特車二課
『機動警察パトレイバー』等を始めとするパトレイバーシリーズにおいて泉野明らが所属する部署で、「警視庁警備部特科車両二課」の略。警視庁に実在する部署「警備部特科車両隊」が一課として扱われている。
主にレイバーを使用した凶悪犯罪に対処するための部署であり、警察用のパトロールレイバー、略して「パトレイバー」を運用して取り締まりにあたる。
第一小隊と第二小隊が存在するが、劇中では泉野明らが所属する第二小隊が主体となるため、第一小隊が話題に上ることは少ない。
基地は東京湾の寂れた埋立地(21世紀現在では「お台場」がある部分に近く、今野敏氏の小説『夕暴雨 東京湾臨海署安積班』ではお台場近くにある主人公達の拠点「臨海署」の近くに「特車二課」基地が出来るという話がある)に存在し、付近に飲食店等が殆どない(ので度々中華料理屋「上海亭」が話題に挙がる)事から暇なときは家庭菜園や釣り等で食を賄っている。
「特殊車両二課」とされている場合もあるが、実在の部署に合わせた表記である「特科車両二課」が正しいと思われる。
第一小隊はベテランが多く、隊長の南雲以下、生真面目な隊員ばかりである。しかし、第二小隊ができたことで予算が厳しくなり、劇中では既に時代遅れになった旧式の機体を長い間使わざるを得なかったという不遇な扱いを受けていた。一方、第二小隊は隊長である後藤を筆頭に警察官の枠を外れかねない個性的な性格の人員が多い。設立当時に最新鋭の機体であるイングラムがあてがわれるがパイロットが機体に傷が付くのを嫌がる人物とやたらと発砲したがる人物の2人といろいろ面倒である。また、第一小隊と比べるとはるかに犯人確保までに周辺に損害を出すことが多く、漫画版では中盤に初めて損害無しで犯人を取り押さえた際には「設立以来の快挙」とニュース番組で報道されたほどである。
所属人員
- 福島隆浩
- 特車二課の課長。スパロボ未登場。
第一小隊
- 南雲しのぶ
- 第一小隊長。
第二小隊
- 後藤喜一
- 第二小隊長。
- 泉野明
- 一号機フォワード(操縦担当)。
- 篠原遊馬
- 一号機バックアップ(指揮担当)。
- 太田功
- 二号機フォワード(操縦担当)。
- 進士幹泰
- 二号機バックアップ(指揮担当)。
- 山崎ひろみ
- 後方支援担当。
- 香貫花・クランシー
- 二号機バックアップ(指揮担当)。ニューヨーク市警から研修のために派遣された。
- 熊耳武緒
- 二号機バックアップ(指揮担当)。スパロボ未登場。
整備班
関連機体
- AV-98イングラム
- 第二小隊用に三機配備されている。このうち三号機はスパロボ未登場。
- 零式
- 『機動警察パトレイバー the Movie』にて納入される予定だったが……