スマートフォン

スマートフォン(英: Smartphone)とは、情報処理機能と通信機能を併せ持った携帯電話端末の総称。スマホとも呼ばれる。本項目では「スーパーロボット大戦シリーズ」と登場作品のスマートフォン用ゲームについても取り扱う。

概要 編集

現在世界的に普及している情報処理端末で、携帯電話の機能を兼ね備えているため「賢い電話」の意味でこのように呼ばれる。2007年登場の「iPhone」によって現在のスタイル(物理ボタンを極力排し、タッチパネル式ディスプレイにより指先で操作を行う)が確立され、2008年にオープンソースのOS「Android」を採用した機種が登場し、この二つの機種は世界的に広く普及した。

スマートフォン向けに開発されたゲームの市場規模は、2010年代以降には家庭用ゲーム機を上回るものとなっており[1]、ゲーム用端末としての需要も大きい。物理ボタンを備えていないことから操作性はゲーム機に劣るため[2]、リリースタイトルはタッチ操作に特化したゲームが大半を占めている。また販売形態においても基本プレイ無料・アイテム課金型のいわゆるソーシャルゲームの体裁をとったオンラインゲームが主流となっている。

主要プラットフォームOS 編集

iOS
アップル社が開発したOSで「iPhone」「iPad」など原則アップル社製の機種のみに搭載。
同社の方針として、高額で高性能な端末をリリースするというブランディング戦略をとっており、アプリケーションについても正規アプリストア(App Store)でのみ提供されるためセキュリティ面の信頼性も高い。
国内では7割程度のシェアを占めているが、世界におけるシェア率は3割程度となっている。
Android
Android社および同社を買収したGoogle社が開発したスマートデバイス向けOS。
サードパーティー各社が無償で端末に搭載できるオープンソース式のOSとなっているため、iOSと比較して安価な機種が多い。
拡張性に優れるものの、正規アプリストア(Google Play)以外でダウンロード可能な「野良アプリ」の存在もあり、不正アプリのインストールやウイルスに感染するリスクも存在する。
国内におけるシェアは3割程度であるが、全世界におけるシェア率は7割を占めている。

関連端末  編集

フィーチャーフォン
スマートフォン以前に普及していた、二つ折り式に代表されるかつての携帯電話の総称。普及当初は単に携帯電話、または略してケータイと呼ばれていたが、スマートフォンの登場以後、区別のためにこのように呼ばれるようになった。日本市場向けに特化した機種が多いことから、「ガラパゴス化したケータイ」の意味でガラケーとも呼ばれる。
スマートフォンと比較して独自アプリしかインストールできないなど機能制限は多いものの、純粋な電話あるため電池の持ちが良いなどのメリットもある。スマートフォンの普及にともない、2010年代の後半頃にはメーカー各社は生産を終了している。
それ以降は、スマートフォンと同じOSを搭載しつつ、機能を従来のフィーチャーフォンに寄せたガラホと呼ばれる機種も発売されている。

商品情報 編集

スーパーロボット大戦シリーズ  編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
携帯電話向けSNSポータルのMobageにて、2012年9月13日に配信が開始されたソーシャルゲーム。2015年12月21日をもってサービス終了。
スーパーロボット大戦X-Ω
シリーズ初のネイティブアプリで、2015年10月5日に配信が開始された。2021年3月30日をもってサービス終了。一部プレイデータをアーカイブとして閲覧可能なオフライン版が配信された[3]
スーパーロボット大戦DD
『X-Ω』に続くネイティブアプリで、2019年8月21日に配信が開始された。2Dグラフィックスによるターン制SLG。

参戦作品 編集

無尽合体キサラギ
2014年にボイス付き小説アプリ「ボイノベ」にて小説版がリリース。初めて詳細な設定やストーリーなどが描かれ、SRW参戦時もそれが基準となっている。ボイノベは現在サービスは終了しているが、小説に関しては単行本が発売されている。
アイドルマスター シンデレラガールズ
2011年から2023年まで配信。フィーチャーフォン版も配信されていたが、2018年にサービス終了している。
ハッカドール
スマートフォン用ニュースアプリ。2019年にサービス終了。

関連作品  編集

サクラ大戦
2012年に『サクラ大戦 ~オールスターコレクション~』、2014年に『サクラ大戦 ~百花繚乱夢物語~』が配信開始(前者は2013年、後者は2016年にサービス終了)。なお、両者の運営はセガではなく、当時まだ『サクラ』の権利を有していたレッド・エンタテインメントが担当していた。
メダロット
2020年にシリーズ初のスマートデバイス向けタイトル『メダロットS』が配信。
バディ・コンプレックス
クロスメディアの一環としてスマートフォン用ゲーム『バディ・コンプレックス 戦場のカップリング』が配信された(2015年にサービス終了)。
コードギアスシリーズ
2021年にコードギアスシリーズの正式な一作となるゲームアプリ『コードギアス Genesic Re;CODE』が配信された(2023年にサービス終了)。
2022年には『反逆のルルーシュ』にフィーチャーしたゲームアプリ『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』が配信。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
2022年に作品単独でのゲームアプリ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG』が配信(2024年にサービス終了)。
ポプテピピック
一部のゲーム作品が配信されている。
スーパー戦隊シリーズ
スマートデバイス向けタイトル『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』が配信(2020年にサービス終了)。
ULTRAMAN
2020年にゲームアプリ『ULTRAMAN:BE ULTRA』が配信。

脚注 編集

  1. 24年の国内ゲームコンテンツ市場規模は前年比3.4%増の2兆3961億円 世界市場は1兆42億円、同一為替レートで微減【ファミ通ゲーム白書2025】(gamebiz)2025年8月20日
  2. BluetoothやUSBで接続するスマートフォン用のゲームパッドが発売されてはいるがアプリごとの対応となっている。
  3. オフライン版は2021年3月31日配信開始、2021年6月30日配信終了