ソウルゲイン

2014年8月24日 (日) 21:45時点における49.96.251.64 (トーク)による版 (→‎武装・必殺武器)

EG-X ソウルゲイン(SOULGAIN)

基本設定

平行世界の地球連邦軍特殊任務実行部隊『シャドウミラー』が運用する、特機サイズの人型機動兵器。高いHPと固い装甲、HP回復機能を持ち、武装は軒並み接近戦型と絵に描いたようなスーパーロボットアクセル・アルマーの専用機。

パイロットの動きをそのまま機体にトレースさせる『ダイレクト・アクション・リンク・システム』とパイロットの思考を機体の動きに反映する『ダイレクト・フィードバック・システム』という特殊なマン・マシーン・インターフェイスを採用している。これらのシステムにより、パイロットの動きをそのまま機体にリンクさせる事ができ、より人間の動きに近い滑らかで追従性の高い、格闘戦に特化した機体として完成されていると言える。全ての攻撃を拳と肘のみで行うという特殊なスタイルを持ち、武装はこちらに集中して取り付けられている。ただし作中の描写からも解るとおり膝蹴りを使うこともあるなど、脚を攻撃には使えないということではない。EG系は人型機動兵器による格闘技を追求していた者が開発に関わっており、パイロットもその格闘技の使い手が務めるはずだったらしい。

機体デザインはアースゲインのリデザインとなっている。

OGシリーズ

シャドウミラーがいない、『こちら側の世界』での連邦軍のコードネームは『マスタッシュマン(=髭男)』とされている。頭部のブレード部分がヒゲのように見える事から、このように呼ばれている。OGsにおいては『向こう側の世界』テスラ・ライヒ研究所で開発されたものを、シャドウミラーが接収した事になっている。ただし、この機体は原型となったEGをシャドウミラーのフラグシップ機かつ、アクセル・アルマー専用機として改修した経緯がある。

「こちら側」に転移して来たアクセルの愛機として戦場を駆け抜けたが、ホワイトスター内部での防衛戦で敗北、全損に帰す。しかし、コクピットブロックは最低限の機能を残したまま辛うじて残されており、クライ・ウルブズによって右腕・左足の残骸と共に回収されるが、脱出直後にヒューゴが見失ってしまう。そこから発見されるまでのわずかな間にアインスト・アルフィミィの介入を受け、内部にいたアクセルが蘇生されると同時に、自己修復能力を備えた機体はペルゼイン・リヒカイトの再生媒体として使用されることになる。

トーチカ1に移送されたソウルゲインは、アクセルともう一人の人物を預かることになったエリック・ワンによってターミナス・エナジー・アブゾーバーの参考または代替機として復元プランが進められ、修羅の乱初期に修復が完了。暴走したイェッツトレジセイア撃滅のため、目覚めたアクセルと共に戦場に赴く。この際、装甲に同化していたペルゼインも再生が完了しており、肉体の復元を終えてアクセルから分離したアルフィミイが搭乗、共闘することになる。

その後は逃亡したレジセイアを追って各地を転戦、途中でヤルダバオトとも激突している。最終的には鋼龍戦隊との共同戦線でレジセイアの撃滅に成功、ソーディアン攻略戦終盤で戦隊に一時合流。終結後に起きたある事件で中破し、クロガネに回収される。また、恐らくこのタイミングで強化改造が行われ、右腕が玄武金剛弾に換装されている。

前述の通り、OGシリーズでは『向こう側』のテスラ研から接収した機体なのだが、人の想いを機体に集めたり、「元々俺のものだろう、これは」というセリフがあったりと、アクセルとの絆が強調される機体となっており、OG外伝では乗り換えが不可能になっている。これについては、ソウルゲインのプラモデルの解説にて、前述の通り「元々アクセル専用機として改修された機体」であるため、アクセルの発言は間違ったものではない。
想いの集合を見たアルフィミィはソウルゲインを「魂を獲する者」と形容した。人の想いを集めた件については、『ソウルゲイン』という名前が命名された時点で、元々そういった機能が組み込まれていた可能性も考えられる。

全身を鎧う蒼い装甲は「EG合金」という自己修復機能を特化させたアクティブ・メタルの一種で造られており、金属粒子レベルでの結合・分離によって記憶した形状を取り戻す作用がある。ただし、マシンセルのように自己増殖して修復するわけではないため、再生能力には限度があり、欠損部分の再生は不可能。

登場作品と操縦者

OGシリーズではOG1の時点では登場していなかったが、続編のOG2では、L5戦役の終盤(オペレーションSRW時)には既にこちら側の世界に転移しており、目撃もされていた事が明らかになっている。これはOG1の原型になったドラマCDスーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY」のブックレットにも存在した設定である。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
初登場作品。スーパー系かつ男主人公(アクセル)でのみ選択可能な主人公機。避けることを前提としないが、ほとんどの武器の武器属性はP。HP回復性能があるうえ射程1~3のメイン武器、玄武剛弾はEN消費0なので装甲さえ上げればガンガン前線に出す事ができる。また、武器の全てが格闘タイプに分類されるので、必然的に格闘値のみが上がり、攻撃力の底が知れなくなる。ただし、ダメージ計算式の関係上自軍平均レベルが高いと、敵にもダメージのインフレが発生して耐えるのが難しくなるのでそれだけは注意。
アクセルが乗らなければ量産されシャドウミラー兵が乗るが、主人公機スーパー系3種のうち唯一分身を搭載していないので、無改造のスーパー系の必殺技2~3発程度で落とせる。余談ではあるが、Aでのソウルゲインのコアは緑色である。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
戦闘時の計算式が一新され、本来の使い方で一線を張れる機体となっている。また、今回は飛行可能。グラフィックは『OGS』の流用なので、携帯機としては破格の動き。ちなみに誤植と思われるが、本作のロボット大図鑑では全長が従来の半分程度にされている。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
敵専用機体としてアクセル・アルマーが搭乗。とにかく尋常でなくHPと攻撃力が高い(通常はHP150000、麒麟の攻撃力5800。更に同作のアクセルには特殊技能リベンジがある)上、HP回復(大)がある為、1ターンで45000も回復されてしまう。更に基地の上に陣取られてしまうと1ターンにHPが50%(=75000)も回復するので要注意。パイロットと地形適応のおかげで命中率と回避率もかなり高い。アクセルの麒麟のキメ台詞「でぃぃぃやっ!」が一部でヒットし、以後は代名詞的な存在に。本作からアーマーブレイカーとウェポンブレイカーが追加されたが、加えて機体の代名詞となっている「攻撃は拳と肘のみ」の設定と反するような演出(「麒麟」に蹴りが組み込まれている)がされている。とはいえこの機体は上述したようにパイロットの動きや思考をトレースする操縦系統であり、蹴り攻撃を考慮しないのも不自然である。
本作は引き継ぎのバグのおかげで撤退する敵の撃破が非常に困難。そのうち「倒せる」撤退敵の中で、ソウルゲインは「撃墜難度AAA。素人は手を出すな」とまで言われている。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
OG2シナリオ序盤でスポット参戦し、この時だけ自軍で使用可能(舞朱雀と麒麟は使えない)。以後の扱いは基本的にOG2と同じ。初の据え置き参戦となり、動きにも磨きがかかった。本作から、なぜか飛行能力がなくなった。また、本作からMMIにDALSが追加。「麒麟」のモーションに相変わらず蹴りが入っている上、アルトアイゼンとの戦闘ムービーで膝蹴りを放っている。なお、ツインユニットの追加により、GBA版に比べると倒しやすくなっている。
スーパーロボット大戦OG外伝
久しぶりに、あるいは遂に本格的な味方での使用が可能となった。終盤の参戦なので活躍する期間は短い。アクセルが精神コマンド直撃を持ち、ソウルゲインがアーマーブレイカーを持つので、対ボス戦の先手役となるが、火力も高い為、他のユニットにアーマーブレイカーを任せるのも手。
第2次スーパーロボット大戦OG
ジ・インスペクターで披露された右腕の強化形態が(何の説明もなく)登場。恐らく後述のドラマCD内で破損した右腕をクロガネで修復・強化したと思われる。「玄武金剛弾」も実装されたが、アニメでのマップ兵器の如き性能は鳴りを潜め玄武剛弾の互換扱いになっている。武器の威力が非常に高く設定されており、カスタムボーナスやアクセルのアタッカーと相まって自軍最強クラスの火力を誇る。また、HP・EN両方の回復能力があるので継戦能力が尋常じゃないくらいに高い。
「麒麟」のエネルギー解放時、全身の球体がアインストそのものの赤に発光するようになっている。ソウルゲインを修復したのはツェントル・プロジェクトだが、この時内部でペルゼインの再生が並行して進んでいたため、もしかするとソウルゲインもラインやペルゼイン同様「アインストであってアインストではない存在」へと変化したのかもしれない。
スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE
これも玄武金剛弾装備型。典型的なスーパー系格闘機だが、小ゲロビとして使える「青龍鱗・剛撃」にも利用価値はある。過去シリーズで地味に猛威を振るった自己修復機能は再現されていない。「麒麟」は高威力だが始動技の青龍鱗に無敵時間が無く、カットされやすい。ちなみに蹴りのモーションは無く、球体は金色に発光する。「白虎咬」は必殺技に迫る威力があり、狙って当てられるようになると強い。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
初回特典ドラマCD「無限の扉絵」に登場。正体不明の謎の生命体が張り付いたコンパチブルカイザーを取り戻すべく、玄武剛弾を放つも対処できずに0距離でフルパワー白虎咬を放ちカイザー共々中破。アクセル自身はコウタと共にエンドレス・フロンティアに…。残されたソウルゲインはその場に居合わせたクロガネ隊が回収したものと思われるが。本作ではOGsで飛行不可能になったためペルゼインが飛行ユニットとして合体している。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
第一話冒頭で「無限の扉絵」を再現してゲシュペンストMk-IIIと激突。転移直前にコアに玄武剛弾を放ち、Mk-IIIを撃退する。原作OG2とは違って最後の転移者となり、転移した直後に眼前にいたアルトアイゼンと激突、痛み分けとなり撤退している。修復後、失われた右腕には強化型の「玄武金剛弾」を装備。ホワイトスター戦で復帰した。なお、放置された右腕は最後の最期でベーオウルフを倒す決め手となった。ツヴァイザーゲインの腕とも互換があるようで、最終決戦では破壊された左腕に代わり装着していた。本作のソウルゲインは第26話のタイトル「貫け、奴よりも早く」の通り、最強技「麒麟」より、「玄武剛弾」に力を入れていた(ちなみに麒麟は第1話で使っている)。

装備・機能

デザイン元であるアースゲインの技をアレンジした攻撃が多い。殆どの武装が近~中距離戦用のP属性格闘武器となっており、接近する事で真価を発揮する。一方遠距離戦は不得手で、敵の遠距離射撃に手を出せない事がしばしばある。なお、Aの主人公機では唯一切り払いができない。ちなみに、『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルがブレイカー系を除いた全ての技(ただし名称は少し異なる)を生身で使用している(前述したアクセル専用の改修の際、アクセルの格闘技を武装モーションの参考にしたのかもしれない)。ちなみに肘のブレードには「聳弧角」という名前がある。

武装・必殺武器

アーマーブレイカー
OG2より追加。敵の装甲を下げる特殊武器。OGシリーズでは同名の換装武器が登場しているが、本機のそれは固定武装扱いである。攻撃力の高い本機では使用頻度は低いものの、柔軟な運用が出来るという点は重要。アクセルの直撃との相性も良い。ただし、その場合本機がその後に待ち構える大攻勢に参加できないというリスクがある。第2次OGでオミット。
ウェポンブレイカー
OG2より追加。敵の攻撃力を下げる特殊武器。こちらも換装武器ではなく、固有兵装扱い。アーマーブレイカーと比べるとそれほど有用性が高くない為、もっぱら反撃用に用いられる。第2次OGでオミット。
聳弧角(しょうこかく)
特殊流体金属で造られた両肘のブレード(肱角)。武器と言えるのはこれだけ。金剛弾の方は金色。「聳弧」というのは、青い鱗・鬣を持った麒麟の別名。後述の麒麟の〆で使うときはブレードを伸ばして両断する。通常時は邪魔になるからなのかブレードの長さは短い。
青龍鱗(せいりゅうりん)
腕から気を放つ。OGsやOG外伝では全体攻撃になっている。アースゲインの「虎閃掌」に当たる技だが、内容は随分違う。基本的にはビーム砲のような一直線上のビームを放つが、OGS以降の麒麟の演出でエネルギー弾状の青龍鱗らしき攻撃が組み込まれているため、発射形態はある程度操作可能だと思われる。
玄武剛弾(げんぶごうだん)
腕を横回転させ、拳を飛ばす。所謂ロケットパンチ系の技。GBA版Aではマジンガー系のロケットパンチは切り払い可能なのに対し、この武器は改造費も安く無消費で切り払い不可にバリア貫通という高性能ぶり。更に、主人公機の最強武器以外で切り払い不可のP武器はこの武器のみだった。第2次OGでは後述の玄武金剛弾の代わりにオミットされる。余談だが、無限のフロンティアEXCEEDではアクセルの腕から竜巻が発生し、腕の代わりにアルフィミィが飛んでいく
『ジ・インスペクター』においては、「貫け、奴よりも速く」を体現するかのようにこの武器(と後述の玄武金剛弾)にスポットを当てられている(お蔭で本来の必殺武器である麒麟は第1話冒頭でしか使われなかったが…)。
白虎咬(びゃっここう)
敵の懐へと踏み込み、至近距離で気を炸裂させて吹き飛ばす。OGS以降は拳にエネルギーを纏わせての連打→両腕を合わせた掌底から気を炸裂させるという流れ。「狼牙」が元ネタだろう。
なお、これと青龍鱗に使われるエネルギーの発生装置は前腕部の各所に設置されている。

舞朱雀(まいすざく)
高速移動による残像を残しながら、聳弧角で斬り刻む。「竜王双撃」のアレンジ。
麒麟(きりん)
ソウルゲインの最強技。両腕の肱角に気を纏い渾身の一撃を加える。
GBA版OG2では、リミット解除後に飛び込み蹴りで間合いに入り、拳の乱打の後膝蹴りで打ち上げた相手をブレードで両断。OGS以降では青龍鱗を連続で放ち、拳を乱打し(良く見るとカカト落としも入っており、次の肱角へは回し蹴りから繋げている)、エネルギーを解放してブレードで一刀両断する。DALSはパイロットの動きをトレースする操縦系統であるため、蹴り部分はアクセルのアドリブに近いものではないかと思われる。なお、使わない方の肱角も伸ばすのは、空中でバランスを取るため。
Aの主人公機版はパイロットLvが20になるまで使用不可。作品によって射程が1固定か、ある程度届くかに差異がある。
第2次OGでは全身のクリスタルが赤く発光するようになった他、トドメ演出が追加。


漫画・アニメ版出典の攻撃

機神猛撃舞朱雀(きしんもうげきまいすざく)
OGクロニクル「袖すり合うも管鮑の交わり」でイェッツトに対して使用したヤルダバオトとの即席合体攻撃。拳打の猛攻から殴り飛ばし、ペルゼイン・リヒカイトが「マブイエグリ」の要領で釘付けにしたところに「舞朱雀」と「機神猛撃拳」の締めの一撃部分を撃ち込んでいる。
玄武金剛弾(げんぶこんごうだん)
ジ・インスペクター第1話で右腕を失ったソウルゲインのために新たに新造された腕。腕の突起が増え、金色になっている。通常の玄武剛弾と比べて射程・威力ともに桁違いであり、アインストの集団を一網打尽にした。第2次OGでは実際に武装として登場。こちらではジ・インスペクターの顛末がないため、クロガネで修理された際に取り付けられたと思われる。
残影玄武弾
ヴィンデルの形見。ジ・インスペクターにて、ツヴァイザーゲインの残骸から外れたこれを拾い、キョウスケに破壊された左腕の代わりとした。ただし、武器としては未使用。
手刀
OGクロニクル「ヒゲの神さまの中の人はハラペコ」で使用した白虎咬の応用と思しき攻撃。

特殊能力

HP回復以外は、シリーズによっては所持しない場合がある。

HP回復(大)
味方の場合でも所持しているので、撃墜の危険性は極めて低い。反面、敵の時は厄介極まりない能力の為、1ターンで決着をつけたい。ちなみに、設定上は大破からの完全修復は不可能だが、ゲームではターンさえ繋げばいくらでも回復する。
EN回復(小~大)
敵の場合と味方の場合で回復度合は異なるが、継戦能力が上がる強力な能力。
チャフ系無効
GBA版の能力。
ブレイカー系無効
同じくGBA版の能力。
ロボットブロック
OGs以降、上記の二つからこちらに統合され、改められた。精神系やネット系、エネルギー系も通用しなくなった。第2次OGでオミットされた。
パイロットブロック
味方時はこちら。行動不能やエネルギー低下を無力化できるため、イェッツト相手ならかなり有利に立ち回れる。

移動タイプ

飛行能力はOGs以降は消失。だが、OG外伝の武器デモではツヴァイ共々飛んでいる。なぜ?

対決・名場面など

ゲシュペンストMk-III
プランEFは発動されたが、ベーオウルフを放置できないアクセルはソウルゲインで最後の一戦に臨む。仲間を先に転移させ一騎打ちに持ちこむも、2倍近いサイズ差にも関わらずMk-IIIは凄まじいパワーでソウルゲインを押し返す。咄嗟に密着状態からの青龍鱗で右腕を破壊するも、Mk-IIIは100m近い巨体を誇るアインストヴォルフへと変貌を遂げて再生した。驚異的なパワーに圧倒されるアクセルだったが、間一髪回避したアインストヴォルフの攻撃が搬入口を破壊したのを見て、このまま放置すれば自らの目的にとって脅威となると判断、破壊することを決意する。テスラ研の自爆装置と転移装置にタイマーをセットしたアクセルは、フェイントで敵の攻撃を誘い、隙を突いてすでにもぬけの殻となった地下ドックへとアインストヴォルフをたたき落とした。修正すべき対象がすでにそこにない事を知って動揺するアインストヴォルフに対し、リミッターを解除したソウルゲインが渾身の一撃をたたき込む。それと同時に転移装置のタイマーが作動。転移が開始される中、アクセルは「この世界との決別」を再び宣言する。なおも追い縋るアインストヴォルフに対して、アクセルは全身全霊を込めた玄武剛弾を放ちながら「向こう側」へと消えた。程なくして自爆装置も作動、アインストヴォルフは爆発炎上するテスラ研の中へと姿を消した……
アルトアイゼン
40m前後のソウルゲインは柔軟で、至近距離が得意。20m前後のアルトアイゼンは動きが固く、詰めるための「距離」が必要。その決定的な差を見極めたアクセルが「カード」を切り、一気に間合いを詰めた。何も出来ないアルトは膝蹴りで建造物へと叩きつけられ、拳打による滅多打ちを喰らう。そして、コード「麒麟」によって寸断。勝利の証としてアルトの象徴たる右腕のリボルビング・ステークが引き裂かれ、ソウルゲインの手に渡った。しかし、トドメを刺そうとしたその瞬間、突如現れたアインストアイゼンに妨害攻撃を受ける。さらに基地全域をアインストシリーズが襲撃し、混乱の中で満身創痍のアルトをダイゼンガーが回収、ハガネとヒリュウ改は撤退。アクセルはキョウスケを倒しきれず、決着はまたしても持ち越しとなった。
アルトアイゼン・リーゼ
ホワイトスター宙域で戦っていたアクセル達の前に、ついにハガネとヒリュウ改が姿を現す。その先陣には、生まれ変わったアルトの姿があった。ホワイトスターの防衛をエキドナに任せ、アクセルは勝負に挑む。真っ向から激突し、しのぎを削る両者。激戦の中、徐々に、確実にソウルゲインは追いつめられていく。しかし、突撃して来たリーゼによって今にもトドメを刺されようとした、まさにその瞬間、割り込んで来たラーズアングリフが盾となり、爆散する。「仲間」の死に救われたアクセルはホワイトスターへと撤退し、最後の決着の時を待つ……
ノイヴォルフ
ジ・インスペクターのラストでこちら側に現れたベーオウルフとの対決。シャドウミラーで一人生き残ったアクセル。目指した世界を否定されるも、せめてこちら側に現れたベーオウルフの野望を挫くべくこちら側のキョウスケ達とともに彼に挑んだ。Mk-IIIに玄武金剛弾を撃ち込むも躯体差のためか完全にコクピットを打ち抜くには至らず、投げ飛ばされた所にクレイモアの直撃を受けてソウルゲインは大破。勢いのまま飛ばされ、宇宙の闇へと消える…。しかし、最初の交戦で放った彼の一撃はベーオウルフを倒すための最後の鍵となった。
「魂を獲する者」vs「紅の修羅神」
OGクロニクルより。イェッツトを追うアクセルとアルフィミィは、道中で破壊された連邦軍の基地に行き当たる。そこにいたのは、トーチカ1を襲った転移者「修羅」の集団だった。襲ってくる修羅神を片端から返り討ちにするソウルゲインだが、リーダー格らしき赤い人型の修羅神が立ちはだかる。サイズ差は倍あるにも関わらず、赤い修羅神はソウルゲインと互角に立ち回る。だが、互いに再度の攻撃に出た、その時……
成り行きの共闘
傍観に回っていたアルフィミィが感知したのは、基地に足止めとして残されていたイェッツトの眷族だった。ヒュッケバインやゲシュペンストを取り込み、変異した個体は、修羅神やソウルゲイン、ペルゼインに攻撃を仕掛けてくる。一撃を与えるものの、再生能力は健在。その中でG・インパクトステークを取り込んだ右腕を見て、宿敵を想起したアクセルは苛立つ。だが、一瞬の隙を突かれ、ペルゼイン共々捕獲されてしまう。その危機を救ったのは、イェッツトに一撃を加えた赤い修羅神だった。連携を取るでもなく、各々で攻撃を仕掛ける赤と蒼の巨人。吹き飛ばされたイェッツトは反撃を試みるが、両側に控えていたオニボサツに串刺しにされる。そして、事態を収拾したのは、いつの間にか飛び上がっていたソウルゲインと地上にいた赤い修羅神の同時攻撃だった。

関連機体・人物など

アースゲイン
スーパーロボット大戦64のスーパー系男主人公機。ソウルゲインは本機のリデザイン機であり、型式番号などにもその名残が見受けられる。だが版権関係の問題があるのか、設定的に明言はされていないが、プラモデルの解説にて、本機との関連が示唆されている。
ツヴァイザーゲイン
ヴィンデル・マウザーの専用機。ソウルゲインの予備機と言う設定のためソウルゲインとヴァイサーガの特徴を兼ね備えたデザインや能力を持っている。また、ソウルゲインとはパーツに互換性があり、ジ・インスペクターではそれを生かした描写がある。
アークゲイン
無限のフロンティアで登場する、等身大に近いサイズの同系統の機体。こちらはAIによる自律行動。ソウルゲイン同様、毎ターンHPが回復する。対複数攻撃の『乱黄龍』や、必殺技の『麒麟・朧(きりん・おぼろ)』を持つ上『』までも使用してくる。EXCEEDでは支援キャラとして仲間になり『麒麟・暁(きりん・あかつき)』を放つ。
無限のフロンティアでハーケン達に敗北・自爆したがEXCEEDにて再ロールアウトされる。その際にW10であることが判明する。
アインストアークゲイン
アークゲインをアインストがコピーした機体。まだ両腕を出していないヴァールシャイン・リヒカイトと共に、ハーケン・ブロウニング達に襲いかかる。
アシェン・ブレイデル
無限のフロンティアに登場するアンドロイドで、初期型Wナンバーの一体『W07』。使用技はソウルゲインやアンジュルグの武器名から取られており、本機由来なのは通常技の『ゲンブ・スパイク』『タイグレス・バイト』『ドラゴン・スケイル』。ただし、いずれも技の内容はかなり異なる。
カルディア・バシリッサ
無限のフロンティアに登場するアンドロイドで、初期型Wナンバーの一体『W06』。両腕部・両脚部に『スザク・ブレード』という、ソウルゲインやアークゲインを連想させる武装を内蔵している。また、必殺技は『キリン・アサルト』である。
エリック・ワン
本機を修復する際に調査しており、『グランゾンを破壊する為に設計していた機体』に、本機の技術が盛り込まれる可能性も考えられたが、結局実現しなかった。
アインスト・アルフィミィ
肉体を失って精神体だけの存在になった後、大破漂流している本機とアクセル・アルマーを発見。ペルゼイン・リヒカイトごとその残骸に憑依し、本機の再生能力を活性化させてアクセルと自らの肉体の修復に活用した。

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