トロワ・バートン

2014年3月2日 (日) 15:10時点における106.188.128.12 (トーク)による版 (→‎Zシリーズ)

トロワ・バートン(Trowa Barton)

新機動戦記ガンダムW

出身、年齢、所属、全てが謎に包まれた少年。ヒイロと同じく自らを戦う為に作られた兵器として認知しており、任務のために必要とあれば自身の命を賭すことも厭わない。10歳の頃から傭兵としてモビルスーツを操縦しており、その的確な状況判断と過去の経験を生かしてか、先読み能力は5人のガンダムパイロットの中でトップ。寡黙で必要な事以外はほとんど話さない(ただしガンダムに乗るとしゃべりだす)が、戦いを好む者達の中で生きていかねばならない寂しさを垣間見せる事もある。
身体能力もかなりのもので、ジャンプや回転といった身の軽さを生かした技をこなせることから、対OZ破壊工作時はサーカス団のピエロ役をカモフラージュとして用いており、巡業をしながらを任務を遂行していた。しかしこのサーカス団は身寄りのないトロワにとって家族のような存在となっており、戦いが終わった後は再びこのサーカス団に戻りピエロ役を続けている。尚、サーカス団で特に親しい存在であったキャスリン・ブルームは、幼い頃両親、そして生まれたばかりの弟トリトン・ブルームを火災で失い、トロワ自身にも背中に本人の覚えがない火傷跡が存在しているが、トロワがトリトンであるか否かの真相は不明のままである。

無口ではあるが意外に面倒見がよく、トレーズとの決闘で敗退し落ち込む五飛をサーカス団に連れて来たり、自爆を敢行して瀕死のヒイロを介抱し彼の贖罪に付き合い、またヒイロゼクスの決闘の際はヒイロヘビーアームズを貸し与え、ヒイロが扱いやすいよう左腕にビームサーベルを仕込む改造も施すなど、度々他のガンダムパイロット達をサポートした。
舞台が宇宙に移ってからは、月面基地にOZ宇宙軍として潜入し、捕まったヒイロデュオ五飛をOZ兵士としての権限を使いサポートした。さらに、ゼロシステムによって狂ったカトルが正気に戻れたのも彼の命を賭けての説得があってこそである。それが原因で記憶喪失になってしまうが、宇宙に巡業しにきていたサーカス団と再会、再びそこに身を寄せる。しかし身体に染みついた戦いの本能と、大事な人を護りたいという願いから再び戦場へ戻ることを決意。カトルらの協力もあって記憶を取り戻すことに成功した彼はリーブラ攻防戦において無事に生還、キャスリンの待つサーカスへと帰って行った。

特徴的な前髪の持ち主。また他の4人より頭一つ身長が高い。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

劇中、トロワが「トロワ・バートン」と名乗るきっかけになった出来事が語られる。「トロワ・バートン」という名前はデキム・バートンの息子のものであり、死亡した彼の代わりに名前を引き継いでオペレーション・メテオに参加しただけなので、彼の本名ではない。その名前を名乗るまでは名前すらない「名無しの兵士」だった(当時の仲間たちも一言も喋らない為、彼を呼ぶときは『名無し』と言っていた。なお、彼は戦場と帰る場所を求めて放浪を続けていたが、宇宙には戦場がなかったため、この時は整備士という立場だった。しかも割と天職だったらしい)。この時、彼は地球にいる家族を守るために本物の「トロワ・バートン」を殺し、殺人を犯した罪悪感に苛まれるヘビーアームズの技師(ドクトルSの助手)に同情して自らが「トロワ・バートン」を名乗る事を提案している。ちなみに、彼はヒイロ達とは違ってオペレーション・メテオのための特別な訓練を何一つ受けていない。しかし10才の頃からMSリーオーに乗っているため、その腕前は高い。
マリーメイア軍には「ラルフ・カート」(これは『新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET』(スパロボ未参戦)に登場したかつての戦友の名)という名で潜入していたが、デキムにあっさりと正体を見破られてしまう。その後はカトルデュオと共に地球に降下し、ゼクス達とサーペントの大部隊と戦闘を繰り広げる。
戦乱後は、ヘビーアームズを爆破させ、キャスリンの元へと帰っている。
実は筋肉質の体型であることが発覚し、前半で裸サスペンダー+筋肉というなかなか衝撃的な姿を披露した。

登場作品と役柄

TV版で登場する場合は、敵として登場。のちに自軍に参戦する。また、原作通りゼロシステムに翻弄され暴走するカトルの説得イベントが用意されている。
EW版で登場する場合もマリーメイア軍などの敵軍に潜入しているため敵として登場。マリーメイア軍時の搭乗機は作品によって異なる。原作通りサーペントの場合と、ガンダムヘビーアームズ改(EW版)の場合とがある。そのうちゼクスノインサーペントに囲まれているところにデュオカトルと駆けつけ味方になるというのがパターン。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F
スパロボ初登場。今回は敵。射程7の遠距離武器を所持しており、射程外攻撃が強い。
スーパーロボット大戦F完結編
条件を満たせば味方となる。プロセスが厄介でカトル、デュオを仲間に加え、さらに説得経て一時的に自軍に加わり、中盤に離脱する。その後、自軍に復帰するかはポセイダルルートに限定されてしまう。DCルートではNPCのまま終わる。仲間にすればウイングガンダムゼロカスタム化してくれる。射撃が高いのだが、2回行動が遅いのと精神コマンドの悪さが響き(必中がない)、一軍で戦わせるのは辛い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
中盤から参戦。決して弱くはないが、武器が高性能な愛機・ヘビーアームズカスタムはW系最強のゼクスに乗機を奪われることも多々。能力射撃重視の回避系だが、命中・回避に猛烈な補正のかかるニュータイプ勢に比べるとあまり避けられない。また2回行動可能レベルも56と絶望的なのが辛い。必修精神コマンドは自爆熱血
スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
COMPACTとほぼ同様であるが、本作では援護システムが導入されたため使い勝手はよくなっている。乗機はヘビーアームズのままでも十分だが、トロワは援護LvがW系の中でも高いため射程の長いウイングゼロとも相性がよい。必修精神コマンドは自爆狙撃。残念ながら熱血を修得しないパターンが2パターン存在し、そのうち片方は命中アップ精神コマンドを覚えない。その場合、使用はためらわれる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
デフォルトで狙撃を持っているが、格闘攻撃が優遇されている本作ではやや不遇。得意を会得しているため気力が上がりやすく、ゼロシステムを発動させやすいためウイングゼロに向いている。乗り換えも考慮するといい。ただし、熱血を修得しないため攻撃の起点ではなく、援護攻撃を主体にした運用をするといい。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ティターンズに潜入しているため、自軍の敵として登場し、中盤から自軍に参加する。原作通り、カトルに撃墜された後に記憶を失う展開が再現される。能力は改善され、待望の必中を習得した。他の4人に比べ、乗機の最終型の能力が振るわないので不遇。終盤トールギスIIIに乗せてもいい。PS版ではを覚える。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
回避が飛躍的に上昇。ただし、α外伝に準拠しを習得しなくなった。今回は愛機ヘビーアームズカスタムが強力なので乗り換える必要はない。
スーパーロボット大戦α外伝
序盤、マリーメイア軍に潜入し、敵として登場するがすぐに仲間になる。愛機ヘビーアームズが長射程化、弾数増加された。そのため、トロワの援護攻撃の活かし方次第では活躍する局面が広がった。案外フル改造トーラスとも相性がいい。今回からを覚えなくなった。
第2次スーパーロボット大戦α
台詞に新規収録が入った。「射程+1」の小隊長能力を持ち、狙撃も覚えるため便利。デスサイズに乗り換えてビームシザース全体攻撃版を使わせると使い勝手がいい。
第3次スーパーロボット大戦α
使い勝手は前作と同じ。今回はPS装甲のせいで愛機が不遇なので、トールギスIIIに乗せかえると、狙撃との相性も抜群で小隊長として使いやすい。小隊員の時に精神コマンド狙撃を使うと、小隊長として攻撃しない限りは効果が消えないので、長射程の小隊攻撃が可能。加えて、直撃かく乱を持つ為、小隊員としても優秀。今回は地球連邦軍のやり方に不満を持ち、一時的にザフトに所属したりもするが、直ぐにザフトのやり方にも反目し、カトル達と和解する。セレーナ編では、その辺りが詳しく描写されている。Bセーブを養成すると、特殊台詞があったりする。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
久々にTV版設定での参戦。第14話でカトルと共に自軍加入。フルオープンアタックがわずか気力110で使用可能なのが強み。早い段階でヒット&アウェイを習得させれば汎用火力として活躍でき、援護攻撃の鬼にもなる。早めに仲間になるので十分育成が可能である。他のW勢と比べると精神コマンドの消費が激しい。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
自爆したヒイロの介護、暴走したカトルに身を挺した説得など原作準拠の面倒見の良い場面が見られる。今作では記憶の取り戻し方が異なる。ダブルオーライザートランザムによりカトルの呼び掛けがダイレクトにトロワの心に届き記憶を取り戻す。また、トランザムの意識共有の中、キャスリンの呼び掛けに応じるが、戦うことでキャスリンもカトル、そして暴走するヒイロを守ると決意する。今作でもルートによっては早くから使用可能。残念ながら、ヒット&アウェイをデフォルトで所持していないので早めに習得させたいところ。援護攻撃に関しては、初めから連携攻撃もあり優秀。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
ヘビーアームズカスタム固定パイロット。中盤以降から本格参戦。本作ではサポート回数が少ないため、援護攻撃の鬼としては機能しない。また、突撃を覚えたことにより、移動後にフルオープンアタックを使うことも可能になった。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
ヘビーアームズ改(EW版)固定パイロット。今回は援護攻撃がLv4まで上昇し、必中SP:10で使えるため援護攻撃させにはうってつけ。本作は敵の回避力が高いため集中持ちのパイロットより、必中による援護攻撃の方が有効である。ヘビーアームズも比較的堅く、鉄壁を覚えるので単身での突撃も可能。
スーパーロボット大戦R
ヘビーアームズカスタム固定パイロット。最初はスパイとしてネオ・ジオンに所属しているが、コロニー落としを阻止する際に自軍に加入する。
スーパーロボット大戦D
記憶喪失でサーカスにいたところを発見される。ウイングガンダムゼロに乗って戦い記憶を取り戻す。性格冷静に設定されたのだが、必中鉄壁による反撃スタイルを得意とするトロワにとっては下方修正となった。原作同様にヴァイエイトに搭乗させ自軍で使用する事が可能。
スーパーロボット大戦W
ヘビーアームズ改(EW版))固定パイロット。性格が冷静で精神コマンドもスーパー系の物ばかりなので使い辛い。劇中では何故か「なぜなにナデシコ」の大ファンに(このシーンのインパクトの強さからかトロワの戦闘BGMを「なぜなにナデシコ」に変更するユーザーも出現している)。
スーパーロボット大戦L
ロゴスに近付くため今度はファントムペインに潜入。後半で加入する。さすがの彼も今回の潜入には途中から内心ではウンザリ気味な様子を隠せないでいたが、外面はジブリールをして「生粋のブルーコスモス」と言わしめる。いかなる演技で通したのだろうか…… なお、基本的に味方時と敵時では顔グラフィックが変化する(味方時は穏やかで敵時は好戦的な表情になっている場合が多い)本作において、彼と五飛のみ左右反転するのみで一切変化がない。実はWの顔グラフィックを使い回しているが、敵に回った時も本質的には変わっていないという表現とも言える。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

単独作品

スーパーロボット大戦64
F完結編の反省を踏まえてか2回行動可能レベルがLv40とかなり改善され、能力的にも底上げされた(相変わらず必中集中はないが)。原作通りに一度抜けて記憶喪失になって再加入する。その後は、ゼロシステムによって記憶を取り戻すが、インターミッション中の会話で触れられるのみなので、割とあっさり気味な記憶回復である。

パイロットステータスの傾向

能力値

射撃系であるヘビーアームズのパイロットのため、射撃重視な能力値。現在では全体的に高めの能力を持つが、過去作品では回避がガンダム系主力パイロットの割には低く、防御もW系パイロットにしては低く防御面に難点があった。
ちなみに、参戦当初(Fや64)はヒイロよりも射撃が高かった(当時のヒイロは射撃と格闘のバランス型の能力で、トロワは当初から完全な射撃よりの能力であった)。

精神コマンド

W系のお約束として自爆を常に持っていたが、使い勝手を考慮してか近年では習得しなくなってきている。ほとんど集中を覚えないためオーソドックスな戦法で戦うとリアル系の中では使い辛い部類だが、必中鉄壁をよく覚える傾向にあり、硬い守りで反撃というスタイルの戦闘には向く(ただし、性格冷静の作品では被弾すると気力が下がるため鉄壁スタイルが仇となることも……)。また、援護攻撃においては集中より必中の方が役立つので、一概に集中がない事がデメリットとは言えない。
近年は精神コマンドが充実してきており、突撃狙撃など乗機の長射程をより生かせる精神コマンドを習得するようになった。参戦当初は、原作の身を挺したカトルの説得の再現か「みがわり」を覚えたこともあった。
ちなみにデュオやカトル、五飛にも共通する事だが、Fや64の頃は命中率UP系の精神コマンドを一切覚えず、そもそも補正がない分ニュータイプ勢に劣る命中・回避能力を精神でもサポートできないという劣悪な扱いを受けていた。またα外伝以降はを覚えなくなった。

FF完結編64
自爆熱血ひらめきみがわりかく乱
リンクバトラー
ひらめき熱血みがわり自爆隠れ身
α
自爆必中ひらめき熱血友情
α外伝
自爆必中ひらめき熱血集中加速
第2次α第3次α
鉄壁狙撃必中熱血直撃かく乱
COMPACT3
自爆必中鉄壁集中根性突撃
AA PORTABLE
自爆必中鉄壁熱血突撃信頼
R
自爆必中鉄壁熱血突撃友情
第2次Z
必中信頼狙撃不屈突撃熱血

特殊技能(特殊スキル)

TV版で参戦していた頃は、切り払いとシールド防御が可能であったが、EW版で参戦する様になってからヘビーアームズカスタムに合わせて習得しなくなってきている。また、援護システムが導入されてからは、援護攻撃Lvの高さと射程の長さにより、援護射撃が得意なキャラとなった。 COMPACT3にて、得意という珍しいスキルを会得している。命中させると気力+2、回避すると気力+1という、気力が非常に上がりやすいというものであった。

切り払いシールド防御撃ち落とし狙撃得意ヒット&アウェイ援護攻撃援護防御SPアップ
αDC版
シールド防御L9、切り払いL9
α外伝
援護L2、シールド防御L3、切り払いL3
第2次α第3次α
援護攻撃L2、援護防御L2、SPアップL7

小隊長能力(隊長効果)

マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1
第2次α第3次αでの能力。

固有エースボーナス

命中率+15%
A PORTABLEでのボーナス。
回避率+15%、マップ兵器及び射程1の武器以外の武器の射程+1
第2次Z破界篇再世篇)でのボーナス。

パイロットBGM

「JUST COMMUNICATION」
前期OPテーマ。 初登場のF、64などで採用。
「思春期を殺した少年の翼」
劇中BGM。
「LAST IMPRESSION」
「Endless Waltz」劇場版テーマ。第2次α、COMPACT3にて採用。

人間関係

キャスリン・ブルーム
サーカス団の花形スターで、ナイフ投げが特技。トロワのお姉さん的存在。実姉疑惑もあるが、お互いに確証がない以上、本当のところは永遠の謎である。
ドクトルS
逆立った髪の毛と鼻あてが特徴的なガンダムヘビーアームズの製作者。「名無し」の提案を聞いて、彼にトロワ・バートンとしてヘビーアームズを任せた。
カトル・ラバーバ・ウィナー
ガンダムパイロットの中では特に仲が良く、一緒に演奏したりもする親友と呼べる間柄。それ故カトルがゼロシステムで暴走した際には動揺していたが、命を張って説得した。
ヒイロ・ユイ
自爆した彼をトロワが介抱し、贖罪の旅にも同行した。彼の冗談(?)に爆笑させられたことも。
デュオ・マックスウェル
記憶喪失中、彼に見つけられる。Aにて「貧乏神と疫病神」と言われる。
張五飛
トレーズに敗れ意気消沈した彼を救ったのはトロワ。トロワは、語らずとも彼の心中を察することができる。EWにてマリーメイア軍に潜入するが、五飛に剣を向けられてしまう。
レディ・アン
OZが宇宙に進出した際に志願兵として潜入、彼女からMSのパイロットとしての能力を高く評価を受け“良い部下”とまで称された。だが指揮官として対面した後に淑女としての姿を見た時は、流石の彼も驚いていた。
デキム・バートン
真のトロワ・バートンの父親。マリーメイア軍に潜入した際に見破られてしまった。
トロワ・バートン
デキムの息子である「真のトロワ・バートン」。オペレーション・メテオを父の思想通りに遂行しようとしたため、基地では孤立、挙句に射殺される。それより以前に、唯一反対しなかった(興味が無かっただけだろうが)整備士の「名無し」に絡んで姉との写真を見せたこともある。
ミディ・アン
10歳頃に出会った少女。レディ・アンと名前が似ているが、関連性は不明。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
αティターンズに潜入していた頃に、彼と交戦した際に、彼の機体の動きや戦闘パターンからシャアと酷似していると看破した。
ララァ・スン
COMPACTでは、直接言われてはいないがニュータイプ能力による予見から、ヒイロ達と共に「とてもいい子たち」と評されていた。
カミーユ・ビダン
αでは、任務でティターンズに潜入していた際に、ロンド・ベル隊に彼の設計した新型機であるΖガンダムが配備され、彼のZの初陣で戦う事になる。また、α外伝では彼やヒイロデュオに自分が本物のトロワ・バートンではない事と、オペレーション・メテオの本当の内容を明かす。
ブラン・ブルターク
αでは、任務によってティターンズに潜入していた頃の一時的な上司。後に敵対する。
ジュドー・アーシタ
α外伝では、わけあってマリーメイア軍の一員となり彼と敵対した際に、迷いながらも手加減せずに戦う覚悟を決めた彼を、静かに賞賛した。
グレミー・トト
Rでは、一時的な上司。
ラカン・ダカラン
Rでは、一時的な仲間。

アナザーガンダムシリーズ

ロアビィ・ロイ
同じ重武装ガンダムのパイロット。Rのシナリオ「ダブルエックス起動」では「撃ち合いなら負けないぜ」とライバル視される。
フロスト兄弟シャギア・フロストオルバ・フロスト
α外伝では、戦争で世界を変えようとする彼等を、自分の兵士として役目を全うすべく止めようとする。また、「私の愛馬は凶暴です」が口癖のシャギアには「馬の能力だけで勝てると思っている騎手は良い騎手ではない」と冷静かつ痛烈な皮肉をお見舞いしている。Rでは、一時的に共同戦線を張る。
アベル・バウアー
Rでは、一時的な仲間。
カロン・ラット
Rでは、一時的な上司。

ガンダムSEEDシリーズ

オルガ・サブナック
同じ重武装ガンダムのパイロット。第3次αで彼が戦死した際には手向けの言葉を投げる。
ラウ・ル・クルーゼ
第3次αではザフトに潜入していた時の上官。
ミハイル・コースト
Wにて彼を病気扱いし、皮肉を浴びせる場面がある。
シン・アスカ
Lにて彼と戦うたび(事情があったとはいえ)ロゴスに味方していることを非難されていた。
ロード・ジブリール
Lにて連合に潜入した際、内心はすっかりうんざりしているものの、それを見せずに彼から信頼されるほどのブルーコスモスの演技で通したらしい。

リアル系

セイナ
Wでは一時的に彼女と行動を共にしていた。
ガウルン
Wではハイジャック戦にて共闘。後にダナン内部で彼に撃たれて負傷するも、無事だった。
イネス・フレサンジュ
Wではなぜか「なぜなにナデシコ」のファンとなる。やってくれない時は「なぜなにナデシコはやらないのか?」と問う場面も。

スーパー系

三輪防人
Aではデュオやカトルと共に彼の不正を暴いた。
碇シンジ
第3次αレプリ地球にてパレッス粒子に侵された際、カトルとシンジと一緒に音楽の演奏会を開こうとした。
パルパレーパ
第3次α三重連太陽系レプリ地球で、ソール11遊星主の彼の放ったパレッス粒子にやられてしまい、戦う意思を奪われる。

バンプレストオリジナル

リュウセイ・ダテ
αガンダムファイトを挑まれそうになる(αに『機動武闘伝Gガンダム』は未参戦)。
ミオ・サスガプレシア・ゼノサキスセニア・グラニア・ビルセイア
α外伝では、未来世界に飛ばされた際に、彼女達と行動を共にしていた。
デスピニス
Rでは、一時的な仲間。
ジョシュア・ラドクリフ
Dではかつて共にOZと戦った戦友同士。
セレーナ・レシタール
第3次αではザフトに潜入していた頃からの縁。

名台詞

TV版

「発見された以上は見逃せない。スペースポートの破壊が目的だったが……すべてを消滅させる」
「戦闘記録001、記録者名、トロワとでも名乗っておこう…」
第1話で、機械的に敵を倒した後の台詞。
「敵ではないものに牙は剥かない。獣は素直だ」
サーカスのライオンに手を差し伸べての台詞。
「戦術的に見て、少数を倒すには退路を断ち、集中砲火を浴びせた方が確実な戦果を挙げられる。この場合、包囲・殲滅という敵の司令官の判断は正しい」
「だが…こちらの戦力を把握する前に、行動を起こすべきではなかった」
第3話、己の命を賭けてガンダムの戦闘データを得ようとするワーカー率いるOZの兵士に対し、トロワは淡々と状況を語る。
「早かったな…俺の死も…」
第3話にて弾切れになったところをエアリーズに襲われそうになった際のセリフ。もっとも、このセリフの直後が来たわけだが。
「!? …ふふふ…ははははははっ!!」
意識を回復したヒイロから「(自爆は)死ぬほど痛いぞ」と言われて。傑作な冗談ととったのか声をあげて笑うトロワを見て、キャスリンは「トロワが声をあげて笑ってるなんて初めてじゃないかしら?」とこぼしている。
「始めるか…俺の自爆ショーを…」
ヒイロのように自爆を決意したが……
「その前に、俺を落とせ。貴様たちの甘さを、精算してくる!」
第15話。ヒイロ達をゼクスの元へ送り届けるために捨て駒となったノイン・・・を助けようとして戦場に戻り、まんまと砲火に晒された輸送機パイロットに対して一喝。トロワの語気に「怒り」「苛立ち」が滲んだ稀有な事例である。
「ガンダムを見たものは、生かして帰すわけにはいかない。それが任務だ」
戦意喪失したアハトに容赦なく攻撃するトロワ。この場面におけるアーミーナイフの攻撃は華麗で、しかし残酷である……
「こんな戦い方をしなければならないとは・・・」
上記の台詞の直後、アハトを惨殺してからの独白。この際、トロワは操縦桿から指を離すことにさえ手間取り、機体からも降り損ねて滑り落ちるという体たらく。冷酷に徹することで、最も傷付いたのはトロワ自身だった。
「あまり宇宙の平和など考えたことはなかった。だから自分はOZ向きの人間だと思ったのだが。」
「オレは友好姿勢を取りながら宇宙を支配しようとするOZは気に入った。人は汚い手口と言うだろうが、オレには合っている」
「ずる賢い奴が認められるところだ。それがOZだ」
OZに潜入するために志願兵として面接を受け、レディ・アンに対してOZを皮肉る。ここでレディに生まれた疑念が、後の彼女の行動とガンダムパイロット達の命運を決めることになる。
「俺の、涙か」
OZに潜入することは成功するものの、実力の高さから行方不明のガンダムパイロットと疑われた。疑いを晴らすため捕獲されたデスサイズを破壊。センサーでは何の感情も記録されなかったが、宙に浮く水滴を見て自分が無意識に泣いたことに気づく。EWの小説版ではトロワのガンダムに対する愛着のためとされている。
「そうだな…俺はここまでだ…!」
「カトル…コロニーとOZは、どんな形にせよ手を組んだ。これはひとつの戦争が終わったことを示している。それと同時にオレ達の任務も終了した。コロニーのために闘ってきた俺たちにとって、コロニーの考え方が変わったことは残念だ。しかしこれが戦争だ。受け入れるしかない。後は残された兵士の問題だな。オレ達の心の中の問題だけだ。なまじオレ達には、兵士として完璧な力が備わりすぎていた。真剣に戦ってきたが故、自分一人でもこの時代を変えられると考えてしまう。カトル、それはお前だけじゃない。みんなそうなんだ。でもその心は、優しい奴ほど追い込んでいく。オレ達の心の中は、オレ達自身が戦い、そして厳しく結論を見出さなくてはならない。今までの戦いが意味のないものになったとしてもだ。」
「認めなくてはならないらしい。オレ達は、この時代に必要のなくなった兵士なんだ。だからカトル、時代を受け容れよう。そして優しいカトルに戻ってくれないか。」
「何かがきっかけになって、カトルを冷静にできればいいのだが。何かがきっかけで……」
いつもは無口なトロワだが、カトルを必死に説得しようとするシーンは長台詞も披露している。後述の台詞のように心を殺したと言いながらも優しさは忘れていないこと、戦士としてのあり方を確立していることが見える。そしてAC世界では「必要なくなった」はずの彼らだったが、時代は再び彼らを戦士として必要とする。
「あまりカトルを苛めるなよ、ヒイロ…」
「女はお前以上に傷つきやすい」
リリーナの救出に向ったヒイロに対し、(彼独自の価値観から)女性に感化されての行動なのかとヒイロに失望の色を見せた五飛に発した言葉。トロワがキャスリンの心を酷く傷つけた経験からの言葉と思われる。またこれは、かつてトレーズに敗北した五飛の面倒を見たことに対しての含みもあり、ヒイロを非難する五飛をたしなめる言葉でもある。
「俺は戦い続けてきた。その度に俺は心を殺し続けてきた。だから、俺の心はとっくの昔に空っぽになっている。人間として生きている価値などないのかもしれない」
「しかし、生きなくてはならない」
「俺には、帰る場所がある」
最終話、トロワはこの台詞と共に、リーブラのコンピューターの配線を少しずつナイフで切りながらドロシーに生き延びることを促す。

EndlessWaltz

「俺はトロワじゃない。物心ついた時から戦場にいる、名前もない兵士だ」
第2話、サーペントを駆りデュオの操縦するリーオーを攻撃しながら、トロワは『名無し』だった頃を回想する。
「名前などない…俺は、『名無し』だ。殺すつもりならそれでも構わないが、少しは抵抗するかも知れん」
第2話の回想シーン、ヘビーアームズの整備員として働いていた『名無し』。本物の「トロワ・バートン」を殺害する現場を目撃した彼は、両手を上げながら無抵抗の意思を示す。
「俺は地球を乗っ取る事に興味はない…名前がなくて少々不便だった。何なら、そいつの名前をもらってもいい」
「この機体は気に入っている…ここの暮らしも悪くはないが、やはり俺には戦場という舞台が似合っているらしい」
殺害された本物のトロワの名をもらう時に。この瞬間、『名無し』は我々が知る『トロワ・バートン』を名乗ることになる。なお、不便だったと言っているが、小説版では内心では「名前がなくて困ったことなどない」と回想している。にも関わらず『名無し』が『トロワ・バートン』を名乗った理由は本物のトロワを殺してしまった技師が罪の意識に苛まれているのを見過ごせなかったためであった。
「やはりオペレーションメテオはこう在るべきだ」
ガンダムに乗り込んでから、デュオとカトル相手に呟いた台詞。コロニーの落下を阻止し、仲間とガンダムだけで地球に降りる。しかも今度も「負ける戦争」。やはりオペレーションメテオはこう在るべきだ。
「残り250機…一人50機の割り当てだ。MSを始末するだけなら何とかなるだろう」
最終話、苦戦するゼクスとノインの加勢に躍り出る時の台詞。

他媒体

「騎士同士の決着の時か――」
「ここは二人だけの戦場――― だれも手を出してはならない―――」
「だが、この戦いこそ人々が見なくてはならない戦い――」
「MDの大量破壊などではない、意味のある決闘なのだ――」
コミックボンボン版最終話より。リーブラで最後の決闘を繰り広げるヒイロとゼクスを静かに見つめながら、その映像をレディ・アンらのいるMO-Vに送信する。
「だいじょうぶだ、こいつなら――心の強い男だ。そうでなくては優しく生きられない」
「BATTLEFIELD OF PACIFIST」(SRW未参戦)より。P3(パーフェクト・ピース・ピープル)の策略で催眠処置を施され、幻覚に苦しむカトルを見て。
「この機体、獅子の斧がないようだが? まあいい、出撃する」
ガンダム無双3より、騎士ガンダムに乗って出撃する際に。これは『SDガンダム外伝 鎧闘神戦記』で闘士トロワが闘士ダブルゼータから彼の獅子の斧を受け継いだことに由来するネタである。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

戦闘台詞

「ん…なんだ?…俺の…涙か?」
D撃墜時の台詞。

αシリーズ

「俺達が帰るべき場所へ帰る日は…そう遠くないのかも知れない」
第2次αEDより。『人の心の光』に触れた事で人類間の争いが終わり、自らに課せられた使命からも解放される事を願って発した台詞。だが…。
「…戦うためだけにその存在を許されていた者だ…。もう眠れ…」
第3次αにてオルガ死亡の時に言った台詞。

携帯機シリーズ

「急所のみを正確に打っている」
Aにて、一矢が怒涛の勢いで三輪をボコボコにしている様子を見ての一言。デュオに「感心してる場合か!」と突っ込まれた。
「…近寄るなと言われた。全身に火薬を詰めたモビルスーツでは不安らしい」
Aの終盤、不本意とはいえ戦禍に巻き込んでしまった小バームの復興作業をロンド・ベル隊が手伝っていたのだが、彼のガンダムは復興作業をするには内蔵武器的に不安を与えてしまうようだ。
ちなみに、彼のガンダムに限らずウイングガンダムゼロカスタムは羽が邪魔になり、ガンダムデスサイズヘルカスタムはアクティブクロークを開かねば作業が出来ないため、W勢のガンダムは軒並みあまり復興作業に向いていないように見受けられる(基本的に純戦闘用モビルスーツなので当然だが)。
「そうだな…歌ってみるとするか」
Dにてゲペルニッチとの死闘の中、皆で歌おうと呼びかけるミレーヌに応じて。この後ウッソに「えっ、トロワさんが!?」とつっこまれる。
「違うな」
「俺たちの命は、奴らに高く売りつけてやる必要がある」
D最終話のインターミッションにて、「自分の命など安い」というヒイロに対して。帰還が絶望的なミッションに臨む彼の覚悟が伺える。
「なぜなにナデシコ…久しぶりだな」
Wにて何故かはわからないが、トロワはなぜなにナデシコがえらく気に入った模様。その後、カトルから「嬉しそうだね、トロワ」と言われるが、五飛には「時々、あいつのことが理解できん…」と言われる。ちなみに五飛はカズマから「お前はいつもわからねぇよ」内心突っ込まれていた。
「なぜなにナデシコはやらないのか?」
ナデシコの例のあれが気に入ったらしい。サーカス団員として何か共通するものを感じたのかもしれない。

Zシリーズ

「フッ…死ぬほど痛いのだろう?」
再世篇にて前述の原作では「死ぬほど痛いぞ」が出るシーンにて、ヒイロが原作通り「一つ忠告しておく」と言った際の返答。破界篇ではタクラマカン砂漠にてZEXISを救うために自爆した際に例のやり取りがあるので、それを思い出しているのだろう。
……が、言いたいことを先に言われてしまったヒイロは「わかってるなら、いい…」とやや投げやりに返しており、不貞腐れたようである。
「巨大な不発弾……心臓に向かう折れた針……歴史の裂け目に打ち込まれた楔……そんな言葉が似合う」
「修羅」IMにて、カレンがキリコの第一印象を全員に尋ねた際に。これらのフレーズは全て「ボトムズ」本編でキリコに対して使用されたもので、総括すると「危険極まりない」というところか。クロウからは「詩人」と評された。
「特にない」
第2次Zにて、フィアナを連れて自軍の元を去ろうとするキリコに執心するあまりゴネるココナに対し、「代わりの無口な奴」としてヒイロ藤堂らと共にゴウトに勝手に候補にされるも、速攻でココナに袖にされてしまい、クロウから「フられた感想は?」と聞かれて。また、エスター千葉の恋愛対象の候補の1人にトロワを挙げ、千葉が即座に否定した事への感想を朝比奈から聞かれたときも同様に答えている。

搭乗機体・関連機体

ガンダムヘビーアームズ
地上でのゲリラ戦を繰り広げた。
ヴァイエイト
OZ潜入時に使用した機体。カトルのゼロと交戦し、説得を試みるも撃墜される。
トーラス
記憶喪失の際、操縦し戦闘に参加した。
ウイングガンダムゼロ
ゼロシステムの見せるイメージとカトルの呼びかけによって、記憶を取り戻す。
ガンダムヘビーアームズ改
宇宙用に改修され、終盤は本機にて戦闘を行った。
サーペント
マリーメイア軍潜入時に使用。
ガンダムヘビーアームズ改(EW版)
サーペントの物量作戦に対し不殺の戦闘を行っていたが、さすがに数が多すぎ窮地に追いつめられた。

資料リンク

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