トッド・ギネス | |
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外国語表記 | Tod Guines |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | |
デザイン | 湖川友謙 |
種族 | 地球人(アメリカ人) |
性別 | 男 |
年齢 | 23歳 |
所属 | アの国(ドレイク軍)→クの国(ビショット軍)→ドレイク軍 |
称号 | 聖戦士 |
概要
ショウ・ザマと共にドレイク・ルフトの下に召喚されたアメリカ人。地上にいた時は、アメリカ空軍のパイロットだった。
アメリカ人らしい陽気な部分もあって、序盤はまだ味方だったショウにアドバイスを送るなど面倒見の良さもあったが、実利的な性格も持ち合わせており、リムル・ルフトにドレイクの企みを聞かされても、騎士としての待遇が約束されるドレイクに荷担した。また、ややマザコン気味でもあり、トッドの戦う理由も「母親に楽をさせてあげたい」という思いもあっての事で、最期の言葉も母親へ向けてのものだった。
専用カラーのダンバインやドラムロに乗って戦ったが、敵になったショウとの戦いで何度も敗北を味わい、復讐心からオーラ力を増大させていく。
地上にいた頃の先輩のアレン・ブレディが召喚された事で、対抗心から功を焦りショウに撃墜されたが、エ・フェラリオのナックル・ビーに発見され一命を取り留めた。
再登場後はクの国の騎士となり、ビアレスやライネックを駆る。その執念はショウたちを苦戦させた。その後、ビショット・ハッタの計らいでドレイクの配下に戻る。
最終決戦の直前、ショウへの憎しみのオーラ力を爆発させ、ライネックをハイパー化させた(ハイパーライネック)。しかし、エレ・ハンムとマーベル・フローズンのオーラ力に援護されたショウに敗れ、命を散らした。
登場作品と役柄
後述の「余談」の項でも触れられている通り、当時のアニメ誌で追悼企画が組まれる程の人気キャラクターである。その事を鑑みてか、いわゆる「スパロボ補正」の影響を強く受けており、原作における彼の扱いとは程遠い優遇を受けている。
原作ではショウに激しい敵愾心を燃やし、あくまでも最後まで敵という立場ではあったのだが、SRWではショウと和解し共闘する事が多い。能力的にはショウに次ぐ聖戦士で、充分に一軍で使っていける実力の持ち主。作品によってはショウとの合体攻撃も存在するという優遇ぶり。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。ゴラオンを仲間にするルートで味方として登場。元々は敵なのだが、ラ・ギアスに来てしまったので一時休戦といった位置付け。
- 「幸運」や「ひらめき」等の有用な精神コマンドを覚えるが、ショウやマーベルと比べて二回行動が遅いのが難点。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 今回は原作どおり敵として登場。後半シナリオ「ビヨン・ザ・トッド」ではハイパー化イベントがある。
- なお、チャムによると『EX』で共闘したらしいが、それが正史だとするとイブン婆さんが死んでいるはずなのに、彼女はこの後の『LOE』でも生存している。
- スーパーロボット大戦F
- 今回から声付きで登場。DVEもある。ショウで説得できるが、この場ではまだ仲間にはならない。
- なお、「原作においてトッド・ギネスを演じた声優である逢坂秀実氏を探すのに非常に苦労した」という逸話はあまりにも有名で、その甲斐あってか『F完結編』含めDVEはかなり気合が入っている。
- PS版の戦闘デモでショウと「ショウ!」「トッド!」と言い合いながら戦う場合があるが、実はチャムを乗せているとどちらの台詞も反応してくれない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 隠し要素でマーベルも参加して数回の説得の後「ボストンに陽は暮れて」でNPC戦闘を経てようやく仲間になるのだが、撃墜されてしまうと仲間にならないので注意が必要である。
- なお、このマップでは、初期配置が敵勢力のいる南側のど真ん中で孤立している上に、プレイヤー部隊ははるか北東の端なので、すぐに助けに行く事はできない。この時のトッドに信頼や友情で回復を計ることはできないが、激励をかけて気合を上げる事だけは可能となっている。
- シナリオ開始と同時にトッドに激励を3回かけて、気力を130以上にしておくと搭乗機であるライネックの特殊能力である分身が発動するため、生存確率がぐんと跳ね上がる。
- 『F』での1回(これは『F完結編』の初期セーブデータでは説得していないことに注意)も含む説得イベントを一つでも逃すと『第4次』同様「ビヨン・ザ・トッド」でのハイパー化イベントがある。何気に倒したときの顔グラフィックが別に用意されている。
- 仲間になった場合、回避がショウに比べると低いが聖戦士の効果であるのでカバーできる程度。他の能力はショウと互角。ただし、命中率アップ系の精神コマンドを覚えないのが欠点。二回行動がLv49とショウよりも早く優秀。射撃がショウより高いので反撃でダメージを与えることを考えるならば、ショウよりビルバイン向きかもしれない。
- なお、強制廃棄イベントでショウはビルバイン(夜間迷彩型が手に入っていればそちら)に、マーベルは通常のダンバインに強制乗り換えとなるため、実はバグでもう一機のビルバインを手に入れた場合、トッドがいないと元々のビルバインが強制廃棄になってしまう。その意味では『ダンバイン』勢における最重要キャラなのかもしれない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素でダンバイン関連ルートを通り続けて説得することで、ようやく仲間になる。熟練度によって持ってくる機体が変わり、低いとライネック、高いとビアレスとダンバイン (トッド用)のセットになる。この3機の中では専用ダンバインの性能が最も高いのは言うまでも無い。
- ただし、ショウ機と比べると、トッド機は燃費に優れる反面、運動性や限界反応が低く、ショウ機はその逆……と、一長一短。ビルバインの陰に隠れて軽く見られがちだが、どちらのダンバインも強力なのでレギュラーを張る事も十分可能。
- ただし、当人の能力はさほど高くなく、「集中」を覚えないという致命的な欠点がある為、搭乗機には集中を覚えるベルを同乗させるのが無難。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 能力の大幅向上がみられる。二軍級だった格闘・回避・技量がエースクラスと遜色ないまでの高さになり、「集中」も覚えた。また、合体攻撃も可能でPS版より遥かに使えるキャラとなった。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 本作では無条件で味方に。第4話で味方に加入。ただし、敵時に説得しておくとライネックを持ってきてくれる。能力はショウとほぼ互角。本作では妖精が多数加入するので、精神コマンドの穴を補ってくれる妖精をサブパイロットにするといい。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 本作では説得をするとシーン3終了時に加入。マップ上で仲間にならないせいか、それともシーン3終了まで寝ていたからか、レベルが敵時から6も下がって加入する。
- 能力はショウとほぼ互角で即戦力。ショウより射撃が高いためダンバインよりビルバインの方が相性が良い。「ド根性」「熱血」「気合」を必ず覚える。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 第1部で仲間にしているとそのままいる。本作でもショウと互角の高い能力を持つ。「ド根性」「熱血」「気合」を必ず覚え、命中アップの精神コマンドも必ず覚えるため、ショウの精神コマンドがハズレ(命中アップ系精神コマンドを覚えないパターンが2つも存在する)だった場合、トッドを主力にすることが推奨される。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ステージ13でショウで説得した後、撃墜すると専用ダンバイン共々ステージ16直前で仲間になる。
- ガラリア共々、バイストン・ウェルルートに飛ばされないが、地上ルートで地上人の召喚について解説した。ショウ達に敵愾心を燃やしたり我を張ったりせず、かなり棘が取れている印象。能力・聖戦士レベル共にショウと遜色無く、「熱血」をLv9、「気合」をLv24と精神の充実が速い(ショウは35、57)。更に援護攻撃も素で習得する為非常に使い勝手がいい。閃きが欠如しているので妖精で補おう。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 今回は珍しく説得不可で仲間にならない。
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 登場はしないが、竜宮島での灯籠流しの際に、ショウが彼の事について軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 今回も隠し要素の条件を満たすことで仲間になる。音声の新録はないため、合体攻撃時の掛け合い等、少ないボイスパターンで遣り繰りされている。
- 例によってシナリオ再現が「浮上」相当の辺りからなので彼のダンバインは既になく、参入時まで含めて終始乗機はライネック。加入後は各種オーラバトラーに乗り換え可能だが、ショウとの合体攻撃が使用できるのはライネック搭乗時のみ(ショウがライネックに乗ればビルバイン搭乗でも可能)。
- また今回、トッドを生存させると都合上トルストールも生存する。なお、自軍には傭兵として参加になる。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 説得すれば中盤以降、地球人として銀河帝国に対抗するため仲間になる。ただし説得しても倒す必要があるので、ハイパー化して原作同様の最期の台詞を言う。
- 今回は隠し機体のズワウスorサーバイン、更にシルキー・マウまで一緒に連れてくる可能性がある。その為、オーラバトラーを主力にする場合、仲間にするのは結構重要。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 本作でも敵対後、味方になってカイルスに参入する。
- スーパーロボット大戦X
- 第4話でショウと共に登場し、その時点では「今更おまえと争う気はない」とショウへの敵対心は捨て去っていたが、その後の戦闘で現れたクルージング・トムに勧誘を受けた際にショウよりも実力が劣っているという点を指摘されたことで再びショウへの敵対心が蘇り、さらに何者かの介入によって自身の持つオーラ力が歪んでしまい、ショウから説得を受けるも敵に回ってしまう。
- 本作ではショウとのライバル関係が特に強調され、幾度となく戦う事になる。また、今作では世界観故にブリタニア出身となっている。ただし、条件を満たせば味方として使用可能になる。
- 能力値はショウに次ぐほど高いが集中も閃きも持っていないのが難点。集中持ちのシルキーがサブにつくサーバインに乗せかえると安定するが、マーベルと席を争うことも。
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
能力値
一部の作品ではエースと呼ぶには物足りない場合もあるが、大抵の作品では格闘、回避が高く、ショウとほぼ互角の能力を持つ。また、僅かだが射撃がショウより高いことが多いため、射撃武器を多くもつビルバインとの相性が良い。
敵の時は強敵で、性格が強気や超強気なため、あっという間に分身、ハイパーオーラ斬り解禁という恐ろしい事態を招く。
精神コマンド
ひらめき、気合、熱血などを覚える。オーラバトラーには不要な根性、ド根性を覚える傾向がある。
- EX
- 根性、熱血、幸運、覚醒、威圧、友情
- 第4次(S)
- 根性、集中、熱血、気合、ひらめき、加速
- F・F完結編、64
- ひらめき、努力、熱血、根性、気合、魂
- リンクバトラー
- 気合、ひらめき、根性、努力、熱血、魂
- α
- ひらめき、熱血、根性、必中、気合、魂
- IMPACT
- ド根性、集中、熱血、気合、加速、幸運
- BX
- 集中、直感、直撃、気合、熱血
- X
- 加速、必中、努力、不屈、気迫、熱血
- リアルロボット戦線
- 熱血、集中、必中、気合、隠れ身、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
ショウほどではないが聖戦士Lvの伸びがよく、切り払いLv9まで育つことが多い。
- 第4次(S)
- 切り払いL6、聖戦士
- EX(PS版)
- 聖戦士L8、切り払いL8
- F・F完結編、64
- 聖戦士L7、切り払いL9
- COMPACT、α
- 聖戦士L9、切り払いL9
- IMPACT
- 聖戦士L9、防御L9、援護攻撃L1
- BX
エースボーナス
パイロットBGM
人間関係
- ショウ・ザマ
- 同時期にバイストン・ウェルに召喚された日本人。最初は仲間だったが、後に何度も戦うライバルの関係となる。序盤ではショウがトッドを仲間にするよう説得する場面も見られた。
- なお、トッドはショウに対して日本人に対する侮蔑語である「ジャップ(Jap)」と呼ばわる事が多いが、一方では「良きライバルで、命がけの友達である」とも評している。
- トカマク・ロブスキー
- 同時期にバイストン・ウェルに召喚された…が、登場早々にして撃墜されたため大した関係にはなっていない。
- バーン・バニングス
- 最初は上官だったが、トッドがクの国の聖戦士として返り咲いた頃には落ちぶれてショットの私兵となっていた男。リムル奪還のため一応共闘する。
- マーベル・フローズン
- 同じアメリカ人ではあるが、ダラスの農場の娘として育った彼女を同胞と見なしておらず「西部のイモ」とバカにした。そういう自身をも「東部の落ちこぼれ」と自嘲しているが。
- アレン・ブレディ
- 空軍時代の先輩。彼の召喚はトッドに焦りを生じさせた。
- ドレイク・ルフト
- 主。最終的に彼の下に戻り、アメリカ(特にボストン)を攻撃しないよう申し入れた。そのためにホワイトハウスの位置を教えもした。
- トッドの死後に「戦士への礼儀」として約束されたものの、ビショットとルーザの密通については黙っていたため「一言も教えてくれなんだ」と不満を言われてもいる。
- 『F完結編』ではトッドの説得に成功すると、勝手に戦線を離れたトッドへの報復としてドレイクがボストンを攻撃する展開となり、これで完全にトッドが裏切る。
- ガラリア・ニャムヒー
- 同僚。一緒に出撃することも多く、血気にはやって功に焦るガラリアをフォローすることが多かった。一瞬いい雰囲気になりかけたものの、トッドが撃墜され行方不明になったため有耶無耶になった。
- ムック『聖戦士ダンバイン大事典』に掲載された富田祐弘氏の短編小説『俺はトッド・ギネスだ』では、トッドは彼女を「俺の心に一番フィットした女」と呼んでいる。
- SRWでは一緒に仲間にいる事があるが、会話する事はあまりない。『64』ではガラリアから「足引っ張んじゃないよ」と愚痴をこぼされたのち「せいぜい努力させてもらうぜ」と返すやり取りがある。
- ビショット・ハッタ
- 一時期の主君。物語中盤から取り入ってその下で戦うが、最終的にはドレイクの下に戻った。
- エル・フィノ
- 嵐の玉で出会った際、彼女に後述の嘘を言って利用した。
- トルストール・チェシレンコ
- 原作での彼との絡みはないが、『BX』で条件を満たすと彼とともにプラズマダイバーミサイルの爆発からボストンを守る。
- ナックル・ビー
- 撃墜されたトッドを介抱したエ・フェラリオ。当時はオーラロードを開いた罪でみすぼらしい姿のニクスという女性に変えられていた。
- また、戦いに行こうとするトッドを引き止めようとしたが、聞き入れられず置いていかれた。SRW未登場。
- トッドの母親
- アメリカ合衆国ボストン在住のトッドの母親。本名不明。
- トッドの行動原理はほぼ全て「母親に楽をさせたい」というものであり、誰よりも深く彼女を敬愛していることが窺い知れる。SRWでは台詞の中にしか登場していない。
他作品との人間関係
- シャア・アズナブル
- 『IMPACT』では自軍に加わっている場合、隠しシナリオで「シャアの性急過ぎる方法論が間違っている」との考えを口にする。
- 『バトルロボット烈伝』では一応同志だが、そのやり方が気に食わず、彼が月に向かった事をショウらに告げている。
- クリスチーナ・マッケンジー
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では仲間になった場合、怪我を負っていたところを彼女から介抱を受けた。
- ドリス・ウェイブ、アロイ、サラ、チュルル
- 『BX』では彼女達を原作でのエルの代わりに嘘を言って利用した。
- ビビデ・ババ・デブー
- 『X』では、ショウとの戦いに敗れた後、彼女のもとに身を寄せていた。
- 枢木スザク、ジェレミア・ゴットバルト
- 『X』ではドレイク軍とルルーシュが手を組んだ際は共闘した。その際、スザクの変容に「つまらん男になった」と評していた。
名台詞
- ショウ「これは夢かも知んないし」
「これが夢かよ。え、ジャップ?」 - 異世界「バイストン・ウェル」に召喚されて初めてショウと顔を合わせた時のやり取り。
- 「ジャップ、地平線を見るんだ。そうすりゃ機体の方位が分かる」
- 第1話にて、ダンバインに乗せられて戸惑うショウに対して。
- 『X』ではトドメを刺されかけた後に、この言葉を返されることに。
- 「ジャップ! やっぱりお前とはこうなるって関係だったんだな!」
- ショウがドレイクを裏切った時の台詞。『F』の一言モードにて収録されている。
- 「都合で男と女を使い分けるんじゃないよ!」
- 第9話でガラリアに対して言い放った。どことなく誰かさんの言い回しに似ている。
- 「ガラリア、助かった!恩に着るぜ!」
ガラリア「構わん!これでいつぞやの借りは返したぞ!」 - 第12話でショウのダンバインに撃墜されそうになった際に。人間関係の項目にあるように二人でタッグを組んで出撃する事が多く、憎まれ口を叩き合いながらもお互い上手くフォローしている。
- 「ガラリアか…女戦士も変われば変わるもんだな。レディを遠乗りにお誘いしても宜しいかな?」
- 第13話「トッド激進」でドレスに身を包んだガラリアをデートに誘いながら。この時トッドは馬に乗っており、まるで王子様のようでガラリアも「試してみたら?」と満更ではない反応を見せた。
- その後ゼラーナ襲撃する密談をするのだが、ここに至るまで二人とも戦果を上げられず失敗続きで更に新たな地上人が召喚され立場が無く、似た境遇のせいなのかいい雰囲気になる。
- 「人生とは皮肉なものだな、ガラリア。俺にとっちゃ目標になっていたパイロットがいた。ソイツが今度はここに来て、俺の生活を脅かそうとしてるんだよ」
- 同じく第13話で、ガラリアを無断でのゼラーナ襲撃に付き合わせた時の台詞。彼の焦りをくんだガラリアは協力を約束するが、その戦闘でトッドは生死不明となる。
- 「おうニクス、世話になったな。」
- 「出世したら綺麗な小屋を建ててやる、楽しみに待ってなって。」
- 第24話で完全に回復し、介抱してくれたニクスに感謝しながら小屋を去っていく。この後ニクスはジャコバの力でミ・フェラリオのナックル・ビーに戻り記憶が消えてしまい、トッドも地上に出てしまう為この約束が守られることはなかった。
- 余談だがトッドはこの後頻繁に「地獄を見た!」とは言うが、この時ニクスからとても献身的な介護を受けていた。
- 「ビランビー聞こえるか?ダンバインは俺がやる!引っ込んでいろ!」
- 強襲に失敗しアレンに押され絶体絶命のショウの危機を救う。自分が倒す相手だから自分以外が倒しそうなら助けるという正にライバルの鏡。
- 「貴様のおかげで俺は地獄を見たんだよ!」
「他人(ひと)に説教するほど歳をとったのかよ、ショウ!」 - クの国の聖戦士になって戦場に復帰し、ショウと対峙した時の台詞。
- SRWでも前者が『F』の一言モードにて収録。後者はDVEとして採用されているが、「他人(ひと)」ではなく「他人(たにん)」になっている。『BX』ではショウとのツインオーラアタック中でのやりとりに使用されている。
- 「並の甲羅を使ってんじゃないよ!」
- ビアレスで攻撃を耐える際に吼える。装甲ではなく甲羅を誇るのが普通のロボットとは違い生体部品で構成されているオーラバトラーならではのセリフであると言える。
- 「俺だって聖戦士だぜ!」
- 憎しみのオーラ力で凄まじい成長を遂げ、オーラコンバーターを改良し強化されたはずのダンバインを圧倒する。この台詞はSRWでも戦闘台詞でよく使われる。
- 「ショウは友達さ。俺にとっての良きライバル、命がけの友達なんだ」
- 27話でエルがトッドを「ショウの友達」と勘違いした時に言った台詞。もちろん、これはエルを利用する為の嘘なのだが、その中に彼のショウに対する思いが垣間見られる。
- 『BX』ではオウストラル島を偵察中に発見したドリスやアロイ、サラ、チュルル達に対して発言している。
- エル「やれるの、あんた?」
「馬鹿にしないの!」 - エルを騙して同乗させ、ガロウ・ランのシンドロの操る強獣ルグウと戦う時のやりとり。
- この時搭乗しているビアレスがピンク色のオーラ力を放ち、凄まじい輝きを見せる。そしてダンバインのオーラソードが刺さりもしなかったルグウを一撃で倒してしまう。
- 「さっきあれだけのパワーを感じたのに…今は違うぞ!?」
- 騙されていた事に気がついたエルが逃げ出すも、それを無視してショウとシーラを襲おうとするとトッドだったのだが、大幅にパワーダウン…というよりいつもの強さに戻ってしまう。フェラリオがオーラバトラーに同乗するとオーラ力を増幅させる効果があり、先ほどの圧倒的な力はその恩恵を受けていたのだった。
- 「西部のイモにはわからん事さ! 東部の落ちこぼれのことはな!」
- 第44話にて、同じアメリカ人でもアメリカ西部のダラス生まれであるマーベルと切り結びながらその説得を突っぱねる。
- 『F完結編』ではマーベルに説得された際のDVEとして収録されている。『BX』ではマーベル相手の特殊戦闘台詞として採用。
- 「見てな、ママ。俺の力でコイツらを落としてみせるぜ。そうすりゃ、ママも楽が出来るってもんだ」
- 第45話にて、ショウとマーベルを前にハイパー化を果たした際の台詞。
- 「暴走」とも言えたジェリルの時に比べれば冷静にも見えるが、その力は敵対するショウにも悪影響を及ぼすほどだった。
- 「いい夢を見させてもらったぜ…」
ショウ「これが…いい夢でたまるかよ!!」
「ママ……ああああっ!!」 - ライネックをハイパー化させたものの、ショウに倒されたときの最期の台詞。
- ハイパー化の力は彼にショウを破る夢を見せたが、敵同士だったとはいえトッドがハイパー化の末に死ぬことを、ショウには受け入れられなかった。
- 『F完結編』『BX』ではDVE。なお、『F完結編』のテキストでは2行目のショウの台詞は、発しているものの「これが」の部分が抜けている。
スパロボシリーズの名台詞
COMPACTシリーズ
- 「俺が味方すると信じてたのか? おめでたくなったな、ショウ」
「…まあいいさ。言っておくが、ボストンのおふくろを守るためにだぜ。勘違いするなよ?」 - 『IMPACT』第1部地上激動篇シーン3自由選択ステージ終了後のインターミッションでショウに地上世界の混迷振りを聞かされ、彼からの協力要請にトッドらしい言い回しを用いて応じる。
- 「へっ、オーラバトラーは美しさじゃなくて、腕がものを言うんだ…見せてやるぜ…!」
- 『IMPACT』第1部地上激動篇第26話「裏切りのコレクター」より。コレクションの一部としてレプラカーンを召喚し、「美しいフォルムだ」と悦に入るコマンダー・ベンメルへ吐き捨てた台詞。
- 「ガタガタ言ってても分からねえもんは分からねえんだ。悩むんじゃねえよ、ショウ」
- 『IMPACT』第1部地上激動篇エンディングより。宇宙に満ちた「悪意のオーラ」を感じ、今後の戦いの行方を不安視するショウへ励ましの言葉を送る。普通に「友人同士の会話」といった感じの遣り取りである。
- 「やれやれ…遅いぜ、騎兵隊さん達よ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第5話「呪われしジャンヌ=ダルク」より。佐世保でアレンの部隊と交戦していた折、遅れて援軍に駆け付けたナデシコ隊を一瞥して。
- すっかり自軍に馴染んでるのと同時に、彼らを「仲間」として信頼している様子が窺える。
- 「なぁに…あいつらだって、たまには散歩がしてえんだよ。バイストン・ウェルにだって現れるくらいだからな」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第26話「決着、そして新たなる謎」より。女帝ジャネラとの決戦後、以前と違い彼女らキャンベル星人の援護に現れなかったアインストの動向を訝しむ一同の発言を受けての軽口。
- 「いちいちキマってるところが憎らしいが…ま、ありがてえこったぜ」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。ギャンドラーとの決着後も、ロンド・ベルに残留の意思を示すロム達に対しての台詞。
携帯機シリーズ
- 「ヘッ、地上に出た当初は異星人扱いで今は聖女様かよ。この土地の連中もお気楽なもんだぜ」
- 『BX』第16話「氷点下での再会」より。
- 「ハイパーって言うんなら、街の一つや二つ守れないで……! 見ていやがれ、ショウ・ザマ! これが俺の……オーラ力だぁぁぁーっ!!」
- 『BX』第30話「灼熱のユニオン」より。トッド仲間フラグが成立した場合、トルストールと共にプラズマダイバーミサイルからボストンをオーラ力で守るイベントが発生する。
- このイベントの後にショウは「憎しみを乗り越える力がある」と、トッドを評しトッドも「ママが楽になるなら」と自軍に参加する。
- 「チッ、ジャパニーズってのは、色々と厄介事を作ってくれるな…!」
- 『BX』第31話「devil cross kaiser」より。一度倒したはずのエネルガーZが即座に復活した時の台詞。
- なお、「ジャップ(Jap)」という英単語が日本人に対する侮蔑語である事を考慮してか、「ジャパニーズ(Japanese)」に変更されている。
- 「ハイパーを制御したって考えはないのかね! 落ちるのはお前さんだよ、ビショット!」
- 『BX』第33話「AEU戦線」におけるビショットとの戦闘前会話で「ハイパーの力は失ったはず」と言われての返し。
- ライネックに敵の時は無かったハイパーオーラ斬りが追加されている(ハイパー化時に解禁されたのがノーマルに戻っても残っている)のを踏まえると、オーラバトラーの必殺技として有名なあの技は「ハイパー化の力を転用したオーラ斬り」として扱われているらしい。
- 「同じユニオンのよしみだ。冥福ぐらいは祈ってやるぜ、ゼット・ライト」
- 同話より。ゼット・ライトが戦死した時の台詞。
- 『BX』において『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』が参戦している設定故に、「アメリカ合衆国」が「ユニオン」に変更されている。
- 「チッ、案の定聞こえてないか。カミカゼアタックをしたいわけでもないだろうに!」
- 『BX』第42話「銀河を繋ぐ歌声」より。錯乱状態になったムネタケに対して。
- 「やれやれ…一息つけるかと思ったが、これじゃママと会うのはしばらく後だな」
- 『BX』のエンディングより。エレ達が旅に出る際、彼女達と同行するトルストールに今後の身の振り方を聞かれた時の返答。
単独作品
- 「やれやれ。何が悲しくてあんな化け物どもと組まなきゃならないんだ」
- 『64』にて。ミケーネ帝国や百鬼帝国と組むことを皮肉っている。
- 「どういうつもりもクソもあるかよ! 俺だって、地球人だぜ。銀河帝国ってのがどういう奴らかってことぐらい、俺だって聞いてるんだ。貴様への恨みをチャラにする気はないが、何をするべきかはわかってるつもりだぜ」
- 『64』中盤、銀河帝国の攻勢に苦しむマーチウィンドに対して同じ地球人として増援として現れる。
- 非常に燃えるシチュエーションで、独立軍ルートならば登場と同時にショウとツインオーラアタックとかもできるのだが、『64』のトッドはマーベルとの間に恋愛補正という非常に大きな壁がある…。
- 「ああ。地球が滅びるなんてのは冗談じゃないからな。奴らいきなり街を破壊し始めやがって、あやうく俺のおふくろだって巻き込まれるところだったんだ」
- 『64』にて。やっぱり母親を引き合いに出している。
- 「正直言って俺にもわからん。俺はお前らにやられた後、なんとか命を取り留めた。だが気付いた時にはライネックは消えちまってた」
「ま、俺はそのあとずっと療養していたのさ。ところが最近になって突然こいつを発見した。そうだな、ちょうど銀河帝国とやらが地球圏に来た頃のことだ」 - 『64』にて。搭乗していたサーバイン(ズワウス)を指しての台詞。設定的にも説明的にも極めて大雑把な気がしてならない。
- 「お前はいつもそうだ、マーベル! 俺とショウの間に入ってくる!」
マーベル「嫉妬しているの、トッド?」
「冗談はよせよ! 俺が感じているのは感謝の気持ちだ! お前のおかげで、ショウはドレイクの下を離れ、そして今日も戦う意志を取り戻した!」
「俺とショウを戦わせてくれたお前に感謝の気持ちを込めて、一撃食らわせてやるぜ!」 - 『X』第12話「オーラバトラー飛翔」に於けるマーベルとの戦闘前会話。確かにマーベルの存在ではあるが、感謝の意味が違うような…。
- 「じゃあな。アル・ワースのマム…」
- 『X』対ドアクダールート第34話「ビヨン・ザ・トッド」より。ショウとの決闘に赴くトッドが自らのけじめとしてビビデ・ババ・デブーに「千光の腕輪」を返した際、別れる時に言った一言。世界に偶然に飛ぶようになった彼が出会った彼女が過ごした、ひと時の親子の絆だった。
搭乗機体
余談
- 雑誌『アニメック』では「苛烈な性分ながらも根は母親思い」というトッド・ギネスの性格設定が視聴者の人気を呼び、彼が戦死した際には追悼企画として「トッドの部屋」なる読者コーナーが設けられた。
- 『スーパーロボット大戦F』製作の際、逢坂秀実氏は既に声優業を引退していたが、「出演を依頼するため興信所(探偵)を使ってまで所在を探し当てた」というエピソードがある。