エル・ビアンノ
エル・ビアンノ(Elle Vianno)
- 登場作品:機動戦士ガンダムΖΖ
- 声優:原えり子
- 種族:地球人
- 性別:女
- 所属:エゥーゴ
- 年齢:14歳
- キャラクターデザイン:北爪宏幸
シャングリラにおけるジュドーの仲間の一人で、他の面々と共にエゥーゴに同行し、ガンダム・チームの中では主にガンダムMk-IIのパイロットを務めた。
明るく負けん気の強い性格でチームの中では同性のルーとは口喧嘩を繰り広げる事が多く、また当初はジュドーに好意を持っていたが、最終的には想いを寄せてくれたビーチャといい関係になった。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初出演作品。
- スーパーロボット大戦F
- 声が入った。ジムIIIに乗って登場。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 「艦長もやもめ暮らしが長いから…」と、よりにもよってDVEで発言するブライト不倫疑惑やガンダム・チーム絡みのイベントで活躍する。集中や必中がなく、戦闘させるのは辛い。信頼や激励を覚えるのでサポートには使える。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 序盤から登場。月からガンダム試作3号機に乗って援軍にやってくる。何かとシャングリラ・チルドレン同士でつるんでいる事の多い彼女にしては珍しく、単独行動でロンド・ベル隊との合流を果たした。その後はメタスのパイロット候補。必修コマンドは偵察・熱血・覚醒。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- デフォルトではガンダムMk-IIに乗っている。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 基本はCOMPACT2と同じ。登場と同時に追手の円盤獣ギルギル部隊からフルボッコにされるので、早急にエルの出現ポイントへと向かう必要が有る。乗ってくる機体が何故かガーベラ・テトラになった。覚醒が使えるのでそこそこいける。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 中盤の分岐で他の仲間とともにラビアンローズに忍び込み、ガンイージを盗んで出撃する。能力は中程度で、サポートの精神コマンドが信頼・愛程度しかない。シナリオ面ではガンダムΖΖ関連のイベントの時くらいしか出番はない。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 応援に祝福、脱力と、有用なサポート系の精神コマンドを覚える上、ニュータイプ技能もそれなりに伸びるので、小隊員としてはかなり優秀。ただし、消費SPが軒並み高めの為、SPアップが無いとすぐにSPが切れるので要注意。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 第2次αと同じ操作感で使える。GCの新録台詞も収録された。全体攻撃の重要性が増したのに比例して、祝福による資金稼ぎが重要になっており、彼女の使用頻度は相対的に上がったといえる。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 中盤でジュドーらと共に加入する。幸運や激励を覚え、ニュータイプ技能や片思いだがジュドーに対する恋愛補正も有るので意外と使える。
- スーパーロボット大戦MX
- 序盤から登場する。サポート系の精神コマンドが相変わらず優秀な為、レギュラーを張る事も可能。対抗馬は、補給を最も少ないSP消費で使えるモンド。ビーチャと同じくカットインが付いた。他のUC系ガンダムパイロット達と共に、ディジェSE-Rの入手フラグにも関わる。。
- スーパーロボット大戦GC/XO
- 音声を追加収録。ジュドーと共に強制出撃のマップもある。XOにて(ビーチャはもちろん、カイやエマにも付かなかった)カットインを獲得したキャラクターの一人。MXと違いヘルメットなしで、ポニーテールの躍動感が素晴らしくファン必見の出来。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
他のシャングリラチルドレンと同じで、中級ニュータイプといったところ。平均的なリアル系。原作では厳しい戦いを旧式のMk-IIで戦い抜いたのだから、もう少し強くても良いと思うのだが。
精神コマンド
幸運を覚えることが多い。またサポート系も一つは持っている。
- 第3次
- 根性、ド根性、気合、ひらめき、熱血、集中
- F、F完結編
- 偵察、ひらめき、信頼、熱血、愛、激励
- リンクバトラー
- ひらめき、激励、偵察、熱血、幸運、信頼
- 64
- 偵察、ひらめき、信頼、熱血、幸運、激励
- α
- 偵察、ひらめき、信頼、必中、熱血、愛
- α for DC
- 集中、加速、幸運、隠れ身、期待、愛
- 第2次α、第3次α、MX
- 応援、集中、ひらめき、熱血、祝福、脱力
- IMPACT
- ひらめき、幸運、必中、熱血、ド根性、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
パイロットBGM
人間関係
シャングリラ時代
- ジュドー・アーシタ
- 仲間。好意を寄せていた。
- リィナ・アーシタ
- 仲間であり、よく行動を共にする。エルは一人っ子である為、互いに信頼しあうアーシタ兄妹に憧れていた。
- イーノ・アッバーブ
- 仲間。比較的行動を共にする事が多いが、気弱の彼よりは強い立場。
- ビーチャ・オーレグ
- 仲間。普段は喧嘩仲間と言った所だが、終盤はいい関係になる。
- モンド・アガケ
- 仲間。
エゥーゴ
- ルー・ルカ
- 仲間。犬猿の仲。
- ブライト・ノア
- 上官。彼が妻子ある身なのにも関わらずエマリーから猛烈なアタックを受けた際に、出歯亀根性から影ながら見守る等、彼の立場がなくなるような(?)発言を繰り返している。
- カミーユ・ビダン
- 原作では、彼が精神崩壊した状態でしか接触していないが、スパロボでは彼が健在の場合が多いので仲間。GC・XOでは珍しくTV版の性格であるため、何かにつけて癇癪を起すため、カルシウムが足りないんじゃないかと突っ込んでいた。
- ファ・ユイリィ
- 序盤で共闘するMSパイロットの先輩。10話で神経質になった彼女に八つ当たりされ、彼女の事を「姑ババア」と陰口を叩いていた。
- ウォン・リー
- 月でいきなりジュドーに殴りかかった(返り討ちにされたが)彼を快く思っていなかった。
ネオ・ジオン
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- スパロボシリーズでは上官。F序盤では、ニュータイプである事を鼻にかけビーチャと共についつい調子に乗ってしまい、彼から一喝される。
- エマ・シーン
- 原作の時点では彼女が既に故人なので面識はないが、スパロボでは上官。ガンダムMk-IIを取り合う事になる事も。GC・XOでは重慶で一緒に買い物に行く。
- ニナ・パープルトン
- IMPACTでは、アナハイム・エレクトロニクス上層部には内密で、彼女からガーベラ・テトラを回してもらう。
スーパー系
- 惣流・アスカ・ラングレー
- F完結編では、同い年である事からシンジとの関係を冷やかしていた。
名台詞
- 「うーるさい!! 姑ババァ!」
- ΖΖ第9話で色々と口うるさい指示を出すファに対しての暴言。この時のファはカミーユの居るシャングリラを離れて、その心配から神経質になっておりキツイ物言いになっていたのも仕方ない事ではあるが、姑ババァと言うエルのセンスも凄い。
- 「だから、おじさんは嫌いなんだよね。」
- ΖΖ第16話でブライトが敵艦の動向を読み切れなかった時、エルがアクシズに撤退するんではないかと意見を述べてブライトがそれに同意した際、さらに艦長でありながら読み切れなかった事を突っ込んだ時の台詞。さしものブライトも「おじさん…フ…」と呟くしか無かった(当時のブライトはまだ20代であるのだが…)。挙げ句、「子持ちはお疲れなのよね。」と追い打ちをかけ、トーレスに無神経と言われる。ブライトが疲れてる原因の一つはお前なのだが。
- 「艦長もやもめ暮らしが長いから」
- 18話でアーガマがラビアンローズから離れ、ブライトが艦長室で「エマリー…」と呟いていたのをジュドーと共に盗み聞きした際の台詞。F完結編ではDVEになっている。
- 「あのオッパイお化けがっ!!」
- キャラ・スーンを指して言った台詞。スパロボではキャラクター事典に収録されている事も。他の話でもオッパイオバンとか年増とか言っている。
- 「嫌な奴だねビーチャ!いつまでたっても頑固なだけでさ…!自分勝手でさー!!」
- 23話でかたくなに出撃を拒否するビーチャへの怒り。
- 「Mk-IIの背中に乗せようよ、装甲が大分熱くなってるからさ、今なら目玉焼きが出来る」
- 26話でプルが残りの水を使ってしまった事にルーと共に激怒した際の台詞。砂漠の暑さのせいでルーと同じく精神的にキており、プルを羽交い絞めにしながらこの暴言を言い放つ。
- 「あたしはジュドーの側に…」
- ダカールでのリィナ奪還作戦の前、リィナ救出後にリィナとともに戦火の届かない場所に避難してくれとジュドーがエルに頼んだ際の直後の台詞。エルのジュドーへの好意が分かる台詞。
- 「そんな事ないよ!男が勝手に隙を見せてるだけさ」
- グレミーがルーを盾にしたビーチャの作戦にまんまとはまり、乗機のバウを破壊される醜態を見せた際、グレミーのいいように扱っているルーを女は怖いと評したモンドへの反論。
- 「旧式だからって、遠慮できないね!」
- 39話でザクⅡと交戦した際の台詞。
- 「あのさ、生きて戻ったら、もう一度聞かせてくれるかな、ビーチャ…!」
- 45話より。不器用ながらもエルへの好意を示す言葉を言ったビーチャに対して、まんざらでもない態度で返す。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「このロングライフルなら、あんな奴!」
- 第2次α、第3次αにてスーパーガンダムのロングライフル使用時の台詞。
COMPACTシリーズ
- 「開発陣が頑張っているのに、肝心の軍は何やってんのさ」
- IMPACTで後手後手に廻る現状にイラつき、連邦軍上層部の不甲斐無さを責める。命からがらガーベラ・テトラの搬入作業を行なった経緯もあって、エルの怒りをブライトも黙って受け止めるしか無かった。
- 「ブライトキャプテン、意外と抜けてるところが有るからねえ…大丈夫なのかしら?」
- IMPACTでディラド星の消滅に巻き込まれる恐れが有る、衛星軌道上のラー・カイラムを案じての発言。割と酷い言い草なのだが、何気にカミーユも同意していた。
- 「あんた、今がどういう時か分かってんの!?地球が…それだけじゃない、地球圏全体がヤバいんだよ!?」
- フィフス・ルナでの決戦でハマーン相手に地球圏の危機を訴えるも、逆に彼女から危機を回避した後の事を問われ、答えに窮する。
αシリーズ
- 「そんなの当たり前じゃん!怒りや憎しみだけで人間、生きていけるわけないじゃない!」
- 第3次αの第44話「マイホーム・マイフレンズ」より。セレーナが重傷を負った際に、彼女がαナンバーズの中で戦う事で、仲間の仇への憎しみが薄れていく事に苦しんでいた状況を知った後の台詞。
- 「ロマンと意気地の無い連中だねえ…」
- 第3次α終盤の『神壱号作戦』発動前日の雑談風景より。戦いに明け暮れる旅路に辟易し、「地球に帰れたら二度と太陽系外なんか出ない」と愚痴るビーチャ&モンドの軟弱振りを嘆いた。