風龍

2022年6月19日 (日) 21:48時点における旋風 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎装備・機能)

風龍は『勇者王ガオガイガー』および『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場メカ

風龍
読み ふうりゅう
登場作品
声優 山田真一
初登場SRW スーパーロボット大戦W
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
スペック
分類 AI搭載型ビークルロボット
型式番号 GBR-6
全高 20.5 m
重量 235.0 t
動力 GSライド
最大出力 340,000 kw
最高飛行速度 M0.9
最高走行速度 325 km/h
装甲材質 レーザーコーティングスーパーG装甲
合体形態 撃龍神
強龍神(規格外合体)
開発 中国科学院航空星際部
所属 中国軍 ⇒ GGG
テンプレートを表示

概要

日本から齎されたGSライドと氷竜のデータに中国の独自改良を加えられ、中国科学院航空星際部で誕生した、軍事行動を主眼としたAI搭載型ビークルロボ。

自然を愛する温和な性格で一人称は「僕(ぼく)」。実は潔癖症で、汚い場所に長時間いるとAIがフリーズしてしまう。趣味は麻雀。

氷竜、炎竜から人命優先の行動パターンを学び、以後同型機の雷龍とシンメトリカルドッキングすることで撃龍神となる。

攪転槽(ジャオダンジィ)によって風のエネルギーを自在に操る能力を持つ。

他の兄弟は合体した時腕になる小型銃を体内に格納しているが、撃龍神の右腕には攪転槽(ジャオダンジィ)が使われるため、空いたスペースには最終安全装置として自爆装置が搭載されている。しかし、コミカライズ「エヴォリュダー・GUY」6話では専用銃で、シュウがフュージョンしたガオファーを捕獲するのに使用するカットが存在する。

変形形態

ビークルモード
ミキサー車形態。
セミビークルモード
ビークルモードから上半身のみロボットに変形した形態。劇中未登場。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
初登場作品。龍兄弟の経験値・BPが共有(誰で戦っても皆成長する)、精神ポイントは合体前後で別枠、揃って武器に異常ステータス属性付加など、出撃枠を多く消費する代償に様々な特殊システムを得た事で戦力の中核と成り得る存在になった。
ただし、初期状態の龍兄弟はいずれも機体性能とパイロット技能がチグハグ(撃ち落としがあるのに銃装備が無い、盾装備してるのに援護防御が無い、合体前は回避型の機体なのに「集中」が無い、など)なので、養成でテコ入れしないと扱いにくい。
風龍の場合、武器の特殊効果が射程半減であり、味方が一方的に攻撃する状況を作ることが可能だが、一部のキャラは反撃不可時に防御を選択するため、使いどころを間違えると逆に苦労することになる。 フォンダオダンが射程2~6・EN10消費というお得な性能なので、カウンターを習得させ養成で技量を底上げして、専ら反撃主体の戦法をさせるのがベターか。
龍兄弟の中では唯一P射撃武器(状態異常込み)を持たないので注意が必要。
スーパーロボット大戦BX
音声初収録。本作では撃龍神としての運用になるため、味方ユニットとしては運用できない。登場は16話より。
原作と異なり、雷龍と共に巨脚原種戦に合流するため、氷竜炎竜とは和解済み。

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
扱いは『BX』とほぼ同様。ユニットとしては撃龍神での運用となり、風龍本人が登場するのはインターミッションと中断メッセージとなる。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2020年8月のイベント「麻雀HIGH!!」にて登場。珍しく麻雀好きの設定が拾われている。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
中国拳法で攻撃。
W』では飛び蹴り後キックの連打を叩き込み、最後に掌底で吹き飛ばす。

武装

攪転槽(ジャオダンジィ)
コンクリートミキサー型のマルチポッド。ティガオと呼ばれる機能を持つ。
飛行能力のティガオ1と暴風壁を生み出す3は再現していない。
風導弾(フォンダオダン)(ティガオ2)
攪転槽から発射される超圧縮空気弾。「風のミサイル」の呼び名を持つ。
余談だが当時の玩具でも弾丸発射ギミックが内蔵されていた。
『W』では射程低下の特殊効果を持つ。
龍巻(ティガオ4)
攪転槽に封じ込められた空気で竜巻を放つ。
『W』では射程低下の特殊効果を持つ。
風龍専用銃(正式名称不明)
風龍専用の銃。フリージングガン、メルティングガン、エレキガンの同型の銃だが、使用が確認されたのは、外伝コミック『エヴォリュダーGUY』のみであり、正式名称は不明。
スパロボでは未装備。

合体攻撃

風龍・雷龍アサルト
雷龍との合体攻撃。劇中この様な攻撃名は存在しない。

特殊能力

合体
撃龍神強龍神へと合体する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

パイロットステータス

精神コマンド

W
ひらめき必中気合直撃熱血信頼
BX
必中不屈闘志鉄壁勇気
「風龍/雷龍」名義。第46話「心」におけるスターガオガイガーのサブパイロットとしてのもの。

特殊技能

W
勇者L9、底力L7、援護防御L3、支援要請L1、コンボL2

パイロットBGM

「発進!」
W』のデフォルトBGM。

人間関係

ヤン・ロンリー
生みの親。当初は彼の命令に従い粛々と任務をこなす存在だったが、氷竜、炎竜の熱き魂に心を打たれて勇者の心に目覚め、シンメトリカルドッキングに成功。その様を見て彼も考えを改めた。
雷龍
双子の兄弟。合体撃龍神となる。
氷竜
兄貴分。彼から勇者の心を学んだ。
炎竜
兄貴分。彼から勇者の心を学んだ。合体強龍神となる。
光竜 闇竜
妹分。『W』ではカズマの発言がきっかけで、彼女達を巡る史上空前の兄弟喧嘩が勃発しかけた。

他作品との人間関係

バルザック・アシモフ
W』における隊長その1。エリート街道驀進中の彼の部下であった時は上記のように任務優先の状態。後に勇者の心を学んだ二人の前に、角がとれた状態で彼が帰ってきてからは腐れ縁的な関係に。
ゼクス・マーキス
『W』における隊長その2。オービットベース防衛の際に彼の指揮下で戦う。風繋がりもあってか、その後もゼクスをウィンド隊長と呼び、慕う。
鳳凰寺風
『T』に登場する最年少人物の一人。彼女の魔法トレーニング用の相手として鉄也が彼を抜擢している。知性の高さを感じさせる言動が目立つ風は、立ち振舞いや雰囲気が彼と似通う点がある。

名台詞

「組織交換(ズージィジャオファン)!」
変形時の掛け声。「システムチェンジ」のこと。振り仮名は「組織交換」の中国語読みである[1]。余談だが「システム」の中国語は「系統」である。
「我々に与えられた指令の優先順位に於ける最高位は敵の殲滅です。人的損害の抑制は第14位に過ぎません」
Number.35より。氷竜から「原種への攻撃を優先したために、観光客が原種に捕まったこと」への指摘を意にも介さず、自分達の指令を優先したことを話す。この発言に、氷竜・炎竜は驚愕するのだった。
雷龍「俺達に与えられた戦術目的の第一位は敵の撃破。そして第二位が自己の防衛だ」
「そうだ、なのにあいつらは・・・(回想)僕達を守って、身代わりに傷ついた・・・」
雷龍「ああ…、理解不能…だな」
Number.36より。格納庫にて待機中の会話より。ZX-05(脊椎原種)の攻撃から、自分達を庇って傷ついた氷竜・炎竜のあり方を見て、考えが揺らぎ始める。
「僕らは紛れもなくGGGの隊員です!」
Number43より。プログラムが異なる者同士のシンメトリカルドッキングの危険性に反論する風龍だが、炎竜にGGG憲章第5条125項「GGG隊員は如何に困難な状況であろうとも、決してあきらめてはならない」という項目を思い出し、意を決した際の台詞。『BX』では一連の会話がDVEで再現される。
「勇気と共に進め!」
最終話にて。ゾヌーダロボとの最後の大勝負における風龍の激励。

迷台詞

「合体などさせはしないっ!」
Number43より。2体の原種の原種融合を阻止しようと攻撃を行うが、吹っ飛ばされてしまう。合体原種との戦いがあったからこその行動だが、『勇者シリーズ』において敵側が行う合体阻止を主人公側のロボットが行うのは珍しい。
「うぅ……あぁ……もう我慢できないアル! 僕、本当は潔癖症アル! こんな汚い場所に、これ以上いられないアルよ~!」
ドラマCD『白と黒』にて、炎竜と雷龍の口論中に、汚いところにいるストレスからバグを発症し、アルアル口調になってしまう。この後、色々な中国の単語を連発することに……。それでいて、光竜闇竜の姉妹が来たときには、すっかり元の口調に戻っていたりする。(炎竜、雷龍からも、「おい、バグはどうしたバグは?」「アルアル言ってたんじゃねーのか?」と突っ込まれていた)勇気の力で、一時的にバグを抑制したのか?
「僕と闇竜の明るい未来に、氷竜先輩、邪魔アルね!」
同上。光竜と闇竜のちょっとした発言から勃発した、「誰が妹と合体するか」を賭けたバトルより。なお、炎竜の項目にもあるが、仕様の違いにより、彼らと妹との合体は不可能である…。

スパロボシリーズの名台詞

「システムを一から説明した方がいいみたいですね…」
BX中断メッセージより。援護攻撃のシステムを勘違いしている炎竜に呆れる。

対決・名場面 

対脊髄原種
初陣。雷龍と共に参戦するが、氷竜と炎竜からの「先に民間人の救助を」を無視して、脊髄原種に攻撃を仕掛ける。
エジプトでの孤軍奮闘
仲間たちが原種の罠で動けない中、エジプトで戦う撃龍神だったが、メキシコにも原種が出現。雷龍をメキシコに向かわせた風龍は孤軍奮闘するも腕原種と胃袋原種のタッグに苦戦。そこにザ・パワーで蘇った炎竜が救援に駆けつけたことで反撃していく。

脚注