エルドラソウル

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エルドラソウルは『ガン×ソード』の登場メカ

エルドラソウル
外国語表記 Eldora Soul
登場作品 ガン×ソード
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 機体
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スペック
正式名称 鉄拳制裁エルドラソウル
分類 ヨロイ
生産形態 改修機
全高 57 m
重量 不明
動力 G-ER流体システム
ブッチエンジン
最大出力 150万馬力
装甲材質 アブソルート複合鋼
G-ER流体硬化装甲
原型機 エルドラV
開発者 ブッチ
所属 エルドラメンバー
乗員人数 4名
パイロット
【メインパイロット】
ネロ
【火器管制】
ホセ
【動力管理】
バリヨ
【情報解析】
カルロス
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概要

正式名称「鉄拳制裁エルドラソウル」。改心したブッチが、その科学技術の粋を尽くしてエルドラVを改造・強化した機体である。

大幅な合理化・軽量化を果たしているが、その最大の特色はレプリカとして初めてG-ER流体を駆動系に使用したことで、二足歩行が可能になっている(ブラウニーヴォルケインらの他のレプリカは足裏のローラーなどの手段で移動している)。

出力も上がっており、パワーだけならレプリカレベルは遥かに超え、オリジナル7をも超えている。その姿は正に金色の破壊神。ヴォルケイン・ヴォルケイン改と並び、レプリカ機の最強クラス。

だが、パワーアップの代償として(ブッチ曰く)非合理的な合体システムはオミットされておりネロは大いに不満であった。また、駆動系にG-ER流体を用いた関係で内部構造も大幅に変更を受けており、ボンバディーロような内臓火器や腕部の放熱機構も廃されており、流体を利用してシールドをヨーヨーの用に使う以外は単純にパワーを活かした格闘のみで戦う。また、整備も面倒になっている旨が本編で言及されている。そして相変わらず爺さん達が派手な大技を使いまくるため……というよりは単純に大仰な動きで流体を消費する為に燃費が悪い。ついでにパロディ具合にも拍車がかかっており、初戦闘の際にはどこぞやの勇者特急の如き長い前口上を述べていた。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
シベ鉄と一時力を合わせディガルド武国から町を守るも、ディガルド武国を退けると案の定シベ鉄が襲ってくるためブラウニーと共にシベ鉄と戦闘になる。突っ込みどころ満載の機体&個性派揃いのパイロットたちのせいでイロモノ機体っぽさが漂うが、4人分の精神コマンドが使える(精神コマンドバグにも対応)ということもあり、性能面は秀逸で使いやすい。ただし、アニメ本編ほど燃費は悪くないとはいえ、全武器がEN消費武装&バリア持ちなので、戦い方次第ではすぐにガス欠を起こすので注意。
ちなみに、シナリオ上で小楯衛ゴウバインと同じくらい美しいと呼ばれる他、相互に特殊援護セリフがある。

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
参戦は第24話と中盤だが、条件を満たすと第11話後のシークレットシナリオで早期参入する。
エルドラブロックシュート削除・ディアマンテクラッシュがエルドラアタッケに組み込まれた結果武装2個・最大射程3というピーキーな機体に変わった。機体性能自体は分かりやすいスーパー系ではあるが、移動力5・特殊能力無し・宇宙適応B・やっぱり燃費が悪いと多方面からのフォローは必須。幸いパイロットであるネロの能力は割と高い部類である為、フォローさえできれば十分な活躍は期待できる。
なお、ロボット大図鑑では正式名称が「鉄拳制裁エルドラソウル・アルティメットモード」になっている。
第51話(両ルート共通)で出撃させ、バースデイのHPを60%以下にした際に撃墜されていない場合、カルロス目を覚まして精神コマンドが強化される。

装備・機能

武装・必殺武器

主役機のダンはちっとも技名が無いのに、エルドラはしつこいくらい名前がついている。ただ、その場のノリで叫んだだけと思われる技も多い。技の名前にはスペイン語と英語が混ざる。

武装

エルドラブロック
左手に追加されたG-ER流体によって展開される盾。武器としても使用できる。なお、この盾の使用にもエネルギーを消費するため、燃費の悪さの一因と思われる。
エルドラブロックシュート
エルドラブロックをヨーヨーのようにぶつける。

エルドラアタッケ
渾身のパンチをぶち込む。「アタッケ」とはスペイン語で「攻撃」の意味で、原作ではアタックと呼ぶ事もある。
『T』ではエルドラカタラータ→エルドラアタッケ→ディアマンテクラッシュと繋げる連続攻撃。
エルドラカタラータ
巨体を生かした飛び蹴り。「カタラータ」とはスペイン語で「大瀑布」の意味。
スパロボではエルドラアタッケに組み込まれている。Kではコンボなので戦い方によっては敵をすごい勢いで蹴り続ける。
グランデサイクロン
直訳すると「巨大低気圧」。敵を掴んで豪快に投げ飛ばす。SRW未採用。
ディアマンテクラッシュ
敵を掴かんで力任せに引き裂く。頑丈なドラクルすら真っ二つにした。
『T』では単独武装としては削除されエルドラアタッケの締めに使用する。
ダンガンボンバディーロ
エルドラソウルの必殺技。「ボンバディーロ」とはスペイン語で「爆撃機」の意味。
背中のロケットブースターを使って地面すれすれを弾丸の様に突進して周囲の敵をなぎ倒す。
直線状の敵を大量に破壊できる威力を持ち、劇中では101を一撃で数十機倒した。
原作ではカットが変わると同時に101の群れの中で光が弾け、現れたエルドラソウルがバースデイのバリアに向かって突進するだけの技であったが、事実上エルドラソウルの最強技であるためか、スパロボでは基本的にブッチエンジンを使用したフルパワー演出や敵陣突入前の口上などを組み合わせ必殺技らしい演出に仕立てあげている。
『K』では更に演出が派手になっており、崖の上から登場し、エンジンフル稼働で機体が金ピカに→前口上を言った後、決めポーズを取り、光を迸らせながらチヅルカットインと共に敵に突撃、といった流れになっている。トドメ演出で天空に光の柱(G-ER流体)が立ちあがり、敵を空高く打ち上げる。ちなみにコンソールの「DUNGUN BOOSTERS」の演出はゲームオリジナル。
『T』では前口上を述べながら機体が金色に変わっていき、決めポーズをした後突進し、最後に天に拳を突き上げる流れとなる。演出がやたら凝っており、各キャラクターがカットインと共に口上を述べる後ろで機体カットインが徐々に金色に変わっていくという形をとっている上にメッセージウインドウが現在カットインが表示されているキャラクターのイメージカラーに変わる演出まである。原作ではそもそも突進で101を薙ぎ倒しながらバースデイのガーディアンカーテンに突っ込んでその強固さに停止した技なので突進後の演出はエルドラVアルティメットブッチのバッドローズを破壊した際の流れを使用したオリジナルのものとなっている。

合体攻撃

弾丸エルドラダン
原作最終話で使用したヴァンダン・オブ・サーズデイを敵目掛けてぶん投げる技。これがバースデイへのトドメに繋がった。一部では「超級覇王電影ダン」と呼ばれる。技名は、原作でネロがダンに勝手につけようとした名前から。『K』でヴァンの癖を知っているからこそできると言っている。

特殊能力

エルドラブロック
左手のG-ER流体によって展開される盾。全属性ダメージを1000軽減するバリア。消費EN5。
『T』ではオミット。

移動タイプ

衝撃の二足歩行は出来るが、さすがに飛べない。

サイズ

L
『T』では発売当初はデータミスによりサイズMとなっており、2019年4月24日配信のパッチにより修正された。

カスタムボーナス

全ての武器の攻撃力+300。装甲値+200
T』で採用。
これにより、額面上の数値は他のスーパー系主人公機と遜色なくなる。オマージュ対象の各作品からも馬鹿にされないような活躍が可能となるだろう。

機体BGM

El Dorado V
原作でエルドラソウルが登場するか戦闘を始めると流れる。
GUN×SWORD[opening theme]
『T』で採用。限定版はオリジナル版もある。
虹の彼方
『T』限定版で採用。

対決・名場面

ブッチエンジン始動
ブッチエンジンが作動し金色のボディが姿を現す。オープニングでもこの描写が見られる。ちなみにフルパワーを出しているが非常用電源を備えており、エネルギーの補充が可能(カルロス以外は説明書を読まなかったので知らなかった)。
ドラクル
エルドラソウルの記念すべき初戦闘でブラウニーと共にドラクルと戦う、最初のパンチでドラクルの巨体をふっとばすもののエネルギーの効率も考えず、すぐにフルパワーで戦いエネルギー不足になりピンチに陥るが、カルメン99の補給で復活。ドラクルをディアマンテクラッシュで真っ二つにした。ちなみにエネルギー補給方式は「電池」である。
101
無数の101に蹂躙され倒れたエルドラソウル。エルドラメンバーはすべてをヴァンにまかせて力尽きたかのように見えた。しかし、眠りから覚めたカルロスの呼びかけにより勇者達は再び立ち上がり、プリシラと共にヴァンを助けるために駆けつけて101部隊を壊滅、ダンバースデイに投げつける。

余談

  • 前述の通り、ブッチエンジン起動の際に金色になる演出があるが、これは単にフルパワーによる余熱で塗装が剥がれただけである(この状態の正式名称は「鉄拳制裁エルドラソウル・アルティメットモード」)。
    • スパロボでは技の演出で塗装が剥がれているが、毎回塗り直しているのだろうか…? しかしそれでは効率が悪い上に戦闘中に塗りなおす事になるので、ブッチが新しい機能を付けたのかもしれない。
  • 戦闘演出にも組み込まれている拳を前に突き出す印象的なポーズであるが別に本機の決めポーズというわけではなく、単に監督の演出上の癖である(所謂金田節のようなもの)。本編ではエルドラメンバーのヨロイが特に印象に残るというだけで、他のヨロイも似たようなポーズを取ることがある他、他作品等でも度々見受けられるお馴染みのポーズである。