ゲッタードラゴン

2021年11月16日 (火) 19:56時点におけるなすび (トーク | 投稿記録)による版

ゲッタードラゴンは『ゲッターロボG』の主役メカの一形態。

ゲッタードラゴン
外国語表記 Getter Dragon
登場作品

ゲッターロボシリーズ

デザイン 石川賢
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 空中戦闘型ゲッターロボ
機種 ゲッターロボG
全高 50 m
重量 330 t
動力 ゲッター炉心
補助動力 ゲッター線増幅装置
エネルギー ゲッター線
出力 100万馬力
飛行速度 マッハ3.5
装甲材質 合成鋼G
別形態 ゲッターライガー
ゲッターポセイドン
開発者 早乙女博士
所属 新早乙女研究所
乗員人数 3名
主なパイロット
【メイン】
流竜馬
【サブ】
神隼人
車弁慶
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概要

ゲッターロボG空中戦用形態で、背面に内蔵したマッハウィングを展開して飛行する。

上から順にドラゴン号ライガー号ポセイドン号の組み合わせで合体し、この形態になる。メインパイロットは流竜馬

各媒体ごとのゲッタードラゴン

TV版

戦死した巴武蔵の告別式当日に完成した新型ゲッターロボで、前任機たるゲッター1同様に3形態中、最もバランスの取れた能力を有する。

改良型ゲッター1と同じく、合体完了後にコクピットブロックが頭部へ移動する有視界操縦システムを踏襲しており、豪快な稼動音を伴いつつ定位置へと固定されるバンクシーンが印象的である。キャノピー周辺には、視界を遮る遮蔽物を高熱で溶かす「ゲッターワイパー」なる除去装置が内蔵されている。また、頭頂部には緊急用の昇降ハッチが存在しており、ここから機外へと脱出する事も可能。

飛行時に展開するマッハウイングは先端部に多数の小型ブースターを備えており、これを用いてホバリングを行なう。また、グレートマジンガーと同じく両脚の脹脛部分に垂直尾翼を内蔵しており、高速飛行時に於ける補助機能として活用する。

ゲッターライガーには及ばぬものの、かなりの速度で動き回り敵を撹乱する敏捷性も具えており、対メカ鉄光鬼(SRW未登場)戦では敵機周辺を高速移動しながら4連続でドラゴンキックを浴びせて大ダメージを与えている。シャインスパークが追加されて以降は、以前にも増して「トドメ役」としての地位が確立された感が有り、エネルギー切れや着弾寸前での回避を除けば百鬼帝国が最後まで打開策を見出せなかった事も相俟って、最終的にゲッターGの「切り札」的存在にまで昇り詰めたと言える。

原作漫画版

「ゲッタードラゴン」でゲッターロボG全体を示す事もあり、原作漫画版は特にこの傾向が強い。デザイン的にゲッター1ほどTV版との相違は見られないが、胸部のディテールが「V」字型に処理されているTV版に対し、「Y」字型に外方向へと広がっている点が僅かな違いだろうか。このディテール部は簡易格納庫になっており、人一人分を入れることができる。

TV版が敏捷性を活かした戦法を得手としているのとは対照的に、漫画版では敵へと体当たりしつつ強引に機体を引き千切るパワー戦術を執る事が多かった。また、最終回ではTV版から逆輸入する形でシャインスパークも使用しているが、後年の加筆分では発動直前に太陽エネルギーを吸収するシーンが追加されており、これらの描写から漫画版のゲッターGには従来のゲッター線のみならず、太陽光をも動力源に転換可能なシステムが搭載されていた事が窺える。

反面、デビュー間もない魔王鬼戦で早々に壊滅的ダメージを被った描写から、装甲の強度自体はゲッター1と大差無いような印象を受けるが、後年描かれた『ゲッターロボVSゲッターロボG』では至近距離からゲッター1のゲッタービームを喰らっても装甲表面が少々焦げ付く程度で済んでおり、少なくとも初代ゲッター以上の強度は有している模様である。

OVA版

真ゲッターロボ 世界最後の日』では量産され大量に登場する。詳細は量産型ゲッタードラゴンの項目を参照。

ゲッターロボ アーク

TVアニメ版では宇宙空間に於ける百鬼帝国との最終決戦や、真ゲッターへのエネルギー供給用増幅器として改造を施された起動実験シークエンスなど、回想シーンにて往年の勇姿を見せている。

登場作品と操縦者

ダブルトマホークとゲッタービームの他、切り札であるシャインスパークによりさらなる高威力を誇るが、相変わらず射程は短い。

ゲッター1同様に真ゲッター登場以降、一人乗りのゲッタードラゴンを運用できるものもある。

『世界最後の日』で登場する作品については量産型ゲッタードラゴンの項目を参照。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
必殺武器・シャインスパークが気力いらずのため、最強クラスのユニット。一方で本作では命中率を上げる精神コマンドを持たないため、状況によってはライガーに出番を譲ろう。
第2次スーパーロボット大戦G
SPバグが強烈だが、スーパー系ユニットの少ない本作ではそれを抜きとしても最強クラスのユニット。
第3次スーパーロボット大戦
宇宙ステージにおける戦闘力はスーパー系でもトップクラスで終盤戦の要となる一機。ただし、相変わらず陸戦は不得手なため、基地ステージではシャインスパークがチェーンアタックと同程度の威力になってしまう点に注意。
スーパーロボット大戦EX
シャインスパークは初期攻撃力8000と他の機体と比べても破格の威力を持ち、主要なボス戦はもとより、ISSを使用した際のネオ・グランゾンとの戦いで重要なダメージソースとなる。また、パッケージではバフォームにダブルトマホークブーメランをお見舞いしている。
第4次スーパーロボット大戦S
シャインスパークは真のストナーサンシャインに引き継がれるが、スピンカッターの改造は何にも引き継がれない為無駄となる。また、シャインスパークは相手側の地形が参照される格闘武器扱いの為陸にいる敵に対しては威力が落ちる点に注意。
スーパーロボット大戦F
スーパー系なら第1話から登場。あしゅら男爵に盗まれて、彼がパイロットを務めるという凄い状況。流石にシャインスパークを使われるような状況にならないものの、ゲッタービームが凶悪。アフロダイAの修理装置を活用しつつ一気に倒してしまいたい。
自軍ユニットとしての運用は中盤から。『第4次』と比較してシャインスパークが信じられないほど弱体化しており、気力制限が重くなった上に攻撃力が一気に900も低下している。後の真ゲッターを見越した調整なのだろうが、『第4次』では超電磁スピン以上の攻撃力だったためかなり痛い調整である。ゲッタービームの燃費も重いため、ダブルトマホークを改造して上手くやりくりしていこう。幸いにも最大攻撃力が低下しただけで、パイロットの方は地形適応も能力値も精神コマンドも申し訳ないため、従来通りボスキラーとしては問題なく運用できる。
スーパーロボット大戦F完結編
ニュータイプと1級MSが台頭する本作では、流石に前線での活躍は厳しい。『F』で高い威力を誇った熱血シャインスパークも、本作では魂を掛けたフィン・ファンネルやヴェスバーに容易に抜かれる。真ゲッターになると再び最強クラスのボスキラーに返り咲くので、それまでの辛抱。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
計算式の変更によってダメージの大幅なデフレを招いた本作だが、ドラゴンは元々の数値が高いため、SFC版と遜色のないダメージを叩き出す事ができる。3作全てで最強のスーパーロボットとして君臨するだろう。
ちなみに本作ではゲッタービームがビーム兵器扱いでは無くなっている。このため気力が上がりきっていない段階でもヴァルシオンインスペクター四天王、ヴォルクルス等のビーム無効・吸収能力を持ったボスクラスとも戦いやすくなった。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
機体そのものは冒頭で完成しているが、真・ゲッターの起動実験にゲッター線増幅装置を使いたいという早乙女の意向でひとまずお預けになり、序盤はゲッター1で戦うことになる。後に、実験用として合体機能をオミットしたコピーが登場するが、ブロッケン伯爵に奪われ大変な事態を引き起こす。
原作漫画版に登場したゲッターレーザーキャノンが初登場。αシリーズでは常に基本装備。ゲッター1でもできた分離合体も便利で、相変わらずの火力でボスキラーとして活躍できるが、機体、武器の地形適応陸Bが惜しい。
試作機として合体機能がオミットされたもの(表示は量産型)もあったがブロッケン伯爵に奪われ武蔵特攻(まだ死んでいないが……)により破壊された。その後多数の量産型も敵として登場する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
PS版と基本同じだが、マジンガーZとの合体攻撃追加でさらに強力になっている。また敵の攻撃を回避した際に、演出のみだがオープンゲットでの回避を披露している。
スーパーロボット大戦α外伝
第2話から使用可能。前回と特性は大きく変わっていないが、援護システムと武器改造の一括化、分離での合体位置変更、複数パイロットによる変形の相性が非常によく、強化パーツA-アダプターの登場で、自身の陸、ライガーポセイドンの空適応を一つのパーツで補えるようになった。最終的には5回もの強力な援護攻撃を行える上に、再動を受けると全員の援護回数も回復できる。
後半、条件次第で真・ゲッターとの二択で強化版を入手できる。こちらは気力制限、燃費が優れている。真・ゲッターにする場合は、この形態のうちに武器改造をすると安価で済む。戦闘アニメが強化され、三人の目線、ペダルを踏むカットインがシャインスパークに追加された。
強制出撃の機会が多く、他のスーパーロボットと比べても打たれ弱い傾向は相変わらずなので装甲HPの改造や、雑魚戦はライガーに任せる、もしくは地中に逃げるなどの必要がある。イベントも豊富で不利なものもあるが、マップ上アニメで行われる敵を振り切っての高速合体、敵に回った真ゲッターの自爆覚悟のストナーサンシャインをこちらも捨て身で受け止めるといった燃えるイベントも用意されている。その際にシャインスパークで余剰エネルギーを放出しており、その姿は後のストナーサンシャインスパークにつながるものがある。
第2次スーパーロボット大戦α
全体攻撃が無い、武器の地形適応が陸B、ほとんどの武器の射程が1と、かなり使いにくい。だが改造度が真・ゲッターに引き継ぐので改造はしっかりしておきたい。
ドラゴンはボス戦用と割り切り、雑魚戦は無消費長射程高CT補正P武器のチェーンアタックが非常に優秀なライガーに任せよう。
真・ゲッター入手と同時にファイナルダイナミックスペシャル(全体攻撃)が使用可能になるので、場合によってはこちらをメインにする手もある。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
移動後に使用可能な全体攻撃「ゲッターチェンジアタック」が追加されたので、雑魚戦がこなしやすくなった。物語開始後まもなく真・ゲッターがオーバーホールに回されることになるため、しばらくはゲッターロボGでゲッターチームは戦うことになる。竜馬をメインとして使うのなら、真・ゲッターに『真・シャインスパーク』が追加されるまでドラゴンを使い続けるのもアリ。
今作でも途中からファイナルダイナミックスペシャルが使えるので、好みによって使い分けよう。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場時に共通点の多いアクエリオンに勘違いされる。中盤にシャインスパーク、後半にファイナルダイナミックスペシャルが使用可能になり火力面では優秀。ただし、参加者のうち、ゲッターGだけダメージアップ特殊能力を持たないのでこちらから合体技を撃つのはおすすめできない。
小隊攻撃や弾数が1しかないゲッターチェンジアタックが使いづらいが、単体攻撃やEN制のトライチャージは優秀なので、ENを強化し、Eセーブを習得させると使い勝手が良くなる。PPに余裕があるなら技量を養成し(ボス格に)高威力の技を再攻撃でぶち当てるのもあり。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン4から登場。真ゲッターを除けば自軍最強の火力を誇るので、ボスキラーとして重宝する。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
ステージ選択で多少前後するが、シーン5から登場。前作より火力は下がったがダイターン3と並んで自軍最強クラスの火力である事に変わりない。ENを改造してボスキラーを担当させよう。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
シーン2で一時離脱するも、シーン1から使用可能。敵もパワーアップしているので、多少は苦しいがそれでも火力は高い。真ゲッターフラグを起こしていないなら、そのまま使い込んでも問題はない程度に強い。
スーパーロボット大戦IMPACT
空中戦が得意だが、陸は軒並みB。このお陰で、最強武器である筈のシャインスパークが地上の敵相手に思ったほどのダメージを与えられない(むしろゲッターチェンジ・アタックの方が地上適応Aである為、シャインスパークよりも威力が高い)。宇宙でもメイン形態だがゲッタービームの宇宙適応がCと異常に低い。一体何があったのだろうか…。
スーパーロボット大戦COMPACT3
最大火力は真ゲッターロボに劣るが、オープンゲットが使用可能であること、ゲッターチェンジアタックがあるおかげでライガー/ポセイドン形態が真ゲッター2/3形態よりも火力が高くなるなどのメリットがある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
三人乗りの時のみ、ゲッター1ゲッターQとの合体攻撃トリプルゲッタービームが撃てる。本作のライガーは攻撃面に難があるので、強化が充分であるのならザコ掃除にもこの形態で挑むほうが効果的。合体技のベースにならない上に後述の理由でシャインスパークは改造するだけ無駄。
一人乗りになると、変形機構とシャインスパークが消える代わりにゲッターレーザーキャノンの追加で反撃&援護能力が向上し、さらにゲッター系最強の合体攻撃・ストナーサンシャインスパークを撃てるようになる。
地形適応はゲッター1同様AABAに変更されるが、肝心の搭乗可能パイロットが揃って宇宙Bである為火星やアクシズ内部位でしか役に立たなくなる。ムサシに至っては空Dである為地を這わせる事しかできなくなり、真ゲッターが合体攻撃を撃つ時くらいしか飛べなくなる。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
基本は『A』と変わらないが、今回は真ゲッターに改造を引き継ぐ。
パイロットの地形適応がちゃんと表示されるようになったので、ムサシを乗せようとするプレイヤーは減ったと思われる。また、スラスターモジュールが追加された為パイロットの宇宙適応Bをフォローできるようになった。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
ゲームの仕様上、戦闘中の変形や空中飛行が出来ないが、それでも性能は優秀。格闘戦も射撃戦もこなせる。
必殺技シャインスパークの威力が高く、強敵との戦いでは重宝するが、演出では飛行するのにマッハウイングを展開しないのが残念。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
前作の性能はそのままに、変形・飛行が可能に。必殺技は「ゲッタービーム」と「シャインスパーク」。必殺技の演出でもしっかりマッハウイングを展開するようになった。

単独作品

スーパーロボット大戦
初登場作品。ゲッターチームを選ぶと自軍ユニットとして使用可能。それ以外のチームを選ぶと敵として出現(説得可能)。
ゲッター1と同様、強化パーツの効力がライガーやポセイドンにも及ぶため、他のユニットに比べてちょっとお得。また攻撃力自体はマジンガーZとグレートマジンガーに譲るが、シャインスパークは空陸でも100%の威力が発揮できる。
スーパーロボット大戦64
基本的な性能は『F』と同じ。合体攻撃は作中屈指の攻撃力。
スーパーロボット大戦MX
シャインスパークとファイナルダイナミックスペシャルが後半追加の為、それまではゲッターチェンジアタックと、ゲッターQとの合体攻撃が主力となる。今回は、ゲッターレーザーキャノンを装備していない。
スーパーロボット大戦X-Ω
味方版のゲッタードラゴンとしては実に『Z』以来となる参戦。SSRアタッカー。ライガー&ポセイドンは出す予定が元々無いのか、空・陸・宇宙A、海Bという優等生的な地形適応を有する。
高い攻撃力に加え習得できる機体スキルが全て攻撃強化となっており、「ゲッター増幅炉」の効果で敵を倒せば倒す程強くなる。
必殺技の「シャインスパーク」も広範囲と高威力を兼ね備えており、アタッカーとしては申し分のない性能の持ち主。
なお武器の名称が「ゲッタートマホーク」となっているが、グラフィック上で装備しているのは二振りのトマホーク、所謂ダブルトマホークである。
アリーナにおいても「4個中3つのアビリティが行動力アップ系」「『ゲッター線増幅炉』でアタッカーコアを一個得られる」「『シャインスパーク』が3×3マス攻撃技」という超攻撃型。アリーナ実装初期において、ドラゴンに他のユニットでバフを乗せ、開幕に「熱血」込みのシャインスパークを撃って敵陣を壊滅させる、いわゆる「ぶっぱ」戦法を確立させたユニットとして知られる。この「初手に必殺技を撃つ速攻志向」というコンセプトは後続のタウバーン・コンパートメントキャトフヴァンディスなどに受け継がれている。
後にファイター版が追加、更に2018年6月より「Sチップガシャ・ゴールド」でのみ入手可能(排出率は0.001%)な大器型SSRファイターが追加。
また征覇モード(VS)ステージ16-Cでは量産型を彷彿とさせる本機と戦う事になる。

関連作品

シャッフルファイト
ケディックの反乱軍「ブルーライトニング」の一員として第2章クリア後に登場。残骸の中から拾ってきた使用可能な武器(恐らくはアイテムカード用のもの)を手土産に自軍と合流する。ダイス3個分の戦闘力を有する上に、ユニット中トップクラスの攻撃力を誇る為ボスキラーとしての活躍が期待出来る。素早さに於いても優秀な反面、防御力に若干の難が有るところはスパロボ同様か。必殺技シャインスパークが、本作では「ゲッターシャイン」名義となっている。
リアルロボットレジメント
使用可能ロボットの一体として登場。こちらも変形できないがバランスのいい機体となっていてゲッター1の上位互換といった感じ性能。
ゲッター1の必殺技のミサイルマシンガンと比べ広範囲かつ大ダメージが狙えるシャインスパークがとにかく強力。
また、ダブルトマホークブーメラン中にダブルトマホーク二刀流が可能でマジンガー系のロケットパンチのようなモーション上の制約がないのも強み。
ゲーム開始時に選択されているユニットの1体なのだが、オーバーホールの為暫くゲッター1と入れ替わりになり、百鬼帝国に奪われ本機がボスになり取り返すイベントも用意されている。

装備・機能

適応が高く空中戦では抜群の性能を発揮できる反面、の地形適応が低め。陸の敵はゲッターライガーに任せるか、陸適応を上げる強化パーツで補うこと。A-アダプターS-アダプターがあると他形態も強化することができる。

スーパー系ではあるが装甲値は低いので、被弾しないよう確実に倒せる敵機を潰していくのが重要。耐える機体として使うには、精神コマンド鉄壁が欠かせない。

武装・必殺武器

ゲッター1系統の機体に共通することだが、武装は多くが近~中距離用の格闘武器。

武装

スピンカッター
両腕に仕込んだ回転ノコギリ。敵めがけて飛行し、すれ違いざまに切り裂く。
スパロボでは低威力の武装に設定される事が多いが、原作アニメではシャインスパーク実装以前の切り札的存在としてメカ鉄甲鬼など強敵クラスの武器やボディを破壊し葬っている。『MX』ではダブルトマホークの演出に組み込まれている。
ゲッタービーム
ゲッター1と同名の武器だが、威力は4万度に上がっている。ゲッター1と違い額から発射され、従来のようにビームを直線的に放射するものやビームがジグザグの軌道を描くもの、機銃掃射の如く弾丸状に撃ち出すものと3通りの照射パターンが有る[1]
多くの作品では格闘射撃属性となっており、この場合ダメージは格闘値に依存するが、機体側の地形適応は射撃武器のように自分のいる地形を参照する。
ゲッタートマホーク
両刃で柄の先端部にメイス状の刃物が付いたゲッタートマホーク。両肩に収納。
SRWでは「ダブルトマホーク」という名称が有名だが、「ダブル」とは「両刃だから」ではなく「2本使うから」であり、原作アニメでは1本しか使わないときには「ゲッタートマホーク」と発声している。
X-Ω』では珍しくゲッタートマホーク名義。通常攻撃に採用。
ロングトマホーク
柄を長く伸ばした形態。
シャインスパーク
ゲッター線を利用したゲッタードラゴンの必殺武器。それまで様々な武器で勝負を決めていたゲッターに途中追加され、以後毎回の決め技となった絶対的な威力を持つ。前段階として「ゲッターシャイン」でエネルギーを充填した後、ゲッタードラゴンのボディを光が包み、高空からの急降下で敵にぶつける。なお体当たりをしているわけではなく、敵にぶつけているのはゲッターエネルギー部分のみ。エネルギーの消費が激しく、原作では一度の出撃に対して1回しか使用出来ない[2]。ペダルを踏むタイミングを合わせる必要があるため、一人乗り時は使えない事が多い。
ゲッターロボシリーズにおける最終兵器の扱いはどの媒体でも統一されており、直撃すれば「一撃必殺」の威力がある[3]
『世界最後の日』ではゲッタードラゴンが使うシーンはないが、最終話で真ドラゴンがシャインスパークを使う際の言動から、竜馬達がゲッタードラゴンの必殺技として知悉していた事が窺える。『D』では敵のゲッタードラゴンが使ってくるが、AIが操るのでペダルを踏むタイミングは問題ないと思われる。
作品によっては着弾前から敵パイロットのやられ台詞が入ることがあるが、れっきとした原作再現である。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。

オプション装備

ゲッターレーザーキャノン
真ゲッターロボ (原作漫画版)』で隕石迎撃時に装備したドラゴンと同程度の大きさのレーザー砲。背部とエネルギーパイプで繋がっているためドラゴンのゲッター炉心から直接供給しており、本来はゲッタービームと同等かそれ以上の破壊力を持っている。
スパロボではゲッタービーム以下の威力の長射程弾数武器。Zではゲッターチェンジアタックで使うが、何故かワープしてきたかのような演出がされる。

必殺技

ダブルトマホーク
ゲッタートマホークを両手に1本ずつ握り、敵機を斬りつける。
MX』では両腕のスピンカッターで攻撃した後にダブルトマホークを使って突進する。
ダブルトマホークブーメラン
両手のゲッタートマホークを投げつけて攻撃する。
MX』ではリアルカットインまで付いている
ゲッターチェンジアタック
ライガーポセイドンにチェンジしながら攻撃する必殺技。
IMPACT』で初登場しその後の作品でも採用。ゲッター1と同じくポセイドン→ドラゴン→ライガーだったが、その後は作品ごとに変化するようになった。また、『Z』では形態ごとに順番や攻撃方法が異なる。
作品によって、移動後攻撃が出来ない・弾数が1発しかない等の制約があり、使い勝手が大きく異なる。

合体攻撃

ゲッター系

ダブルゲッタートマホーク
ゲッター1、あるいはゲッターQとトマホークによるコンビネーション攻撃を見舞う。
ダブルゲッタービーム
ゲッター1か、ゲッターQと同時にゲッタービームを放つ。
トリプルゲッタービーム
ゲッター1ゲッターQと、3機一斉にゲッタービームを放つ。「A」のみ。
ゲッタードラゴンのパイロットは必ず竜馬である必要がある。その為一人乗りになると使用不可能になる。
ストナーサンシャインスパーク
真・ゲッター1の放ったストナーサンシャインをゲッタードラゴンが全身に浴び、敵機めがけて突撃する。「A」のみ。
ちなみにドラゴンのベース技はゲッタービームである為注意が必要(一人乗りドラゴンにシャインスパークはない為)。

ダイナミック系

ツインビーム
マジンガーZの光子力ビームをゲッタードラゴンのゲッタービームと交差させ、同時攻撃する。今の所64とDC版αでのみ採用のレアな合体攻撃。マジンガーZがマジンカイザーや強化型Zになる、もしくはゲッターが真・ゲッター1に変化すると使えなくなってしまう。
Z』のファイナルダイナミックスペシャル(後述)で久々に採用された。
ファイナルダイナミックスペシャル
各ダイナミック企画系主役機と主人公による、壮絶な合体攻撃。多数の作品で採用されているが、シリーズごとに参加機体が違う。『MX』や『Z』など、一部作品では使用時にBGMが「いざゆけ!ロボット軍団」になる。
また、『Z』ではスパロボでは基本的に再現されない「シャインスパークを使ってEN切れになったゲッタードラゴン」の姿を見る事が出来る。

特殊能力

変形以外の能力は、作品によっては採用されていない。また、一人乗りに改修された場合は変形不可能になる。

変形
ゲッターライガーや、ゲッターポセイドンに変形する。
分離
ゲットマシン(ドラゴン号ライガー号ポセイドン号)へ分離する。
オープンゲット
ゲットマシンに一時分離し、敵の攻撃を回避する。回避後は元の形態に再合体。スパロボでは、大抵の場合気力120以上で発動。
HP回復
EN回復

移動タイプ

背中のマッハウイングを広げることで高速飛行が可能。

サイズ

M、L
α外伝まではM。

カスタムボーナス

第2次G
元気の印
A PORTABLE
攻撃後に変形可能
A PORTABLE
機体と武器の地形適応を全てAにする
1人乗り時。

機体BGM

「ゲッターロボ!」
TV版『ゲッターロボ』OP主題歌。続編の『G』でもOPテーマは変わらない。
「不滅のマシーン・ゲッターロボ」
EDテーマ。
「われらのゲッターロボ」
挿入歌。
「合体!ゲッターロボ」
前作『ゲッターロボ』EDテーマ。
「いざゆけ!ロボット軍団」
決戦!大海獣』OP主題歌。「ファイナルダイナミックスペシャル」使用時に流れる。

対決・名場面

原作漫画版
ゲッターロボG不在の日本に、百鬼帝国の百鬼獣の総攻撃が始まる。アトランティスの遺産「ウザーラ」内部で拘束されたゲッターチームはアトランティス人によって人体改造されそうになるが、百鬼によりアトランティス人は殺される。危機を脱したゲッターチームはアトランティス人よりゲッターロボGを修復され、そして自分達の無念を晴らすよう頼まれる。怒りに燃えるゲッターチームはゲッターロボGへと乗り込む。日本を横臥無人の百鬼帝国の前に、海中からウザーラ浮上と共にゲッタードラゴンが出現。直立の腕組みでの仁王立ちに、圧倒的な威圧で百鬼帝国を恐れさせるのであった。なお、腕組みのシーンはTV版ではない。
この腕組みのシーンは「絶対の存在」として、のちにガンバスターゴッドガンダムマスターガンダムらに引き継がれるのである。また、ロム兄さんも最終話の再現とは言え、スパロボで毎回腕組んで現れるのは「絶対の存在」としてこのドラゴンの腕組みが引き継がれていると言えるだろう。スパロボのオープニングでも腕組や敵の頭を片手で掴んでいる。

スパロボシリーズでの名場面

vsゲッターロボ
スパロボではある程度お約束の展開。敵にドラゴンが奪われ、それを抑えるために旧式のゲッターロボで不利を承知で挑まれる。『F』ではスーパー系第1話で発生、『IMPACT』では3Dのデモムービーが入る。
vs真ゲッターロボ
α外伝より。上記と似ているが、今度はこちらが新型に挑むパターン。本来ゲッター線が弱点であるバット将軍が捨て身で操るだけあって恐るべき強敵。最後は自爆覚悟で放ってきたストナーサンシャインを捨て身で受け止め、そのエネルギーをシャインスパークで相手にたたき返した。だが、それでも動く真ゲッターを止めたのは∀ガンダムから現れた蝶の羽だった。

関連機体

原作漫画版やOVA版ではある意味「全てのルーツ」というべき機体と化しており、バリエーション機はどれもバケモノ揃い。

量産型ゲッタードラゴン
OVAに登場した量産型。
メタルビースト・ドラゴン
メタルビースト化したバージョン。コクピットの位置が移動している。
真ドラゴン
映像化作品での最終進化形。
真ゲッタードラゴン (大決戦)
ゲッターロボ大決戦!」での進化形態。
ゲッター1
先代ゲッターロボ。
ゲッター聖ドラゴン
漫画版に登場した進化形。
巨大ドラゴン
新ゲッターロボ』に登場した別の竜馬の搭乗機。聖ドラゴンの姿に酷似した暴虐のドラゴン。
ゲッターD2
ゲッターロボ アーク』に登場。ゲッタードラゴンによく似た外見の量産型ゲッター。

他作品の関連機

ゲッちゃんドラゴン
ロボットガールズZ』に登場。本機体を擬人化した公式パロディキャラクター。
R-GUNパワード
αDC版α)』ではドラゴンをガンナーとしてHTBキャノン形態のR-GUNパワードを保持させ、動力炉を直結してゲッタービームの超長距離狙撃を行なう作戦が立案されたが、決行直前に戦闘が勃発し中止の憂き目に遭っている。

商品情報

脚注

  1. 真ゲッターロボ (原作漫画版)ではゲッター線増幅装置として改造された後に弁慶が操縦した際に腹部からも発射している。
  2. あくまでもエネルギーの消費が激しいだけで、シャインスパークを除いた武装を使用する事自体は可能なので戦闘続行自体は可能。
  3. 「真シャインスパーク」も同様の扱い。逆に「ストナーサンシャイン」は通用しない敵も多い。ちなみに、実はシャインスパークもストナーサンシャインが通用しなかった相手である真ゲッター1の項を参照)。