コマンダー・ベンメル

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コマンダー・ベンメルは『無敵鋼人ダイターン3』の登場人物。

コマンダー・ベンメル
登場作品 無敵鋼人ダイターン3
声優 加藤精三
デザイン 塩山紀生
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人メガノイド
性別
所属 メガノイド
役職 コマンダー
メガボーグ形態 メガボーグ・ベンメル
趣味 ミニチュアコレクション
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概要

第3話「裏切りのコレクター」に登場するコマンダー

海賊の船長のような格好をしており、帆船型のデスバトルを使用している。

美しいメカ、最新メカに目が無く、世界中の最新鋭メカ(乗り物)を強奪し、乗客をメガノイドに改造する一方で、メカはミニチュアにして自分のコレクションにしていた。更には人質を取ってダイターン3をも捕獲し、ミニチュア化しようとした。

腹心であるガスマンによればミニチュアコレクションはドン・ザウサーの命令外で、ベンメルの趣味による独断だったらしい。幼稚で人使いが荒く、目先の欲にすぐ飛びつく短絡的な性格であり、無謀な出撃命令を出して部下を戦死させたため、ガスマンからは「無能」と陰口を叩かれ、謀反まで起こされる始末であった。

ビューティフル・タチバナを始めとする最新鋭旅客機「イーグラム」の乗客を人質にして破嵐万丈を追い詰めたが、ビューティーが隠し持っていたヘアピン型爆弾であっさり人質は逃げ出してしまい、ミニチュアマシンの電源も破壊されてしまう。更には変形したダイタンクによりコレクションも踏み潰されてしまった。

登場作品と役柄

主にベンメルコレクションとして、他作品の機動兵器を駆り出して来る。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
中盤のメガノイド復活時に初登場。今回はノヴィス・ノアに心惹かれてサンドレイクと共に買い取ろうと図り、またベンメルコレクションとしてクィン・マンサを出してくるが、ジュドー・アーシタの怒りを買ってしまう。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2
初登場作品。3部作全てに登場する。コレクションにフル改造された初代ガンダムと同じくフル改造されたシャアザクを用意している。他にズサトラシッド等を戦力に使用している。
スーパーロボット大戦IMPACT
音声初収録。担当声優の加藤精三氏はスパロボ初参加となる。今回のコレクションはG-3ガンダムとシャア専用ザク。駆け付けた飛影に魅了された際のリアクションはDVEで収録されている。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
様々なものをコレクションしており、また狙ってくる。
2019年2月のイベント「友情と絆のメダロット」ではメダロットを狙っており、自身もコピー品ロクショウを用いてロボトル(ロボットバトル)を仕掛けてくるなど、ホビーアニメの悪役的行動を取る。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド5から登場するエネミーユニット。音声付きでの登場は『第2次α』以来16年ぶりで、担当声優の加藤氏が亡くなっているため、初のライブラリ参戦となる。
今作ではダイターン勢の中で一番最初に登場する。今回も自軍の機体をコレクションしようと付け狙ってくるが、スレイプニールだけは琴線に触れなかったのか不要と言い切る珍しい姿を見せる。ただし戦闘台詞は通常通りなので(本作は特殊戦闘台詞未導入)コレクションに加えようとする。
また、Zシリーズ自体には登場しなかったものの、『Z』作中と思わしき設定となる2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」では多元世界に生き残っていたメガノイドとして登場している。

パイロットステータス

精神コマンド

第2次α
幸運根性必中不屈直撃

特殊技能

第2次α
底力L8、援護攻撃L2、闘争心切り払いL4
IMPACT
底力L9

小隊長能力

ダメージ-20%
第2次α』で採用。

人間関係

ガスマン(SRW未登場)
部下のソルジャー。通常のソルジャーと違って人間的な顔を持つ。
ベンメルの趣味にほとほと愛想が尽きており、ダイタンクに追い詰められたベンメルを倒してドンに取り入ろうとしたが、逆にメガボーグ化したベンメルのパンチを受けて粉々にされた。
ドン・ザウサー
上司。
破嵐万丈
宿敵。
ビューティフル・タチバナ
彼女が潜入していた最新鋭旅客機「イーグラム」を鹵獲し、人質にする。

他作品との人間関係

飛影
IMPACT』では「ジャパニーズ・ニンジャ・ロボット」と呼び、コレクションに加えようとした。
ダミアン
そんなベンメルに怒りを感じ、飛影に「やっちまえ!」とけし掛ける。
ベラ・ロナ
第2次α』ではマザー・バンガードを気に入り、自分の姿に似合う海賊船としてコレクション入りさせようとするが彼女に拒絶される。
ケロロ軍曹
X-Ω』では町中のオモチャを盗んだためお仕置きされるが、「最新オモチャを分けてやる」と命乞いして逃げ延びた。
快盗レトルト
『X-Ω』では彼からロクショウを奪い、彼に扮して街のメダロットを奪う大騒動を巻き起こした。しかし、彼に逆襲されマクロマシンを破壊されてしまう。
天領イッキ
『X-Ω』ではレトルトに扮した際に彼のメタビーを奪おうとするが失敗。最終的に彼や仲間たちに追い詰められ、悪足掻きで仕掛けたロボトルだが彼とレトルトのタッグに完全敗北を喫する。
界塚伊奈帆
DD』では彼の愛機スレイプニールを不要と言い切ったため釈然としない表情を浮かべられる。
トリルラン
『DD』ではメガノイドがヴァース帝国と協力関係にあるため、共闘することも。ただし万丈からは連携できていないと呆れられる。
メカギルギルガン
『DD』では「あんな無粋な物」と非常に辛辣な評価を下している。
メール・ビーター
『DD』のイベント「荒野のザ・ヒート」にて、彼女を始めとした女性たちを自らの欲望のために拉致していた…と思いきや、大人っぽい美女がご所望だったため、部下が間違って浚った彼女には失格判定を下し、激怒させた。
ランド・トラビス
『DD』の上記イベントにおいてメールを攫っただけでは飽き足らず、彼女を人質にしてランドをリンチにかけ、「お前なんざザ・クラッシャーだ」と唾棄したため完全に怒りを買った。
ベガ兵
『DD』の上記イベントにおいて残党を束ね、盗賊団を結成する。

名(迷)台詞

「だまれ! 上官に口答えする気か! さっさと行けぃ!」
3話より、メガノイドの素体蒐集を度外視して万丈の迎撃に向かわせるという命令に諫言したガスマンへの叱責。なすすべなく従うガスマンからは中間管理職の悲哀が伺える。
「バカモン! ソルジャーごときが何人死のうが痛くも痒くもないわい! もしダイターン3が現れたら、そしてもし戦闘になったら、このミニチュアもせっかくのイーグラムも傷が付くかもしれんではないかぁッ!」
敗走してきたガスマンにかけた台詞。部下の命よりも自分のコレクションの方が大事だとハッキリ言ってのけているに等しく、公私混同もここまで行くと清々しい。
「うぅう~美しいィ~♡ これこそメカニックの最高の美しさだ! ガスマン! ダイターンを捕えるのだ無傷でな!」
ダイターンを初めて見た時の一コマ。目をハートマークにしてまで大喜びする。自分の敵とは言え褒めるところは褒めると言えば聞こえはいいかもしれないが。前半部分『IMPACT』でDVE
「ガスマン何をしておる! 早くイーグラムをミニチュアマシンにかけろ! 任務を放棄すると処刑するぞ!」
イーグラムの乗客を誘導するガスマンをTV画面越しに𠮟りつけた際の台詞。パワーハラスメントに耐え兼ね、遂にガスマンも堪忍袋の緒が切れてしまう。
「美しい。なぜ人間などという下等動物がこんなに素晴らしい芸術を作れるか全くの謎よ! フフフ、吾輩の永遠の研究課題じゃて…ソレをわからんガスマンなど所詮はソルジャーでしかないわい、ヒヒヒ…」
ミニチュア化したイーグラムを手にした時の発言。見事なまでのメカオタクぶりである。自分の価値観における「好ましい者」以外は全て乱雑に扱うというのはメガノイドの肥大化したエゴの為すものであるが。
「バカモン早く取り押さえろ! ただしダイターンは壊すでないぞ!」
ダイタンクが砲撃を開始した時の発言。勿論そんなことはできるわけもなく、ソルジャー軍団は全滅、ガスマンに至っては完全に見限って逃げ出してしまう。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

COMPACTシリーズ

「こ、これは…! なんという! まさに柔と剛が、わびとさびが合わさった完璧なオリエンタルマジック! ジャパニーズ・ニンジャ・ロボット! なんとしてもわしのコレクションに!!!」
IMPACT』第1部地上激動篇第26話「裏切りのコレクター」より。飛影を目の当たりにした時の反応でDVE。3つの感嘆符がベンメルの興奮振りを如実に物語っている。演じる加藤氏のハイテンションな演技も必聴。
「ヒャーハハハハ! たっぷり改造してあるぞ! 一年戦争時代のレアものの強さ、味わえい!」
同上。G-3ガンダムシャア専用ザクを召喚した際の台詞。その言葉通り、15段階フル改造された「レアもの」がガンドール隊に牙をむく。
「ほっほっほ、それならば、もっと若い娘っ子の方がいいわい」
『IMPACT』第2部宇宙激震篇第33話「コロスは殺せない」より。自らをベンメルコレクションに加える事を推奨するエクセレンへ、返す刀で発した台詞。この発言にムカついたエクセレンは、2歳サバを読んで反論する。
「うおおぉぉっ…、わしの、わしのコレクションたちぃぃっ…」
同上。『IMPACT』での断末魔。マリアから「なんか憎めないやつだったけど…」と評された事がせめてもの救いか。

単独作品

「あのメダロットは美しい。下手に外に出して傷をつけないよう、別の所で保管しておるわ!」
『X-Ω』のイベント「友情と絆のメダロット」にて、快盗レトルトロクショウのパーツをどこにやったのかと聞かれて。実は事実をひとつ隠そうとしていたようだが、子供達の保護者役としてついてきていたリカルド・フェリーニには、ロクショウのメダル自体はその場にあることを看破されてしまう。
「ぐぬぬ…」
「いいや、まだだ! わしにはまだメダロット軍団がおる!」
「こうなれば、ロボトル勝負じゃ!」
同イベントにて、イッキやレトルト達に追い詰められた際に。いかにもなホビーアニメの悪役のセリフがベンメルのキャラクターに非常に良く似合う。
悪質なコレクターが美しいメダロットを盗み、取り返すためにロボトルするという、アニメ版メダロット8話を下敷きにしたクロスオーバーとなっている。
「何故だ!? 何故負けるのじゃ!? 何故戦力が違う!? 使っているパーツも同じはず!?」
同上。イッキ、レトルトの両名とのロボトルに敗北した際に。ホビーアニメとして、偽物として、ベンメルはあまりにも敗北のお約束を重ね過ぎていた。
「むぅ…ならば、破嵐万丈、ワシに手を貸せ。協力して奴を倒すぞ。褒美はあの機体で良い」
『DD』第二章Part7「破られた均衡」より。自軍とベガ星連合軍の戦闘に第三勢力として参戦。偶然とはいえ自軍の罠を破壊してしまう。それに感謝したゴーマン大尉の搭乗している円盤獣ギンギンに一目ぼれ。渡すように要求するが跳ねのけられてしまい、ならば…と円盤獣ほしさになんと自軍に共同作戦を持ちかけてくる。
言ってることが支離滅裂すぎると韻子に指摘され、万丈には傲慢さ欲望が増加して他者を道具としか見れなくなるそれがメガノイドだと激しく嫌悪される。
万丈「なら、あそこにいる怪獣はどうだ?宇宙から来た相当レア物だぞ」
「む…?」
「フン、何を言い出すかと思えば!こうしてくれるわ!」
「あんな無粋な物、ワシのコレクションに加える価値などない!」
『DD』第二章Part7「呪的逃走」より。メカギルギルガン討伐の時間稼ぎに利用されそうになるが、メカギルギルガンを一目見るなり攻撃を加え、無粋な物であるととても辛辣な評価を下す。どうやら宇宙怪獣のサイボーグはお気に召さなかった様子。余談だがこの時の攻撃に被弾したメカギルギルガンの鳴き声が伊奈帆に攻略のヒントを与え、間接的かつ偶然ではあるが攻略に大きく貢献した結果となった。
「この多元世界は素晴らしい…」
「ワシは、この多元世界で様々な世界のメカと出会い、同時に趣味の幅が大きく広がった」
「その中の一つにメカの添え物として女性を置くのも悪くないと思うようになった」
「そう! コレクションの横に並べるため、女性も1/8でミニチュア化するのよ!」
「メカと美女が並ぶことによる新たな美! それを求めてワシは、あぶれ者を集めてこの組織を作ったんじゃ!」
『DD』2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」第3話にて(『Z』作中と思わしき設定)。メカに執着している彼が、盗賊団を率いて女性を拉致していることを、拉致された一人であるメール・ビーターに指摘された際の返答であり、同イベントにおける犯行の動機。実際、ガンプラ等のプラモデルには同じ縮尺の人間フィギュアが付属するものもあったり、中には女性をプラモデル化したものも存在したりするが…。
それにしても女性にも興味を示しているのは、現状『DD』では未登場のコマンダー・サンドレイクの役割も兼ねているのだろうか?
「美女? 何か勘違いしとらんか?」
「ワシは、部下のソルジャー達に『女を小さくしたい』と言っていたのだが…」
「それを勘違いした者が、お前をさらって来たんじゃ」
「メカに似合うのは、大人っぽい美女! よって、お前は失格じゃ!」
上記場面の続き。美女の中に自分が含まれていることだけは嬉しいと言ったメールのことを、ばっさりと切って捨てた追撃の台詞。人質としては役に立ったが、お眼鏡にはかなわなかった様子。それにしても辛辣である。勿論メールは憤慨。
「どうだ、うらやましかろう!」
同話。メールを奪還された後、メガボーグに巨大化して万丈達と対峙した際、メガボーグ形態のことをメール達に説明した後の余計な煽り文。大きくなるのは成長の意味合いではないのだが、またしてもメールはキレた。
「ん? お前の口上は『メガノイドの野望を打ち砕く』ではなかったか?」
同話において万丈がSRWオリジナルの方の決め台詞「世のため人のため、悪の野望を打ち砕く~」を使用したため、それに突っ込みを入れる台詞。同イベントにおいては、万丈がメガノイドへの執着から抜け出そうとしていたため、その場で意図的に口上を変えたことになっており、口上の変化に触れた珍しい台詞である。
「空飛ぶ円盤との合体機構! そして、何より王者の威厳を感じさせる、その姿! 美しいではないか!」
「喜べ! お前のロボットは、ワシのコレクションとして相応しいぞ!」
同話におけるグレンダイザーとの戦闘前会話。例によって未知のロボットには大興奮。1行目は『UFOロボ グレンダイザー』のED「宇宙の王者グレンダイザー」を若干意識した言い回しを感じさせる。
「翼のガンダム! あのレア物は、是非とも手に入れたい!」
同話におけるフリーダムガンダムとの戦闘前会話。実際、同イベントの時点でフリーダムは希少性に溢れる機体である。
「お、お前は…やっぱり…ザ・クラッシャーだ…」
同話における最期の台詞。ランド・トラビスの禁句。同イベント2回目の発言で、1回目は人質のメールの為に耐えられていたが、既に爆発四散したにも関わらずランドは激怒している。

搭乗機体・関連機体

ベンメルコレクション
ベンメルがコレクションしている機体たち。詳細は該当記事参照。