概要
ガンダムとGファイターを組み合わせた形態。Gファイターは後の「サブ・フライト・システム」の様にガンダムを上に乗せる運用も出来た。
各ドッキング・パターン
- Gアーマー
- Gファイターの内部にガンダムを収納した状態。
- U.C.0088年時には本機のコンセプトを単体で再現した機体であるΖΖガンダムが実戦に投入されている。
- Gブル
- GファイターのAパーツとガンダムのAパーツ、コアファイターで構成された戦車形態。ガンダムの腹部側が前となる。ビームキャノンを最も効率的に運用できるので火力は高い。また、この形態ではスラスターがホバーに近い役目を果たすので滞空性能にも優れ、意外な機動力の高さを持つ。
- ちなみにビームライフルも装備しているが、こちらはガンダムのBパーツに搭載されている出力補機類が必要とされるため、使用不可(『A』では使用可能になっている)。
- Gブル・イージー
- Gブルからコアファイターを外した状態。こちらはGファイターの機首側が前となる。
- Gスカイ
- GファイターのBパーツとガンダムのBパーツ、コアファイターで構成された戦闘機形態。コアファイターの機動性や航続距離を向上させ、GファイターBパーツのミサイルランチャーにより火力も向上している。
- Gスカイ・イージー
- コアファイターにGファイターのBパーツを直接取り付けた状態。本来はサイズが合っていないはずなのだが、後にアダプターを介して取り付けられているという設定が付加された。
- 劇場版のコアブースターの原型でもある。
- 劇中では本機の上にガンダムが乗って戦う場面もあったが、そのシーンでは機首のコアファイターがガンダムより大きいという作画崩壊が起こっている。
- ガンダムMAモード
- ガンダムにGファイターのBパーツを上下逆にして取り付けた状態。他の形態と違い上半身は人型なので、ガンダムの武装をそのまま使用できるのが利点で白兵・格闘戦も可能。
- 「ガンダムの上半身に戦闘機(Gファイター)の下半身」という、リアルロボットにしてはかなり特異な外見(デミトリー曰く「モビルアーマーの出来損ない」)だが、見かけに反して性能は高く、モビルアーマー並みの機動性を持つと言われる。
- これが正式な名称と言うわけではなく、他にも「ガンダム・スカイ」などと呼ばれる事もある。
- ビグロの速度に脅威を覚えたアムロが対抗策としてザクレロとの戦闘時に使用した。しかし、急場で考案された想定外の運用法だったためか、機体バランスが大きく損なわれており、AMBAC機動が阻害されて運動性は著しく低下してしまっているため、この一度きりで以後使われることはなかった。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦
- PSのCB版において、隠し要素のGパーツを入手することでガンダムがGアーマーに変形できるようになる。飛行可能になり機動力や射程・攻撃力も向上するので、νガンダム登場までの繋ぎとして入手しておきたい。該当ポイントは主戦場からやや離れており、長期戦になるとNPCのゲッターQが破壊されてしまう恐れがあるため、アムロはウェイブライダーに乗せて急行させるのを推奨。
- 入手時にはアムロが「これでガンダムも空を飛べるようになる」と喜ぶが、それを見た甲児は「飛べないのはマジンガーとアフロダイだけか」と愚痴る(そしてさやかにツッコまれる)。フラグ次第だがゲッターQもいるのだが…。
- 中盤以降は流石にパワー不足で、後のシリーズのような特殊能力も無い上にパイロットも足りないため最後まで使うのは困難。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 合体後の変形パターンはGアーマー(空宇)、Gブル(陸海)、Gスカイ(空宇)、宇宙専用のガンダム(MA)が用意されている。(MAモードとGアーマーはMサイズ、残り2形態はSサイズ。ただし合体後は補給装置が封印される)
- GBA版では両機ともに1周目から15段階改造が可能なうえに、ガンダムの分も合わせて強化パーツを6つ(4+2、2周目以降は4+4の計8個)もつけることができる為、V-UPユニット系の活用次第で凄まじい性能になる。さらに合体前なら補給装置つきなので、二人乗りで育てたいパイロットの育成ができたり精神を使えたり恐ろしいまでに使い勝手がよい。
- 本来はパーツの構成上ガンダム(MA)はガンダムのコックピットしか無いため一人乗りだが、本作ではGファイター側のパイロットもいる状態になっている。これはA PORTABLEも同様。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 2周目以降は無条件で入手できる様になった。強化パーツスロットの仕様変更やV-UP系の廃止によってA程の異常な性能は無いが、二人乗りかつ最強クラスのMSという評価はゆるぎない怪物である。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- サブフライトシステムとしての「ガンダム+Gファイター」が登場。
- この形態になるとガンダムとGファイターの武器が両方使用可能となり、ガンダムの火力とGファイターの飛行能力を併せ持つようになる上、事実上の二人乗りユニットとなり二人分の精神コマンドが使用できるなどメリットが多く使い勝手は良い。
- 合体してもサイズが変わらないことと、G-3ガンダムやフルアーマーガンダムとは合体不可能なのが惜しいところ。
装備・機能
Gファイター
- ビームキャノン
- Aパーツの上部に2門装備。
- ミサイルランチャー
- Aパーツの機首に2基内蔵。機首が折れて発射口を露出させる。
- 4連装ミサイルランチャー
- Bパーツの後部に2基内蔵。
コアファイター
- 30mm連装バルカン砲
- 機首に左右2対4門内蔵。
- 4連装小型ミサイル
- 本体部に2基内蔵。
ガンダム
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。
- ビーム・サーベル
- ランドセルの左右に1本ずつマウントされている近接戦用の武装。ミノフスキー粒子(を収束したメガ粒子)をIフィールドで形状化させる事でビームの刀身を形成する。
- ビーム・ジャベリン
- ビーム・サーベルの柄を延ばし、その先端からビームの刃を形成する武装。
- ビーム・ライフル
- モビルスーツ用の携行式メガ粒子砲。不使用時は腰部にマウント可能。射出弾体となるミノフスキー粒子はビームライフル本体に内蔵されており、一度弾切れになると母艦に帰還しなければ補給は不可能だった。Gブルでは保持しているがBパーツが足りないため使用不可能であり、ビームライフルがそれ自体に込められたエネルギーだけで発射できるのではないことがわかる。
- 360mmハイパー・バズーカ
- 本機の実体弾兵装。不使用時は腰部にマウント可能。装弾数は5発で、威力も高い。
- ゲームでは2~4発と弾数がより少ないことも。
- シールド
- ルナ・チタニウム合金製の盾。不使用時は背部にマウント可能。Gファイターと合体した際にはシールドを両手に装備しており、当初は分離の際に右手のシールドを破棄していたが、後にジョイントパーツが開発され、2枚重ねで使用する事が可能となった。
- スーパー・ナパーム
- 強力なナパーム弾。設定上ではビームライフルに取り付けられるオプション装備だが、作中では武器として使われることはなく、V作戦の機密保持のために残ったモビルスーツの残骸を処分するために使用した。
- この時着火にビーム・ライフルを使用したため、ゲーム作品ではナパームを投擲→ビームライフルで撃ち抜いて爆発させるという(本来ならば間違った)使い方がされることが多い。
- ハイパー・ハンマー
- ガンダム・ハンマーを強化した武装。棘の鋭くなった鉄球にバーニアを取り付けており、威力も向上した。
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。
- 分離
- 変形
移動タイプ
- 空・宇宙
- Gアーマー、Gスカイ、ガンダム+Gファイターが該当。飛行可能。
- 陸
- Gブルが該当。この時のキャタピラはGファイターやGアーマーでも使えるため、本来はそれぞれ地上戦も可能だが再現にはカスタムボーナスや強化パーツが必要。
- 宇宙
- ガンダムMAモードが該当。本来は宇宙でしか使えないが、やはりカスタムボーナス等で他の地形適応を得る事は可能。
- M
- 機体と武器の地形適応を全てA、移動タイプ「空/陸」を得る
- A PORTABLE
対決・名場面
- 対グフ&ドダイ
- 第23話より。グフ&ドダイの連携攻撃に苦しむアムロのガンダム。戦闘中に脚をやられ、まともに動けなくなってしまう。
- そんな中、補給に来ていたマチルダは輸送してきたばかりのGファイターの投入を指示。ハヤトをパイロットにし、脚を損傷していたガンダムを乗せてグフに再び挑み、絶妙な連携プレーでこれを撃破した。
- 対ザクレロ
- 第32話より。偵察のために先行させていたハヤトのガンタンクが苦戦するなか、現場までの到着を少しでも早めるためアムロはMAモードで出撃。小回りの利かない機体に振り回されながらも、見事ザクレロの撃破に成功した。
- 対ビグ・ザム
- 第36話より。スレッガー機がガンダムと合体し、ビグ・ザムの至近距離までガンダムを無傷の状態で輸送することに成功。
- さらに分離後はそのまま決死の特攻を仕掛けた。射出されたクローの直撃を受けながらも、その巨体に痛手を負わせた。
関連機体
- ΖΖガンダム
- ガンダムとGアーマーの運用を単機で再現することが開発コンセプト。
他作品の関連機体
- 翔烈帝龍装劉備ガンダム
- 玉璽の力で呼び出す「天玉鎧・蒼龍」に騎乗した状態はガンダム+Gファイターがモチーフ。