忍部ヒミコ

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忍部ヒミコは『魔神英雄伝ワタル』のヒロイン

忍部ヒミコ
読み しのびべ ひみこ
外国語表記 Shinobibe Himiko[1]
登場作品
声優 林原めぐみ
デザイン 芦田豊雄(第1期)
牧内ももこ(七魂の龍神丸)
初登場SRW スーパーロボット大戦X
SRWでの分類 サブパイロット
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プロフィール
種族 神部界人
性別
生年月日 創界暦貮参伍伍七年卯月壱日
年齢 7歳
出身 モンジャ村
身長 110 cm
体重 18 kg
血液型 AB型
称号 頭領
好きな食べ物 花らっきょう(『初代』)
チョココロネ(『七魂の龍神丸』)
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概要編集

神部界のモンジャ村に住む少女。ドアクダー討伐に向かって行方不明になってしまった実父に代わり、幼い身で忍者の一族である忍部一族十三代目頭領を務めている。実際の忍術は未完成な物も多いが、歴代頭領一の破壊力の持ち主でもある。一人称は「あちし」。

天真爛漫、天衣無縫で怖いもの知らずの元気で大食漢な少女。常に笑みを絶やさず、生まれた時から笑っていたほどの元気娘だが、逆に泣くことは嫌い。

異性のタイプはトリさん(=クラマ)とトラちゃん(=虎王)。

七魂の龍神丸編集

ワタルと共にドバズダーと戦っていたが敗北し、新たな旅に同行する。幻神丸を一人で操縦する。

登場作品と役柄編集

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦X
初登場作品。序盤はNPCだが、第23話から幻神丸サブパイロットとして加入。ホープスのエースパイロットトークではDVE付き等、優遇されている。
シナリオではエクスクロスのムードメーカーとなり、同年代の友人と仲良くなったり、界層ボスからアイテムを取り返したりと出番が多い。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
幻神丸のパイロットで「幻龍斎/ヒミコ」名義。シナリオ中のグラフィックは『X』の流用。
2020年7月のイベント「奮い立つ心」では『七魂の龍神丸』バージョンが初登場。こちらはNPC。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド6から参戦。ワタルに対応した支援ユニットパーツとして登場。
シナリオ中では水辺がないと召喚できないアクアビートのために、忍法で大きな水たまりを作り出すなどの活躍をしている。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

X
脱力かく乱加速応援祝福補給
彼女を象徴する精神である「脱力」は初期修得&自軍で最低消費と極めて優秀。
他の精神の揃えも素晴らしいため、彼女のためだけに出撃枠を確保しても構わないくらいである。
つくづく、メインパイロットでないのが惜しまれる優秀な構成だが、幻龍斎のエースボーナスと好相性なのが救い。また、イベントでSPが全回復するマップでは、彼女の精神コマンド(主に脱力)が猛威を振るうだろう。
X-Ω
集中応援閃き
幻龍斎/ヒミコ」名義。
パイロットパーツ装備時
補給熱血脱力

支援効果編集

パーツ メイン効果 サブ効果 精神コマンド 専用演出対応
無邪気な忍部一族の頭領 攻撃力ダウンIII タイプ強化IV(攻撃・防御)(戦部ワタル) 奮起 龍神丸
戦部ワタル
すごいすごいせいえん! 防御力ダウンIII タイプ強化IV・防御(攻撃&防御)(戦部ワタル) 鉄壁 龍王丸
戦部ワタル

人間関係編集

家族編集

忍部幻龍斎
父。行方不明になっていたが、ドアクダーにサルにされた姿で再会する。
忍部不知火
母親。ドラマCD『魔神英雄伝ワタル4』では不知火を「知らない」と名前を間違えており、それを聞いた虎王が早とちりして、母親を探そうと言ってトラブルに巻き込まれる。
忍部オジジ
祖父。

仲間たち編集

戦部ワタル
共に旅を始める。
剣部シバラク
顔のでかいおっさんとして懐き、時たま「カバ」扱いすることも。
渡部クラマ
キザな彼の事を気に入る。
虎王
彼のヨメにされる。
翔龍子
虎王の本来の姿。

他作品との人間関係編集

チャム・ファウ
『X』で共演。忍法トンボつかみの術で彼女を捕まえた。
ノレド・ナグ
『X』で共演。エクスクロスの生活班長で、彼女から手ほどきを受けている。
エルピー・プルヴィヴィアン
『X』で共演。年の近い友人として、よく一緒に遊んでいる。
エルシャ
『X』で共演。ワタルともども、可愛がられている。
クリス
『X』で共演。敵対時に彼女が「あんた達も誰一人友達なんて思っちゃいない!」と発言した際「あちしもか!?」と真っ先に問い詰めて彼女の態度が氷解するきっかけを作った。
エンブリヲ
『X』で共演。女の敵と言われている彼でも、さすがにヒミコからしてみれば『良きおちょくり相手』でしかない。また、若いのに「ロンゲのおっさん」と呼ばわりしている。
グリグリ
『DD』で共演。似た者同士すぐに打ち解ける。
ラビ
『DD』で共演。彼がアクアビートを召喚するための大きな水たまりを作り出す。

名台詞編集

「キャハハハハハハ」
笑い声。常に大声で笑い続ける元気娘である。
なお、林原氏が起用されたのは笑い声が素直だったからと言う逸話がある[2][3]
「ばんざーい! ばんざーい!」
歓喜の際の台詞。両腕を上げながら行う。ゲームでも回避時に発言する。
「ヒミコミコミコヒミコミコ…」
忍法使用時の呪文。『X』ではDVE
「あ! カバだ」
「カバだぞ~!」
「河馬真似 河馬真似~」
シバラクを「カバ」扱いするときの台詞の数々。
「ベロレロレロレロレロレロ…」
第10話より。龍神丸に破壊されたスケルバットの残骸から脱出した時に正体が露になったデス・ゴッドに対してアカンベーをする際の台詞。
デス・ゴッドはそんなヒミコの変顔を見ただけでも恐怖のあまり、泣きながら退散した。
「あのお姉さん、ヒミコをいじめる怖いお姉さんなのだ!」
第12話より。ソイヤ・ソイヤ配下のマリアンネットの城に幽閉されていた彼女の乳母と対面したときの台詞。ヒミコが珍しく怒っている場面である。
尤も、忍法空からお邪魔しま~すの術でマリアンネットの城に着いた時に入浴中の彼女と出くわし、服が汚れているという理由でいきなり水を掛けられては服を着たまま無理やりゴシゴシと洗われた事を本心ではかなり根に持っていた模様だが、この後乳母からマリアンネットは本来は優しい人でドアクダーによって悪の心を吹き込まれた事を告げられる。
「トリさんの方がカッコよかったよ…。でも、今のトリさんも大好きだ…!」
第22話より。復活の聖水により元の姿に戻り、故郷の村に戻るクラマとの別れの言葉。劇中で初めてヒミコが泣いた場面。
「キャハハハハハハ! 『犬』に『カバ』に『虎』だー!!」
第29話より。ビビデ・シシカバブーの魔法によって犬の姿にされたワタル、カバの姿にされたシバラク、虎の姿にされた虎王を見ての台詞。
「あーあ、踏ーんじゃった、踏んじゃった! 巻きうんちゃを踏んじゃった!」
同上。忍法巻きうんちゃで巻きうんちゃをばら撒き、その隙に退却するも、ワタル達を追いかけようとしてそれを踏んだヘルライガーに対しての挑発。「巻きうんちゃ」が何なのかはお察しください。
「ワタル、さよならじゃないよ! また会おうだよ!」
最終回より。忍法「テレビの国からこんにちは」でワタルの家のテレビから現生界に現れ、ワタルと共に創界山からのビデオメッセージを見終えた後、「さよなら」と告げたワタルに対して、こう訂正する。
『X』では中断メッセージにも採用されている。

スパロボシリーズの名台詞編集

「きゃはははは! 変な仮面のおっさん、見ーっけ!」
X』における、対ネオ・アトランティス特殊戦闘台詞
「エンブリヲのおっさん! あちしをヨメにするのは諦めるのだ!」
「残念でしたぁ! あちしは虎ちゃんのヨメになるのだ!」
『X』における、対エンブリヲ特殊戦闘台詞の数々。ただ、エンブリヲは若いのにおっさん呼ばわりするとは…。
「おっさん、よだれ垂れてるぞ!」
『X』における、対アンチスパイラルとの特殊戦闘台詞。
「モー! 最高なのだ!」
『X』第13話「ナディアの家出」より。この台詞からして、ヒミコはノレドが作るビーフシチューをとても気に入っていたらしいが、この台詞の後でナディアから自分が肉嫌いであることを告げられる。
「オッサンにあるのは河馬力だけか」
『X』第16話創界山ルート「闇を照らす太陽」より。シバラクに対して「馬鹿力」を「河馬」と掛けて「カバ」扱いしている。
「んじゃ、負けずにヒミコミコミコミコーッ!!」
『X』第17話(創界山ルート経由時)「眠る魔王」より。 初対面のプルを遊びに誘い、早くも意気投合する。
ヴィヴィアン「そこでクイズです! どうしてナディアは顔が真っ赤なのでしょう!」
ヒミコ「お猿のお尻は真っ赤っか! ナディアのほっぺも真っ赤っか!」
ナディア「ヴィヴィアン! ヒミコ!!」
『X』第21話地上ルート「灼熱の激闘」より。ジャンの事で赤面するナディアに対するヴィヴィアンとのやりとり。尤も、ナディアからしてみればおちょくられているように思える。
マリー「きゃーっ!!」
プル「プルプルプルプルプルーッ!!」
ヒミコ「待て、待て、待て、待てーっ!!」
ヴィヴィアン「鬼さん、こちら! つかまえてみなよ、ヒミコ!」
『X』第27話『宿命のライバル』での、マリーとプルとヴィヴィアンとの楽しい鬼ごっこでのやり取り。
そしてこれが虎王との初めての出会いとなる。
「きゃはは! 行き先は、竜宮城か!」
『X』第31話対ドアクダールート「ネモの秘密」にて、N-ノーチラス号が潜水している時に。
「えーと、えーと、14機目! ロンゲのオッサン、覚悟できてる?」
『X』第44話創界山ルート「真実の黙示録」より。笑顔でこの台詞を口走っている事から、他の女性陣が怒りをあらわにする中で完全にエンブリヲをおちょくっている。ちなみに実際のところ、エンブリヲを笑顔で挑発しているのは実はヒミコだけではなかった

搭乗機体編集

幻神丸
当初は父が1人で操縦していた。途中でヒミコ自身も乗り込み、2人で操縦するようになる。『七魂の龍神丸』では父が不在の為、ヒミコ一人で搭乗する。
幻王丸
幻神丸の強化機体。引き続き父と2人で乗り込む。『真』の上巻では父が魔神山で新しい魔神を制作しに行く為にヒミコ一人で搭乗したが、下巻では再び2人で乗り込んだ。
モーモー丸、トントン丸、ポンポコ丸
忍部袋から取り出した卵から出現する小型メカ。

余談編集

  • 忍部ヒミコを演じた声優の林原めぐみ氏は、それまで端役や脇役を中心に仕事をしていたが、本作のヒミコが初のメインキャラクターでもあった。また、後に数多くの作品で共演する事となる同じく声優の山寺宏一氏との初共演も本作であった。

脚注編集

  1. キャラクター、魔神英雄伝ワタル、2022年3月5日閲覧。
  2. 新紀元社『魔神英雄伝ワタル メモリアルブック』259頁。
  3. 新紀元社『魔神英雄伝ワタル 創世伝記』80頁。