榊清太郎
榊清太郎は『機動警察パトレイバー』の登場人物。
| 榊清太郎 | |
|---|---|
| 読み | さかき せいたろう |
| 登場作品 | |
| 声優 | 阪脩 |
| デザイン |
ゆうきまさみ(原案) 高田明美(アニメ版) |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 地球人(日本人) |
| 性別 | 男 |
| 出身 | 神奈川県平塚市 |
| 所属組織 | |
| 所属部隊 | 第二小隊 |
| 役職 | 整備班班長 |
概要 編集
若い頃から整備一筋のいぶし銀で、整備の現場ではバッテリーを「電池」と呼称するなど、年相応に古風な(悪く言うと時代に逆行した)性格。自身を「機械バカ、時代遅れのボルト&ナットガイ」と評しているが、斯波繁男ら整備班の面々から崇拝され、「レイバー隊の闇将軍」「整備の神様」と言われるほどの重鎮。また本庁内にもパイプを持つなど、その人脈は広い。
仕事場を精神修養の場として捉えており、それ故に仕事中にだらしない態度を見せる部下に対しては激しい雷が落ちることになる。特に二課基地内へのいかがわしい雑誌やビデオが持ち込まれてたことが明らかになった際には激しい怒りを露わにしており、それを没収した上で焚書したことを切っ掛けに、整備班内で「火の七日間」と呼ばれる珍騒動が引き起こされた。
その豊富な経験と腕を見込まれレイバーの整備に携わるものの、ハード(機体)はともかくソフトウェアに関しては疎く、次第にソフト中心になっていくレイバーシステムに取り残されたような感覚を吐露する場面もあった(事実、ソフトウェア関連については繁男の方が詳しい)。
愛車はモスグリーンのシェルビーコブラ。
登場作品と役柄 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。
人間関係 編集
名(迷)台詞 編集
- 「ボサっとしてる奴は全員海に叩き込むぞ!!」
- 榊を象徴する台詞その1。常々若い整備員に檄を飛ばしている。
- 「シゲ! …俺はな? 12の歳に湯たんぽエンジンの単車をバラして親父に殴られた…その時から今日まで50年間、機械一筋に生きてきた男だ、今さら見栄も虚栄もありゃしねえ…ただな…? 新しい機械、生まれたばかりの真っ新なその機械を誰よりも早くこの目で見たい、触れたい、バラしてみたい…ただその一念で朝からここにこうして突っ立ってるだけだ…フフ、機械バカ、時代遅れのボルト&ナットガイよ…」
- アーリーデイズ第1話冒頭にて斯波に対して呟いた台詞。特車二課創立から新型レイバー98式AV導入決定までの苦労を延々と語る斯波とは対照的に、榊はただただ念願の新型パトレイバーを誰よりも早く整備したくてうずうずしている旨を打ち明けた。車両整備一筋で今日まで50年間生きてきた榊の純粋さを思わせる台詞である。しかし、榊の一念とは裏腹に、肝心の98式AVは首都高速の交通渋滞(後藤曰く「雪隠詰め」)に巻き込まれ夜になっても到着せず、ようやく到着したのは夜明け前、しかも2号機は首なし、1号機は片腕という有様であった。
- 斯波「あれぇ? また磨いてんのぉ?」
野明「ん? ははっ、整備のお手伝いでも出来れば良いんだけどね? あたしじゃ手を付けられないから、磨いてあげるくらいはしなくちゃ!」
斯波「今度、野明でも整備出来るとこ、教えてあげよっかぁ?」
野明「ホントにぃ!? ホントに教えてくれる!?」
斯波「ああ、へへっ! でもおやっさんに怒られちまうかなぁ?」
野明「どうしてぇ?」
斯波「おやっさん根っからの職人だからさぁ?“女だてらに機械いじり”ってのも抵抗あっかもなぁ…?」
榊「シゲ!」
斯波「いいっ! あっ!!」
榊「俺は先に帰るからな…? 出動中の第一小隊と、練習中の2号機の面倒頼んだぜ…?」
斯波「はいっ! お疲れ様でしたー!!」
榊「それからな!」
斯波「へっ!?」
榊「“男だてらに事務一筋”って奴もいる…いいんじゃねえか? 仕事に差し支えない範囲で教えてやんな…?」
斯波「は、はいっ!」
野明「榊さん!!ありがとうございます!!」 - TV版28話『怪しいふたり』にて。野明がアルフォンスを磨いている時に斯波が整備を教えてあげようとするが、榊に反対されるのではないかと躊躇してしまう。その会話中に帰り支度を終えた榊が現れ、いつも通りの檄が飛ぶのではないかと震え上がる斯波であったが、整備を覚えようとする野明の姿勢に理解を示した榊は整備を教えるのを許可する。普段檄を飛ばしてばかりの印象が強い榊ではあるが、時折見せる優しさが魅力的な場面である。
- 「馬鹿野郎っ!! いい若え者(もん)が飯抜いたぐれぇでなんだそのザマぁ!! 俺たちが若かった頃はなぁ? 寝食を忘れて整備に没頭したもんだ!」
- TV版29話『特車二課壊滅す!』にて。この話にて特車二課は御用達である上海亭に出前を頼むが、出前は一向に来ず、挙句の果ては太田と上海亭の主人が対立(というより、太田が一方的に怒っていた)した結果、唯一の食糧源である上海亭からの出前が途絶えてしまうという事態に陥ってしまい、斯波をはじめとする整備班員は号泣してしまう…そんな整備班員に榊はいつものように檄を飛ばす。だがこの時の榊は持参した弁当を食しており、説得力に欠ける発言である。斯波は榊に対して物申すも
- 「うるせぇ!!肝心のおめえがそんなんだからこいつらいつまで経っても半人前なんだ!!」
- と聞く耳を持たずそのまま帰宅してしまう。あまりにも冷酷な榊の発言に、榊を尊敬する斯波でさえ「飯食ってる人間は冷酷だよなぁ? 実際…」というぼやきが出るほどであった。
- その後、空腹に耐えかねた太田と整備班は上海亭に押し掛けるが、そこには出来上がった直後の料理が並んでおり、限界に達していた彼らはあっという間に料理を平らげる......のだが、なんと食中毒で全員入院する羽目になり、特車二課が機能不全に陥ってしまう。
- 大量の料理を自転車(大八車付き)で運ぶキツイ労働に耐えかねたアルバイトが野良犬に料理を喰わせて逃亡した上、信用を失くす事を恐れた上海亭の店主(上海亭にとって、特車二課からの出前が無くなる事は文字通り死活問題)が泥まみれの食器を洗浄しないで料理を盛り付けた事が、騒動の原因であった。
- 泉「榊さん! あたし、イングラムに乗れたこと、すごく嬉しく思います…だから…上手く言えませんけど…よろしくお願いします!!」
榊「イングラムは俺にとっちゃ最後の名機かも知れねえな…? 機械の進歩が、早すぎらぁ…」 - TV版最終話である第47話『コンディション・グリーン』にて。事件解決後、野明は後方で待機していた榊に素直な気持ちを言う。前話にて第一小隊の最新鋭機AV-0 ピースメーカーの出現により落ち込んだ時の台詞とは打って変わり吹っ切れた野明の台詞が印象的な会話である。それに対して榊は自分にとってイングラムを最後の名機かも知れないと率直な感想を告げた。とりあえずとはいえ、最終回を大いに盛り上げる名場面である。
- 遊馬「ひょっとして、榊さんのコブラもおじゃん?」
整備士「うわぁぁ…」
榊「こんなときだ。おれの車なんざ、どうでもいい。ほかにやるこたぁ、いっぱいあるだろうが」「ふん!」「捕まえたら、東京湾のさかなの餌にしてやる(ボソッ)」 - 漫画版より。内海たちの襲撃で愛車のコブラを破壊されてしまう。気遣う整備士達に発破をかけるも、内心は怒り狂っており、内海たちを捕まえたら東京湾に沈める気満々であった。
- 榊「どんなに技術が進んでも、これだけは変わらねぇ。機械を作るヤツ、整備するヤツ、使うヤツ。人間の側が間違いを犯さなけりゃあ、機械も決して悪さはしねぇもんだ」
「実山さんよ、今日は二課の整備課長がメーカーの工場長に会いに来た訳じゃねぇ。お互い、女房よりも長く機械に付き合ってきた技術屋同士、腹を割ったところで聞かせてもらいてぇんだ」
「お宅のHOS、あれは大丈夫なのか?」
実山「……何を言い出すかと思えば、HOSはウチが社運を賭けて送り出した切り札ですよ?」「どの現場でも好評ですし…現にHOSの登場でバビロン・プロジェクトの工期は3割は短縮できたって評価も…」
榊「そんな事、聞いちゃあいねぇよ……どうなんだい?」
実山「絶対に大丈夫です!!この私が保証します!」 - 劇場版1での実山とのやり取り。技術屋としての榊の姿勢が示される名言中の名言であり、あらゆる時代に通用する名セリフである。なお、実山の「大丈夫」というセリフが嘘であることは、この時点で見抜いているが、彼の立場を気遣ってただ顔を見つめるだけであった。
余談 編集
- 『機動警察パトレイバー2 the Movie』では整備班長の座を繁男に譲り渡して引退。隠居生活を送っていたが、追われる身となった後藤と南雲を家に匿い、二課が壊滅した際には整備班をかき集めて自身と同じく一線を退いていたイングラム3機を稼働状態にする活躍を見せた。
- それから十数年後の時代が舞台の実写作品『THE NEXT GENERATION パトレイバー』では、既に故人となっており、特車二課整備班に遺影が飾られている。