大神一郎
大神一郎は『サクラ大戦』シリーズの『1』から『4』までの主人公及びプレイヤーキャラクター。SRWにおけるパイロットの一人。
大神一郎 | |
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読み | おおがみ いちろう |
外国語表記 | Ichiro Ogami |
登場作品 | サクラ大戦 |
声優 | 陶山章央 |
デザイン |
藤島康介(原案) 松原秀典 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
誕生日 | 1903年1月3日 |
出身 | 日本・栃木県 |
外見年齢 |
20歳(1) 22歳(2) 23歳(3) 24歳(4) 25歳(V) |
身長 | 176 cm |
体重 | 65 kg |
髪色 | 黒色 |
瞳の色 | 黒色 |
血液型 | A型 |
所属 |
帝国海軍(1以前) 帝国華撃団(1) 帝国海軍(1終了後~2開始前) 帝国華撃団(2) 巴里華撃団(3) 帝国華撃団(4以降) |
役職 |
帝国華撃団・花組隊長(1)(2) 巴里華撃団・花組隊長(3) 帝国華撃団・花組隊長兼総司令(4以降) |
軍階級 |
少尉(1~2) 中尉(2~4) 大尉(V) |
概要
大神家の長男。帝国海軍士官学校を主席で卒業後、帝国華撃団・花組の隊長として着任する。男性でありながら霊子甲冑「光武」を駆動させうる程の類い稀な霊力の持ち主であり、更に他者の霊力を同調させる触媒の能力をも併せ持っていたことが花組隊長に選ばれた要因となった。日頃は帝撃・本部の大帝国劇場でモギリ等の雑用全般を勤めているが、舞台の演出等を手掛けることもある。
隊長着任当時は個性派揃いの花組隊員に戸惑い反発される事も少なくなかったが、徐々に彼女達の信頼を得て花組を一つのチームとしてまとめ上げ、2度の霊的災害から帝都・東京を防衛した。その功績が認められ、1926年にはフランス・巴里に設立された巴里華撃団・花組の隊長として就任。当時2名だった巴里花組隊員のスカウトも兼ねつつ彼女達を育て上げ、怪人達の脅威から巴里を救った。1927年には帝撃に帰還。銀座を中心に発生した黄金蒸気事件を解決した後、米田一基から帝国華撃団総司令の座を譲り受けた。
剣術に優れ、宮本武蔵を祖とする二天一流・二刀流の使い手。射撃も得意であり、花組一の銃の名手であるマリア・タチバナに匹敵する程の腕前。
基本的には真面目で紳士的な完璧超人……なのだが、そこはプレイヤーの分身として様々な行動を取らされる運命にあるアドベンチャーゲームの主人公である。 ルート次第では「思わず」ヒロインのシャワーおよび入浴現場を覗いてしまう超ムッツリスケベになったり、総勢で最大13人ものヒロインと同時に恋に落ちてなおかつそれを成就させる股掛けとハーレムの帝王になったり、幼女と熱愛するロリコンになったりと、無限の可能性を秘めている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。期間限定参戦。
関連作品
- PROJECT X ZONE
- さくらとペアユニットを組む。ゲーム的には、大神は味方の支援を担当。『サクラ2』から実装されたシステムである「隊長コマンド」の中で「風」と「山」がスキルとして採用されており、味方全体の移動力や防御力を上げる事が出来る。効率を重視するなら味方ターンの最初に大神&さくらのユニットが動いて大神のスキルを発動するのが理想的だが、SPD値がそこまで高くないため、確率で発動するオートスキル「体が勝手に……」かアクセサリーでSPDを強化する必要がある。さくらが自ユニットの攻撃力や入手経験値を上げるスキルを持っているおかげで、攻守のバランスが取れており尚且つ育てやすい優秀なユニットである。
- PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
- 今回はエリカとペアユニットを組む。スキルの「隊長コマンド・山」が「火」に変更され、味方の攻撃力を上げられるようになった他、SPDの概念が撤廃されたおかげでスパロボのように味方ターンは自分の好きな順番でユニットを動かせるようになった。これにより前作以上の活躍をする……と思われたのだが、隊長コマンドの効果が1ユニットだけとなり、アクセサリーでの強化無しでは1度のスキル発動でガス欠を起こす等、結果的には弱体化した。エリカも大神と同様の味方支援のスキル所持者である事を反映してか、全ペアユニットの中で唯一クロスブレイクが発生する技を一切持っておらず、単純な攻撃力で見ても最低ランクとなっている。使いこなすには愛が必要だが、アクセサリー強化でスキルの使用回数を増加させれば、味方ユニットの回復と強化を一手に担えるようになる。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
アビリティ
- 光武二式 (大神機)(ディフェンダー・アタッカー)
アビリティ | 効果〈通常〉 | 効果〈アリーナ〉 | 備考 |
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二天一流 | 攻撃力大アップ、命中率、クリティカル率アップ | 命中率80%、CRT率50%アップ、行動力500アップ | |
風林火山 | 味方全体の攻撃力、装甲、移動速度、回避率、クリティカル率アップ | 味方の命中率25%アップ、行動力250アップ | ※[1] |
熟練のモギリ術 | 防御時のダメージ軽減率大アップ | 防御確率100%アップ、ダメージ軽減率20%アップ | |
大神華撃団 | 味方全体の装甲、命中率、回避率、移動速度大アップ | 味方のクリティカルダメージ50%アップ | ※[2] |
キャラクターBGM
- 「檄!帝国華撃団」
- 『PXZ』および『PXZ2』でのバトルBGM。『1』のテーマソング。通称「ゲキテイ」。
- 『PXZ2』ではさくらに代わってエリカとペアユニットを組み、使用する技も『3』に因んだ技が多いが、『PXZ』から引き続き採用された。
- 「メイン・テーマ」
- 『PXZ』のバトルBGM。原作では、さくらが上野に降り立ち脇侍を一刀両断した際のムービーや光武発進時に使用された。
- 「御旗のもとに」
- 『PXZ2』のバトルBGM。『3』のテーマソング。
- 大神とエリカのペアユニットが戦闘に入った場合、上述のゲキテイとこの曲のどちらかがランダムで流れるが、必殺技か複数技を発動した場合はどちらもこの曲が流れる。『PXZ2』の限定版ではエリカ本人が歌う1番と間奏まで聞ける。
人間関係
- 真宮寺さくら
- 部下。さくらに限った話ではないが、日常においては大神の方が彼女に頭が上がらない場合が多い。隊長着任時に初めて出会った花組隊員であり、最も付き合いの長い隊員でもある。
- 神崎すみれ
- 部下。彼女の我儘に振り回される事も多いが、裏を返せば信頼されている証左でもある。
- マリア・タチバナ
- 部下。当初は冷ややかな目で見られていたものの、和解後は良きパートナーとして大神をサポートする。
- アイリス
- 部下。彼女にとって大神は上司や部下と言うより「憧れのお兄ちゃん」に近い。
- 李紅蘭
- 部下。彼女の発明品の実験台にされる事もしばしばだが、逆に整備の助言をする事も。
- 桐島カンナ
- 部下。空手の稽古等を手伝ったり大食い対決をしたりと体育会系な絡みが多い。
- ソレッタ・織姫
- 部下。家庭の事情により当初は嫌われていたが、その後は一転して強い絆で結ばれる。
- レニ・ミルヒシュトラーセ
- 部下。いかなる時も冷静沈着な彼女に当初は振り回される事もあったが、敵の洗脳を受け救出された後は心を開いてもらえる。
- 米田一基
- 上司。普段は劇場のモギリ兼雑用としてこき使われているが、大神の最大の理解者でもある。
- 藤枝あやめ
- 上司。大神にとっては単なる上司を超えた存在であり、人としての生き方、隊長としての在り方に大きな影響を受けた。SRW未登場。
- 加山雄一
- 海軍士官学校時代の親友。その正体は諜報活動を主とする帝国華撃団・月組隊長。
- エリカ・フォンティーヌ
- 部下。個性的な隊員揃いの帝都&巴里花組の中でも特に「変わった」少女であり、大神も彼女の前では振り回されっぱなしとなる。『PXZ2』ではさくらに代わってペアを組む。
- グリシーヌ・ブルーメール
- 部下。すみれや織姫のように上流階級の人間だが、本人の気性を反映してか気兼ねなく名前だけで呼んでいる。
- コクリコ
- 部下。子供ながら非常にしっかりしており、大神の方が彼女から色々と学ぶ場合も。
- ロベリア・カルリーニ
- 部下。正義感の強い大神にとっては相容れない存在に見えるが、彼女との触れ合いが大神の違った一面を引き出す事に。
- 北大路花火
- 部下。過去の悲劇に捕らわれていた彼女に、過去と決別せずに未来を歩む道を教えた。
- 大河双葉
- 姉。名前が明かされたのは『1』のリメイク版である『熱き血潮に』、容姿が判明したのは第5期OVA『ニューヨーク・紐育』であるが、姉の存在自体は小説版の時点で触れられていた。ただし、舞台やライブを除いて大神と双葉が共演した事は無い。SRW未登場。
- 大河新次郎
- 姉の双葉の息子で甥にあたる。『V』の主人公。紐育華撃団・星組の隊長を務めるが、当初の予定では大神がその任務に就くはずだった。SRW未登場。
- ラチェット・アルタイル
- 紐育華撃団副司令。紐育華撃団結成以前を描いた映画『活動写真』で共演するも一切の絡みは無かった。だが、小説版では事件後にラチェットから一連の騒動の真相を打ち明けられる。そしてその翌日、さくらと共に彼女の新しい人生の門出を見送った。SRW未登場。
他作品との人間関係
NAMCO x CAPCOM
無限のフロンティア
- ハーケン・ブロウニング
- 『PXZ』で共演。
- 楠舞神夜
- 『PXZ』で共闘した際、なんと彼女の信頼度を上げてしまう。
- 余談だが、続編の『PXZ2』ではセガ・カプコン・バンナム・任天堂4社のヒロインから信頼度アップという快挙を成し遂げた。
リアル系
バンプレストオリジナル
- ゼンガー・ゾンボルト
- 『PXZ』で共演。
- イヌイ・アサヒ
- 『X-Ω』で共演。アサヒが光武Xに搭乗する際には大神と同じ帝国華撃団の戦闘服を着用する。
その他
- ドモン・カッシュ、ツナシ・タクト、シャッテ・ジュードヴェステン、イヌイ・ホノカ、カミナギ・リョーコ
- 『X-Ω』で共演。こちらも大神の行動に信頼度が上がってしまった面々。
- 女性キャラはまだしも、男性キャラまで上がる事に驚くプレイヤーもいたが、実は原作でも米田司令や加山、巴里の住民たちから信頼度を上げてもらう事があるので、原作再現と言える。
名(迷)台詞
- 「勝利のポーズ……決めっ!」
- 大神の台詞と言うよりは帝国華撃団全員の台詞。戦闘に勝利した際に決めのポーズを取り全員で言う。
- この「勝利のポーズ」は大神の発案というわけではなく、大神入隊以前から花組に存在していた。初陣では流石に驚いたものの、見事に満面の笑みでサムズアップを決めている。その後、巴里に渡った際には巴里華撃団・花組にこの風習を継承した。
- 「粉骨砕身の覚悟で頑張ります!」
- 『1』の花組隊長着任時等、重要な任務に赴く際の台詞。大神の真面目な性格がよく表れている。
- 「いいっ!?」
- 驚いた時や隊員から無理難題を押し付けられた際等、おそらく原作ゲームで最もよく聞く台詞……というより大神の口癖。
- 「花見の準備をせよ!」
- 『1』にて花組初出動の際の号令の一つとして選択肢に登場する台詞。この時の出撃場所が桜満開の上野公園だったため、「戦闘終了後に全員で花見をしよう」という意味で言ったらしいのだが……。
- その後『2』でも第1話の戦闘パート前にて同様の選択肢が登場。舞台が巴里に移った『3』でも、桜が咲いていないのに全く同じ選択肢が出てくる等、シリーズにおける一種の様式美と化している。『4』ではとうとう、この選択肢を選ぶ事で信頼度が上がる隊員まで出てきた。
- 「い、いかん……体が勝手に…」
- ヒロインの入浴シーンが発生した際、プレイヤーが「覗く」選択をした時に発するお決まりの(メタフィクションが入った)台詞。
- 大神の人物像との強烈なギャップから多くのファンに散々ネタにされ、他のカッコイイ名台詞の数々を差し置き、まるで大神を代表する台詞の一つであるかのように扱われている。
- どうも劇中では文字通り大神自身の意志とは裏腹に体が勝手に動いているらしく、『3』では大神の突然の行動に面食らう加山に対してそう弁明しながらも結局シャワールームへ2人揃って突撃した他、『PXZ2』では味方の反撃行動に「体が勝手に動いて」参加する同名のオートスキルが登場している。
- ここで大神の名誉のために補足するが、原作ゲームのストーリー本筋で大神が助平心から女性の入浴を覗いた事はこれまで一度も無い。それはゲーム版をベースにしつつもハードでシリアスな作風のTV版は勿論の事、ゲーム版に限りなく忠実で2017年現在も連載中の漫画版でも同様である。
- 原作ゲームのストーリー本筋で大神が女性の入浴姿を見たのは、「隊員の性別を知らずに男同士で汗を流そうと勘違いした」件[3]と、「大神が先に入浴していたにも関わらず隊員達がその確認を怠り後から入浴した」件の2回だけである(『2』の分岐次第では、後者が更に1回)。
- 「うおおおおおおおおおおおっ!俺が正義だ!!!!」
- 『1』のリメイク版『熱き血潮に』で、各自が新たな敵に対して特訓をしている中、一人滝に打たれて二刀流のポーズを決めている際の台詞。
- 本作において特訓の方法が唯一オリジナル版と異なる(オリジナル版ではマリアと共に射撃の訓練をしていた)が、おそらく大神機が飛び道具を装備していないにも関わらず射撃特訓を行っていた事に対し違和感が生じたためと思われる。
- ちなみにマリアとの特訓自体も、リメイク版では一足先に自身の特訓を終えて戻ってきた大神がマリアの特訓に付き合っていたという形でフォローされている。
- この「俺が正義だ」という台詞は、『3』にて上記の「黒髪の貴公子」を獲得した際に解禁される最強必殺技「狼虎滅却・震天動地」使用時の台詞としても用いられている。
- 「……俺はわかっていなかった。君の迷いも、不安も……そして孤独も……」
「『何のために戦うのか……』 あの時、俺は本当の意味で答えることができなかった。」
「でも、今なら……はっきりと言える。俺たちは……」
「俺たちは、自分が愛する大切な人たちを、守るために戦うんだ!」 - 『2』にて、敵の幹部によって洗脳されたレニと対峙した際の台詞。
- これ以前、戦う事の意義を見出せずにいた彼女に対して、大神は「帝都を守るため」あるいは「正義のため」という隊長としての理屈でしか答える事が出来なかった。
- だが、人の心に応える事が出来るのは想いや信念である事に改めて気付かされ、今度は同じ仲間としてレニに示した答えがこれである。
- 「チョンマゲには免許がいるんだ。俺はまだ持っていないからチョンマゲができないんだ。」
- 『3』のエリカとの初対面の際に、「日本人は頭にチョンマゲがあるんじゃないんですか?」という質問をしてきた彼女への返答。
- 太正時代の日本にもそんなルールはなく軽い冗談なのだが、エリカは本気で信じてしまい後々面倒なことに。
- 複数の選択肢の中の1つでゲーム中に必ず見る台詞ではないが、『PXZ』などの外部作品ではこの台詞(と言うよりこの台詞が原因で勘違いしたエリカ)が度々ネタにされる。
- 「よし、肉だ!」
- 『3』のミニゲーム『光武ナックル』にて。体力回復のため落ちている肉をゲットした時に出る台詞。ボイス付。
- ゲームの仕様的には問題ないのだが、そのあまりのゴロの良さにファンの間ではネタにされている。
- このミニゲームの元ネタは、セガのベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックル』。主人公のアクセルとは、『PXZ2』にて共演を果たしている。アクセルに「リンゴか肉が落ちていたら拾っておいてくれ」と頼まれた際には、「そんな物落ちてるのかい!?それに食べるのかい!?」と発言している。『光武ナックル』では喜んで食べていたはずなのだが。
- 「黒髪の貴公子とは、俺のことさ。」
- 『3』の2周目以降にてメインキャラ、サブキャラ全員の信頼度を最大にまで上げる事で入手可能な称号「黒髪の貴公子」。この称号を獲得したクリアデータを『4』開始時に同期する事で、とある戦闘中にこのような選択肢が登場するようになる。
- ……が、そんなメタ的な苦労を花組の隊員が知る由もなく、戦闘中にいきなりおかしな冗談を言い出したと笑われてしまう。その際に相手の信頼度が上がるのが救いではあるが、大神的には釈然としないのも事実である。
- 大神「なぁ、マリア。天国ってどんな所だか知ってるかい?」
マリア「さぁ?観光旅行をした事がないので。」
大神「ふっ、俺もまだ見た事がない。けれどもさる友人に言わせると、天国ではイギリス人が警官をやり、フランス人がコック、ドイツ人が技術者、イタリア人が恋人、そしてスイス人が全てを取り仕切る。」
マリア「じゃあ、地獄はどうなんです?」
大神「地獄ではイギリス人がコック、フランス人が技術者、ドイツ人が警官、スイス人が恋人、そしてイタリア人が全てを取り仕切る。」 - TV版第9話「哀しき
火喰い鳥 」でのマリアとの会話。 - 大神が述べている天国と地獄の話は有名なエスニックジョークだが、日本人とロシア人とフランス人と中国人(後の時系列ではイタリア人とドイツ人も含む)で構成された花組の隊長がこのジョークを言うのは色んな意味でシャレになっていない。
- 同エピソードはVHS並びにDVD収録時に別の話に差し変えられる事態となったが[4]、そもそもエスニックジョーク自体が差別的表現と捉えられる事も少なくないため、ファンの間でその最大の原因と考えられている。
- 「じ‥実は俺は生まれつき胃腸が弱くて‥」
「たまにこうして発作が起きるんだ」 - 漫画版にて、すみれとカンナと共に深川の廃屋を調査した際に発した台詞。
- 「生まれつき胃腸が弱い」というのは勿論嘘で、舞台でのトラブルが原因でいつも以上に仲違いしていたすみれとカンナを仲直りさせるために、2人が協力せざるを得ない状況を作り出そうと思いついた大神の奇策。紆余曲折あるものの、この目論見は結果的に成功を納める事になる。
- 大神の担当声優である陶山章央氏が『ちびまる子ちゃん』で胃腸の弱さで有名な山根強を演じている事に因んだ声優ネタでもある。なお大神と山根は、真面目で熱血な性格、髪型がトゲトゲ、仲間(友人)に「さくら」がいる、など声優以外にも類似点が多くファンの間でもよく話題に上がる。
搭乗機体
余談
- 『サクラ』の企画当初、主人公は鹿沼草十という名前の大神とは別の人物だった[5]。その後、このキャラクターは設定を大幅に変更してドラマCD第1期『秋公演 ~愛はダイヤ~』にて登場を果たしている。声優は宮本充氏。
- あらゆるメディア展開で大神が喫煙者である事を示す直接的な描写は無いものの、キャラクター原案の藤島康介氏は大神がタバコを咥えているラフ画を描いている[6]。また、『1』の時点での彼の部屋の卓上には灰皿が置かれていた。
- プレイヤーの分身という宿命からか、原作ゲームではムービーや戦闘パートのサウンドエフェクト程度でしか大神のボイスは用意されていない。『PXZ』シリーズ等の外部作品ではゲームキャラクターの1人としての出演のため、下手をすると原作ゲーム以上に大神のボイスを堪能する事が出来る。
- 概要に書かれている通り、プレイヤーの選択によって女性の好みが激しく変わる大神だが、『1』ではプレイヤーの意思とは関係なくあやめに対して頬を赤らめる場面が多々ある。これはあかほりさとる氏が当初『1』の脚本を大神とあやめの悲恋の物語として描いた名残である[7]。これ以外に『2』でも大人の色香に誘われる場面がある他、姉の双葉の存在もあって、基本的なキャラクター設定として「大神はシスコンの気があるのではないか?」という説が存在する。
- 映像媒体に登場した事は無いが、弟が2人存在する(名前は共に不明)。また、実家ではワコという名前の犬を飼っている。
- 実は、『3』で大神は死に別の主人公が登場する構想があった[8]。原作者の広井王子氏はその人物は『V』で実際に主人公となる大河新次郎だったとしているが、あかほり氏は「ある程度は大河に引き継がれたが、大河とはちょっと違う」と語っている[9]。
脚注
- ↑ 『2』から導入されたシステム「隊長コマンド」の4種類の作戦名の由来となった四字熟語。
- ↑ 『4』の最終決戦時に一時的に編成された、帝国華撃団と巴里華撃団の混成部隊の名称。
- ↑ 条件を満たし隊員の性別を予め知っていた場合、後者の件と同じように大神が先に入浴していた隊員の確認を怠るという展開に変化する。
- ↑ DVD-BOXでは特典としてこのエピソードが収録されている。
- ↑ エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P28より。
- ↑ ソフトバンクパブリッシング『復刻版 サクラ大戦 原画&設定資料集』P11より。
- ↑ ソフトバンクパブリッシング『ドリマガ』2003年3月21日号 P57より。
- ↑ ソフトバンククリエイティブ『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 原画&設定資料集』P124より。
- ↑ 『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P131より。