ガンダムスローネツヴァイ

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ガンダムスローネツヴァイは『機動戦士ガンダム00』の登場メカ

ガンダムスローネツヴァイ
外国語表記 Gundam Throne Zwei[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 鷲尾直広
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 擬似太陽炉搭載型ガンダム(モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GNW-002
全高 18.6 m
重量 67.1 t
動力・推進機関 GNドライヴ[Τ]
エネルギー GN粒子
装甲材質 Eカーボン
所属組織 ソレスタルビーイング
所属部隊 チームトリニティ→国連軍
パイロット ミハエル・トリニティアリー・アル・サーシェス
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概要

ソレスタルビーイングの「監視者」の一人であるアレハンドロ・コーナーが、同じ監視者であるラグナ・ハーヴェイと結託して独自開発したガンダムスローネシリーズの2号機。チームトリニティの次男ミハエル・トリニティがパイロットを務める。

狙撃・砲撃戦仕様となっていた1号機のガンダムスローネアインとは逆のコンセプトを持つ格闘戦用機体で、主武装である大型の実体両手剣「GNバスターソード」からも、高機動性を生かした連撃による格闘戦を得意とする第3世代機のガンダムエクシアと異なり、パワーを生かした一撃必殺の格闘戦を得意としている。また、GNハンドガンや遠隔誘導兵器「GNファング」によって中距離戦の対応も可能としている。

攻撃的なミハエルの性格も相まって、荒々しい武力介入を展開し、ハワード・メイスンの搭乗するオーバーフラッグもGNファングで串刺しにする形で撃墜している。しかし、後にアレハンドロに雇われたアリー・アル・サーシェスがチームトリニティと接触した際、ミハエルを銃殺して本機を鹵獲。リボンズ・アルマークヴェーダを介してバイオメトリクスをサーシェスの物と書き換えたことで、彼が新たなパイロットになる。

サーシェスの初起動時は国連軍との戦いの後だった為、粒子残量が残り少ない上にまともな戦闘を行える状態でなく、サーシェスからも「慣れないと扱いづらい」と発言してもいたが、サーシェスはスローネツヴァイの武装・特性をすぐさま把握。ヨハン・トリニティのガンダムスローネアインを難無く撃破した後、ネーナ・トリニティガンダムスローネドライも撃墜しようとしたが、そこへ刹那・F・セイエイのガンダムエクシアが乱入。それでもパイロットの技量差によって圧倒するが、トランザムシステムを発動させたエクシアの常識外れの機動力に翻弄され、撤退を余儀なくされた。

その後、合流した国連軍の手で修復され、万全の状態でソレスタルビーイングとの最終決戦を展開。サーシェスに因縁のあるロックオン・ストラトスガンダムデュナメスを大破させるも、損壊したGNアーマーの一部を手動操作で用いたロックオンの捨て身の攻撃で撃破された。ただ、機体は破壊されたが、パイロットであるサーシェスは辛うじて生き永らえている。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。最初はNPCだが、後に敵ユニットとして登場する。原作通りミハエルが乗り、後にサーシェスが乗る。
ミハエル搭乗時は他のトリニティ同様さほど大した敵ではない。ところが、サーシェスが搭乗した途端に強敵と化す。彼が改造を施したのか、HPも大幅にアップする。サーシェスの気力状態によっては、下手に攻撃するとスーパーロボットでも大ダメージを食らい、最悪の場合だと一撃で撃墜される危険性もあるので要注意である。
上記のとおり、パイロットの変化による強弱の落差が激しいため「サーシェスが搭乗してからが本番」などと言われている。唯一の弱点はガンダムタイプの機体なので、刹那エースボーナスを習得していれば大幅に倒しやすくなること。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
既にサーシェスの手に渡っている状態で敵ユニットとして登場する。
なお、リニューアル前の解説によると、本作におけるガンダムスローネツヴァイは「ソレスタルビーイングによって建造され、国連軍の味方になった5機目のガンダム」という設定。
スーパーロボット大戦DD
1章Part10から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。
顔見せの第79話「トリニティ」のみミハエルがパイロットだが、すぐにサーシェスに奪われる。どちらがパイロットでも通常攻撃のみで必殺技は装備していない。
2021年2月のイベント「奇跡をもたらす鉄塊」ではボスユニットとして登場。必殺技を装備しているが、通常攻撃と同じ「GNファング」であり、演出も共通。

装備・機能

武装・必殺武器

GNハンドガン
左腕下部に装備されたビーム砲。ガンダムスローネアインのGNメガランチャー/GNハイメガランチャー使用の際のエネルギー供給コードとしても用いられる。
GNビームサーベル
両肩に各1本装備しているGN粒子で形成されたビームサーベル。作中での使用は第22話でバスターソードを失った際のみ。
GNバスターソード
スローネツヴァイの特徴的な武装の一つである巨大な実体剣。刀身からGN粒子を放出することでGNビームサーベルのように扱うことも可能。
GNファング
遠隔操作が可能な誘導式ビーム砲。先端部にビーム刃を発生させ「ファング」の名の通り敵機を貫くこともできる。両腰バインダーに4基ずつ、計8基搭載しており、通常は6基使用し、残りの2基は緊急用。
その外見や使用方法は宇宙世紀シリーズのサイコミュ誘導兵器「ファンネル」を連想させるがGN粒子の効果により、ファンネルと違って、大気圏内での使用も可能。
『DD』では通常攻撃と必殺技両方に採用。どちらもビーム属性。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
EN回復(小)
GNドライヴ[Τ]の恩恵により回復する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

スローネツヴァイ登場
1st第16話より。人革連に捕らえられたアレルヤ・ハプティズムガンダムキュリオスを救うべく参戦したミハエル・トリニティとガンダムスローネツヴァイはティエレンソーマ・ピーリスティエレンタオツーをGNファングで蹴散らす。
オーバーフラッグ
1st第17話より。レイフ・エイフマン謀殺を終えて、撤収しようとするチームトリニティだったがミハエルは自分の出番が無かった鬱憤を晴らすかのようにグラハム・エーカー率いるオーバーフラッグスと交戦。
技量の差からオーバーフラッグスが優位に立っていたが接近戦を挑んできたハワード・メイスンのオーバーフラッグをフェイントからのGNファングで撃破した。
ガンダムスローネアインガンダムスローネドライ
1st第22話より。ミハエルを射殺し、スローネツヴァイを強奪したアリー・アル・サーシェスは初めての搭乗と機体が消耗している状態にも関わらず、持ち前の高い技量によって、スローネアインとスローネドライを圧倒する。そして、スローネアインはスローネツヴァイからの集中攻撃を受けて大破。ヨハン・トリニティは戦死する。
なお、スローネドライは乱入してきた刹那・F・セイエイによって助けられ、戦場を離脱した。
ガンダムエクシア
当初は技量の勝るサーシェスが刹那を押していく。ついにエクシアにトドメを刺そうとした、その瞬間、エクシアのトランザムシステムが発動。たちまちのうちに形勢が逆転し、武器を失ったサーシェスは撤退を余儀なくされた。
ガンダムデュナメス
1st第23話より。初めはスローネツヴァイとデュナメスの両機は互角の戦いをしていたが戦闘の途中でサーシェスはロックオン・ストラトスの弱点(右眼の負傷)を見抜き、デュナメスを戦闘不能に追い込んだ。
勝負あったと思われたがロックオンがGNアームズの残骸から放った大型GNキャノンにスローネツヴァイは飲み込まれ、それでもサーシェスも最後の力を振り絞って、GNハンドガンをGNアームズに命中させ、引き分けに終わったのだが…

関連機体

ガンダムスローネアイン
スローネシリーズ1号機。長距離専用の機体。
ガンダムスローネドライ
スローネシリーズ3号機。支援型の機体。
ガンダムスローネフィーア
舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズ4号機。
スローネヴァラヌス
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズの流れを汲むモビルスーツ。この機体を元にして下記のGN-Xが開発された。
GN-X
ガンダムスローネシリーズのデータを反映した国連軍量産型モビルスーツ。
アルケーガンダム
ガンダムスローネツヴァイのデータを元にイノベイターによって開発されたアリー・アル・サーシェス専用機。
スローネツヴァイと比較して武装が強化されており、4つの眼と長い腕を持つ禍々しい外見になっている。

余談

  • 機体名の一部である「ツヴァイ」はドイツ語で「2」を意味する。機体名の由来はアインドライと同じく、天使「座天使"Thrones"」と思われる。
  • ミハエル時はファング、サーシェス時はバスターソードを主体としているがこれはチーム戦主体のミハエルと単独戦主体のサーシェスゆえと思われる。

商品情報

脚注

  1. MS、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。

資料リンク