ペルゼイン・リヒカイト | |
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外国語表記 | Persönlichkeit |
登場作品 | |
種族 | アインスト |
コード |
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全高 | 21.9 m |
重量 | 50.8 t |
所属 | |
パイロット | アインスト・アルフィミィ |
概要
アインストのアルフィミィの機体で、その半身。他の個体と異なり、「精神」に当たる部分をアルフィミィが受け持っているため、わずかな自我すら持たない。
アルフィミィはペルゼインの内部で生み出され、機体の中から外へ出る事は出来ない。また主であるノイ・レジセイアが消滅すると、ペルゼインはアルフィミィと共に消えゆく運命にある。ただし、OG外伝では主であるノイ・レジセイアが消滅した後も、アルフィミィがアインストとは別の存在として生き残った為に、この機体も彼女と共に枷から解き放たれて、完全に自由の身になっている。だが、後に地球圏で謎の歪みに呑み込まれた際にアルフィミィを放り出し、鬼菩薩と鬼蓮華を彼女に残して消滅してしまった。
その後、アルフィミィが地球圏に帰還した際、生身のままだったアクセルを守るために彼女の意志で再構成され、復活。しかし、地球に降りた後ドゥバン・オーグの追撃を受け、アレス・ガイストに吸収されてしまう。ノーマルルートではそのまま行方不明だが、ハードルートに進むとアレスの吸収したクロスゲートのエネルギーで押し出され、脱出。その後の戦いでは鋼龍戦隊預かりとなり、終戦後はアルフィミィ自身の複雑な背景から、彼女共々クロガネ預かりとなった。
また、アインスト時に持っていた転移能力は、EG装甲を使用して再生した際に消えたらしく、常に通常移動で現れる(アルフィミィ自身は引き続き持っている)。
その姿は日本の真紅の『鬼面』を想起させる機体で、両肩に鬼面のようなパーツ『オニボサツ』が浮遊し、まるで禍々しい鎧をまとった鎧武者のような外見をしている。唯一の携行武器として腰には日本刀のような形状をした刀『オニレンゲ』を帯刀している。アインストシリーズでも例外的なデザインだが、人類……特に女性の『怨念』を具現化したものとされている。今でこそ味方ユニットとして登場するが、元々敵として登場したユニットである為、味方ユニットらしからぬ凶悪な面構えを見せる事がある。その一方でIMPACTのポスターのCGではマスターガンダムと並んでスーパーロボット達の中に混じっていた。
コックピット部は『スーパーロボット大戦IMPACTコミック 衝撃騎士団』では「アルフィミィはペルゼインの外へ出ることはできない」という設定から、アルフィミィの下半身がコックピットと融合しているという解釈がなされている(これはアルフィミィの全身が描かれたイラストが『OG2』から公開された為、という事情も関係していると思われる)。この描写は後にアニメ『ジ・インスペクター』においてベーオウルフに引き継がれた。
後の『OG外伝』の発売後に発表された『OGクロニクル』及び『ジ・インスペクター』ではそれとは異なり、普通のパーソナルトルーパーと同様に、シートに腰掛けるタイプのコックピットが採用されている(ただし、コンソールがピアノの鍵盤のような形状になっている特殊なものである)。こちらは、アルフィミィのベースとなったエクセレンがPTのパイロットであった事に起因していると思われる。『OGクロニクル』や『ジ・インスペクター』は『OG外伝』の発売後に発表された作品である為、OGシリーズではこちらが公式の設定と考えるのが自然である。『無限のフロンティアEXCEED』ではアルフィミィはペルゼインの外で行動している事から、「ペルゼインの外へ出る事が出来ない」という制約からは完全に解放されたようである。事実、第2次OGの真エンディングではアルフィミィが埠頭でキョウスケ達と会話している場面があり、どうやっているのかは不明だが、通常の機動兵器同様乗降が可能になったらしい(出撃の度にアルフィミィが現出させている可能性もあるが)。
コックピットがPTと同様のタイプである事も関係しているのか、頭部に複合センサーとしての機能が集約されている点もPTやAMと同様である。また、額の球体はアインストの洗脳の影響下にあったライン・ヴァイスリッターに取り付けられていた物と同じく、思念受信機と思念波による精神攻撃の役割を持つ。一方、機体の各パーツはアインストの技術の結晶であり、骨格、外皮、軟質の筋繊維状のパーツによって構成された、『生物』に近いものとなっている。特筆すべきは、骨格が存在せず、触手のみで繋がっている事で機動兵器の域を逸した広い稼動範囲を実現した上腕部である。この稼動範囲の広さは、『オニレンゲ』を用いた剣術の際に真価を発揮する。
なお「ペルゼイン・リヒカイト」はドイツ語で「人格」という意味で、元のドイツ語では区切られていない。
登場作品と操縦者
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 初登場作品。何度か交戦するが、その都度HPも上がる。そしてシナリオ「そして決戦の銀河へ」で、ノイ・レジセイアの出現と共にスポット参戦となる。その能力は敵のときと変わらないので、強力な味方となる。同シナリオではノイ・レジセイアの周囲に量産機が4体出現する(パイロットはアインスト汎用の「???」名義)。
- なお、このスポット参戦については、ポスターでさも当然の様にマスターガンダム共々主役ロボット達の中に混じっていたため予想していたプレイヤーも多かった。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- IMPACT時と同じく、何度も交戦する。同じ流れで、シナリオ『「かつて」と「これから」』でスポット参戦。熟練度を一定値以上獲得し、隠し最終話「荒ぶる星神」に進んだ場合は強制出撃となり、インターミッションで改造や強化パーツ装備も可能。HPは大幅に下がっているが、攻撃力や特殊能力などはほぼそのままである。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- リメイク版でも流れは同じ。だがGBA版OG2にあった隠し最終話が撤廃されたため、シナリオ「『かつて』と『これから』」でのスポット参戦のみとなる。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- イェッツトやアインスト絡みでスポット参戦し、第34話「生まれ落ちた過ち」(残り2話)で、アクセルのソウルゲインと共に味方になる。機体性能はOGSのスポット参戦時と同じ。
高威力・低燃費で改造効率に優れる武装に加え、堅牢な装甲と高い運動性を誇る。その上、アルフィミィのエースボーナスと機体のEN回復(大)の相性や、アルフィミィが鉄壁を覚える事から、攻防合わせて文字通り援護の『鬼』となる。参戦が遅い事を除けば、アルフィミィの精神コマンドの優秀さも含めて、文句無しに超強力なユニット。欠点は武器の地形適応に『S』が無い事だけだが、フル改造ボーナスとS‐アダプターで補える。あえて欠点を挙げるとすると、アルフィミィの能力が射撃寄りで防御値もそれほど高くない事くらいなのだが、先述した使い勝手の良さが、欠点の全てを軽く吹き飛ばす。 - 第2次スーパーロボット大戦OG
- 宇宙ルートでNPC参戦するが、ノーマルルートに進むとアレス・ガイストに取り込まれてそれっきりになってしまう。「ラスト・クライ」でようやく参戦し、外伝同様の使い方が通用する。ただし、どちらかというとアルフィミィの精神コマンドによるサポートが主な仕事となる。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 共通ルート第11話「惨劇の夜(前編)」で参戦。このステージのみはアクセルが成り行きで同乗しているため、専用の掛け合いが聞ける。
- アルフィミィともども能力は据え置きで、役回りもやはり同じ。ただし今回は参戦が早いので、育成のチャンスが多いのが強み。
その他
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- OGシリーズとのコラボイベント「スーパーロボット大戦CG-奏鳴の銀河へ-」にて登場。
- ストーリー上では搭乗者不明のまま、地球とバルマー帝国の戦いを静観する謎の機体として登場している。また、ストーリーとは別に3話・難易度Hard初回クリアで入手することができ、攻略進行に用いることが可能。戦闘デモではマブイタチを繰り出す。
- 搭乗者ははんなり系アイドルの小早川紗枝。ただしこのイベントストーリーでは役名として「サエ・コバヤカワ・アインスト」として紹介されている。
- こちらも浜口あやめ同様ガチャで登場。アルフィミィよりも露出は抑えてあるがアレンジ衣装での登場。ガチャなので入手難易度は高めである。
- 先史文明の技術で生み出された存在であり、人類を監視していたのは「力を見極め、育てるため」であったことが判明しており、敵ではない。本来の目的は「生命体の守護」。ただし本人は「何も守りきれんかったしょうもない残骸」と自虐している。
装備・機能
武装・必殺武器
Wゲージが無く、換装武器の装備は不可能。
武装
- ライゴウエ
- ペルゼイン・リヒカイトの機体の各所から光線を放出する。
- OGSでは全体攻撃。名前の由来は『来迎会』で、アルフィミィの戦闘台詞や『無限のフロンティアEXCEED』でもそれが確認できる。
この時、口部が凶悪な面へと変貌してから発射する。なお、この顔の変化を『マブイクライ』と呼称、『魂喰らい』といった意味になる。OG2ではカットインがあったが移植後はなくなり、第2次OGでようやく汎用カットインが復活した。 - オニボサツ
- 両肩に浮遊している、鬼面のようなパーツ。攻撃時には巨大な傀儡に変化して攻撃に参加する。
- 『無限のフロンティアEXCEED』では「鬼菩薩」としてアルフィミィが召喚する形で登場。アルフィミィ曰く「仲間」との事である。同作においては、アルフィミィがアインストとしての力を使う際の触媒として機能している。
- ヨミジ
- 両肩のオニボサツがペルゼイン・リヒカイトの傀儡に変化し、口部から光線を放出する方向指定型のマップ兵器。
- 機体の正面のラインが死角になっている為、敵として戦う場合はそれを利用する事が可能。ただしマブイタチが連続攻撃対応のGBA版OG2で正面に自軍機を集めると、そちらの餌食にされてしまう。OGSでは連続攻撃がゲームシステムから除外された為、完全な死角になった。『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルの青龍鱗と共にアルフィミィが鬼菩薩から放っている。名前の由来は勿論『黄泉路』。
- オニレンゲ
- 本機の唯一の携行武器。日本刀のような外見を持つ。
- 『無限のフロンティアEXCEED』ではアルフィミィが持つ刀「鬼蓮華」として登場。
- マブイタチ
- オニレンゲの一振りで鎌鼬(かまいたち)を起こし、敵を寸断する。
- GBA版OG2のみ連続攻撃対応。ちなみに『マブイ』は琉球語で『魂』を意味する為、『魂断ち』といった意味になる(『無限のフロンティアEXCEED』においては『魂断』表記)。『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルの地斬疾空刀と共にアルフィミィが鬼蓮華を用いて放っている。
- ライツフォルタウフェ
- OGシリーズで追加された特殊武器。相手の精神コマンドを禁止状態にする。意訳するなら『完全なる魅了の洗礼』となる。
- ゲヴィンネンガイスト
- OGシリーズで追加された特殊武器。相手のSPを吸収する。意訳するなら『精神を得る』となり、意味に則した武器名であるといえる。
必殺技
- マブイエグリ
- ペルゼイン・リヒカイトの最強の攻撃。両肩のオニボサツがペルゼイン・リヒカイトの傀儡に変化し、刀を用いて相手を滅多斬りにした後に、刀を交差させるように突き刺して拘束。その後、ペルゼインがオニレンゲを突き刺して何度も敵機を抉り、トドメに斬り上げる。そのあまりに凄惨な攻撃方法に加え、途中で画面がモノクロになる演出が見る者に強烈なインパクトを与える。第2次OGでは返り血を浴び、一瞬マブイクライの相になって抉るペルゼインのカットインが挿入されるというさらに凄惨な演出が施されている。
名前の由来は『魂抉り』だが、どうもやっていることに自覚がないらしく、笑いながらグリグリと抉っているアルフィミィは冷静に考えるとかなり怖い。『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルの麒麟と共に放っている。
特殊能力
- HP回復(小~大)
- GBA版OG2やOG外伝では、改造可能な上にHP回復(大)を持つ為、まず撃墜される事は無い。アルフィミィの援護防御を活かす事も可能。
- EN回復(小~大)
- GBA版OG2やOG外伝では、改造可能な上にEN回復(大)を持つ為、低燃費・高威力のマブイエグリを援護攻撃にフル活用できる。アルフィミィのエースボーナスとの相性も良い。
- ビームコート
- こちらは主に、敵として登場する時に真価が発揮される特殊能力。
- 分身
- ただでさえ堅いペルゼイン・リヒカイトを、更に撃墜されにくくしている特殊能力。これにより、堅い守りを見せる事無く回避してしまう事もしばしば。
- ブレイカー系無効
- GBA版OG2でのみ所持。ブレイカー系の特殊武器の追加効果を無効化する。ただし、精神コマンドの直撃で貫通される。
- パイロットブロック
- OGS以後採用。機体の設定に合致した能力。万が一、敵のP系の特殊武器に被弾しても、厄介な特殊効果を受ける事を心配しなくて済むのは楽。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
機体BGM
関連機体
- ノイ・レジセイア
- 創造主。存在の消失はアルフィミィ及び本機の消失と同義だったが、OGシリーズでは後にこの枷から開放される。
- ヴァールシャイン・リヒカイト
- 無限のフロンティアに登場する、アインストレジセイアの代弁者。姿形や使用する技がペルゼイン・リヒカイトに似ているものの、パイロットが存在せず、自ら言葉を話す点が決定的に異なる。ペルゼインとの関連性は不明。
- ソウルゲイン
- 外伝にて再生のために一時融合していた。この影響か、ソウルゲイン自体もアインスト化の兆候が見られる。
- アレス・ガイスト
- 第2次OGではこの機体に取り込まれてしまう。
商品情報