ドラゴンガンダムは『機動武闘伝Gガンダム』の登場メカ。
ドラゴンガンダム | |
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外国語表記 | Dragon Gundam[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦64 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | モビルファイター |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | GF13-011NC |
頭頂高 | 16.4 m |
本体重量 | 7.4 t |
動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 |
ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 レアメタルハイブリッド多層材 |
バトルポイント |
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開発 | ネオチャイナ |
所属 | ネオチャイナ |
ガンダムファイター | サイ・サイシー |
概要
第13回ガンダムファイトのネオチャイナ代表モビルファイターで、ネオチャイナ総師より直々にサイ・サイシーに預けられた。
緑と黄色のコントラストが映えるカラーリングと、両腕に装備されている竜を模した武装「ドラゴンクロー」が特徴で伸縮することが可能。ほか、背中と両肩に装備した「フェイロンフラッグ」による棒術を駆使した戦法を得意とする。ネオチャイナ歴代のモビルファイターのデータがフィードバックされており、柔軟な稼動により高い運動性能を誇る。
登場作品と操縦者
MFは総じて移動力が低いことが多いが、その中にあって平均以上の移動力を持ち、特殊能力の分身により回避力も高い。
また主武装の「ドラゴンクロー」が旧シリーズの頃からより低燃費・P属性・長射程という設定であったため、非常に扱い易かった。しかし近年は全体的にP属性長射程の武器ほぼ全ての機体が持っているため、本機の特性という点としては挙げにくい。また、新生シャッフル同盟の5機の中では修行イベントで新必殺技を習得するまでの間、唯一必殺系の攻撃を持っていなかった。原作アニメでは、「宝華教典・十絶陣」という必殺技を披露しているのだが、長らく実現されておらず、『T』でようやく採用された。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 他のMFと比べると移動力が高くしかも分身持ちなので、シャッフル同盟の中ではゴッドガンダムに次ぐ高性能。
- 武装面も全体的に恵まれており、無消費・無制限武器だけで全地形・射程1-5に対応できるうえに、必殺技の威力も申し分無い。飛行できないことが唯一の欠点だが、ミノフスキークラフト無しでもサイ・サイシーの「加速」と上述の武器性能である程度はフォロー可能。敵陣への切り込み役&囮としては最高級で、出撃枠が難点だが「シャッフル同盟拳」を使えるようにすればボスキラーまでも担当可能になるという破格の優遇っぷり。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 基本的な性能はGBA版とあまり変わっていない。他のMFとは違い空適応Aの武器があるのでミノフスキークラフトが不要と思われがちだが、今回は地形適応の影響は意外と大きくドラゴンガンダム本体の空適応はBなので、接近属性の格闘武器(ドラゴンクロー、真・流星胡蝶剣)は軒並み空中の敵に当たりづらく、威力も低くなるので注意。ドラゴンファイヤーは接近属性でないため通常の威力を発揮できる。
- スーパーロボット大戦R
- 今回からは素で空を飛べるようになった(ただし、地形適応は空Bなので戦闘は地上で行うと良い)。
- スーパーロボット大戦J
- Gガン系が全体的に不遇な中、ドラゴンファイヤーに特殊効果「攻撃力半減」が備わっており、移動力も従来通り7(スーパーモード時は8)なので、Gガン勢の中ではマシ。またJには「状態異常無効化」系の能力がない為全ての敵に有効なうえ攻撃力減少効果も「半減」と非常に効果が高いためドラゴンファイヤーが非常に強力になっている。問題点としては本機の代名詞とも言えるドラゴンクローが単体武装としても戦闘アニメとしても実装されていないことか。ボルトガンダムとの合体攻撃「グラビトン胡蝶剣ハンマー」が追加されたので、これを切り札にしたい。できることなら「シャッフル同盟拳」を用いるため5体1セットで運用するべきだが、改造費や気力上げが大変。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 第4話で敵として登場後、14話で他のシャッフル同盟メンバーと共に参戦する。
- 従来あった分身は削除されたが、武装面での強化が図られた。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。シェンロンガンダムに似てるとツッコまれるイベントがある。ゴッドガンダム程では無いが、使い勝手は良い。
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- スーパーロボット大戦MX(MX PORTABLE)
- 燃費の悪さに要注意。強化パーツで射程を延ばし、無影脚を主軸に戦うと継戦能力が上がる。分身持ちなので守りは硬い。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年3月のイベント「約束のツバサ」より実装。大器型SSRアタッカー。
- 2020年5月のイベント「環の結び目」&「遠い宇宙の片隅で」にて必殺スキルに「真・流星胡蝶剣」を備えた大器型SSRファイターが追加。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 『X-Ω』での通常攻撃。
武装
- バルカン
- 腰に2門内臓。
- 弁髪刀
- 頭部の髪の先端部が鋭利な刃になっており、これで相手を貫く。一種の隠し武器。サイ・サイシーの弁髪に合わせて動く。破壊された際はサイ・サイシーの髪も解けている。
- ドラゴンクロー
- 龍の首を模した腕部。伸縮して拘束、あるいは腕の龍の牙で砕く。
- SRWでは有射程・P属性武器として過去シリーズから本機のメイン兵装として実装されている。『MX』『J』では装備されなかったが、『T』にて久々に実装。
- ドラゴンファイヤー
- 両腕の龍の口から火炎放射を放つ。
- 『J』では「攻撃力半減」の特殊効果がある。
- フェイロンフラッグ
- ビームの旗印と矛先を形成する棒。背中に4本、両肩に各4本、計12本装備。その本数を利用し、相手をビームフラッグで包囲して、そこにビームの矛による一撃を加える。
- 『J』ではフラッグを投げつけた後残る一本を回転させながら突撃するのだが、ご丁寧なことにスーパーモードになると回転の効果音が変わる(恐らく回転速度の上昇の演出)。
必殺技
- 無影脚
- 少林寺拳法による蹴撃。無影の速さで蹴りを叩き込み、最後に必殺の飛び蹴りを見舞う。
- 『MX』では無消費のP武器で威力もそこそこあるため、スーパーモード発動までは主力となりうる。
- 『T』ではドラゴンクロー命中後の演出に組み込まれている。
- 宝華教典・十絶陣
- フェイロンフラッグで相手を囲み、ドラゴンファイヤーで焼きつくす。
- SRWにおいては会話イベントではよく出てくる武装だが、何故か採用の機会に恵まれず、おかげで修行イベントで流星胡蝶剣を覚えるまでの間、ドラゴンガンダムはパンチ力に欠けた機体になってしまっていた。
- が、『T』では遂に武装として採用された(代わりに素のフェイロンフラッグが消滅した)。またスーパーモードが追加されると、消費ENが10下がる。
- 宝華教典・五火七令羽旗
- 十絶陣同様フェイロンフラッグで相手を囲み、敵の前からフェイロンフラッグを突き落す技。ボルトガンダム戦で使用した。
- SRWでは武装として採用された事はないが、フェイロンフラッグの戦闘アニメーションで再現されている作品もある。
- 真・流星胡蝶剣
- 少林寺最終奥義。気を高め、背中に蝶の羽を形成。全身に気を纏いつつ天高く跳び上がり相手へ突貫、蹴り砕く技。技名に「剣」とあるが実際に刀剣を用いるのではなく、極限まで高めた気によって己自身を敵を貫く剣へと昇華させる故に名付けられた技である。その威力はゴッドガンダムの「爆熱ゴッドフィンガー」を凌駕するほどで、原作においてゴッドフィンガーと真っ向からぶつかり合い、一方的に粉砕したのはこの技のみ。伝承によれば「命と引き換えに放たれる」と言われていた技だが、作中では技自体の効果でそのような描写は無く、この技を使用した試合において命と引き換えにしてでも勝利を掴もうとする覚悟が描かれた。なので2回目以降は普通に放っている。
- 無論SRWでも問題なく使える。演出は初めてゴッドガンダムに放ったものをアレンジしてアニメーションに仕立てている(初回使用時は両腕部を欠損していたため)。
合体攻撃
- グラビトン胡蝶剣ハンマー
- アルゴ・ガルスキーのボルトガンダムとの合体攻撃。ガンダムヘブンズソードを倒した戦法を合体攻撃を再現した技。ドラゴンガンダムが上から真・流星胡蝶剣で相手を落下させ、さらにボルトガンダムのグラビトンハンマーで相手を拘束して地面に叩き付け、フェイロンフラッグを突き刺してトドメ。『J』のみ。
- シャッフル同盟拳
- シャッフル同盟のゴッドガンダム、ガンダムマックスター、ガンダムローズ、ボルトガンダムの5体により、最大限まで高めた気を集中させてエネルギー弾として放つ。
- 『T』では全参加機体で発動可能。第46話で追加される。条件は非常に厳しいものの、数多のサポートを駆使すれば5人全員が最高攻撃力8900の技を連打できるロマン技。
特殊能力
- 剣装備
- フェイロンフラッグの棍部分を用いて切り払いを行う。
- スーパーモード
- 気力120以上(旧作品では130以上)で発動。「超級!」ではフェニックスモードと呼ばれる。
- 『T』では非正規部隊ルート第32話で追加され、移動力+1、装甲値+200、運動性+10、全ての武器の攻撃力が+200される。
- 原作では、決勝リーグ以降シャッフル同盟の機体が金色となる状態は一貫して「ハイパーモード」と称されているものの、スパロボ等ではなぜか「スーパーモード」とされる。
- 分身
- フェイロンフラッグのビーム旗を乱立させて相手の目を眩ませるのが由来とみられる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 全武器を切り払い無効にする
- 『A PORTABLE』で採用。
- 全ての武器の射程+1、CRT+20
- 『T』で採用。
機体BGM
対決・名場面
- 対シャイニングガンダム
- 盗賊団から取り返すとドモンにファイトを挑む。フェイロンフラッグで幻惑し、シャイニングフィンガーを空振りさせるが、上空から隙を突こうとした途端、左のシャイニングフィンガーが決まる。だが、ドラゴンガンダムの弁髪刀もシャイニングガンダムの首を狙っており、サイ・サイシーの初陣は引き分けになった。
- ボンボン版では、シャイニングフィンガーをドラゴンクローで退けるが、愛機を盗賊団に奪われた失態を瑞山と恵雲に知られた為、中断させられる。
- 対ファラオガンダムIV世
- 祖父・サイ・フェイロンとの戦いで戦死したダハール・ムハマンドとファラオガンダムIV世がDG細胞で復活。真相を知る前のサイ・サイシーはダハールに翻弄されるが、ダハールのファイター魂を知ると戦う決意を新たにして反撃開始。宝華教典・十絶陣とドラゴンファイヤーで勝利する。この後、ダハールの心はDG細胞に完全に支配されてしまうが、シャイニングのシャイニングフィンガーソードで倒された。
- 対ボルトガンダム
- 怒涛の攻撃をしかけるドラゴンだが、ボルトには最小の動きでかわされる。だが、宝華教典・五火七令羽旗によりボルトの動きを拘束し、グラビトンハンマーのチェーンで岩石に縛り付け弁髪刀でトドメをさせるところまで追い詰めるが、自身の右腕を引きちぎり窮地を脱したボルトのカウンタータックルを食らい、引き分けに終わる。
- 対マーメイドガンダム
- 初恋相手のセシル・ボルガーの兄でもあるハンス・ボルガーのマーメイドガンダムとのファイトは、相手の得意とする水中戦で苦戦するが、ドラゴンの左腕を囮にし、フェイロンフラッグで頭部を破壊して勝利する。
- 対ゴッドガンダム
- 互いに雌雄を決する戦い。東方不敗はこの勝負を「実力伯仲、この勝負どちらが勝ってもおかしくない」と評した。ドモンの気迫によりドラゴンクローは破壊され、ドラゴンガンダムは両腕を失う。更に全ての武器を使い果たし、追い討ちのゴッドフィンガーを喰らってドラゴンガンダムは絶体絶命。しかしその時、サイ・サイシーは既に世にいない父サイ・ロンパイからの激励を感じ取り、少林寺最終奥義「真・流星胡蝶剣」を繰り出す。その気でゴッドフィンガーを跳ね返した後は、ゴッドフィンガーを破砕することに成功する。しかし、その事でサイ・サイシーが勝利を確信した隙を付き、ドモンによる「左のゴッドフィンガー」が炸裂。奇しくも、初めて闘った時と同様、「利き手でない側の必殺技」が決め手になった。ドモンが止めを刺そうとした瞬間、ネオ・チャイナ総師により戦いは止められ、勝負は決着した。
関連機体
- フェイロンガンダム
- SRW未登場。サイ・サイシーの祖父サイ・フェイロンのMFで第4回大会優勝機でもある。ドラゴンガンダムは本機の後継機にあたる。
- ガンダムダブルドラゴン
- SRW未登場。漫画『超級! 機動武闘伝Gガンダム』に登場する後継機。全身に炎を纏った竜のようなデザインであり、巨大な竜の姿にも変形することが可能。
- リュウガンダム
- SRW未登場。漫画『機動武闘伝Gガンダム外伝―翔龍伝説―』に登場するホウ・セイギョクの機体。外観の大部分はドラゴンガンダムと共通するが、全身が赤く、鱗に覆われたかの様な生物的なデザインの腕部を持つ。
余談
商品情報
脚注
- ↑ モビルファイター紹介、機動武闘伝Gガンダム、2022年2月10日閲覧。