……だけど!」
「ガンダム! 俺に力を貸せ!」
「弱くて、不完全で……だから託すんだ! 託されて歩き続けるんだ! どんなに辛い道であっても!」
「そのために戦う! このユニコーンで!」
「Gジェネレーション オーバーワールド」にて、ユニコーンモードのビームサーベルで敵を撃破する際に出る特殊台詞。小説版の名台詞のアレンジとなっている…が、喋り過ぎてうるさいと専らの評判。
というか、このビームサーベルのトドメ演出、デストロイモードのNT-Dの使い回しなのだが、NT-Dだとこの特殊台詞はない

迷台詞

「こんなの戦争ですらない…ただのシャイニングフィンガーですよ!」
「轟き叫ぶのも冗談じゃないって思うから、ゴッドフィンガーをやってるんでしょ!」
「SDガンダム GGENERATION OVER WORLD」にて、前者はシャイニングフィンガー使用時の、後者は爆熱ゴッドフィンガー使用時のセリフ。「各々の名台詞を変にアレンジした前口上」はGジェネにおけるフィンガー系兵装のお約束だが、これはもはや意味不明。
「う、うわっ! なんでここに! あ、あれ? すみません……仮面違いでした……」
「真・ガンダム無双」にて、一年戦争時代のシャアNPCのバナージと合流時の台詞。所謂誤認ネタだが、こちらは「仮面違い」と少々新鮮な言葉を言ってしまっている(しかも誤字ではない)。
なお、同作『UC』キャラのオリジナルイベントはギャグにしか見えない内容が多い。(アンジェロのフロンタル捜し、好物の為に脱走するマリーダ、ある人物のに加勢するリディなど…)
「オ、オードリーのお父さん!? は、はじめまして……」
同じく「真・ガンダム無双」にて、オードリーと一緒にユニコーンガンダムに乗っている状態でドズルと遭遇した時の台詞。直後に『悪い虫』として攻撃されることになる。更に『別の悪い虫』も出てくる混沌に突入する。

スパロボシリーズの迷台詞

「示すんだ…! 俺の可能性を…!」
汎用の開始台詞の一つ。なのだが、PV第2弾ではこの後ビームマグナム使用時の「ビーム・マグナムで…!」に続く事からビーム・マグナムで可能性を示すのかとネタにされる事に。
なお、このビームマグナムは戦闘相手のシナンジュに当たっており、フロンタルから「君は期待した以上かも知れんな!」と返されている。つまり実際に示された
「やりました…。やったんですよ! 必死に! その結果がこれなんですよ!!」
「レベルを上げて、撃墜数を増やして、資金も、Zチップも稼いで!!」
「これ以上何をどうしろって言うんです!? 何と戦えって言うんですか!?」
中断メッセージでの発言。上記の台詞のパロディでまさに名台詞が台無しである。会話相手はジンネマンだけではなくマリーダやギルボアも登場する。状況としてはパラオでスパロボを遊んでいたところゲームオーバーになってしまいショックを受けた……ということなのだろうか? だが、稼いだだけで強化に回していなかった可能性も…
余談だが、「SDガンダム GGENERATION OVER WORLD」の隠しスタッフロールでも類似のパロディ台詞を使用する。
「うおおおおおおおっ!!」
一見単なる叫び声にしか見えないが、「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」のビンゴ大会で1等賞の景品がテッサからのキスだと知った時の反応。
しかもこの数分前にはオードリーが4等賞の景品の「チーズたん人形」を欲しがっているのを見て、もし自分がビンゴになったら、彼女にプレゼントすると言っておきながらコレである。
…もし仮に1番にビンゴになったとしたら、どっちを選んだのであろうか?

搭乗機体・関連機体

ユニコーンガンダム
カーディアスから託された「の鍵」とされているMS。起動時に生体認証がされたため、バナージ以外には乗りこなせなくなっている。
トロハチ
アルバイト先で使っていたプチモビルスーツ。これに乗りオードリーを助けた。

余談

  • 彼のアルバイト先は「ブッホ・ジャンク社」であるが、これは後の「機動戦士ガンダムF91」にてコスモ貴族主義を掲げてクロスボーン・バンガードを組織したブッホ・コンツェルンの前身である。
  • バナージ役の内山氏は、ファルコム製作のRPG『英雄伝説 閃の軌跡』にて、主人公のリィン・シュバルツァーを演じている。このリィンは、『主人公』というだけでなく、『ロボットに搭乗する』『覚醒状態で強化される』という、バナージ及びユニコーンガンダムとの共通点がある。

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