白鳥九十九 | |
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読み | しらとり つくも |
外国語表記 | Tukumo Shiratori |
登場作品 | 機動戦艦ナデシコ |
声優 | 関智一 |
デザイン | 後藤圭二 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
出身 | 木星 |
所属 | 木連 |
軍階級 | 少佐 |
概要
ダイゴウジ・ガイに似た風貌(声も同一の声優)の木連の軍人。性格は生真面目であるが、木連の事情のせいもあって女性と出会うと緊張してしまうという欠点がある。
搭乗機のテツジンが撃墜された時にナデシコ艦内に侵入。着ぐるみの中に隠れていたが、その時偶然『熱血ロボ ゲキ・ガンガー3』幻のエピソードを見られたことに感激してしまい、正体がバレる。
その後、敵側であるハルカ・ミナトと恋愛関係になり、地球と木連との和平交渉を進めるが、過激派の草壁春樹の命令により親友の月臣元一朗の手で暗殺されてしまう。
彼の死後、木連では国を挙げた彼の葬儀が行われ、草壁がギレン・ザビを思わせる演説をしていた。
登場作品と役柄
SRWでも原作同様に和平会談の場で撃たれてしまうが、大抵の場合は木連ルートに進めば助かる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 火星にある治療施設をメガノイドから奪還して九十九を治療するというイベント上、撃たれた直後のMAPを10ターン以内にクリアしないと助からない。無事生存すれば、『ゲキ・ガンガー』幻の3話をガイと視聴するイベントがある。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(A PORTABLE)
- 初登場作品。バームルートか木連ルートの選択で、木連ルートを選ぶと銃撃されるが、弾丸がミナトに渡す予定だった婚約指輪を直撃して威力が削がれたことで、自動的に助かり仲間になる。反面、バームルートを選ぶと暗殺されたことになっている。原作を知らない人が最初にバームルートを選ぶと、この展開に驚くこととなるだろう。
- 搭乗機のダイテツジンがやたらと硬く、更に底力を所持しているため機体のEN消費が激しいこと以外は十分実用レベル。
- スーパーロボット大戦R
- 銃撃されるシーンはあるが、そこは同じ声のドモンによって救われ、無条件で生存する[1]。後半ではプリンス・ハイネルとの最終決戦時に啖呵を切ったり、アキト達をさしおいて強制出撃し、木連の軍人達を説得するなど主役級の活躍をする。
- テツジンに乗って仲間になるが、条件次第で九十九のための2機目のアルストロメリアが手に入ることも。
- スーパーロボット大戦J
- ガイ復帰フラグを満たせば生存する。残念ながら、味方中立としてスポット参戦するだけで、自軍に参入することはない。
- スーパーロボット大戦W
- ガイが間違われて撃たれたため、フラグ無しで生存し、第1部終盤で仲間に。
- 第2部では教師になったミナトと結婚しているのだが、アキトとユリカの事故死(行方不明)にショックを受けて、ニート且つヒモという生真面目な彼らしからぬ衝撃的な姿を見せる。が、その真意は新たな地球の危機にミナトとユキナを置いて再び立ち上がるべきか悩んでいたというものであり、最終的にはミナトの後押しで再び立ち上がる。その後、ネルガルシークレットサービスに就職して第二部後半で復帰する。
- 正式参戦時の乗機はテツジンだが、フラグを満たせばダイテツジンで参戦する[2]。なお、『R』の時のようにアルストロメリアに乗ることはできない。
- 第2部において、ガイは劇場版仕様の顔グラフィックが新規に用意されたが九十九には無いと、少々扱いが悪い。
- スーパーロボット大戦BX
- 音声が新規収録された。場所は異なるものの原作通り暗殺されてしまうが、ある人物の尽力によりフラグ無しで生還する。条件を満たせば元一朗(と秋山・三郎太)も共に自軍に加入する上に、史上初となる彼との合体攻撃も実装された。また、カットインの衣装が原作通り『ゲキ・ガンガー』の天空ケンを模したパイロットスーツとなっている。
- 第46話では地球観光の際に中野へと出かけている。秋葉原ではなくそちらに行ったあたり、時代の移り変わりを感じさせる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦V
- 劇場版のみの参戦なので故人だが、度々名前が挙がり、用語辞典にも登録されている。ページ名は「白鳥」となっており、おかげでフルネームが出ている部分でも名字のみリンクになるという妙な光景が見られる。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 底力の効果2倍
- 『A PORTABLE』で採用。
人間関係
- 月臣元一朗
- 親友だったが、彼に殺害されてしまう。大抵のSRWでは生存フラグが立ち次第、和解する。
- 秋山源八郎
- 彼とも友人であった。そのためもあり、彼は月臣の熱血クーデターにも協力した。
- ハルカ・ミナト
- 恋人同士になったが、死に別れてしまう。『W』では無事生存しているため第2部で彼女と結婚している。
- 白鳥ユキナ
- 妹。大抵のスパロボでは和平に協力してくれるが、『R』では例外的に足を引っ張られる。
- ダイゴウジ・ガイ
- 原作では出会うことはありえないこの二人だが、SRWでは共通点が多すぎて[3]意気投合し、大親友となる。特に『J』と『W』では九十九が彼を救助したという設定になる。
- アカツキ・ナガレ
- 木星トカゲの正体を隠したい彼に射殺されそうになる。
- アオイ・ジュン
- 脱走時、彼を撃って負傷させる。
- ミスマル・ユリカ
- 『IMAPCT』では生存フラグが成立した場合、彼女へ自分をナデシコクルーの一員に加えるよう土下座して頼み込む。彼女の悪戯心で一旦は拒否されるも、クルーではなく「お客様」扱いで戦列に加わることを許可される。
- 北辰
- 原作では対面した事はないが、『R』では他のメンバーと同じように木連の汚れ役である彼を快くは思っていなかったようである。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ、シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタ、ティファ・アディール
- 『R』では、地球圏統一国家と木連との和平交渉が行われる会場のかぐらづきに向かう道すがら、ニュータイプである彼らが会場に近づくにつれて「悪意を感じる」「戦争を望む者があの中にいる」と悪意の波動を感じて発した彼らの諫言を、「いい加減な事を言っては困る」と聞き入れなかったが、これが原因で後にとんでもない目に合う事に…。
- クワトロは『A』でも「ざらついた感じがする」とユリカに諫言している。
- ブライト・ノア
- 『IMAPCT』では彼をエスコートして和平交渉の場へと赴くが…。
- ドモン・カッシュ
- 『R』では彼に窮地を救われる。
- ジョルジュ・ド・サンド
- 『R』では、地球圏統一国家と木連との和平交渉が決裂し、原作通り元一朗に射殺されそうになったところを、護衛の一人として同行した彼が寸でのところで割って入った事により命を救われる。
- リリーナ・ドーリアン
- 『A』・『R』では、地球連邦・地球圏統一国家と木連の和平交渉に、地球側の代表として出席した彼女を会場まで案内したが…。
- 法術士ニュー
- 『BX』では、月臣に撃たれ生死の境を彷徨っていたのを、彼の治癒術により一命をとりとめる。
リアル系
- ボン太くん
- 『W』では勘違いから、彼と戦いを繰り広げることに。そして、彼の発言を自分勝手に解釈していた。描写表現こそはないものの、この少し前にイズミのBARにいたので、もしかしたら酔っぱらっていたのかもしれない。
スーパー系
- 兜甲児 (OVA)
- 『W』では彼に憧れて、物凄いことをやらかしてくれる。
- 流竜馬
- 『W』では彼に色々と羨ましがられている。
- 剛健一、剛大次郎、剛日吉
- 『R』では、地球に向かう途中で彼らの父親である剛健太郎を救い出した事により、彼らから礼を言われる。
- 剛健太郎
- 『R』では、木連と地球圏統一国家の和平交渉のために地球に向かう途中で、ボアザン帝国の本国から移送されていた彼を救い出した。
- プリンス・ハイネル、ルイ・ジャンギャル
- 『R』では、ボアザン帝国の本国から地球に移送されている剛健太郎博士を救出した事で、彼らの怒りを買う。九十九も当然、親子の絆を弄ぼうとする彼らの行いに正義はないと断じた。
- 破嵐万丈
- 『IMPACT』では生存フラグが成立した場合、彼の父が提唱したメガノイドの技術を応用して蘇生することに。
- 三条レイカ、ビューティフル・タチバナ
- 『IMPACT』ではナデシコ密航時に彼女らから匿われ、ミナト&メグミ共々テツジンのコクピットでハプニングに見舞われる。
- コロス
- 『R』では、こっそりと同胞たちをソルジャーに改造し、ボソンジャンプの技術まで盗用した彼女らメガノイドに怒りを覚えた。
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「…愛が、この私を守ってくれた」
- 『A』第32話「どこにでもある『正義』/ネゴシエーター」にて、自分を撃った弾丸が急所を外した理由を説明したときの台詞。婚約指輪が身代わりになってくれた。
- 「自分勝手な正義か。…たしかに、私はそれで仲間に売られた」
- 『A』第36話「運命に向かう者たち/メン・オブ・デスティニー」戦闘後デモより。ブッチャーに「星の数ほどある正義にすがりながら平和など愚か」と言われたことを受けて。ガイが生存していると戦闘前デモで彼が「正義のために戦う俺たちのどこが悪い!」と言ってしまうのでショックも大きくなる。
- 「親子の絆をもてあそぶ貴様たちに正義はない!」
- 『R』第27話「切り拓け!!地球の未来!」にて、剛健太郎を救出したことを責め立てるハイネルへの台詞。
- 「正義を守るものとして、見逃せなかっただけだ!」
- 同上。ボアザン軍への妨害を責め立てるジャンギャルへの台詞。
- 「弟子が師を越えるように、ゲキ・ガンガーに育てられた我々は、ゲキ・ガンガーを超えられる。いや、超えなければならない!それが、それがゲキ・ガンガーに対する、ゲキ・ガンガーを作り上げた人々に対する我々の返事であり、敬意の表明ではないのか!?」
- 『R』第34話「ゲキ・ガンガーを越えてゆけ!」冒頭より。元一郎達へ投げかけた台詞。
- 「ユキナ、その過ちを我々の手で正すのだ」
- 同上。過去の地球人の過ちを声高に責め立てるユキナをたしなめる。
- 「確かにゲキ・ガンガーは勧善懲悪のおとぎ話かもしれない……だが、どんなに時代が変わろうともその根底に流れるものは決して変わりはしない。それを我々に教えてくれたんだ」
- 『W』第26話にて、襲来したガルラに対し共闘するヴェルターと木連を見て。
- 「ありがとう…。白鳥九十九…地球とあなたを守るため再び戦います…!」
- 『W』第32話戦闘終了後より。ミナトに後押しされて再起を決意して。
- 「兵を退け!こんな戦いは無意味だ!君達が無意味な戦いで生命を散らせば愛する人達を悲しませる事になる!それでいいのか!」
「諸君、もう一度言う…ここは退くのだ!愛する者を悲しませるな!」 - 『W』第46話「新しい時代の始まりに」にてプラン甲が頓挫してなおも戦いを続ける火星の後継者達に対しての説得。この説得にさしもの火星の後継者達も心を打たれたようで、その後彼らは潔く撤退していく。
- 元一朗(…俺は悲しいぜ、九十九。あの誰よりも木星魂を宿していたお前が、そんな風になっちまうなんてな…)
九十九(我々は変わるべき時を迎えたんだ…この世界に蠢く悪魔の軍団に立ち向かう為には、人類同士が手を取り合う他に道はない!) - 『BX』第27話「暗黒の大決戦」にて。地球圏への外敵の襲来により、地球人類同士で合い争っている場合ではないというのはSRWでは常ではあるが、この場面では草壁も(その内での腹積もりはともかく)「和平も考慮しうる」と返答したところであった[4]。それだけに、この思いもひとしおであったことだろう。
- 「君が、悪でなく…、正義の味方を名乗るのであれば、今は守るべき時ではないのか!?」
- 『BX』第31話「生きる願い、宇宙に流れる」にてアキトで九十九を撃墜した時。このアキトとのやりとりがポイント獲得の証である。
- 元一朗「熱血とは己を奮い立たせる心ッ! 今一度思い出すべきは己自身の心!」
「俺たちひとりひとりが胸に抱き、心を焦がした君だけの英雄(ヒーロー)だ!」 - 『BX』第41話「君の中の英雄」にて、フリットの語りに呼応して熱血クーデターを敢行した元一朗に続いて戦場へと語りかける。BGM「君の中の英雄」とも相まって最高に熱い場面である。
- ちなみに「君の中の英雄」の歌詞の2番には「信じていた正義に今日も囚われる」という一節があり、ある意味木連(特に草壁)にも当てはまっていると言えなくもないだろう。
- 「ゲキ・ガンガーが教えてくれたモノ…それを次なる形へと昇華させる時が来たのですよ、草壁中将!!」
- 同話の戦闘イベントでかぐらづきにトドメを刺す時の台詞。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「雪谷食堂でもバイト…クビになっちゃったよ…」
- 『W』第32話2周目「決意のパートタイム・ジョブ」より。第1部完結後ミナトと結婚して退役するも定職に就けず、やっとありついたアルバイトですらクビになってしまう。しかも、クビになった理由は皿を20枚割ったため…。ミナトに養われる形となっており、ものすごく情けない…。
- 戦いの場から身を退いたことで返って目的を見失い、無気力状態に陥り何をやっても上手くいかない。しかし、ミナトはそんな彼を暖かく見守っており、いつか持ち直すと信じている。そして、二人の暮らす町にバイオネットが襲撃を仕掛けてきたことで転機は訪れる。
- 「見ていてくれ、甲児君!マジン・ゴーッ!!」
- 『W』第32話1周目「終わるハイスクールライフ」より。ご存知兜甲児…ではなく、勝ち組ニート白鳥九十九の迷言。わざわざこれを言うために乗り慣れたテツジンではなくマジンを持って来るあたり(いい意味で)バカである。しかも律儀なことに海に沈めていた(マジンガーZは水を割って姿を現す)。
- なお、『BX』ではマジンに乗る木連パイロットに「マジンGO!」、元一朗に「ダイマジン、ゴー!」と言うこれを意識したと思われる台詞が存在する。
- 「行くぞ!スクランブルだ、緊急出動!メカニック・スイッチオン!」
- 上のネタの2周目版。こちらでは乗機がテツジンになっている。なお、元ネタは『太陽の使者 鉄人28号』。もし3周目があったら、デンジンに纏わるネタになったのであろうか…。
- 「跳躍する!」
- 『BX』における回避台詞の一つ。台詞そのものは普通なのだが、何故か汎用回避台詞として使われている。設定ミスだろうか…。