ナイトオブラウンズ

2019年6月14日 (金) 23:10時点におけるTake (トーク | 投稿記録)による版 (→‎現ラウンズ)

ナイトオブラウンズ(Knight of Rounds)とは、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する騎士団。

概要

神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニア直属の騎士団。通称ラウンズ」。前作では設定のみの登場。

ラウンズはナイトオブワン以外、上下関係は無くメンバー選定も実力と皇帝への忠誠心のみで行われており、性別や年齢、種族は問われない。また、ナイトオブワンには植民エリアを一つ持つ権限を与えられている。

なお、ラウンズには空席が存在しており、定員である12人全員が埋まっているわけではない(元・ラウンズを含めれば、枢木スザク加入の時点で9人)。これは、本編開始の20年前に起きた「血の紋章事件」が原因。

血の紋章事件

皇暦1997年5月6日に発生した事件。内容を簡単に言うと「皇帝シャルルへのクーデターで、ブリタニア皇室内最大の権力闘争」である。この事件における逮捕者は2500名に昇り、当時は11人いたラウンズのうち、実に9人が候補生全員を連れて反シャルル派として離反するという事態が発生。このうち6人は事件の中で謀殺、残る3人は処刑、更には候補生や反シャルル派に加担した貴族・組織なども尽くが粛清された。

この時、シャルル側に残った二人が、ビスマルク・ヴァルトシュタイン(当時はナイトオブファイブ)と、当時のナイトオブワンを討ち取ったマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア(当時はナイトオブシックス)だった。

この事件の影響で、それまで皇帝直属の戦力として一大勢力を築き上げていたラウンズの組織規模が大幅に減衰することとなった。また、マリアンヌは后妃に迎えられた為、それからしばらくの間、「ラウンズは新たにナイトオブワンとなったビスマルク一人しかいない」という状態が続いていた。

ナイトオブゼロ

『R2』の終盤において、元・第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが実父である皇帝シャルルを弑逆。新皇帝ルルーシュに味方したナイトオブセブンのスザクは、彼によってナイトオブラウンズを超越する地位である「ナイトオブゼロ」に任命される。

この事件を受けて、ビスマルクはラウンズ達を率いて主君シャルルの仇敵であるルルーシュに抵抗するも、スザクによって半ば呆気なく討ち取られてしまう。こうして、(シャルル時代の)ナイトオブラウンズは事実上壊滅した。

登場作品

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。登場するのはスザク、ジノ、アーニャ、ビスマルク、ルキアーノ、モニカの6人。戦闘には参加していないモニカを除いて、全員カットインが入っている。

VXT三部作

スーパーロボット大戦X
原作終了後の設定で、登場するのはスザクとアーニャのみ。

人物

現ラウンズ

ビスマルク・ヴァルトシュタイン
ナイトオブワン。事実上のブリタニア最強の騎士であり、皇帝シャルルの右腕でもある。専用機はギャラハッド
ジノ・ヴァインベルグ
ナイトオブスリー。名門貴族出身の青年で、高いKMF操縦技術を持つ。専用機はトリスタン(後にトリスタン・ディバイダー)。
ドロテア・エルンスト
ナイトオブフォー。黒人の長身女性。専用機はパロミデス(SRW未登場)。
アーニャ・アールストレイム
ナイトオブシックス。ラウンズ最年少の15歳の少女。専用機はモルドレッド
枢木スザク
ナイトオブセブン。ラウンズ初にして現状唯一のナンバーズ(イレヴン)出身者でもある。専用機はランスロット・コンクエスター(ナイトオブゼロに就任後はランスロット・アルビオン)。
ノネット・エニアグラム
姐御肌のナイトオブナイン。コーネリアの士官学校時代の先輩であり友人。専用機は所持していない[1]為、搭乗機としてはランスロット・クラブを使用する。
ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』が初出で、本編にもカメオ出演している。
ルキアーノ・ブラッドリー
ナイトオブテン。人命を奪うことを至上の快楽としている殺人狂。専用機はパーシヴァル
モニカ・クルシェフスキー
ナイトオブトゥエルブ。金髪の白人女性。専用機はフローレンス

関連人物

ミケーレ・マンフレディ
元ナイトオブツー。OVA『亡国のアキト』に登場。
ラウンズを辞めて新たにユーロ・ブリタニアの「聖ミカエル騎士団」の団長となっていたが、シン・ヒュウガ・シャイングによってギアスを掛けられ、自殺に見せかけて暗殺される。
乗機はケンタウロスの様な外見をしたKMF「サグラモール」であるが、後にこの機体は「ヴェルキンゲトリクス」と改名され、シンに奪われる。
ベアトリス・ファランクス
おそらくミケーレよりも前にナイトオブツーを務めていた女性。
コーネリアの乳母の娘であり、彼女からの信頼も厚い。現在は帝国特務局総監兼皇帝主席秘書を務める。小説版にのみ登場。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
元ナイトオブシックス。
本来は彼女がナイトオブワンになる予定だったが、皇帝シャルルの妻となった事によりラウンズを脱退(その結果、当時ナイトオブファイブだったビスマルクがナイトオブワンに就任した)。

余談

  • 元ネタは『アーサー王伝説』に登場する「円卓の(十二)騎士」であり、各ラウンズメンバーが搭乗する専用KMFの名前も『円卓の(十二)騎士』を踏襲している(ただし、ガウェインガレスのようなラウンズ専用機では無いKMFも有る)。
  • 設定上、ナイトオブラウンズには空席が存在する。今後のコードギアスシリーズの展開次第では、これら空席に入る者も登場すると思われる。
  • 本来、「円卓の(十二)騎士」を意味するのであれば「ナイツオブラウンド」が正しいが、子供でも読みやすいようにと敢えて「ナイトオブラウンズ」となっている。英語版では当然発音は「ナイツオブラウンド」に戻されている。
  • 本編より数百年前の時代を描いた外伝『コードギアス 漆黒の蓮夜』においては、近代兵器など存在しない人対人の白兵戦が中心の時代であったためか、メンバー全員の生身での戦闘能力が、スザクやカレンが可愛く見えるほどのレベルにまで達している。

脚注

  1. 専用機シェフィールドは開発こそされていたが、グリンダ騎士団に提供しソキア・シェルバの乗機となった為、自身の専用機を所有せずに終わった。