ブラックマイトガイン | |
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外国語表記 | Black Might Gaine |
登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
声優 | 松本保典 |
AI | ブラックガイン |
所属 | アジアマフィア |
パイロット |
ホイ・コウ・ロウ チンジャ・ルース |
概要
ブラックガインが同じくコピーされたサポートメカと合体した形態。
両腕の合体メカがマイトガインとは逆であり、機体色が黒をメインにしたものに変わった他、胸の飾りが「中」の文字を崩した形状になり、両肩の新幹線も凶悪なノーズアートのようなデザインになっている。極め付けに頭部はマジンガーのような形状になっており、ブラックパイルダーが合体すると前方が閉じて帽子のような形状になる。トドメとばかりに合体完了ポーズもマジンガーそのものである。
また合体コールの「レッツ・ブラックマイトガイン」は仮面ライダー1号の変身ポーズを取りながら行っている。一方ダイヤグラマーに相当するアイテムは存在しない。
マイトガインと同等の戦闘力を持ち、マイトガインを精神面、機体面の両方で苦しめた。
構成機体
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。シークレットシナリオ「黒い勇者特急」[1]で登場。味方時と敵対時のグラフィックが両方共用意されており、眼部とブラックガイン側の肩のライトの色が違う。
- 原作通り敵となるが、原作と異なり自爆することはなく伝達回路だけを破壊されたことで救出され、マイトガインと入れ替わりで正式に加入する。他に原作と異なる点としてチンジャもブラックパイルダーに乗り込んでいるためブラックマイトウイングも無人機になっている。
- 武装が若干少ない点を除けばマイトガインと同じ感覚で使っていける。逆に言えば、後継機前提のスペックのマイトガインと同じ性能なので、後半息切れしてしまう。また一人乗りのためマイトガインと異なり舞人の精神コマンドを使用できないのも辛いところ。とはいえ、最大火力そのものは決して低くはないため強化すれば十分最後まで使っていける。
- なお、DLCシナリオ「再起への誓い」では仲間になっていると出撃メンバーになるため、若干攻略が楽になる。
装備・機能
武装・必殺武器
- ブラックバルカン
- 名称は『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』より。胸部左右のライト部分から発射する機関砲。『V』では未採用。
- ブラックシグナルビーム
- 頭部のシグナルから発射するビーム。ガードダイバーへの迎撃に使用。
- ブラックマイティキャノン(仮称)
- 左右の腰に装備するキャノン砲。『V』では未採用。何気に本家の方は使用していない。
- ブラック動輪剣
- 左右の腰に内蔵する両刃剣。オリジナルと異なり鍔は両刃斧のような形状の真ん中に胸と同じマークが付いているため、正確には「動輪」剣とは言えない。そのためエネルギーをチャージしても展開、回転ギミックは存在しない。
- 縦一文字斬り
- スラスターを噴かせて天高く舞い上がって敵を一刀両断するマイトガイン譲りの必殺技。トドメ演出では、頭部のシグナルが赤から青に変わる。
- 劇中では胸部のライトでマイトガインの目を晦まし、その後に技に入ったが、ガードダイバーの援護により不発に終わった。
- ブラックマイティシールド
- 右腕の盾。
特殊能力
- 盾装備
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 最大EN+50、移動力+1。「動輪剣」と名の付く武器の攻撃力+200。
- これのおかげで最大火力はある程度カバーできる。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 気力150以上で、一度だけ自軍フェイズの開始時、精神コマンド「勇気」がかかる。
- 努力と根性の女パイロットと違い、気力150になったら即、ではなくその次のPPで発動する点に注意(逆に言えば発動タイミングの調整が利くとも言える)。
機体BGM
- 「嵐の勇者(ヒーロー)」
対決・名場面
- 「悪者特急ブラックマイトガイン」
- ホイ・コウ・ロウの策略により、ブラックガインは操られ舞人達に襲い掛かる。さらにホイ・コウ・ロウはコピーしたデータを下にロコモライザーとマイトウイングも完成させていた。それらの機体が合体することで、黒い翼に殺意を乗せた悪者特急ブラックマイトガインが不幸の赤信号を勇者特急隊に灯すため、マイトガインと激突する。一方マイトガインは、共に訓練を重ねたブラックを思い、全力を出せずに苦戦を強いられていた。その戦いの結末とは…………
人間関係
名台詞
- 「断っておくが、無抵抗だからといって容赦はせんぞ」
- ホイにより洗脳された後、マイトガインの説得も無視し、攻撃を仕掛けた後の台詞。
- 「コックピットごと握り潰してやろうか!?」
- マイトガインの頭部を掴み、握り潰そうとした際の台詞。ガインだけではなく隊長の舞人すら手にかけようとするなど、悪に染まっている。
- 「他愛もない。まずお前達から始末してやろう」
- ホーンボンバーとガードダイバーを倒し、止めを刺そうとするが。直後、仲間の危機にマイトガインの攻撃を受ける。
- 「うぅ、わ、私は一体何を…」
- 盾一文字切りにより倒され、ブラックパイルダーが離れた直後、意識を取り戻した際の台詞。この時のみ目の色が洗脳前に戻っている。ブラックマイトガインとしてはこれが最後の台詞。
- 後の展開のためとはいえ、いつものように大爆発を起こさず倒れただけだったが、マイトガインもブラックを斬り付けた直後、顔を背けていたため、彼も本気で切りたくなかったことが窺える。
- 「黒い力を正義に変えて、灯せ悪への赤信号! 勇者特急ブラックマイトガイン、声援受けて只今推参!」
- ゲーム『ブレイブサーガ』での名乗り口上。悪から正義に転生し、赤信号も不幸から悪への警告に変わり、声援受けての部分は、マイトガインらしいメタ発言と、心憎い口上である。
スパロボシリーズでの名台詞
- 「とっきょ…」
「とっきょ…きょかする… とうきょうと…とっきょきょかきょく…」
「私の…超AIは正常に作動している…」 - 「黒い勇者特急」の終局、ホイのコントロールから解き放たれて。原作では忌わの際の台詞となってしまった早口言葉だが、今度は無事生還の第一声として成功させるのであった。
- 「黒い翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号! 勇者特急ブラックマイトガイン、定刻通りにただいま到着!」
- 西暦世界ルート第28話「激突する正邪」で登場した際にマイトガインの前口上を模して。DVEになっており、キャラクター事典の味方版の3番目の台詞にもなっている。
- 青信号と言っているが味方になってもシグナル部分は基本的に赤信号である。ちなみに原作でのホイ・コウ・ロウとチンジャの口上ではコックピットの二人を映すだけだったため、マイトガインと同様の決めポーズも事実上のスパロボオリジナルである。
- 「ついでにもう一つ! 特許許可する東京都特許許可局!!!」
- 上記の名乗り口上から決めポーズのまま間髪入れずに早口言葉を披露。感嘆符の多さからよほど言えるようになったのが嬉しかったのだろうか…。
- 「ブラック動輪剣! チャージ、アァァップ!」
- 「ブラック動輪剣 縦一文字斬り」使用時の台詞パターンの一つ。
- 声優ネタ。元ネタは同じ勇者シリーズ『太陽の勇者ファイバード』で松本保典氏が声優を務めたファイバードの必殺技「フレイムソード・チャージアップ」。
- 「この世に悪の栄えた試しはない!」
- 同じく縦一文字斬りのトドメ演出の台詞の一つ。こちらも中の人が演じた別の作品の勇者の台詞を意識している。ただしこちらは舞人も劇中やトドメ演出でよく使う台詞でもある。
- 「…罪を憎んで人を憎まず…」
ガードダイバー「え…?」
「こちらの話だ。それより、残った敵を片付けよう」 - DLC「再起への誓い」にて、ホイ・コウ・ロウがいる事に気付き、彼がチンジャを助けたのを見て呟いた言葉。
- 原作では果たされなかったホイ・コウ・ロウを許した場面である。また戦闘後も途中で現れたシャオマイを疑問に思うバトルボンバーがホイ・コウ・ロウの事を気にしないようにはぐらかしている。
余談
- 主役ロボの偽物、正義の心を持つ、悲劇的な結末、といった要素から人気の高いキャラクター。また、ほぼ同形状のため1話限りのキャラながら商品化も多い。
- 勇者シリーズ+αのスパロボと言える『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』『新世紀勇者大戦』においても隠し要素として仲間になった。このため、『V』でも隠し要素になってほしいという声が多く、しっかり実現された。
- なお、ブラックマイトガインの一人称は本編及び『V』では「私」だが、『ブレイブサーガ』では「オレ」になっている。
- ブラックマイトガイン登場回の脚本を担当した井上敏樹氏は、特撮作品『光戦隊マスクマン』の第39話においても、1話限定ヒーロー、X1マスク・飛鳥リョオを描いた。
- 一方あの『マイトガイン』屈指のカオス回「納豆に手を出すな!」の脚本を執筆したのも井上氏である。
脚注
- ↑ スパログで唯一存在が公表されている隠し要素。発売前日の生スパロボチャンネル内で堂々とヒントが出ていた。