ホープス | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 野田圭一 |
デザイン | 中島和恵 |
種族 | 高次元生物(自称魔法生物) |
性別 | オス |
所属 | 魔従教団(脱走)→エクスクロス→単独行動(困難ルートラスボス時) |
概要
主人公のパートナーを務める魔法生物。眼鏡を掛け、ジャケットを着た黒いオウムの様な姿をしているが、オウムと呼ばれる事を嫌っている。
ドグマを用いて創られ、人語を解することが出来る。自らの知識を広げる為に主人公と共に旅をしている。どこか他者を見下した様な話し方をしており、相手の気分を損ねてしまうことが多々ある。自身の知らない知識には激しく興味を示し、貪欲なまでに習得したがる反面、既に知っている知識には全く興味を示さない一面が存在する。
戦闘時にはゼルガードに搭乗し、主人公のサポートを行う。
名前は、主人公と共に魔従教団を脱走した際、主人公が希望の意味を込めて名付けた物。
その正体は魔獣エンデと同じく高次元生物と呼ばれる存在であり、その幼生体にあたる。エンデが自らの生命のスペアとして別世界から呼び寄せたが、その宿命から逃れるべく教団から主人公を伴い脱走した。エンデ同様人間の感情を糧とするが、エクスクロスの一員として彼らと行動を共にした結果、様々な出会いを経て負の感情を好むエンデとは対照的に喜び、愛、希望といった正の感情が好みとなっていった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X
- 担当声優の野田圭一氏は、『NEO』以来約9年ぶりの版権スパロボ参加となる。
- 主にファクトリーの運用を任されるが、腹に一物抱えているような言動もあってか、『V』のナインほど信頼されず、キャラによっては『第3次Z』のAGの如く怪しまれている。
- 第39話ではイオリ編の場合一時的に敵になるのに対し、アマリ編の場合はアマリを守るためにゼルガードのメインパイロットとしてスポット参戦と真逆の対応を見せる。
- また、困難ルート最終話ではエンデ撃破後に真のラスボス「魔獣ホープス」として立ちはだかり、魔装機神IIIのソーンと同様公式サイトで紹介されたラスボスとなる。全パイロットへの戦闘前会話や特殊台詞が存在する…かと思いきや、バグか録り忘れかは不明だがグレミー、バララ、ジェレミアの3名に対してのみ特殊台詞が存在しない。
- 敵対時はゼルガードのサブパイロットからいなくなるので要注意。
パイロットステータス
能力値
イオリ、アマリを一回り強化したような能力値。しかしメインパイロットとしてはスポット参戦ゆえ養成ができないので過信は厳禁。
ラスボス時は文句なしに全能力が最強クラス。成長タイプの都合で回避が伸び悩むものの、それ以外はケチのつけようがない。
精神コマンド
- X
- 前任者達と異なり完全なサポート構成。
- 物語前半と後半とで、修得可能な精神コマンドに変更が出てくる。彼の心境の変化の表れであろう。
- なお、主人公の誕生日が11/11 Bだと感応、先見、祝福と3つも被ってしまう。
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- イオリ・アイオライト
- 彼に対しては挑発的な態度をとることが多いが、内心では信頼し合っている。中盤から、彼に対してのみタメ口で接するようになる。
- アマリ編では、敵対時にアマリに怪我を負わせたこともあって完全に彼女に付く悪い虫扱いで、犬猿の仲になる。
- アマリ・アクアマリン
- 旅を続けるうちに、彼女に対して強い保護欲を持つようになっていく。やがてそれは恋に発展していき、アマリを巡ってイオリと喧嘩するようになる。
- イオリ編では一緒にいる期間は少ないため彼女に恋をしていないが、彼女に対して奥手で踏み込めないイオリをアマリと一緒にからかうようになる。
- 魔獣エンデ
- 自身をスペアとして呼び寄せた存在。生贄になるのを拒絶し、最終的に真っ向から敵対することになる。困難ルートでは、彼の肉体を乗っ取る。
版権作品との人間関係
リアル系
- サリア
- DLC「プリティ・サリアンの冒険」にて、彼女の秘密の趣味を目撃してしまい…。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 困難ルート最終話でホープスがやろうとしたことは、彼がやったゼロレクイエムと近いものであったためか、真意を見抜かれている。
スーパー系
名台詞
戦闘台詞
- 「ルルーシュ…! 余計な事は言うなよ…!」
- ラスボス時における対ルルーシュの特殊戦闘台詞。真意を見抜かれていることを察知して釘を刺している。
ファクトリー
- 「コングラチュレーション・エースパイロット。おめでとうございます」
- エースパイロットへの祝辞。
- ヒイロ「………」
「………」
ヒイロ「………」
「………」
(なるほど…これは手強い方です…)
(このような意志の下の激情…。それが表に出てくれば、さぞ面白いものが見られるでしょうね…) - 分岐第14話でのヒイロとのやりとり。そろそろ恒例になりつつある無言の対話。
- 「ロボットだから…マシンだから、人命救助のために我が身を犠牲に出来るのですか?」
- エーストークでのガードダイバーとのやりとり。「ロボットだから~」のくだりは、野田氏が主演した『グレートマジンガー』のOP歌詞が元ネタ。
- (これは場合によっては最上の美味が味わえるかもしれません…)
- イオリ編サブ主人公加入後のファクトリー会話にて。アマリがイオリに対して異性として意識している事を見た際の反応。
- 他者の愛や希望の感情を好物とするホープスにとって、己のマスターとその想い人の間に生まれるかもしれない感情を最上の美味と評した。
- 後々、通常ルート最終話において魔獣エンデがこの最上の美味を味わうことになるのだが、その結果は…。
シナリオデモ
共通
- 「魔神の脱出装置は、高い性能を持ってますからね」
- 『X』イオリ編第2話「立ち上がれ、救世主!」orアマリ編第2話「救世主ワタル!」より。シュワルビネガー撃墜時の台詞。脱出したかどうかを尋ねられた際の返答。原作では爆発して吹っ飛んでいるだけなのだが、本作での魔神はこのように解釈されているようだ。
- 「我が名はホープス!その名を胸に、もう一度アル・ワースを創造する!!」
- 最終話より。魔獣エンデが消滅したことにより、アル・ワースも消滅の危機に陥るが、愛や希望の感情を力にしたホープスがエンデの代わりにアル・ワースを支えていくことになる。
- 「始まりのアル・ワース…。神と獣、光と闇、過去と未来が集う世界…。それは永遠に覚めぬ夢…」
「大地は人の想いを吸い、木々には知恵の実が熟す…」
「生と死の狭間に浮かび、誰にも知られず世界は回る…」
「全ては、そこに生きる人々の未来への願いと共に…」 - エンディングでのモノローグ。OPデモのナレーション(おそらく魔獣エンデのモノローグ)とほぼ同じだが、最後が決定的に異なる。
イオリ編
- 「あなたには失望しましたマスター」(前期)
「失望したぞマスター」(後期) - 主にイオリが迷ったりホープスとは反対の意見を言った際に放つ批判。事あるごとに言いそこから口論に発展する為もはや名物である。
- 「ありがとうございます、マスター」
- イオリ編第25話「魔従教団」より。教団を脱走したイオリであるが、特例としてエンデの加護が受けられるエンデの印が与えられ、ホープスの返還を条件に今後も旅が認められる事になった。
- しかし、イオリはパートナーであるホープスの方が大事と述べ、ホープスに再び脱走するか教団に留まるかの選択を持ちかける。ホープスは、初めてイオリに対して心からの礼を述べた。
- 「呼び方はマスターですが、彼と私の関係は対等となったと言えます。故に彼に対しての態度は改めます」
- イオリ編第26話「希望の翼」エンドデモより。この話以降、2人は対等な相棒関係としてゼルガードと共に戦っていく事になる。
- ホープスがイオリに対し敬語を使わなくなり、イオリもホープスの事を完全に信用はしてないと述べるなど、端から見れば仲が悪くなったように見えるが、前述の第25話におけるやりとりや、イオリがホープスを信頼することで一瞬ではあるがゼルガードが真の力を発揮するなど、2人の間では信頼関係が結ばれつつあった。
- C.C.曰く、2人は運命共同体とのこと。
- 「いいものだな。男二人でギスギスしたコックピットに一輪の花が咲いたようだ」
- イオリ編第39話「ドクマの意味」より。ゼルガードのサブパイロットとしてアマリが搭乗した際の台詞。
- これまでの2人の事を考えれば、アマリの加入はまさに一輪の花が咲いたと例えるに相応しいものである。
- (きっと、また会えるさ…)
- 最終話より。魔獣エンデの代わりにアル・ワースを支えていくことになるホープスであるが、その代償として消滅することになる。消滅直前の最期の台詞。
- 何度も衝突しながら信頼関係を結んでいったイオリとホープス。その絆は確かなものであった…。
アマリ編
- 「恋!?」
- アマリ編第26話「自由という翼」シナリオエンドデモより。ベルリに自分の感情を指摘されて。自分の感情に気付いていない彼は翼とトサカを広げてまで驚愕している。
- 「イオリ・アイオライト! 貴様はっ!!」
- アマリ編第38話「私の大切な場所」にて、暴走しアマリに重傷を負わせたイオリに激怒して。
- 「イオリ・アイオライト…。 お前は絶対に許さない…」
- 同上。撤退間際でのイオリに対しての呪詛の言葉で、上記の台詞と同様、ホープスがこれまでにないほどの激情を露わにしているかがよくわかる。
- (さようなら、マスター…。そして、ありがとう…)
- 最終話より。魔獣エンデの代わりにアル・ワースを支えていくことになるホープスであるが、その代償として消滅することになる。消滅直前の最期の台詞。
- 己に他者を愛するという感情を教えてくれたアマリに対しての想いが込められている。
迷台詞
共通
- 「わ、私は何も見ていません! 何も言っていません!」
- ボーナスシナリオ「プリティ・サリアンの冒険」より。サリアの趣味を見てしまい、主人公と合流直後に彼女に追いつめられての弁明。主人公との関係が変わる26話以降の話とはいえ、キャラ崩壊しながら激しく狼狽えている。
イオリ編
- 「争いを静める事は出来るが、争いの原因はどうにも出来ない…」
「泥沼の戦いを再び起こしたくないのなら、自分で何とかするんだな、ではさらば!」 - ボーナスシナリオ『強く正しく美しく』より。第一回ミス・エクスクロスを開催することにより、イオリの優柔不断に端を発したエクスクロス女性陣の戦いを治めたホープスだったが、イオリの優柔不断は許されず、その場でどの女性を選ぶのか発表するように促し逃亡する。
- 女性陣に詰め寄られたイオリの絶叫がメガファウナの格納庫に木霊するのであった…。
- 「どうした、マスター?アマリ様へのアプローチを諦めて、私とナイスカップリングを考えているのか?」
イオリ「お断りだ、腹黒オウム!人の気も知らないで!」 - イオリ編第43話対ドアクダールート「崩れ始める理」マップ開始前より。物思いにふけるイオリに対して冗談を飛ばすが、ホープスの事で悩んでいたため冗談が通じなかった。
- 「残念だったな。二人きりでイチャイチャなどさせんぞ」
- 困難ルートにてまさかの生還を果たしイオリ達と再会した際の一言。最初期から考えればずいぶんと砕けたものである。このようにイオリ編では二人の仲を認めつつからかっているが…。
アマリ編
- 「マスターの可憐さの前にはあのような俗物が抗えるわけはありません」
アマリ「やだ…ホープス…。褒めすぎよ…」 - 第29話「薔薇のバーサーカー」より。アック・スモッグルへのおねだり作戦の成功後。どう聞いてもバカップルの会話にしか聞こえない。
- (では、責任を持って、プリティ・サリアンとマジカル・アマリンのプロデュースをさせていただきます)
- 「プリティ・サリアンの冒険」エンドデモより。最初のサリアへのビビリっぷりとは打って変わってノリノリである。もっともアマリ編のホープスのため、自分がマジカル・アマリンを見たいだけという可能性もあるが。
- 「勘違いするなよ、イオリ・アイオライト。 お前の存在はただのオド袋だ」
- 第39話「帰るべき世界」にて、ゼルガードに同乗することになったイオリに対して。前話での出来事があったとはいえ、なんともご無体な物言いである……
- 「…天野亜真里だった頃のマスターはどういった人物だった?」
「天野亜真里だった頃のマスターはどういった人物だったかと聞いている!」
「恋人はいたのか!?または想いを寄せる人物はいたのか!?それを聞いている!」 - 39話のファクトリーシナリオより。かつてのクラスメートであったイオリに物凄い権幕で問いかけ、3行目に至っては翼とトサカを広げる程に荒ぶっている。なお遠くから見ていただけというイオリの反応から勝てると思ったのか、それ以降は冷静さを取り戻し、最終的に二人でアマリの魅力について長時間語り合う事になった。
- 「残念だったな、イオリ。私が幼体の内は二人きりなどにさせるものか」
- 上記の生還時のアマリ編における台詞。イオリから「お前、成体になるまで何年かけるつもりだよ!?」と言うツッコミが入る。