概要
機体概要
ブッホ・エアロダイナミックス社が開発したクロスボーン・バンガードの量産型モビルスーツ。
小型モビルスーツの先駆けともなった機体である。デッサ・タイプと呼ばれる作業用モビルスーツをベースにしており、機体各所に外装式ジェネレーターを分散して搭載することで高出力化が図られている。頭部にはハイブリッドセンサーと呼ばれる丸眼鏡のような形状の新型センサーが装備された。また、本機はコロニー内での戦闘を考慮して格闘戦に主眼をおいた設計がされており、武装も主に白兵戦用の物が装備されている。防御面も高出力化のおかげで新装備のビームシールドが装備可能となっており、隙がない。
部隊によっては通常機と異なる塗装がされ、ザビーネ大隊(ブラック・バンガード)の機体色はブラック、ダーク・タイガー大隊の機体色はレッドであった。
劇中ではクロスボーン・バンガードの主力機として運用され、地球連邦軍のジェガンは勿論、同じ小型モビルスーツのヘビーガンすら凌駕するほどの圧倒的性能を見せ付けていた。
クロスボーンは本機を基にしてデナン・ゲーやベルガ・ギロス、ベルガ・ダラス、エビル・Sといった機体を開発している。
漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』では、ゼブラゾーンにてザクを彷彿とさせるモノアイ状のバイザーを装備した機体も登場。
漫画『機動戦士ガンダム シルエット=フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』では、クロスボーン・バンガード傭兵部隊「デス・ガンズ」仕様の機体が登場している。通常機とは異なりビームライフルを装備していた。また、隊長のガン・マッド少佐機にはデナン・ゲーと同様の頭部通信アンテナが追加されていた。
登場作品と操縦者
登場作品は多くない。基本的にクロスボーンの量産機として登場。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- IMPACTから一年後にも登場。ビームシールドの防御のアニメーションが完全再現された。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 初登場。ザビーネ・シャルも搭乗する。結構強い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 3部すべてに少しずつ登場する。ザコだが全ての能力が高水準にまとまっており、F91の物語がUCでも後期である事からの設定と思われる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 通常機の他にブラック・バンカード用も用意されている。他のCBのMSにも言えるが、ブラック・バンガード用は通常機より能力が一回り高く、図鑑には載らない。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- ザコ敵。デナン・ゾンRFという上位種も登場する。
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- クロスボーン・バンガード所属。中ボスとしても登場する。
装備・機能
武装・必殺武器
- デュアルビームガン
- 左腕のビームシールド基部に2門内蔵。
- ビームサーベル
- ショットランサー
- クロスボーンのモビルスーツの多くに装備されている打突武器。先端のランス部を回転させながら射出して、相手を貫くこともできる。本機のものは携行兵装となっている。
- 『COMPACT2』では有射程P属性の武器で、注意していないと意外な所から攻撃が届いてくるので、プレイヤーにとっては厄介な武器だった。
- ヘビーマシンガン
- ショットランサーに2門内蔵されている。
- ビームシールド
- 左腕に装備。ビームサーベルを発展させた装備で、ビームと実弾を完全防御する。使用するには高出力ジェネレーターを搭載している必要があり、本機で初めて採用された。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
余談
- 丸みのある頭部や丸眼鏡のようなカメラアイから、押井守氏の『ケルベロス・サーガ』に登場する強化服「プロテクトギア」に似ていると言われる(黒の戦隊の機体は特に)。
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