ネェル・アーガマ
ネェル・アーガマ | |
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外国語表記 | Nahel Argama[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
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異名 | 木馬もどき |
分類 |
ネェル・アーガマ級機動戦艦(エゥーゴ) ネェル・アーガマ級強襲揚陸艦(ロンド・ベル) |
艦籍番号 | SCVA-76(『ガンダムUC』以降に設定) |
全長 | 380 m |
動力 |
核融合炉 ソーラーエネルギーハイブリッド |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | エゥーゴ → 地球連邦軍 |
所属部隊 | ロンド・ベル(逆シャア以降) |
主な搭乗員 |
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概要
アナハイム・エレクトロニクス社がグラナダにて建造した新造戦艦。
ミリィ・チルダーによれば「ネェル・アーガマ」という名称は「アーガマに近い」という意味。
アーガマに比べてモビルスーツの搭載可能数が増え、カタパルトデッキは艦首に3基、艦尾に1基備えられている。武装も強化され、火力が増強されている。また、少人数でも運用可能となっている。
宇宙世紀0096時には各部をクラップ級と同じ物に変更するなど大規模な近代化改修が施された。
劇中での様相
『機動戦士ガンダムΖΖ』作中後半で地球に降下したアーガマに代わる旗艦としてエゥーゴに配備された。地球からラビアンローズに帰還したアーガマクルーに引き渡され、ブライト・ノアが艦長となった。しかし、ブライトは直後の戦闘で宇宙に投げ出されたシンタやクム、新たに配属されたクルーを助けるためにランチで出撃し、そのままラビアンローズに帰還。以後も補給線の確保のために合流はせず、ガンダム・チームのリーダー格であるビーチャ・オーレグが艦長代理に任命された。その後、本艦は単艦での戦闘を強いられるものの、終戦まで戦い抜いた。なお、ネオ・ジオン兵から「アーガマもどき」と呼ばれている。
宇宙世紀0096時にもロンド・ベル所属の強襲揚陸艦として運用されている。また、袖付きには「木馬もどき」というコードネームで呼ばれている。
当初、ほとんど実戦経験のないクルーで運用されていたため、初戦早々に左舷のカタパルトデッキをもぎ取られ、ユニコーンガンダムを鹵獲されるなど、散々な結果となったものの、パラオ攻略戦ではハイパーメガ粒子砲を活かしてユニコーン奪回に成功、クルーの能力も向上し、その後もラプラスの箱に纏わる動乱を単艦で生き延びた。
登場作品と操縦者
初期作品では、アーガマとラー・カイラムの間の期間に母艦として登場することが多かった。ブライト・ノアが常にいて、原作のように離脱することもないため、ビーチャ・オーレグの艦長が再現されることはほとんどない。
前後のアーガマやラー・カイラムと比べるとやや出演回数は少なかったが、『機動戦士ガンダムUC』の参戦に伴い出演機会が増えている。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ビーチャは登場せず、ブライトの3番目の戦艦となる。『第2次G』では登場しない。
- 第3次スーパーロボット大戦
- ロンド・ベルの旗艦の1つとしてブライトが乗り、アーガマとラー・カイラムの繋ぎとなる。HPが大幅に向上した一方で、武装面は機銃の攻撃力が30上昇しただけとマイナーチェンジにすらなっていない。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- やはり3番目の艦として登場。アーガマから改造が引き継がれるようになった。
- シナリオ「ロンデニオン」終了後で乗り換え、「グランゾンの謎」終了後に正式に運用可能。
- 殆どのシナリオはオーラシップと選択で使用することになるが、シナリオ「ノイエDC」「リヒテルとアイザム」では、なぜか強制的にこちらの艦が出撃することになる。
- なおアーガマ同様、エネルギーは1回でも改造するとラー・カイラムになった時に無駄になる。
- スーパーロボット大戦F
- シナリオ「オペレーション・レコンキスタ」にて護衛対象のNPCとして登場。トレーズ・クシュリナーダが乗っているが、パイロットは彼ではなく連邦兵。HPが高いだけで、まともな自衛力は無いのでしっかり守ろう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 序盤早々シナリオ「ラビアンローズ」にてアーガマから乗り換え。打ち上げイベントでは3Dデモが使用された(このデモは『CB』でも流用されている)。また、後半の分岐DCルート「ダブル・フェイク」ではロンド・ベルの支援として2隻NPCとして登場。シリーズ初の増産である。原作ではビーチャが指揮して落とされないのに、連邦兵ではあっさり撃沈されてしまうためなんとも…。ラー・カイラムとの一時的な同時参加が可能で、再び同時に参加するのは17年後、『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』にて『機動戦士ガンダムUC』が参戦するまで待つ事となる。
- 自軍母艦としては、アーガマに比べ移動力・マップ兵器攻撃力が少し上がっているのが嬉しい。しかし、加入同時にΖΖガンダムも加わりシナリオ終了時にはサイバスターのサイフラッシュが治る為、一気にMAP兵器要員としての採用価値が薄れてしまう。攻撃力が上がったと言っても、ドレイク軍戦力のオーラバリアに無力化される事も。結局、艦長のサポート性能に優れるゴラオンかグラン・ガランに席を譲りがち。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『第2次』『第3次』に登場。本作は先に『CB版第3次』を開発し、それをベースに『CB版第2次』を開発するという手法を取っているため、FC版には無かったMAP兵器が追加されている。
- ハイパーメガ粒子砲の攻撃力はアーガマから100上昇して1000になったが、それでもSFC版の1500には全く及ばないのが辛いところ。しかもメガ粒子砲の射程が、何故か7から6に下げられるという奇妙な弱体化が施されてしまった。一応弾数が倍増し、命中補正も10%向上しているが、そんな改善より射程の方がよほど重要である。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『UC』設定。ネェル・アーガマとしては『MX』以来10年ぶりの登場となった。加入時点では武装がたった二つしかなく、途中からMAP兵器が追加される。レイアム・ボーリンネアの精神コマンド鉄壁を活用して、前線に出すなら耐久力を中心に強化しよう。アルゴリズムの関係で袖付きのユニットには真っ先に狙われることが多い。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 基本的には『時獄篇』と変わりないが、メガ粒子砲にオットー、レイアム両名のカットインが追加された。
- なお、DLC「多元戦争追想」ではブライトが艦長を務めている描写があり(ユニットとしては登場しない)、これはラー・カイラム就航以前ロンド・ベルの旗艦であったという設定に由来するものと思われる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 第14話エンドデモにて参戦。受領直前にハプニングが重なり、受け取りに向かっていたアーガマがナナフシに大破させられ、受け取り予定の基地もマスドライバーの直撃を受けたが、ネェル・アーガマは到着前だったので事なきを得た。
- 最終分岐時にラー・カイラムに引き継ぎとなるが、ジュドー達の加入はその直後と非常に遅いため、原作と異なり彼らは本艦には乗艦しない。
- スーパーロボット大戦R
- 過去の世界で登場。ブライトが最初から乗っており、名前が初登場したときはシャングリラで補給を受けていた。フリーデンの改造を引き継ぐ。終盤、ラー・カイラムに乗り換え。また、マイクロウェーブ送信施設からフロスト兄弟の撃ってきたサテライトランチャーを、アムロやクワトロらニュータイプたちのアドバイスで、全てかわすという神業をやってのけた。
- スーパーロボット大戦BX
- 『UC』設定。序盤のスポット参戦を経て、第25話クリア時に参入する。
- Zシリーズではあまりにも寂しかった武装にミサイル・ランチャーと通常版ハイパー・メガ粒子砲が追加され通常戦もこなせるようになった。しかし、代わりにMAP版ハイパー・メガ粒子砲は直線1マス幅に弱体化してしまった。序盤で正式加入する戦艦と比べるとバリアが無いため打たれ弱い。と言っても、この艦の真髄はやはり艦長であるオットーの「脱力」だろう。更にサブパイロットのレイアムが「再動」、ミヒロが「祝福」と貴重な精神コマンドを覚えるため後方支援能力は高い。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 『UC』設定。ボーナスシナリオではビーチャが艦長代理を行う展開がある。
- 通常兵器版のハイパーメガ粒子砲は健在で、マップ兵器の射程も改善。さらに戦いやすくなった。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- アーガマとラー・カイラムのつなぎ。終盤でガンドールのエネルギーでムゲの宇宙に向かう。その後改修されたガンドールがムゲの宇宙にやってくるが、ネェル・アーガマを回収(搭載)することはできなかったので、そのまま放棄される。
- スーパーロボット大戦MX
- 最初から最後までネェル・アーガマで戦い抜く。ナデシコBと比べて、武装の火力は低いが使い勝手や燃費に優れ、万能かつ継戦能力が高い。ディストーションフィールドが無い分だけ、防御面が手薄だが闇雲にENを消費しない。
- ブライト、トーレス、サエグサの3人乗りで、精神コマンドのバランスが良いのも魅力。ただし、お気に入りのカテゴリがメイン・サブ・機体とでバラバラである。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『UC』設定。Rの戦艦ユニット。艦長スキルは紅茶愛好家であるオットーらしい「こだわりの紅茶」で、「敵軍エリア内にいる味方の攻撃力アップ」という効果となっている。
- スーパーロボット大戦DD
- 『UC』設定。第1章Part2より登場。ユニットアイコンのみの登場。神の城が発見されるまで、一時はディバイン・ドゥアーズの拠点代わりとするため境界空間に移動させることも考えられていた。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 2連装メガ粒子砲
- 前方の上下に2基4門装備されている主砲。『旧シリーズ』での「メインメガ粒子砲」は恐らくこれを指すと思われる。
- 近代化改修時には別種のものに換装した。
- サブ・メガ粒子砲
- 側面に2基格納されている。
- 単装副砲
- 後方の上下に2基装備されているメガ粒子砲。アーガマ等のものと同型。
- 近代化改修時には下方の前後に移設された。OVA版では2連装メガ粒子砲に置き換えられた。
- 単装ビーム砲
- 左右のカタパルトデッキに2基装備されている。
- ミサイルランチャー
- 『ΖΖ』劇中では使用されていない。『UC』では艦橋後方の胴体部に位置し、バンシィ・ノルンに弾幕を張った。
- ハイパー・メガ粒子砲
- 通称「ハイメガ砲」。中央カタパルトデッキの直下に装備されている大型の高出力のメガ粒子砲で、コロニーレーザーに匹敵する威力があると言われる。しかし、一発撃つとほぼ行動不能の状態に陥ってしまうという弱点がある(この手の兵器の元ネタはやはり『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲であると思われる)。
- 『UC』では元々不完全な代物で、大規模近代化改修で撤去されなかったのは単に予算の問題で出来なかったためでパラオで実際に発射されるまでは定期的な動作確認しか行われていなかった。
- 『第3次Z』では、横幅3マス×長さ8マスという広い攻撃範囲を持ち、うまく運用すれば精神コマンド「幸運」で稼ぎ役にもなり得る。
- 『BX』では通常兵器版が追加されたが、代わりにMAP版は横幅1マスに弱体化。
- 『V』では通常兵器版もあり、MAP兵器版も広範囲ではあるが、ナデシコCという強力なライバルがいるのがネック。
改修後の武装
- 2連装メガ粒子砲
- 近代化改修時にラー・カイラムやクラップ級のものと同じものに換装し、上方の前後に装備。OVA版では単装副砲もこれに換装しさらに2基追加された。
- 対空機銃
- 近代化改修時に追加された武装。2連装の銃座が全部で16基32門。OVA版では24基48門。
- SRWでは『UC』の参戦していない改修前の状態でも毎回使用可能だった。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
カスタムボーナス
- 戦艦特殊パーツの使用範囲2倍
- 『A PORTABLE』で採用。
- 『ハイパー・メガ粒子砲』の消費EN-30、必要気力-10
- 『第3次Z』『V』で採用。使い勝手がグッと上がるが、『第3次Z時獄篇』ではMAP兵器が追加されるまでは無意味である。
- 『V』では通常兵器版にも効果があり、Eセーブと合わせると、メイン・メガ粒子砲よりもわずかに消費ENが低くなる。
機体ボーナス
- BX
-
- 初期段階:HP+500 射撃武器+100
- 第二段階:HP+750 射撃武器+150 地形適応:宇A
- 第三段階:HP+1000 射撃武器+200 地形適応:宇S
- 最終段階:HP+1500 射撃武器+300 地形適応:宇S 照準値+5
機体BGM
関連機体
主な艦載機
宇宙世紀0088年
宇宙世紀0090年
宇宙世紀0096年
余談
- 艦籍番号「SCVA-76」は一年戦争時代のペガサス級から続いているナンバーだが、これは後付け。
- ある個人ブログに掲載された番号がWikipediaに公式設定であるかのように書かれたのが最初で、その後から『機動戦士ガンダムUC』のアニメに番号が登場してしまい、そのまま公式設定として扱われているという経緯がある。
- ネット上では「ロンド・ベル編入後SCVA-76に変更された」と説明されている場合もあるが、これもWikipediaに書かれた内容に基づくものらしく、実際はエゥーゴ時代から型番が変更されたかは不明。
- ワンダースワンカラー専用ソフト『SDガンダム ジージェネレーション モノアイガンダムズ』のMS図鑑にて宇宙戦艦ヤマトネタが使われていた。
- 当時より権利関係が厳しくなったためか、後年『ジージェネレーション クロスレイズ』の初回特典として付属した同作の移植版においてはその文面はカットされている。
脚注
- ↑ MS/MECHANIC、機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]、2022年2月6閲覧。