新条アカネ
新条アカネは『SSSS.GRIDMAN』のヒロインの一人。
新条アカネ | |
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読み | しんじょう アカネ |
登場作品 | SSSS.GRIDMAN |
声優 | 上田麗奈 |
デザイン | 坂本勝 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | サポーター |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
生年月日 | 2003年1月2日 |
星座 | やぎ座 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 149cm |
血液型 | A型 |
所属 | ツツジ台高校 |
趣味 | ひみつ |
概要
響裕太のクラスメイトである少女。
宝多六花の親友で、クラスでも人気の有名女子。内海将からは好意を抱かれている。人型ロボットなどよりも大の怪獣好きで、家では自身の手でウルトラシリーズの怪獣のフィギュアを何体も創り出し、飾るほどのオタク[1]。反面、私生活はずぼらな所があり、部屋の中には大量のゴミ袋が転がっている他、愛用の眼鏡やスマホにはヒビが入っている。
実は本作の舞台となるツツジ台において、協力者であるアレクシス・ケリヴの手で怪獣を実体化させ、街を破壊している張本人。学校生活では皆から慕われ、明るく振る舞っているものの、怒りを覚えた人間には殺意を向け、怪獣の攻撃で殺す事をなんとも思っておらず、あまつさえ死んだ事を喜ぶ狂気を併せ持つ(なお、ツツジ台はアカネによってコンピューターワールド内に作られた箱庭の仮想世界であり、そこに住む住人は全て電子生命体「レプリコンポイド」である。そのため、アカネはツツジ台とそこに住む人々にとっての創造主…つまり神というべき存在であり、作中でも言及されている。怪獣を暴れさせるのも、ゲーム感覚で自分の都合の悪いものを消して、自分に都合のいいものへと作り替える事が目的だった。ただしアカネ自身は「住人達が電子生命体である」ことを知らない[2])。
だが、グリッドマンの登場でそれまでの日々が変化し、グリッドマンを倒すべく新たな怪獣を製作し、またその正体を探るべく行動していく。それでも完成した怪獣達が勝利を得ることは出来ず、うまくいかない現状に不満を焦りを募らせ、「箱庭の夢ですら思い通りにならない」事実を前に焦燥。ついにはグリッドマンの正体と見做していた裕太をフィギュア製作用のカッターナイフで刺すという事件を起こす。これが元で茫然自失となり、ついに怪獣を生み出すことが出来なくなったことでアレクシスに見限られ、自身を怪獣「ゼッガー」へと変えられてしまう。
その後、一度はグリッドナイトの活躍で救出されるも、今度はアレクシスに取り込まれ、それまでの行いに対する後悔から自分の殻に閉じこもるが、覚醒したグリッドマンのグリッドフィクサービームで心を修復され、六花、内海からの呼びかけで自ら心の扉を開く。そして最後は六花に見送られ、自分が本来いるべき世界へと帰っていった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。地上ルート第4話「覚・醒」から登場。中断メッセージにも登場する。
- 部屋でアレクシスと談笑する専用グラフィックが複数描かれているが、版権の都合で部屋に飾られているウルトラシリーズのフィギュアはオリジナルの物に差し替えられている。他にも裕太を刺すシーンやゼッガーから救出されるシーンなど専用グラフィックが多く用意されている。
- グリッドマン同盟が自軍に参加してツツジ台から出ていくことを知ると、アレクシスに唆される形でグリッドマン同盟を追ってツツジ台から出奔。自軍の行く先々で暗躍することとなるが、今作では彼女よりも遙かにタチの悪い悪党がいるためか、(悪い意味での)創造主としての傲慢さと自分の思い通りにいかずに苛立つ小癪な小悪党としての印象が強くなってしまった。
- 終盤のキーミッション「覚醒」もしくは「創造」クリア時に原作通り元いた世界へ戻るが、条件を満たすと六花に呼び止められ、サポーターとして加入する。中断メッセージではヒントも用意されている。
ステータス
サポーターコマンド
名称 | 作品 | S-SP | 使用時 | パッシブ | 備考 |
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目覚めの時 | 30 | 40 | 「覚醒」をかける | 「希望」の消費SP-10(1以下にならない) | 隠し要素 |
人間関係
協力者
グリッドマン同盟
新世紀中学生
- サムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィット
- アシストウェポンに変身する四人組。グリッドマンを援護する彼らを鬱陶しく感じる。
ツツジ台高校
その他
- 「Arcadia」
- 大学生4人組の動画配信者。殺害対象として、ゴングリーを差し向ける。
他作品との人間関係
- カゲロウ
- 『30』にて、彼に「創造者のいう事を聞けばいい」と唆す。ちなみに創造者である新庄健と苗字の読みが同じ。
- ドリルボーイ
- 『30』にて、「機械は人間のいう事を聞けばいい」と唆すが、こちらは直後に裕太が駆けつけたため空振りに終わった。
- エルネスティ・エチェバルリア
- 『30』における「現実のアカネ」は前世の彼=倉田翼と同じ世界の人間である。
名台詞
- 「響君、武士は食わねど高笑いーってやつ?」
- 第1回より。弁当を忘れた裕太にスペシャルドッグを奢る。だが、直後に問川のバレーボールが当たり、スペシャルドッグは悲惨な事になってしまう。
- ちなみに正しい諺は「武士は食わねど高楊枝」。元ネタは『電光超人グリッドマン』の登場人物、馬場一平が第5話で発した台詞。
- 『30』では「武士は〜」からの部分がキャラクター事典のボイスに収録されている。また、中断メッセージでも発言する。
- 「お客様のこと、グリッドマンって言うらしいよ」
アレクシス「ほう、グリッドマン……」
「うん、しかも記憶が消えてなかった子が3人いるっぽい」
アレクシス「ほう、興味深いねえ」
「でしょ?」 - 第2回より。裕太や将の会話から、彼らの記憶が消えていないとアレクシスへ報告する。
- 「よっしよしっ、死んだー! ハハハハッ!」
- 同上。問川たちバレー部員の死亡を確認した後にはしゃぎ出す。
- 「うちの担任、殺そっかなーって思って♪」
「人にぶつかっといて謝らないのは、非常識だよ」 - 同上。完成したデバダダンで担任教師の抹殺を狙う。
- 「がんばってね、期待してるぞ? アンチ君」
- 第3回より。新たに製作・誕生したアンチに弁当を手渡す。
- 「やった…やっと勝った…やったあああああ!! ハハッ、アハハハハッ…ハハハッ、アハハッ…!」
- 同上。グリッドマンに勝利したアンチに乗り勝利の余韻に浸る。
- 「昨日、内海っていうクラスの男子がさ~、怪獣の正体は人間じゃないかって言ってたんだけどさ。ほんと的外れもいいとこでさ」
「怪獣に正体なんてある訳ないのにね~、怪獣は怪獣なんだし?」 - 同上。レストランでアンチに食事を奢りながら、内海の発言を馬鹿にする。
- 「最近、六花って響君とよく話してるよね。なんで?」
六花「え? そんなことなくない? 普通だよ」
「だから、なんでって聞いてるんだけど」 - 第4回より。六花とバスで登校中、裕太の事を強く問いただすが、今の言葉は嘘とごまかす。
- 「…最悪」
- 同上。六花との会話もままならず、うざ絡みする「Arcadia」の面々に殺意を抱く。ちなみにアカネのストレスを表すかのようにエレベーターのボタンを連打していた。
- 「君が変身してるんでしょ?」
- 第5回より。川辺で休憩中の裕太と会話し、彼の記憶が無いことを確認して一石を投じる。裕太もまた、生返事でそれに答えてしまう。
- 「怪獣出してからずいぶん経つんだけどー。どうしてグリッドマン出てこないのー?」
- 同上。ゴーヤベック出現から未だにグリッドマンが登場しないことに不思議がる。
- 「これ、響裕太君! この子探して殺して来て♪」
- 第6回より。アンチにスマホの画像を見せ、生身の裕太を殺してこいと命令するが、直後に「グリッドマンとしか戦わない」と断られる。
- 「内海君、響君と仲良いんでしょ?」
内海「…うん」
「なら、あの人のことよく知ってるよね?」
内海「…うん」
「知ってるなら、教えて?」 - 同上。今度は内海を誘い出し、裕太のことを聞き出そうとするが、上手くはいかなかった。
- 「そういう設定だっけ?一々覚えてないし」
- 第7回。校内にいたアンチからグリッドマンが現れれば自分の意思で怪獣に戻れると聞いて。
- 「あれ?知ってたんだ?話が早いじゃん」
- 同話より。裕太の家で彼を待ち受け、裕太がアカネが神様だと知っていたと述べた際の返答。
- 「ここの家の子、私の怪獣にお願いして、消してもらったよ?」
- 同話より。問川さきるの父親のラーメン屋で、裕太に彼女達を殺した理由を明かす。
- 「この怪獣を学園祭当日、この学校で暴れさせるから♪」
裕太「いや、それは駄目でしょ!」
「だからさ、止めてみてよ?私を」 - 第8回。裕太と六花、内海を呼び出し、メカグールギラスを見せて宣戦布告する。
- 「やっぱ六花はいいよ。他の子とはちょっと違う。私の近くにいるべき人」
六花「私は…!」
「神様と仲良くするのは嫌?」
「私が何をしても六花は私のことを嫌いになれないよ」
「私が六花をそう設定したんだから」 - 同話より。バスでの帰宅中に六花から詰問され、彼女を抱きしめつつ揺さぶりを掛ける。
- 「私達、付き合ってるんですけど」
- 第9回。夢の世界の中で裕太にどういう関係かと聞かれ、恋人同士だと教える。
- 「それが本来の形だから」
「私を好きになるために創られたんだから」 - 同話より。バジャックによる夢の中の世界で過ごす裕太達に向けての独り言。
- 「夢でも届かないの…?」
- 同話より。裕太、六花、内海の三人共がこれは夢だと気付き、アカネの元から去ってしまう。
- 「なんで怪獣を創らなきゃいけないんだっけ」
- 第10回。早く怪獣を創れと催促するアレクシスに対し。
- 「また負けた。やっぱり怪獣は負けるために生まれて死ぬのかな」
- 同話より。倒されたナナシAを見てやさぐれ、敗北感に打ちひしがれる。
- 「私の街が、みんな死んじゃった」
- 同話より。霧の怪獣達が(ナナシBの手で)皆殺されてしまったと悟って。
- 「響君がグリッドマンだと思ってたけど、ちょっと違ってたんだね」
「これでグリッドマンに変身してたんだ」
「分かるわけないじゃん。こんな中古のパソコンが必要だなんて」 - 同話より。ついにグリッドマン出現の謎に気付き、店内に入ってきたアカネだが…。
- 「私、刺しちゃった…」
- 第11回。手にしたカッターナイフで裕太を刺してしまうのだった…。
- 「…生きてたんだ。私、ちゃんと刺したのに」
- 同話より。空を飛ぶフルパワーグリッドマンを見て、裕太の復帰を知る。
- 「私のこと馬鹿な神様だと思ってるんでしょ?」
- 同話より。自分に会いに来た六花と口論するが、この後にアカネに待ち受けていた運命は…。
- 「なんで君なんかに…ほんとに君は、失敗作だね」
アンチ「ああ、俺はお前が創った失敗作だ」 - 最終回。ゼッガーの中からアンチに助け出された際に。
- 「ここは私が創った世界だから、この世界に私はいちゃいけないんだ」
「自分の意思で帰らなきゃいけないんだ」
「私の…場所に!」 - 同話より。裕太や六花、内海達の励ましを受け、元の世界への帰還ことを決意する。
- 「私はここで、取り返しのつかないことばかりをした」
六花「…知ってる」
「私は、卑怯者なんだ」
六花「…知ってる」
「私は臆病で、ずるくて、弱虫で…」
六花「知ってる。アカネのことなら私は知ってるから」 - 同話より。アレクシス撃破後、六花に対して涙ながらに謝罪する。
迷台詞
- 「前は?」
六花「ふぇっ!?」
「うっそー♪」 - 第5回より。六花に日焼け止めを背中に塗って貰い、前は塗ってくれないのかとからかう。
- 「…臭い」
- 同上。アンチが投げ渡したマフラーの匂いを嗅いで。本当に臭そう…。
- 「…なんなの……もうただのロボットじゃん!そんなんに私の怪獣は負けないから!」
- 第8回より。フルパワーグリッドマンが合体した際のシーンで怒るアカネの台詞。グリッドマンは変身ヒーローの部類に入るが原典の特撮版及びアニメ版ではメカと合体して強化する勇者シリーズのような強化であり、グリッドマンの「ロボではないがロボっぽい」という特徴を表したツッコミの台詞であり放送当時も話題にされていたが、当作品が本当にスパロボに参戦してしまった為『30』へのグリッドマン参戦時にネタにされることになった。
- なおこのセリフからスパロボ参戦の影響もあり「アカネはロボットが嫌い」と言われるようになり、「同じ参戦作品でロボット好きの主人公と対立する」などネタにされるようになったが、劇中ではアカネはロボット怪獣やウルトラシリーズの防衛隊メカを嫌うそぶりは見せておらず寧ろメカグールギラスや80に登場した怪獣ではない機械の敵のロボフォーを制作など理解を示している。どちらかというとウルトラシリーズのファンの彼女にとって巨大特撮の変身ヒーローのようなグリッドマンが勇者シリーズのようなロボットの合体をして、自分の怪獣を倒されることが理解できない[3]という彼女のオタクらしさが表れた台詞と言える。
- 「うふふっ、コスプレだよ~」
六花「コスプレ~?」
「こんな燃えてる人いたら怖いよ」
六花「ああ、だよねだよね」 - 第9回。夢の中の世界でアレクシスの姿に驚く六花にコスプレだとごまかす。
スパロボシリーズの名台詞
関連怪獣
余談
- 最終話で1カットだけ登場した「現実の新条アカネ(演:新田湖子)」は特にVR機器などを所有していなかったが、これは『電光超人』の続編であり世界観が同じためである[4]。
- その狂気的な性格に加えて、怪獣を主役とする思考やウルトラシリーズファンという設定から、円谷ファン内ではアニメ特撮含む円谷作品の悪役ヒロインとして人気が高い。
- 名前や役柄は『電光超人グリッドマン』の続編として企画されていた『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』からの流用。
- 『電光超人グリッドマン』に登場した藤堂武史のポジションを受け継いだキャラクターであり、武史もアカネ同様些細な事に腹を立て、怪獣を送り込んで事件を引き起こしている。
- ただし、アカネの怪獣は模型だったのに対してこちらはコンピューター上でデザインした怪獣を電脳世界に送り込んでいる。また、武史は孤独な境遇で屈折した性格の少年だが、明確に死者が出かねない作戦には躊躇する等、アカネとは対照的な点も見られている。
- デザインモチーフはトランスフォーマーシリーズの公式創作作品『トランスフォーマー シャッタード・グラス』(Transformers Shattered Glass)のオプティマスプライム(コンボイ)と言われている。
- 劇中において『ふたば☆ちゃんねる』と思わしき画像掲示板を閲覧している場面があり、少し話題を呼んだ。
- 裕太をカッターナイフで刺すシーンから、同時期に放送していたアニメ「あかねさす少女」にかけて、「アカネ刺す少女」という言葉が生まれた。
- 漫画版『ナイツ&マジック』を手掛けた加藤拓弐氏は、自身のTwitter上にて『30』の参戦作品に登場する悪役達に囲まれたアカネのイラスト「ご列席」を投稿している。
- 怪獣を一から作っている事もあり、『30』にて怪獣が雑魚ユニットとして大量に登場する描写を見た多くのファンからは「過労にならないか心配」とネタにされている
商品情報
脚注
- ↑ 事実、現実では商品化されていないマイナー寄りのウルトラシリーズ怪獣を自作している。
- ↑ そもそもツツジ台を構築した「始まりの怪獣」自体アレクシスが与えたものであり、「レプリコンポイド」自体も『電光超人』で登場した用語、つまりグリッドマンの関係者でなければ知らない事項のため、アレクシスが故意に教えなかった可能性が高い。
- ↑ ウルトラシリーズにおいて敵味方共々操縦するロボットは幾つかあるが勇者シリーズのような合体するロボットは現時点で登場していない。
- ↑ コンピューターワールドへの突入はVRなどによる「意識だけの侵入」ではなく、人間が物理的にデータ化して飛び込む形である。当時グリッドマンと共に戦った翔直人も同様に、データ化してグリッドマンと融合した上でコンピューターワールドに入り戦っていた。