射撃
本稿では射撃の扱いや、育てるパイロットなどを中心に取り上げたい。
射撃(能力)
パイロットの能力値の一つで、高いほど機体の射撃属性武器のダメージが大きくなる。格闘とは相対関係になる。パイロット養成や、スキルパーツで養成可能。
射撃が高い主なパイロット
スナイパー、リアル系主役パイロットが高い傾向にある。スーパー系の場合は射撃が高くても大抵は格闘と同程度になる。
- アムロ・レイ / クワトロ・バジーナ / カミーユ・ビダン / ジュドー・アーシタ / シーブック・アノー / ウッソ・エヴィン
- UCガンダム系主人公達は射撃が高い。特にアムロとクワトロ(シャア)は総合的に能力が高く、その上スキルが充実しているので実数値以上の成果をもたらしてくれる。
- ヒイロ・ユイ / ゼクス・マーキス
- 『ガンダムW』勢も射撃重視に機体に乗るヒイロ等は射撃が高い。ただし、ゼクスは『D』のようにガンダムエピオンに乗る事が前提の場合、射撃が低い。
- キラ・ヤマト / アスラン・ザラ
- 『ガンダムSEED』勢主人公も射撃が高い。
- ただし、アスランはジャスティスガンダム以降の乗機が格闘武器メインとなるため、やや噛み合ってない感もある。
- ロックオン・ストラトス兄弟 / ゲイン・ビジョウ / ヨーコ・リットナー / ミハエル・ブラン / クルツ・ウェーバー / 矢島英明
- 長射程のスナイパー系機体に乗るパイロット勢。皆突出した射撃値を有する。さらに内4人はガンファイトを自力習得したりもする。
- 遠見真矢
- 彼女は時期によって機体がスナイパー系であったりなかったりするが、どちらにせよ高い射撃能力が生きる。ガンファイトの自力習得もする。
- 桂木桂 / オルソン・D・ヴェルヌ
- オーガス系エース。
- キリコ・キュービィー
- 異能生存体の発動で射撃値が更に伸びる。状況が整っていれば狂気のダメージ値を叩き出す。
- 剛健一
- 射撃が特技という設定にも拘らず、ボルテスVの必殺技は剣と噛み合わなくなってしまった不遇のパイロット。それでもこのおかげで遠距離への反撃でも十分威力が出せる。こちらもガンファイトを自力習得する場合がある。
- 木戸丈太郎 / ロック・アンロック
- どちらも射撃の名手であるJ9シリーズのロボット形態でのメインパイロット。
- 真上遼
- マジンカイザーSKLの射撃担当。ガンファイトも合わせて自力習得する。
射撃(武器属性)
搭乗パイロットの射撃値によってダメージを算出する武器。基本的に武器属性に「銃」や「照準」のマークがある武器が該当。機体の地形適応は、自分のいる地形を参照する。
なお、作品によっては隠し属性で「格闘射撃(格射)」武器が存在する場合があり、『スーパーロボット大戦MX』など一部作品ではオープンになっている。こちらのダメージ計算はパイロットの格闘値に依存しているが、機体の地形適応は射撃武器に準じて自分のいる地形を参照する。
射撃に関連する事柄
主にリアルロボット系の最強武器が射撃系であることが多い。格闘武器と比べて射程の長い武器が多いが、移動後使用可能なP属性の武器は減る。また射撃系で無消費の武器は殆どない(希有な該当例としては、OGシリーズの換装武器ステルス・ブーメランなどがある)ため、常に残弾数やENへ気を払わなければならない。
攻撃力は、一般的な射撃系だと格闘系より若干低めのことが多い。イデオンガン、メイオウ攻撃、コスモノヴァ、サテライトキャノンなど凶悪な破壊力の射撃兵器も幾つか存在するが、使用条件が特殊で扱いづらいものが多い。
射撃重視のユニット
射撃と格闘が混在するユニット
射撃重視のユニットでも、最強武器や強力な武器が格闘系の場合や、その逆がある。その一例を挙げる。
最強武器が格闘系
- Ζガンダム
- ハイパーメガランチャーを筆頭に射撃武器が満載だが、最強武器である「ビームサーベル(ハイパー)」や「ウェイブライダー突撃」は格闘武器である。
- ユニコーンガンダム
- こちらも射撃武器が豊富だが、最強武器の「NT-D連続(覚醒)攻撃」のみ格闘扱い。
- V2ガンダム(V2アサルトガンダム)
- 射撃武器重視だが、最強武器である「光の翼」は格闘武器。
- レイズナー(強化型レイズナー・レイズナーMk-II)
- SPTのこれらも射撃重視だが、最強武器の「V-MAX(V-MAXIMUM)」は格闘扱い。『J』では合体攻撃が射撃扱いのため射撃も十分に生かせる。
- ドラグナー1型カスタム、ファルゲン
- 両機体(メタルアーマー)とも射撃武器重視だが、合体攻撃の「ツイン(ダブル)レーザーソード」が格闘武器である(前者に関しては強化前のD-1は格闘武器の「レーザーソード」が最強武器であり、D-2・D-3との合体攻撃「恐怖のトリプルアタック」に関しても同様)。特に『MX』での凶悪な性能と凄まじい威力は、筆舌に尽くしがたい。
- YF-19、YF-21
- 両機体とも射撃重視だが、最強武器の「ピンポイントバリアパンチ」が格闘武器である(後者は「リミッター解除」も同様)。また、『第3次α』においては合体攻撃に「ダブルピンポイントパンチ」もあるが、これも格闘武器である。
最強武器が射撃系
- サイバスター
- 格闘系と射撃系の両方で強力な兵装があり、養成をどちら重視にするかで悩まされる。マップ兵器のサイフラッシュや、最強武器のコスモノヴァは射撃武器。アカシックバスターは、OGシリーズ以前は射撃系、以後は格闘系に分類されることが多い。
- V2バスターガンダム(V2アサルトバスターガンダム)
- 上記のとおり他の換装形態では「光の翼」が最強武器だが、バスターパーツを換装するとロングレンジキャノン(メガビームキャノン)が最強武器になり立場が逆転する。
- テッカマンブレード、ブラスターテッカマンブレード
- 主力武器はテックランサーやクラッシュイントルードなどの格闘武器が多い。しかし最強武器のボルテッカ系は、ボルテッカクラッシュイントルードを除き全て射撃属性。合体攻撃もダブル・ランサーコンビネーション以外は射撃系。
後継機への乗り換え・機体変化により変化してしまう例
中には以下のような時期によって機体の最強武器の属性が変化してしまう例も存在する。どちらの時期でも活躍できるようにするなら、闘争心やアタッカーなどの属性を問わず攻撃力を上げられるスキルで強化した方が適切と言える。
- サーベラス
- この例の代表格とも言うべき機体。この機体は射撃武器が最強武器だが、乗り換え後のサーベラス・イグナイトになるとヒューゴがメインを担当するフォームGでは格闘武器が最強武器になってしまうため、射撃やガンファイトを養成したプレイヤーは落胆する羽目に陥る。
- マジンガーZ (真マジンガー)
- 従来の旧TV版やOVA版ではどれも最強武器が格闘扱いだが、『真マジンガー』版は射撃武器の「光子力ビーム」が最強武器となる(『BX』に至ってはブレストファイヤーまでも射撃扱い)。ただしゴッドスクランダーが付くと格闘属性の最強武器が追加され、やはり立場が逆転するため、最後まで射撃武器が最強武器のままなのは『第2次Z破界篇』のみに留まっている。
- ガンダムAGE-3
- こちらもビームサーベルを除いてすべて射撃武器と射撃偏重の機体だが、AGE-FXになると一転して格闘属性の「C-ファンネル」が最強武器になる(後で追加される「バーストモード」も同様)。
武器の種類とダメージ依存属性の不一致
最近の作品では、パイロットやユニットの能力が格闘寄りの場合、一部の射撃武器が格闘属性に変更されることがある。例えばウォーカー・ギャリアのICBM投げ、アルトアイゼンのスクエア・クレイモアなどが挙げられる(元を正せばマジンガーZのブレストファイヤーなどの射出兵器もこの扱いを受けていた、と言える)。最初から最強武器が射撃か格闘かで分かれば育成は楽であるが、分からない場合は育てにくくなる悪循環に陥ることが多い。