テンカワ・アキト(Akito Tenkawa)
- 登場作品
- 声優:上田祐司(現:うえだゆうじ)
- 種族:地球人(火星出身)
- 性別:男
- 所属:民間人→ナデシコクルー(コック見習い兼パイロット)→民間人
- 年齢:18歳→23歳(劇場版)
- 身長:175cm
- 体重:62kg
- キャラクターデザイン:後藤圭二
機動戦艦ナデシコ
『機動戦艦ナデシコ』の主人公。名前の漢字表記は「天河明人」。
幼い頃両親をテロで亡くしている。コックの見習いを目指していた青年だったが、道中の偶然で幼なじみのミスマル・ユリカと再会し、彼女と一緒にナデシコに乗り込んだ。本人はただのコックだけで仕事を済ませたかったのだが、何時の間にかエステバリスのパイロットに。
性格はナイーブで優しい面があり、女性に好感を持たれるタイプ。ナデシコの女性クルーからもかなりモテていた。エステバリスのパイロットダイゴウジ・ガイとは趣味の『熱血ロボ ゲキ・ガンガー3』というアニメで気があったが、直ぐに殉職して短い付き合いになった。成り行きでパイロットを務めるうちに「大人の事情」に振り回され、さらにナデシコの戦争目的を知ってしまうと彼は一度ナデシコから下りる。
しかし、敵の正体を知ってからは戦争を終わらせるべく奔走し、幼なじみのユリカに告白。後にこの告白が戦争を終わらせるきっかけとなった。
その後
戦後はコックに戻り、ナデシコのクルーであった少女ホシノ・ルリを引き取り、ユリカと共に屋台のラーメン屋を開く。そしてユリカの父・ミスマル・コウイチロウとのラーメン勝負に打ち勝ち、晴れてユリカと結婚。そして新婚旅行に宇宙へ向うシャトルへ乗り込んだが、事故で爆発。束の間の新婚生活になってしまった。小説「ルリAからBへの物語」で語られる。
劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
実はシャトルに乗り合わせた際に、火星の後継者の北辰らに拉致されていた。そこで過酷な人体実験を強制させられ、視覚や味覚など五感の大半を失ってしまう。
ネルガルシークレットサービスに救出された彼はユリカ奪還と復讐を誓い、月臣元一朗指導のもと機動兵器操縦技術や様々な体術を身に付ける。ネルガルからはアカツキ・ナガレの意向によりブラックサレナの前身となるエステバリス・アキト機が再び与えられている。
単独行動中に敵研究施設からラピス・ラズリを救出。さらに火星の後継者の隠れ蓑であるヒサゴプラン、それに関連するターミナルコロニーを次々に襲撃、破壊している。
墓地でホシノ・ルリと再会した際、「彼の生きた証」として「テンカワ特製ラーメン」のレシピを渡した。火星の後継者の作戦は失敗し、かつてのナデシコの仲間達のサポートを受けたアキトは北辰との最後の対決に勝利する。だがその後は仲間達のもとには戻らず、ユリカを仲間達に託して皆の前から姿を消した。
スパロボシリーズにおいて
TV版と劇場版の2パターンが存在するが、扱いはやはり大きく対照的である。
基本的にTV版で登場すると序盤から仲間になる。劇場版で登場すると原作通り1度どこかへ去って行って、最終話近くで彼に縁が深い人間がピンチに陥ったところを助けに来るというのが、今のところ復帰のお約束となっている(余談だが、そのときに相手にする敵は不死身を自称する者達である)。
今までバッドエンディングを迎えたことがなく、最後は必ずユリカと一緒にいるほか、手術による五感回復やリハビリメニューなど彼を救う展開が用意されている。そういう面では劇場版の彼もスパロボで救われたキャラなのかもしれない。
能力的には、TV版では素人ということを考慮してか、主人公キャラクターでありながら技量があまり高くなく、他の能力値も脇役勢と同等。加えて当初は特別な特殊技能や精神コマンドがあるわけでもなく、ガイやリョーコの方が優秀ということもあった。だが、作品を重ねるにつれ強化されてきている。劇場版ではブラックサレナの反則的なまでの強さも加え文句無く主役クラスの性能。劇場版はともかく、TV版はガイとの合体攻撃『ダブルゲキガンフレア』ありきで、ガイの生死が彼の使い勝手に関わってくる。
携帯機のスパロボへの参戦が非常に多い半面、据え置き機への参戦は少ない。据え置きでの参戦はTV版、劇場版共に1回(IMPACT、MX)のみ。ボイスつき参戦は上記にAPとMXPが加わり共に2回となる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初参戦作品。TV版設定。序盤の初登場シナリオで本編同様に成り行きから出撃するのだが、NPC扱いで撃墜されるとゲームオーバーになる。積極的に移動・攻撃する上に被弾率が高く、減少したHPを修理装置や精神コマンドで回復できないため、ゲーム序盤の難所となっている。更にこのシナリオではHP減少で撤退するボスが多く、撃墜するためにダメージ調整しているところに割り込んで撤退させてしまうのにも注意が必要。
仲間になってからはややパンチ力に欠けるが、ガイを生存させていれば合体攻撃で活躍できる。ガイ死亡時は月面フレームを使うのも手。援護回数と突撃のおかげで、同じく合体攻撃のないアカツキよりは相性がいい。 - スーパーロボット大戦A PORTABLE
- TV版設定。リメイク元の『A』と扱いは同じ。追加されたエースボーナスは「戦闘終了後に火星丼を一つ入手」。SP大量消費を基本戦略としている場合には世話になる。R辺りからキャラ性能が見直されていたが、エースボーナスを除けばリメイク前同様平凡な性能となった。
- スーパーロボット大戦R
- TV版・劇場版両方の設定。序盤は劇場版の復讐鬼で登場。何事もなくナデシコCと合流しており、リョーコ達も誰一人として突っ込まない。過去に跳んでからはTV版に。「技術の前倒し」のおかげで後半はTV版の設定でブラックサレナに搭乗することになる。ガイや九十九が妙に目立つためか、シリーズの中でも非常に影が薄い。和平会談失敗後はほとんど台詞がない。EDでは歴史が変わったために劇場版の事件には巻き込まれず、ユリカとの間に子供ができるというハッピーエンドとなる。原作では明らかに格闘戦の印象が強かったが、本作では格闘より射撃が高くなっている(これはRとJのみ)。能力値は相変らず平凡だが、魂を覚えたためようやく脇役との差別化が図られた。参戦話数が少ないからか、TV版と劇場版で能力値差がまるでない。技量くらいは高くてもいいと思うが…。
- スーパーロボット大戦J
- TV版設定。序盤から登場し、最後までほとんどの期間仲間にいるが、ガイが序盤で抜ける上に場合によっては帰ってこないので、その場合はエステの火力の低さから苦戦を強いられる。しかもガイが帰ってきた場合、草壁との対決台詞をガイに持っていかれてしまう。微妙に不遇。ただRと違い、影が薄いということはなく、出番自体は多い。スパロボでは珍しく、原作序盤によく見られた自分勝手な面が結構描写されている。また、火星を襲撃したのがグラドス軍であるため、ル・カインらグラドス軍との戦闘前会話がある。今回も射撃の方が高い。でも「射撃は苦手」の戦闘台詞はそのまま。
- スーパーロボット大戦W
- TV版・劇場版両方の設定。何度かスポット参戦した後、第一部前半で仲間に。第一部後半までガイがいないので苦戦を強いられるが、必ず帰ってくるので安心。能力値はエースクラスで、技量も高い。第二部では劇場版となりNPCに。Rと違い、ちゃんとTV版の時より能力値が上がっている。第一部で自軍に参加してたこともあり、MXと違い普通に他作品キャラとも絡む。台詞自体も大幅に増えている。火星の後継者との決着でスポット参戦し、本作ではここでイネスの正体を知らされる。その後も1回スポット参戦し、最終話2話前に獅子王凱を拾ってユリカの危機を救い加入する。ブラックサレナは強力で、アキト用エステカスタムまで分離すると幻の劇場版ガイとの合体攻撃であるファン感涙もののダブルゲキガンフレアまで使える。EDでは五感を取り戻すためのリハビリとして、ユリカと2人で雪谷食堂でバイトをしている。なぜか容姿は黒アキトのまま。なお、本作では彼の料理の腕前の上達ぷりもきちんと描写されている。また、MXと比べると人体改造から再会までにそれほど時間がたっていないため、かつてのアキトらしい熱血漢な一面を見せるときがある。特に終盤で自軍と合流してからは顕著。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- TV版設定で、アキトを担当したうえだゆうじ氏はこの作品でスパロボ初参加となった。第一部序盤から何度かスポット参戦するが、仲間になるのは第二部後半。ガイとの合体攻撃が強力なのだが、ガイなしでもそこそこである。戦闘台詞の「射撃は苦手」発言は本作からだが、能力面では別に低くない(そもそも原作ではそんな設定は特にない)。ユリカもそうだが上書き不可のナノマシン処理とA級ジャンパー所持のため、スキルコーディネイトによる補強がしづらい。援護防御を上書きして集中力をつけるのが無難。TV版で声が付いているのは本作(と流用したAP)だけ。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 劇場版設定。度々NPCとして登場。火星の後継者との決着でスポット参戦し、その後終盤で仲間に。本人もブラックサレナも強いのだが、合体攻撃を持つリアル系のユニットに攻撃力で劣ることと、仲間になるのが遅すぎるのがネック。ナデシコCが電童のゼロによって沈められそうになったとき、ボソンジャンプで不意をつき助けに来た。仲間になった後はルリを含めたナデシコCの面々とさえ全く会話が無く、当然ナデシコ以外の自軍キャラとも一切会話していない。最終戦まで息をつく暇がない展開だったため仕方ない気はするが…。EDではヒューゴと同様手術によって体は完全に治り、ユリカの元へ帰還するハッピーエンドとなる。劇場版で声が付いているのは本作と移植版のMXPのみ。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
TV版では、射撃・格闘ともに及第点で、どちらもそつなくこなせる。参戦当初は命中・回避は平均レベルで、素人だからか技量は低い。R以降からはエステバリス自体の能力が回避重視へ大きく方向転換したのと同時に、命中・回避も高めに設定された。
劇場版では、全ての能力値が高くなりエースとして申し分ない能力を持つ。
精神コマンド
集中、ひらめき、必中、熱血、魂などを習得するため使いやすい。覚醒を習得することも多い。RやWではTV版と劇場版のアキトが登場するため、精神コマンドがそれぞれ異なる。
- A(A PORTABLE)
- ひらめき、集中、加速、突撃、熱血、覚醒
- R(TV版)
- ひらめき、集中、熱血、友情、覚醒、魂
- R(劇場版)
- ひらめき、集中、熱血、必中、魂、愛
- IMPACT
- 熱血、幸運、集中、ひらめき、突撃、覚醒
- MX
- ひらめき、集中、鉄壁、必中、魂、愛
特殊技能(特殊スキル)
- 底力、切り払い、撃ち落とし、IFS、A級ジャンパー、ナノマシン処理、援護攻撃、援護防御
- TV版。底力を持つがあまりLvは上昇しない。IMPACTでは特に効果がない死にスキルナノマシン処理によってスキル枠を一つ潰してしまっている。A級ジャンパーはIMPACTにてイベントで習得。J、WではIFSにより気力と共に能力が上昇する。
- 底力、撃ち落とし、IFS、A級ジャンパー、リベンジ、闘争心、戦意高揚、カウンター
- 劇場版。TV版と違い「復讐」を思わせる技能を多数習得する。またブラックサレナやエステバリスカスタムが剣装備でないため切り払いは習得しない。A級ジャンパーはMXでの専用技能。
固有エースボーナス
- 「MAPクリア時に「火星丼」をひとつ入手」
- PSP版Aにて。コックならではの技能。SP量が絶対的に少ない本作では「火星丼」は貴重な強化パーツであった。
パイロットBGM
- 「YOU GET TO BURNING」
- 「GO!エステバリス」
- 「スキャパレリ・プロジェクト」
- 「レッツゴー ゲキ・ガンガー3」
- Wで採用。ガイとの合体攻撃発動時にかかる。TV版、劇場版共通。
- 「ブラックサレナIII」
- 劇場版バージョンのBGM。
人間関係
- ミスマル・ユリカ
- 幼馴染み。後に結婚するが悲劇に見舞われ、束の間の幸せであった。
- ダイゴウジ・ガイ
- 『ゲキ・ガンガー3』というアニメの趣味で意気投合するが…。スパロボではほとんどの場合ガイは生き残ってくれるので、終始相棒として一緒に行動する。
- ハルカ・ミナト
- アニメ版とは違い、漫画版では一時的に彼女と男女の仲になる。
- メグミ・レイナード
- 異性として好意を寄せられていた。交際していた時期もある。
- スバル・リョーコ
- 異性として好意を寄せられていた。
- アイちゃん
- アキトと友達になった少女。火星で木星蜥蜴の襲撃で死亡したと思われたが…
- アカツキ・ナガレ
- ネルガル重工の会長。お互いの「正義」という価値観が違うことを思い知らされる。その後アキトの協力者となる。
- ホシノ・ルリ
- ナデシコのクルー。「オモイカネ」以外では初めて心を通わせた。その後、彼から「主人公」の座を譲り受ける。
- ラピス・ラズリ
- 五感の多くを失ったアキトのサポートをする少女。あまり詳しいことは語られていない。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- エルピー・プル / プルツー
- MXでの初登場時、北辰衆に対する怨念を鋭敏に感じ取った彼女達を、図らずも畏怖させてしまった。
- ロウ・ギュール
- Wでは月に飛ばされた際に彼らに拾われた。
- 叢雲劾
- Wでは戦いに疑念を抱いていた頃に彼に窮地を救われ、彼に諭されて奮起した。
リアル系
- ル・カイン
- Jではグラドス軍に火星を襲撃されたため、敵意を燃やす。
- 相良宗介
- Wの第2部では宗介とよく絡む。復讐者となった自分と重ね合わせて何かと助けている。そして食い逃げ犯の1人。
- 千鳥かなめ
- Wにてラーメンを食い逃げされる。
スーパー系
- デューク・フリード
- Aでは正義について教えてもらい、成長のきっかけとなった。
- 破嵐万丈
- IMPACTでは彼に色々と助けてもらうが、ボソンジャンプにも無事だった万丈を訝しむ一幕も。
- ロミナ・ラドリオ
- IMPACTでは月までの跳躍を行ったことで意識を失うも、彼女のエルシャンクへと収容され手当てを受けていた。
- ゼロ
- MXでは彼の猛攻からナデシコCを救い、後に彼の挑発を毅然と撥ね付けた。
- 兜甲児 (OVA) / ボス / 弓さやか / 流竜馬 / 神隼人 / 車弁慶
- Wにて食い逃げされてしまう。その後、アキトが「ラーメン代をおごる」と言った際には、甲児に「これで金取るのはどうかと思う」と容赦なく突っ込まれる。
- 獅子王凱
- Wの第2部ではソール11遊星主に捕らわれた彼の救出に駆けつけたり、イバリューダーとの戦いでボロボロになった彼を救出するなど、何かと助ける。
- 獅子王雷牙
- WのEDでは彼にリハビリメニューを作成してもらい、それを基にしてリハビリに励んでいる。
- パルパレーパ
- Wでは彼の攻撃からユリカを救い、救出した凱と共に対決する。
バンプレストオリジナル
- ラウル・グレーデン / フィオナ・グレーデン
- Rではボソンジャンプでタイムスリップしてしまいそうになるが、エクサランスで救出された。
- カズマ・アーディガン
- やはりラーメンを食い逃げされる。他にも絡みは多い。
名台詞
TV版
- 「俺はコックになるんだ、戦争で死ぬなんてごめんだ!」
- 初戦闘時の台詞。スパロボでも採用。
- 「テンカワ・アキトVだ!!!」
- ガイが死んだ後の戦闘で。何か良く解らないがパワーアップしたらしく、新技「ゲキガンフレア」を繰り出して敵を撃退した。
劇場版
スパロボシリーズの名台詞
TV版
- 「それで悲しい思いをする人が少しでも減るなら……俺はかまわない!」
- Aにおいてヴィンデルから「なりたいものになれず、成すべき事が出来なかった時、お前はどうする」と劇場版を示唆した問いをうけての答え。
- 「くそおおおおおっ!!あいつら、食い逃げかよ!!」
- Wにて散々ラーメンがまずいと言われた挙句、甲児達がお代払わずに店を出て行ったことに対して。その後、アキトが彼らにお代を払わせたかは不明。
- 「俺達に協力するとかしないとか…そんなんじゃないんだ」
「ただ、あれだけゲキ・ガンガーを好きな奴が死ななくて良かったって…きっと、このロボもそう思ってると…」 - IMPACTで白鳥の生存が確定した場合、発生する台詞。彼の愛機を見上げながら上述の台詞を呟くアキトは、ヒカルから「詩人」と評された。
劇場版
- 「…お前も対応できまい。この俺の動きに」
「お前にはやらせない…ナデシコの名を受け継いだ艦を」
「そして、ユリカが愛した仲間達を…!」 - MXにおいて、ゼロがナデシコCを速い動きで翻弄し沈めようとした際に助けに来たときの台詞。ガイが居たら憧れそうな登場である。
- 「後悔なら、もう充分だ。あとは先へ突き進むのみ…!」
- 上記の台詞の直後、ゼロに「後悔させてやる」と言われて返した台詞。
- 「俺に鎧はもう必要ない…。心の鎧はな」
- MXのガルファとの決戦にて、ゼロの挑発を毅然と撥ね付けて。
- 「最後に学べ、AI1…」
「敗北という言葉を…執念という言葉をな」 - MX最終話でのメディウス・ロクスとの戦闘前会話。既にこの時点で、後に明かされるAI1の決定的な敗因を示唆している。
- 「忘れ物を……取りに来たんだ」
- MXのEDにて、アキトの帰りを待ち続けるユリカの前に帰還して。
- 「燃える…」
- Wのヴァルザカード初合体時に。ぼそりと呟くのが面白い。第一部~第二部の間が半年なので熱血が抜けきっておらず、他にも終盤は度々熱血好きの発言を行う。
- 「ルリちゃん…約束を果たすよ。一年前に君を守るといった約束を」
「みんな、守るよ…ユリカもルリちゃんもアイちゃんも…」 - Wのソール11遊星主・イバリューダーとの決戦に駆けつけたときの台詞。3人も、彼の帰還を心から喜ぶ。だが、一番喜んでいるのはガイかもしれない。
- 「悪の帝国との最終決戦…。勝つのは俺達だ」
「決めたのは俺じゃない。悪が滅びるのは不滅のお約束だ」 - Wのシンクラインとの最終決戦で。もはやヒーロー以外の何者でもない。劇場版の決着シナリオが「黒衣の復讐鬼の最期」とあるように、ユリカの救出を以て復讐者としてのアキトは死んだということなのだろう。この台詞をダブルゲキガンフレアで出すと更に燃えるものがある。
- 「もう二度と悲劇を繰り返さないために、俺は戦う!」
- Wの第二部ダブルゲキガンフレア用の台詞。この合体攻撃はかなり人気がある。ファンにとっては夢にまで見た二人である。
- 「やるのか…ガイ!」
- 同じくWの第二部ダブルゲキガンフレア用の台詞。親友同然だったガイは原作ではTV版序盤で死に、アキトも劇場版では復讐鬼になってしまうものの、Wでは劇場版仕様のガイが登場。180度変わってしまったアキトとはいえ、ガイとの合体攻撃に関しては名前を呼び合って攻撃するなど熱い(さすがにアキトが「ダブルゲキガンフレアァァァァ!!」と叫ぶことはなくなってしまったが)。それになんだか嬉しそう。
- 「……」
「……」 - 同じくWの第二部ダブルゲキガンフレア用の台詞。上二つとは違い、完全にガイをシカト。ガイの空回りっぷりが強調されたパターンである(一方で、無理に熱血を求めないガイの気遣いが見られるパターンでもあるが)。