ミツバ・グレイヴァレーは『スーパーロボット大戦30』の登場人物。
ミツバ・グレイヴァレー | |
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外国語表記 | Mitsuba Grefrey |
登場作品 | |
声優 | 早見沙織 |
デザイン |
曽我部修司 ののかなこ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 21歳 |
所属 | 第30士官学校→ドライストレーガー/ドライクロイツ |
役職 | 第30士官学校・自治会長→ドライストレーガー艦長 |
軍階級 | 特務中佐 |
概要
第30士官学校の自治会会長を務める才女。とある事件において、地球連邦軍准将ファイクス・ブラックウッドからの指示で万能戦闘母艦ドライストレーガーの艦長に任命され、混迷する地球圏の騒乱を鎮めるべく地球統一宣言を行い独立部隊「ドライクロイツ」を立ち上げた。
生真面目な性格で、困難にも挫けない前向きさとリーダーシップを併せ持っており、周囲からの信頼も厚い。戦略・戦術の構築に柔軟性と天才的な閃きを見せることで、士官学校在籍時から将来を嘱望され、特別な教育コースにいた。艦長就任が戦時任官であるゆえに内面には不安を抱えながらも、そのアジテーションでドライクロイツの面々を引っ張っていく。
実は第30士官学校の生徒は、神文明エーオスの生き残りであるオルキダケアの意図により「支配の波動」に対して高い需要性を持つ服従遺伝子を持つ者が集められており、ミツバもその例に漏れなかった。時折不自然なまでに周囲を寄せ付けない頑迷さを見せることがあるが、これはドライクロイツを復讐のための道具として利用するべく、そのトップであるミツバを駒として扱おうとしたオルキダケアの精神干渉を要所要所で受けていた結果であり、クエスターズに対して苛烈なまでの敵意を向けていたのもその影響によるものだった。
最終的に南極で本性を明かしてドライストレーガーの乗っ取りを画策したオルキダケアの目論見をレイノルド・ハーディンとメイヴィー・ホーキンスが阻止したことで支配の波動から切り離されたものの、以前よりオルキダケアの干渉を無自覚のうちに受け続けていた事実を知った事で、これまでの行動が自己判断によるものなのか彼女に誘導されたものなのかという悩みを抱えてしまう。
しかし、最終的には主人公の激励と自身の意志によってこの悩みを克服し今迄の戦いは自分自身の決断によるものだと結論付け、改めて当初の目的である地球統一を目指し戦い抜くことを誓ったのだった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 地上ルート1話では機械獣、宇宙ルート1話ではザンスカール帝国が第30士官学校を襲撃した事を切っ掛けに、ドライストレーガーの艦長となる。
- 部隊指揮官という立場もあってか、様々な作品の人物たちとの交流など会話シーンでの出番が非常に多く、事実上のもう一人の主人公として描かれている。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- 30
- 指揮官L4、底力L3、援護防御L1、ガードL1、EセーブL1
- 「指揮官」はL1から開始。艦隊指揮は習得しないが、AOSアップデートでほぼ同様の効果を得る。
- AOSアップデートによる強化特典が非常に多く、援護攻撃を追加してのダメージ増加役・戦艦の巨体とガードを活かした援護防御役など幅広い可能性を持つ。
エースボーナス
- 特殊スキル「指揮官」の効果範囲内にいる味方の与ダメージ1.1倍、被ダメージ0.9倍
- 『30』で採用。
- AOSアップデートによる指揮効果範囲拡張(最大+2)を合わせると広範囲に与ダメ割増を付与できる強烈なサポート能力となる。尚、必ずしもミツバの指揮範囲内である必要はない。
人間関係
- エッジ・セインクラウス、アズ・セインクラウス
- 主人公に選んだ方を、ヒュッケバイン30のパイロットとしてドライストレーガーに乗艦させる。
- エッジへの扱いはやや手厳しいが、アズには真っ当に姉、或いは友人のように優しく接している。黒幕の一人であるオルキダケアの影響もあって、どちらのメイン主人公にも彼女とお互いを支え合う親密な関係になり、オルキダケア撃退(抹消ルートは封印)後もその関係を維持している。
- レイノルド・ハーディン
- ドライストレーガーの副長。士官学校では、ミツバの教官を務めた。
- リアン・アンバード
- ドライストレーガーのチーフオペレーター。
- オルキダケア
- AOS内部に意識のみの状態で存在していたエーオスの生き残り。支配の波動による精神浸食を無自覚に受けていたが、その影響で彼女の心に触れたこともあり自分達を利用したことへの憤りを抱きつつも複雑な感情を抱いている。
版権作品との人間関係
- 友永勇太
- 年下の男の子が好きなのか、彼のことをいたく気に入っている。護と華が10歳で結婚した話に興味がある一方で13歳のウッソと16歳のエルに見向きもしないので年下好きではなく『ガチ』のショタコンである。
- ボーナスシナリオ「広がる未知の世界」においても、オペレーター達と彼の女装をコーディネートした際に主人公から「一番楽しんでいる」と言われている。
- ブライト・ノア
- 憧れの存在。出会った当初は彼に部隊の代表を譲ろうとしたが、断られている。
- 艦長となった経緯も彼と似通っており、艦を並べて戦いに出るにあたり、様々な助言を与えられている。
- クワトロ・バジーナ
- 彼から「年若いのに母性を感じさせる」と評される。
- ミツバ役の早見沙織氏はOVA版『THE ORIGIN』にてララァを演じていたため、一種の声優ネタとも言える。
- イリエ・タマキ
- 終盤、彼女からも「ミツバお母さん」と呼ばれる。
名台詞
- 「この部隊の目指すもの…つまり、私のやろうとしている事は…地球統一です」
- 第4話両ルートクリア後のエンドデモにて、ドライクロイツ及び自分の行動理念を話す。
- 世界征服とも取れるどころか、地球統一のために必要ならば最悪それも辞さないと言い切っており、一部のプレイヤーからは行く末を不安がられていた。
- 「あなた達が決めた事なのですから、私から口を差し挟むつもりはありません。ですが、一言だけ…」
「ありがとう、魔法騎士」 - 「決戦のセフィーロ」エンドデモにて、魔法騎士伝説の真実を知り傷心となるも、今後も戦い続ける事を選んだ魔法騎士たちへ感謝を述べる。
- 「なんと破廉恥な…!」
- 「浄化される大地」にて、ミゲルを人質に取ったピピニーデンの蛮行を目の当たりにして。この人と同じ言い回しと意味になっている。
女主人公ルート
- 「無断ではありません、私が許可したじゃないですか」
- 「旅立ちの日」クリア後会話より。このルートのミツバは自ら真っ先にヒュッケバイン30を無断運用したアズを庇い、「主人公の戦いぶりをアムロと比較する」役割もミツバが担当する。
- 「一緒に戦っていく仲間として、私はもっとアズの事が知りたいなぁ」
- アズルート艦内会話ミッション「ミツバと好意」より。エッジルートとは違い、ミツバ自らアズ(主人公)に接近しようとしている。
- 「…じゃあ、ちょっとでいいから手を握っていてくれる…?」
「ごめんね…。少しだけ頼らせて…」 - 「浄化される大地」クリア後会話より。流石に同性かつ小柄のアズ相手は「肩を貸して」ではなく「手に握る」に変更されているが、こっちもミツバが本気で主人公に自分の弱さを見せるシーンである。
- 「馬鹿!」
「私を守るためあなたが死んじゃ意味ないじゃない!」 - 「進むべき道の先に」または「定められた運命」にて、30thに乗り換えたアズに対して。普段はアズに甘いミツバも、この時だけアズに怒った。エッジルートとは逆の展開でもある。
- 「でも、二人っきりの時はさっきみたいにミツバって呼んでもいいのよ」
- 「審判」クリア後会話より。アズなりの激励を受けて再起したミツバだが、突如アズに意外な許可を下し、恥ずかしがるアズは顔が真っ赤になった。
- 「どうしてもやる事が見つからなかったら、少しの間だったら、私が面倒を見るわ。だから、たっぷり悩んでいいわよ」
- アズエーストークより。エッジルートの意味深な将来計画に対して、こっちも直接「自分がアズの面倒を見る」と、ただの友人相手への対応と思えないほどの大きな約束をする。
迷台詞
- 「え…! メイヴィーさんも、そういう人なんですか!?」
メイヴィー「艦長の趣味は知らないけど、私は10年ぶりに世に出た超AIに興味があるだけだよ」
「そ、そうだったんですか…」 - 序盤地上ルート「吹き荒れる戦いの風」より。メイヴィーが勇太とデッカードに興味を向けた事での発言。趣味が何を意味するのかは察するべきであろう……。
- 「そうよ! あなたみたいな根無し草は勇太君の教育に悪いわ!」
エッジ「お、おう…」
「いい、エッジ!? お預かりしている以上、勇太君は私が責任を持って面倒を見ますから!」
「だから、あなたは余計な手出しもお節介も無用だから!」 - 直後、勇太が寂しがると思い相部屋になることを提案したエッジへの猛烈な反発。過保護である。ちなみに直前にジークンは「やめとけ、エッジ。艦長の怒りが頂点に達するぜ」と言っているため、ミツバの趣味に気づいている模様。
- 「勇太君! 私でもいいわよ!」
「お預かりしている以上、勇太君の面倒は責任を持って艦長である私が見るから!」 - こちらはアズ編。アズが相部屋になると提案するものの、艦長権限とばかりに権利を奪おうとする。その後、勇太の決意とデッカードの絆を見たため、「これは勝ち目がなさそうね、アズ…」と身を引いた。
- 「それに勇太君…とっても可愛いし…」
- 地上ルート「勇者警察始動」より。こちらもかなり直球。
- 「ザンネンな皆さんと言った方がいいかも知れませんね…」
「余所の事は言えませんが…」 - 序盤宇宙ルート「チームラビッツ出撃」より。初実戦となるザンネン5、もといチームラビッツと会って早々に、同じ学生上がりの身でありながらも結局彼らをザンネンと評してしまう。
- 「ミツリン、バンバン頑張っちゃう!バンバ、バンバン、ミツバンバン!」
- ボーナスシナリオ「始動、連邦軍アイドル化計画」で、C.C.が選抜したメンバーが周りをあまりにも寒くする言動や行動ばかりでとっさに行動をとるのだが、結果は更なる悪循環を引き起こす事に…しかもどちらの主人公ルートの戦闘前会話でも彼(彼女)にいじられる。
- 「彼等からすれば、目が二つでアンテナがあれば、全部ガンダムなのかも知れませんね…」
- ボーナスシナリオ「広がる未知の世界」にて、ガンダムタイプが出撃していないのにガンダムに怯えるポセイダル兵を見て。どこかで聞いたような台詞である。
搭乗機体
- ドライストレーガー
- 地球連邦軍が秘密裏に開発していた万能戦闘母艦の1番艦。同艦の艦長を務める。