ヴィヴィアン
ヴィヴィアン | |
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外国語表記 | Vivian |
登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
声優 | 桑島法子 |
デザイン | 小野早香 |
本名 | ミィ |
種族 | アウラの民 |
性別 | 女 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 145cm[1] |
体重 | 38kg[1] |
スリーサイズ | B73 / W55 / H74[1] |
髪色 | ピンキッシュレッド |
髪型 | ショートカット |
瞳の色 | 黄色 |
パーソナルカラー | ピンク(パイロットスーツ)、イエロー(アウラの民の衣装) |
所属組織 | アルゼナル |
所属部隊 | パラメイル第一中隊 |
役職 | 突撃兵 |
趣味 | クイズ |
概要
アルゼナル・パラメイル第一中隊の隊員。隊の中では年少者でありながら、メイルライダーとして驚異的な腕前を持つエース。朗らかで明るい性格をしており、クイズを出しては勝手に友達認定するなど人懐っこい一面も持つ。
他人にクイズを出す事を趣味としている他、一昔前に流行ったゆるキャラの「ペロリーナ」を気に入っており、キーホルダー等のグッズを収集している。エースだけあってドラゴン撃墜による収入も折り紙付きではあるものの、先述の趣味や機体のカスタマイズに直ぐにつぎ込み使ってしまうため、常に金欠気味である。また、棒付きキャンディを常に舐めている事が多い。
物語中盤において、ヴィヴィアンの正体がノーマではなく別世界の地球人の末裔である「アウラの民」である事が発覚する。幼い頃、母親が「偽りの地球」に行くのに付いて行き、はぐれてしまった後、どのような経緯を辿ったのかは不明だがアルゼナルへとたどり着き、当時のアルゼナル上層部の判断でノーマとして扱われるようになった。ヴィヴィアンが常に舐めている棒付きキャンディはドラゴン化を抑えるための抑制剤が入れられた特製品であり、焔龍號襲撃の際に全部地面に落ちたため舐めなかった事でドラゴン化してしまい、周囲にドラゴンの正体が知られる事となった。後に、アウラ側の地球へ転移した際にドクター・ゲッコーによる遺伝子操作を受けドラゴン化を完全に抑えられる事となった。その際に行われた遺伝子照合の結果、身元が特定され、サラマンディーネの計らいで実母のラミアと再会する。当初は育った環境もあって母親という概念も理解していなかったが彼女と自分に何か特別な関わりがあることは感じていた。
なお、アウラの民の特徴である翼と尻尾は正体を知られないように切られており、このためかヴィヴィアンが変身したドラゴンは翼に傷痕があり尻尾の先端も欠けている。また、ヴィヴィアンは真相を知るまでは同胞を殺していたことになるが、その事実についてどう感じたのかについては明らかになっていない[2]。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。第13話「禁断の海」から登場。後述のエースボーナスから「おやつ枠」とも言われるが、今作のTacPはシステム上稼ぎやすい上に強化パーツを売却した時の価格は低いので微妙に使い勝手が悪い。むしろ「脱力」を安価なSPコストで使えることこそがヴィヴィアンの強みだろう。また、「幸運」を持つため、資金稼ぎに役立つ。能力も割と高く精神コマンドも優秀だが、搭乗機のレイザーが徐々に火力不足気味になる為、レスキューユニットを付けて「戦えるサポート機」として運用すると便利。
- 今作では焔龍號によるアルゼナル襲撃が無いため、アンジュを保護するため神聖ミスルギ皇国へと訪れた際にアウラの影響を受けた事でドラゴン化する流れになっている。
- 余談だが、他の第一中隊のメンバーが全員海の地形適応がCの中ヴィヴィアンのみAのため、この時点でヴィヴィアンの正体が半ばネタバレしている(サラマンディーネやドラゴン達も海がA)。
- スーパーロボット大戦X
- 第6話「異界から来るもの」から登場。運用自体は『V』とあまり変わらず、レスキューユニットを付けてのサポート&脱力要員がメインになるだろう。
- 今作では、いつも舐めているキャンディを日頃のお礼という事でクラマにあげた結果、ソイヤ・ソイヤとの戦闘後に効果が切れて、仲間達の目の前でドラゴン化する流れになっている。
パイロットステータス
精神コマンド
- V、X
- 直感、てかげん、幸運、脱力、熱血、かく乱
- 直感が15と全習得者の中で一番低く、脱力もメインパイロットでは最も低い35[3](『V』のサブパイロットを含めると声が似ている人妻が30と低い)だが、原作の境遇を反映してか、幸運の消費SPが40と全習得者の中で最も多い。
- 脱力の使用回数を増やす意味でも、彼女に集中力(『V』のみ)やSPアップを優先的に回す価値はあるだろう。
特殊技能(特殊スキル)
- V
- メイルライダー、見切りL2、プロテクション、気力+(ATK)
- 最初から見切りをL2まで習得済み。加入したてのアルゼナル組の中ではサリアに次いで回避に期待できる。
- X
- メイルライダー、見切りL2、気力+(ATK)
固有エースボーナス
人間関係
- アンジュ
- 彼女に興味を抱き、一方的ながらも振り向かせようとする。やがてアンジュの心境の変化もあり、互いに歩み寄っていく事となる。
- アンジュが脱走して帰還した後も特に態度を変えたりもせず唯一彼女の帰還を歓迎していた。中盤では共に本来の地球へワープした時もしばしの間行動を共にしたりしている[4]。
- パラメイル第一中隊メンバーの中で最初から最後までアンジュに好意的な態度だったのは、ヴィヴィアンだけだったりする。
- サリア
- ルームメイト。彼女の愛読書(ヴィヴィアン曰く「男と女がチュッチュする本」)を盗み見た事もある。
- エルシャ
- 彼女に「ヴィヴィちゃん」と呼ばれるなど互いに仲が良く、後に再会した実母のラミアの匂いが「エルシャに似ている」と評していた事からも、母性的な彼女を姉や母親の様な感覚で慕っていたと思われる。…が、次回予告や『V』中断メッセージでは地獄突きを食らった事も。
- ヒルダ
- 同僚。あまり絡みはないがお互い幼い頃に離れ離れになった母親がいる。しかし、再会した際のそれぞれの母親の反応は真逆であった。
- メアリー、マリカ、ノンナ
- 新兵達から憧れの的として見られている。
- ターニャ
- 原作ではほとんど絡まないが、『V』では彼女の料理の腕を評価していた。
- ジル、マギー
- ヴィヴィアンの隠された秘密を知る人物。
- サラマンディーネ
- アウラの民の指導者の一人。彼女の仲介で母ラミアと再会する。最終話エンディングでカラオケ合戦に興ずる。
- ナーガ、カナメ
- 「真なる地球」にアンジュ達と共に転移して来た際に彼女達に保護される。最終話エンディングでカラオケ合戦に興ずる。
- ラミア
- 生き別れた実の母親。再会した当初は幼い頃の記憶を殆ど失っていたため母親という存在の実感が沸かず「お母さんさん」と呼んでいたが、エンブリヲの起こした時空融合による落下物から彼女を庇い負傷したことをきっかけに母への愛情がはっきり芽生え「お母さん」と呼ぶようになる。
- なお、趣味は(娘・ヴィヴィアンと同じく)クイズを出すこと。また、翼を失ったヴィヴィアンは彼女に抱えられて飛ぶ場面もある。
- 父親
- 生き別れた実の父親。最終話エンディングで再会するが、アウラの民である以上ドラゴンである(更にアウラの民の男性は人間の姿になれない)ために居合わせた他の面々は仰天していた(エルシャは若干眉を顰めながらもなんとか笑顔を作っていたが)。スキンシップで彼に舌で顔を舐められ、笑顔で応じる。
他作品との人間関係
- 相良宗介
- 『V』にて共演。似たような生い立ちを持つためか、彼の戦争ボケに対して妙に馴染んでいた。一方で彼を「すぐに彼女を怒らせてしまうダメ男」と手厳しい評価も下している。
- シン・アスカ
- 『V』では彼も宗介同様「すぐに彼女を怒らせるダメ男」と手厳しく評価。
- また、ヴィヴィアンが初めてドラゴンの姿に戻ってその姿で彼らの前に現れた時には当然まだヴィヴィアンとドラゴンの正体に気付いていなかった彼から危うく銃を向けられてしまう場面も。
- 「ヴィヴィアンの声優がシンが想いを寄せた少女と同じ人である」事実を考えると非常に笑えない展開である。
- アスラン・ザラ
- 『V』では最初は彼をかっこいいと思っていたが、後に彼を「すぐボロが出てきた」と辛辣な評価を下している。
- 刹那・F・セイエイ
- 『V』では彼に懐いており、ヴィヴィアンが初めてドラゴンとしての正体を現した時もいち早くヴィヴィアンの正体に気付きシンに銃を下げるよう呼びかけるなど、何かと恩もある。
- それ故か、困難ルートエンディングで今後の身の振り方を考えた際にはソレスタルビーイングへの参加も考えた程。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 『X』では彼のことを男アンジュと評するが、実際に彼とのアンジュには共通点が多い。
- 戦部ワタル、忍部ヒミコ、エルピー・プル、マリー・エン・カールスバーグ、キング
- 『X』では遊び仲間であり、彼(彼女)達と一緒に遊ぶシーンが多く描写される。
- ショウ・ザマ、マーベル・フローズン
- 『X』では二人の逢瀬を(サリアへの土産話にするために)アンジュ共々のぞき見する。
- 渡部クラマ
- 『X』では彼にキャンディを譲り、一時的に人間の姿に戻した。
名(迷)台詞
- 「ふ~ん…ねぇサリアサリア、クイズ!」
「誰が最初に死ぬのかな?」 - 第2話より。アンジュが新たに配属される事を聞いてココとミランダに向けて。この台詞の直後、二人は緊張した面持ちを見せていた。
- ヴィヴィアンとしては緊張をほぐすためのジョークだったのかも知れないが、彼女達を怯えさせてしまい、サリアから折檻を受けることになる。
- なお、『クロスアンジュ』の放送当時、上記の台詞を聞いて「死亡フラグ的に考えて多分、(死ぬのは)ヴィヴィアンじゃないのかな?」と思った視聴者もいただろう。
- そう考えたのは、当時死亡フラグの権化扱いされていた声優ご本人もそうだったらしく…(後述)。
- 「サリア、クイズの答え! 最後まで生き残ったのはアンジュでしたぁ~っ」
- 第3話より。負傷したアンジュの部屋から出てサリアに向けて。
- 出題時と同じ調子で正解を発表したが、取り返しのつかない事態が起こった後であるため今度はサリアも怒ることすらなく「静かにして」と切り捨てる。無論、他の隊員も誰一人として反応しなかった。この時までは悪い意味で空気が読めない言動が少し目立っていた(笑顔まで浮かべていた)。
- 「サリアは~、いつものアレ読んでる方がいい顔してるぞ?」
「ほれ、引き出しの二段目に入ってる、『男と女がチュッチュする本』!」
「『さぁ! 見せてごらん、キミの全てをー!』『あぁん、そんな事ぉ~』」 - 第4話より。指導教本を読みふけり根を詰めるサリアに対して。『男と女がチュッチュする本』とは、何とも生々しい表現である。勝手に私物を漁ったことで彼女からは睨まれたが。
- 「じゃあ、エルシャとサリアはあたしの侍女って事だねぇ!」
- 第6話。アルゼナルへと潜入してきたモモカの事で話題となり、「侍女って何ぞ?」と質問し、サリアからお世話をする人と説明を受け、エルシャに自分の顔に付いていたケチャップを拭き取ってもらった直後の発言。当然二人から「違います!」と突っ込まれた。
- 「何か…髪の毛がピリピリする…」
「ピリピリ…ピリッピリ…」
「ヒルダ! 戻れェェェェ!」 - 第7話より。戦場へ現れたビッグホーンドラゴンを見て危険を察し、先行したヒルダ達へ呼びかけるが重力波に掴まってしまう。
- 一人だけ察している辺り、さり気無くヴィヴィアンの正体が仄めかされている。
- 「みんなを…離せぇぇぇぇぇっ!!」
- 同上。重力波で第一中隊(病欠中のアンジュを除く)を拘束したビッグホーンドラゴンに対して。
- 自身のレイザーも重力波に捕まりながらも「ブンブン丸」を投擲するが届かず、なおも諦めることなく機体を動かし叫んだ。
- 命を冒涜するような発言が目立ったヴィヴィアンだが、決して仲間を軽んじているわけでは無い事がわかる台詞。
- この時、機体ごと押し潰されそうになっている仲間もいる中で「極限まで装甲を削った機体」であるレイザーを強引に動かしていることからも、ヴィヴィアンはその底抜けに明るい性格からか、「死ぬ」という事象を重く捉えることが出来ていなかったと推察できる。
- 「おかえり~! アンジュ~!」
- 第10話。入浴中に「永久語り」を歌うアンジュの声が聴こえてきて。エルシャからアンジュは脱走犯だからサリアに怒られると釘を刺され、湯の中に潜って声を出した。アンジュが脱走を起こしても変わらず彼女の帰還を歓迎していることがわかる。
- 「うわぁ~、ひどぅい! …まぁ、いっかぁ」
「アンジュ…綺麗な歌だった…にゃ~」 - 第11話より。焔龍號襲撃の後、しっちゃかめっちゃかになった自室を見て。いつも舐めていた棒付きキャンディは無事ではあったものの、全て床に落ちてしまっていた。
- 一方、ハンモックはすぐ横になれる状態だったため、アンジュの歌を思い出しながらヴィヴィアンは眠りに落ちるのだった。しかし…。
- (な、なんじゃこりゃ!? …これ、あたしぃ!?)
- 第12話より。急に大きくなったような違和感を感じて、通りすがったエマに挨拶するも、彼女は突然叫び声を挙げて気絶。エマを介抱しようとしたが、視界に入ったのはドラゴンの手。直後、鏡に映った自分の姿がドラゴンになっている事に驚く。そしてオペレーター3人娘がエマの悲鳴を聞いて駆けつけて来たため、大慌てで逃げ出さざるを得なくなる。
- (お腹すいたぁ…うぅ~、なんでこんな事にぃ…ん?)
(やっぱりカレーだぁ!いっただっきま~す! …あれぇ?)
(ありゃ、おかしいなぁ…。あ、おかしいのあたしだ…) - 同上。混乱するアルゼナル内を逃げ回り食堂にやってきたヴィヴィアン。カレーの匂いを嗅ぎつけ思わず鍋を掴むが、ドラゴン状態の握力では鍋が歪んでしまい、スプーンを手に取ろうにも人間のようにうまく扱えない。
- 一連の動きは非常にコミカルで、「姿は変われど中身はヴィヴィアンそのもの」といった感じで微笑ましい。しかし、そこに駆け付けたサリアとエルシャに銃撃され、またもや逃げることに。
- 「ここでクイズです。人間なのにドラゴンなのってなーんだ?」
「あっ…違うか。ドラゴンなのに人間? あれれ…あれれ? 意味…分かんないよ」 - 同上。アルゼナル上空を「永遠語り」を唄いながら飛び回り、アンジュが気付き輪唱した事でドラゴンから人間の姿に戻る事が出来たヴィヴィアン。上記の発言は白煙に包まれながら人間に戻った時のもの。
- このヴィヴィアンの変身騒動によって、アンジュ達はドラゴンに関する一つの真実を知ることになる。
- 余談だが、上記の台詞の後半部分では若干涙声になっている。ヴィヴィアン自身がドラゴン化した事が切っ掛けで、「(うっすらとだが)知らなかったとはいえ、自身の同族を殺していた」事実に気付いてしまっていたのかもしれない…。
- 「ポ…ポテチ…」
- 第13話より。アルゼナル襲撃の最中、医務室からミスルギの兵士たちに連れ去られるヴィヴィアン。そこにタスクが介入。兵士たちが一掃された後、タスクに保護される中つぶやいたうわ言。
- タスク「君が、ドラゴンだったなんてね…」
(ナイショだよ?) - 第14話より、再びドラゴンの姿に戻ったヴィヴィアンを見たタスクに対して。「口チャック」のジェスチャーで返した。
- (ぎぃやあぁぁぁぁぁ~)
- 同上。生まれて初めて「男と女がチュッチュする」現場を直に目撃した際のリアクション。ちなみにドラゴン姿のままである。
- 「さーて、ここでクイズです。あたしはどうやって人間に戻ったのでしょうかー?」
「ブー! 残念! 正解は…ん、えーっと何だっけ?」 - 第15話より、医務室で目を覚ましたアンジュの前に現れて。この後ドクター・ゲッコーから遺伝子治療により人間の姿に戻れた事を説明される。
- 「グゥレイトォ!」
- 同上。タスクの股間に顔を突っ込んだアンジュに対して。何かどこかで聞いたことがあるような台詞である。スパロボでは戦闘台詞として使用されている。
- 「いや、だからあたしはヴィヴィアン…ん? この匂い知ってる。エルシャの匂いみたい。あんた誰?」
ラミア「お母さんよ」
「お母さん…さん? 何それ?」 - 同上。ラミアと再会して。アルゼナルで育ったためか他人行儀ではあったが、ラミアを微かに覚えていた事が伺える。
- ラミア「早く逃げなさい、ミィ…」
「行かない…お母さんと一緒じゃなきゃ、行かない!」 - 第16話より。エンブリヲの起こした時空の嵐により竜の都が蹂躙される中、自身をかばって落下物(エアリアのバイク)の下敷きになったラミアに向けて。
- 最初は「訓練を受けてるからへっちゃらだったのに」と彼女の行為を理解しなかったヴィヴィアンだが、「子供を守るのがお母さんのお仕事だから」という言葉を受け、涙を流した。後に呼び方も「お母さんさん」から「お母さん」へと変わる。
- 「うん…絶対、ただいましに帰ってくる!」
- 第17話より。自身の育った世界へ戻るという娘を涙ながらに後押ししてくれる母・ラミアに対して。母の愛情を通して、命の大切さも理解したようである。
- 「ぎゅ~ん、ほい!」(ワイヤーを爆破)
「うっは~!」
エルシャ「ヴィヴィちゃん!?」
クリス「う、嘘!?」
「ナイスキャ~ッチ!」 - 元いた地球に帰って来た途端にエンブリヲ側についたサリア、エルシャ、クリスの3人と彼女達が操るラグナメイルに苦戦し、ワイヤーで身動きが取れなくされたアンジュのヴィルキスに対して生身で上空から飛び降り、ワイヤーに掴まって爆薬を仕掛け、また飛び降りてタスクに拾ってもらうという離れ業を成し遂げる。常識離れした加勢のやり方にさすがに驚かされた。
- 「あ、そうだ! 向こうのみんな羽と尻尾あったんだけどぉ…あたしなんで無いの?」
マギー「バレるから切ったよ」
「うわーっ! ひでー!!」 - 第18話より。偽りの地球へと帰還し、アウローラにてアルゼナルの仲間と再会した後に。
- まるで他人事のような反応に後輩からは笑いが起こる。しかしながら、真実を伏せたまま同胞との戦いに駆り出されたことも併せて本来なら激怒してもおかしくないのだが…。ヴィヴィアンはそういった感情には縁が無いようだ。
- 「頑張ってね~!」
- 最終話でアンジュを助けに時空の狭間に向かうタスク達4人に声援を送る。他の面々の機体はこの時点でボロボロになっているため、後を4人に託す。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
中断メッセージ
- 「うん! ルプス・ビームライフルにぃー、パラエーナ・プラズマ収束ビーム砲にぃー…せっかく『スーパーロボット大戦』に出るんだから、豪華仕様にするんだ~!」
- 『V』の中断メッセージ「ヴィヴィアンのパワーアップ計画」より。搭乗機体のレイザーに付けるための欲しい装備品としてこれらを挙げる。原作劇中にもあった装備ネタであるが、直後にサリアから「パラメイルでは装備できない」と突っ込まれ…(下記参照)。
- さりげなく「バラエーナ」が「パラエーナ」と誤植されているが、音声ではちゃんと前者で正しくなっている。なおヴィヴィアンの中の人が演じた別のキャラは、そのバラエーナを装備する機体に(結果的に)殺害されてしまっているのだが…。
- 「がーん! 大ショック! じゃあ、動輪剣やハイ・メガ・キャノンも駄目か~!?」
- コレである。とりあえず、スパロボを大きく誤解している…というかそういうのはOGシリーズでないと無理(それでもハイメガキャノンみたいな内蔵武器はどうしようもないが…)。
- 一応、版権スパロボでも強化パーツならば他作品由来でも装備できるが…。原作同様一応サンライズ関連作品由来の武装でまとめている。
- 「ぎゃーん! ばたっ!」
- 中断メッセージ「必殺のエルシャ」より。エルシャに「もう寝るように」と注意されてもスパロボを続けようとした為に彼女から「地獄突き」を食らって。
- なお、「ばたっ!」の部分がSEではなく、ヴィヴィアン自身の口で言っている。
戦闘台詞
- 「ヴィヴィアン、ブゥゥメランッ!」
- ブーメランブレード「ブンブン丸」使用時の台詞パターンの一つ。どこかで聞いたような響きである。
- 「タイヘンなヘンタイなんかに負けるかぁー!」(攻撃時)
「かっこ悪いな~、ブリブリヲ!」(回避時)
「つよーい!でもきもーい!」(中破時) - エンブリヲ相手の特殊戦闘台詞。
- 「いや~ん、タスクったらケ・ダ・モ・ノ~!」
- タスクへの援護攻撃時。
シナリオ中
- 「それは自分で見つけるものだよ。ううん…見つけなきゃダメなんだ」
(テキトーにそれっぽいこと言っただけなのにうまくいったみたいだ…) - 『V』のエーストークにてナインからの掟破りの逆襲クイズ「愛って何ですか?」に対する答え。意外とまともな回答…と思いきやこれである。
- 「外の世界からのお客さんも来るし、ドラゴンも来るし、もう大忙し!」
「そこでクイズです! この戦いの結末はどうなるでしょう!」 - 『V』第14話「血塗られた白き翼」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。実にメタフィクションに満ちた発言である。
- 「クイズです…。どうして、みんなはアンジュを捜してくれるの?」
- 『V』第15話アンジュ捜索ルート「孤島の出会い」より。ヒルダ達の嫌がらせによって遭難したアンジュを親身になって探すミスリルやソレスタルビーイングの姿に、これまでの常識が変わる程の衝撃を受けた。
- 「ドラゴンは…あっちの怪物とも戦うみたい…」
エルシャ「わかるの、ヴィヴィちゃん?」
「うん…。何となく…」 - 『V』第26話「降臨するもの」にて、使徒が登場した際の台詞。原作を知らないプレイヤーも、この辺りから彼女の正体に気づき始めるだろう。
- 「!」
エルシャ「どうしたの、ヴィヴィちゃん!」
「来るよ!」 - 『V』第27話「鉄の刃、鋼の絆」にて、ドラゴンが登場する直前の台詞。アウラの民同士、何か感じるものがあるのだろうか。
- (あたしはあたし…か…)
(ありがとう、アンジュ! あたし、頑張るよ!) - 『V』第31話西暦世界ルート「永遠の自由」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。原作とは違い、自身がドラゴンであるという事実を知った後にもドラゴンとの戦端が開かれてしまう。
- 仲間に置いて行かれたくない一心でパラメイルを駆り部隊に戻ったヴィヴィアンだったが、さしもの彼女も迷いを抱えていた。
- そこから救ってくれたのは、友であるアンジュの言葉だった。
- 「何言ってんの! エルシャの帰る場所は、アルゼナルに決まってるじゃん!」
- 『V』第37話西暦世界ルート「Necessary」にて、自軍からの説得を受けた事でエンブリヲの元へ帰還せず、帰るべき場所がわからなくなったと言ったエルシャに対して後を推す。これを受けたエルシャは投降する事を決めるのだった。
- 「そこでクイズです! あいつに相応しい名前は何でしょう!」
- 『V』第50話通常ルート「終わりなき戦い」/困難ルート「決戦の青き星々」の、「クロスアンジュ」女性陣によるエンブリヲとの戦闘前会話の一部より。
- 自らを調律者と嘯き、下劣な欲望のままに多くの人間、特に女性の尊厳や心身を踏み躙り、辱め、弄び続けた正真正銘「女の敵」に対して付けられた呼び名は「史上最悪のクズ野郎」「存在が許されない最低人間」、そして「ただの下衆」であった。
- (何だろう…。頭の奥がジンジンする…)
(ここじゃないどこかで世界が壊れるのを見たような気がする…) - 『X』第21話地上ルート「灼熱の激闘」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。一帯に熔岩が噴き出しているからなのか、壊れた世界を想起する。そして…。
- 「このままじゃ…世界が…」
「このままじゃ…」「世界が…壊れる…!」 - 同上。ソイヤ・ソイヤが灼熱の剣の力を使ったことで、熔岩が煮えたぎりだしたのを見て。直後ドラゴンになったうえ、正気を失ってしまう。
搭乗・関連機体
- レイザー
- 専用パラメイル。極限まで軽量化を施した機体。
- ドラゴン スクーナー級
- 一時的にこの姿になってしまった事がある。作中の他のドラゴンにはないコミカルな動きと表情をし、視聴者からは「ヴィヴィゴン」と呼ばれる事も。
余談
- ヴィヴィアンは福田己津央氏が関わっている作品かつ担当が桑島法子氏である故か、放送当時は視聴者の多くが生存を絶望視した。
- ヴィヴィアンを演じた桑島氏もまた『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の台本を読んだ際に「私(が演じる役)、死ぬんだ…」と思い、「いつ(ヴィヴィアンは)死んじゃうんですか?」と訊いた逸話がある。
- 劇中では確かに幾度か危ない目に遭いながらも、無事に最終話まで生還。さらに生き別れになっていた実の両親と再会する等、ヴィヴィアンは劇中人物の中でも特に幸せな結末を迎えている。前述の心配が杞憂に終わったことで、福田氏の作品の視聴者(と桑島氏)は、ある意味報われた瞬間なのかもしれない。
- ヴィヴィアンはその天真爛漫とした性格もあってか、視聴者からは「モモカと並んで作中で一二を争う良心を持つキャラクター」として高い評判を得ている。
- 他のアウラの民の例から察するに、名前の由来は飛竜(Wyvern)及びそのフランス版・ヴィーヴル(Vouivre)、本名のミィは「巳(=蛇)」からと思われる。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 オークションサイト(ヤフオク!、まんだらけオークションなど)で出品された設定資料の画像で判明。
- ↑ ただし、第12話においてアンジュの尽力によってドラゴンから人間の姿に戻った時のヴィヴィアンの言動・反応から、自身が無意識に同胞を殺めてしまっていた事実に気付いた可能性は有る。ついでに、アンジュもまた同じ様な懸念を抱いていたが、幸いにもアウラの民達との間で大きな遺恨となる事は無かった。
- ↑ 他には、誕生日を蟹座のO型or天秤座のA型にした場合の主人公が、脱力を35ポイントで使用できる。
- ↑ なお、この時はアウラの民と接触するまではヴィヴィアンはドラゴンの姿のままで行動を共にしており、アンジュが周囲の偵察に出向く際にはヴィルキスの代わりにドラゴン化したヴィヴィアンに搭乗(?)している。