M9 ガーンズバック(クルツ機)は「フルメタル・パニックシリーズ」の登場メカ。
M9 ガーンズバック (クルツ機) | |
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外国語表記 | M9 Gernsback |
登場作品 | |
声優 | 田村ゆかり(ユーカリ) |
デザイン | 海老川兼武(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 第三世代型アーム・スレイブ |
機種 | M9 ガーンズバック |
生産形態 | 専用機(個人搭乗) |
全高 | 8.4 m |
重量 | 9.5 t |
動力 |
パラジウムリアクター ロス&ハンブルトンAPR2500a |
出力 | 約2500ps または 約3300kW |
最大作戦行動時間 | 150時間 |
最高走行速度 | 250 km/h |
ジャンプ力 | 45 m |
AI | ユーカリ |
所属 | ミスリル |
乗員人数 | 1名 |
パイロット | クルツ・ウェーバー |
概要
第3世代のアーム・スレイブ「M9 ガーンズバック」のクルツ・ウェーバー搭乗機。
機体は他のM9と変わらないが、狙撃を得意とするクルツに合わせて狙撃銃を装備、一般兵用の銃口補正用FCSを排除している。
制御AIの名前はユーカリ。クルツは日本でサンプリングしたアイドル歌手の声を音声に設定している。アニメ等では田村ゆかりが声を担当。
登場作品と操縦者
クルツはこれで最後まで戦うことになる。クルツ機は何の強化もせずとも最大射程が9と長い上、クルツが精神コマンドの「狙撃」まで覚えるため、運用法次第では射程外から一方的に攻撃できる。
『J』『W』ともに合体攻撃である「ウルズ・ストライク」がバリア無視で攻撃でき、『W』ではクルーゾーの乗ったファルケとの「ウルズ・スペシャル」が使えるため三位一体での運用が基本となる機体。『第3次Z』以降はレーバテインやファルケとの合体攻撃がない代わりに、「妖精の目」の実装により単機での火力が高められている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 序盤から登場。合体攻撃は無いが、最強武装が気力制限無し、ECSの仕様変更により毎ステージで1度だけ無消費「突撃」+AS用対物狙撃銃(最大射程9)ができる。そのため、普段のクルツはサブに回して「突撃」を温存する方が良い。第36話で機体・武器性能が強化されるので改造すれば終盤まで使える。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 同じく序盤から使える。序盤で合体攻撃が追加され、また第36話で強化され超精密射撃が追加される。原作では破壊されるが今回は最後まで使える。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 基本性能はあまり高いとは言えないが、武器改造費が安めで強化パーツスロットが3つあり、合体攻撃のウルズ・ストライクもある。強化していけば最後まで十分使っていける。クルツ機とマオ機は互いに乗り換えが可能。
- スーパーロボット大戦W
- 基本性能自体は『J』とあまり変わらないが、クルツ機とマオ機が各パイロット専用となった。ファルケの登場により、合体攻撃のウルズ・スペシャルが追加。また、各武器の戦闘アニメが変更された。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 中盤に妖精の目と超精密射撃が追加される。今作ではタッグ制ではなくなったため全体攻撃が無かった『第3次Z』に比べ、単純に長射程ユニットとして運用できるため扱いやすくなっている。ECSに「加速」効果が加わったため、元々の「突撃」効果と武器の長射程を合わせて開幕直後に先手を打つことができるのが強み。
- ナデシコルート第44話でのカスパーとの戦闘で大破し、惑星フェルディナの崩壊と共に失われるため、第45話からクルツは予備機に搭乗して出撃している(性能面での差異はない)。
- なお、同作では別口で田村ゆかり氏の声の収録が行われているが、ユーカリの音声は残念ながら収録されずじまいである。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- R・SRのシューター。SRは大器型。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3にて加入。命中タイプの機体として登場。攻撃力は最低クラスだが通常攻撃、必殺技ともに射程が4と長く、更に精神コマンドの狙撃を使うことで射程6まで伸びる。
- 高命中長射程で実弾弱点ボスのブレイクゲージを削る事に特化しており、回避特化タイプの壁役と組み合わせると一方的な攻撃も可能。
- サービス開始現時点でSSRユニットパーツが存在していないが、相手の属性次第では是非出撃させたい。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- AM11 12.7mmチェーンガン
- 頭部に内蔵。発射速度は1800発/分、装弾数は1500発である。
- XM18 ワイヤーガン
- 両腕部に装備している。壁面に打ち込んで移動を補助するのが主な役目だが、瞬間的には100t以上の負荷に耐えられるため、使い方によってはASを破壊する事も可能。スパロボ未採用。
- ジオトロン・エレクトロニクスGRAW-2 単分子カッター
- 刃がチェーンソー状になっているAS用ナイフ。厚い装甲もダンボールを切るように切り裂ける。左腿または腰のハードポイントに鞘ごと懸架される。
- 第3次Zで装備。また、空中の敵にも届く(空適応はB)。
- ロイヤル・オードナンスM1108 対戦車ダガー
- 文字通り対戦車用に作られたダガー。炸薬が仕込まれており、目標に刺さると爆発し、内部から破壊する。
- 『X-Ω』での必殺スキル。
- エリコン・コントラヴェスGDC-B 40mmライフル
- AS用のアサルトライフル。腰のハードポイントに懸架可能。
- 『W』ではマルチコンボ対応武器。
- 『DD』では「40mmアサルト・ライフル」表記で通常攻撃に使用。
- ボフォースASG96-B 57mm滑腔砲
- 狙撃に使われる銃。腰のハードポイントに懸架可能。
- AS用対物狙撃砲以上の射程を持つ。『第3次Z』では装備していない……と思われがちだが、実は「AS用対物狙撃銃」名義で装備している。武器リストで正式名称を確認するとしっかり書かれている。
- AS用対物狙撃銃
- 大型の狙撃砲。銃身の折り畳みが可能で、背部のハードポイントに懸架可能。専用のケースに収納して左腿のハードポイントにも装着できる。
- 『J』『W』では装備。長射程の反撃武器として重宝する。
- 『DD』ではR必殺技として採用。メインアビリティは「狙い撃ちI」で、気力120以上の時、照準値が増加する。サブアビリティは「照準値アップI」。
- 『第3次Z』では全機オミット。スパロボではなぜか狙撃銃と表記されているが、原作では狙撃砲という名称である。
特殊機能
- ECS
- 電磁迷彩システム。不可視の状態になるものの制限が多く、基本的に戦闘中には使用しない。
- 妖精の目
- 原作終盤、トゥアハー・デ・ダナン戦隊所属のM9各機に追加搭載される特殊センサー。ラムダ・ドライバによる不可視の力場が発生した際、その発生箇所および力場密度を感知してM9のモニターに転送し、「どこが厚くてどこが手薄か」を表示する装置。
必殺技
- 精密射撃
- 『DD』でのSR必殺技。メインアビリティは「ブレイクアタックII」で、ブレイク状態の敵ユニットとの戦闘時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「ダメージアップII(実弾)」。
- 超精密狙撃
- 『第3次Z天獄篇』から追加された攻撃。妖精の目を起動してターゲットを捕捉、滑腔砲で撃ち抜く。トドメではクルツの専用キャラカットが入る。
合体攻撃
合体攻撃のみENを消費する。
- ウルズ・ストライク
- M9 ガーンズバック (マオ機)、M9 ガーンズバック (クルツ機)、M9 ガーンズバック (宗介機)でコンビネーション攻撃を行う。攻撃属性は射撃扱い。
- ウルズ・ストライク
- ARX-7 アーバレスト、M9 ガーンズバック (マオ機)、M9 ガーンズバック (クルツ機)でコンビネーション攻撃を行う。上記のウルズ・ストライクより攻撃力が高い。なお、ラムダ・ドライバ発動の有無でモーションが違う。『第3次Z天獄篇』ではクルツ機が使用できる唯一の全体攻撃(しかしクルツはマルチターゲットを覚えられない)なので、出来る限りここで撃墜数を稼ぎたいところ。
- 『V』ではクルツ機から行う場合のみ射程が1~7、移動後攻撃不可になっている。
- ウルズ・スペシャル
- ファルケ、M9 ガーンズバック (マオ機)、M9 ガーンズバック (クルツ機)のコンビネーション攻撃。演出でM9がさらに2機出てくる。
特殊能力
- ECS
- 『J』と『W』では分身系能力の一種。
- 『第3次Z』及び『V』では出撃時「閃き」「突撃」「闘志」(『第3次Z』のみ)「加速」(『V』のみ)の効果を得る。
- 剣装備
- 単分子カッターによる斬り払いを発動。『J』・『W』ではクルツ機はカッターがないので不可能。アニメ劇中では夏玉芳の駆るシャドウと明確に鍔ぜり合っている描写があるにもかかわらずなぜか実装されていない。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動。
- 妖精の目
- 『第3次Z天獄篇』及び『V』中盤に追加される。気力130以上で与ダメージ1.1倍、クリティカル率+30%、バリア貫通の効果を得る。
移動タイプ
- 陸
- 陸戦用の機体なので空は飛べない。フライトユニットやフライトモジュールで補ってもよいが、クルツの(というかAS乗りは全般的に)空適応は低く、そうでなくても機体特性的に飛ぶ必要性は薄い。
サイズ
- S
カスタムボーナス
機体BGM
- 「戦うM9」
- 劇中BGM。『J』・『W』共にデフォルトBGM。
関連機体
商品情報
- 完成品
- プラモデル