ティエレン地上型

ティエレン地上型は『機動戦士ガンダム00』の登場メカ

ティエレン
地上型
外国語表記 Tieren Ground type[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 寺岡賢司
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 地上用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 MSJ-06II-A
全高 18.1 m
重量 121.3 t
動力 バッテリー
装甲材質 Eカーボン
開発者 ケンズィー・テラオカノフ
所属 人類革新連盟
地球連邦平和維持軍
カタロン
主なパイロット 人革連兵
地球連邦平和維持軍一般兵
カタロン兵士
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概要編集

人類革新連盟の主力量産型モビルスーツ。名前のティエレンは中国語で『鉄人』を意味する。

ユニオンAEUなどのモビルスーツと比べて、大型で機動性では大きく劣るものの重装甲と大型火器の搭載による高い火力を誇る。2307年時点で配備から10年以上経過しており、蓄積された実績により高い信頼性を持ち、多くのバリエーション機を生み出している。

他陣営の機体と違いコクピットは立ち乗り型であり、シートに身体を固定させる。さらに一切のモニターが無く専用のヘッドマウントディスプレイが付いたパイロットスーツを着用する必要がある。これらと外見からか小説版では他陣営から『生きた棺桶』という別名で呼ばれている。

このバリエーションは最も一般的なタイプであり、型式番号を見ると最初に開発されたと思われる。

劇中では人革連への武力介入等で度々登場したが、ユニオンフラッグAEUイナクトとは異なり名無しの人革連兵しか搭乗しなかったのでガンダムに対して有効な戦果を上げることは出来なかった。なお既に退役しているが、かつては「MSJ-05 ティエレン」というより旧式の機体も存在した(イラストなどの設定はない)。

登場作品と操縦者編集

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。PV2・3では各ガンダム作品の敵キャラとして登場した。原作とほぼ扱いは変わらず、人革連が扱うザコ敵といった所だが、設定どおりHP装甲は高め。なお、異名を反映してかキリコと戦わせると人革連兵が特殊台詞を喋ってくれる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
正規軍やアロウズが既にGN-X IIIを制式採用している関係上、既に本機は旧式機と化しており、主に二線級の部隊やテロリストの機体として登場するが、GN-X IIIに比べると出番は少なめ。この他、味方としてカタロンが使用する青い機体も登場する。
なお、残念ながら今回初参戦の某鉄人との絡みは無かった。

単独作品編集

スーパーロボット大戦DD
序章ワールド3第9話から登場するエネミーユニット。攻撃&防御タイプ。やはりHPと防御力が高く、次の話に登場するイナクトの3倍近い耐久力がある(序章のイナクトの耐久力が低すぎるだけだが)。地上型名義だが宇宙Aになっており、宇宙でも登場する。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

武装編集

30mm機銃
主に対人・小型兵器用の機銃。左胸部に搭載。
200mm×25口径長滑腔砲
本機の主武装。徹甲弾の他様々な弾頭を発射できる。前世代機「アンフ」(SRW未登場)と共通。腕部ハードポイントに装備され、基本的に右腕に1門搭載。
12.7mm機銃
滑腔砲に搭載された同軸機銃。
シールド
実体盾。脚部に装備されているのが特徴。左右どちらの脚にも装備できるが、基本的には左脚に1枚装備。上部には凹みが付いており、滑腔砲を置いて射撃することもできる。
接近戦用カーボンブレイド
手斧型の格闘武器。斬るというより打ち付けて叩き壊すことが主目的。後腰部にマウント可能。

オプション装備編集

バズーカ
腕部ハードポイントに装備する大型のバズーカ。後腰部にマウント可能。誘導弾を発射するため、GN粒子によりレーダーが無効化されてしまうガンダム相手には用いられなかった。

特殊能力編集

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。

移動タイプ編集

サイズ編集

M

関連機体編集

ティエレン宇宙型
宇宙仕様。
ティエレン長距離射撃型
地上型に長距離砲を搭載した機体。一見、頭部が無いような外見が特徴。
ティエレン高機動B型
ホバー機動に特化した高機動仕様。
ティエレンタオツー
超兵用にカスタマイズしたティエレン。ソーマ・ピーリスが搭乗する。
ファントン(SRW未登場)
本機の前世代機。
アヘッド
旧人革連の設計陣が開発に携わり、関節などにティエレンの設計が流用されている。

余談編集

  • 型式番号やデザインはザクの、異名はスコープドッグのオマージュである。だが重戦車をモチーフとした重装甲ぶりのため、あまりオマージュ元の印象はない。

商品情報編集

脚注編集

  1. MS、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。

資料リンク編集