浅草
東京都台東区の地名。江戸時代の情緒が残る土地として有名。
バンプレストにゆかりの深い土地でもあり、かつてバンプレストの本社が浅草に置かれていたことがある。また、浅草の名所の一つ「浅草花やしき」も、一時期バンプレストの子会社となっていたことがあった。
登場作品
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION
- シャイン王女が東京見物に浅草の雷門を訪れた。
- スーパーロボット大戦 OG外伝
- 物語の舞台の一つ。そしてEDの舞台でもある。
関連人物
- 高村椿
- 浅草出身。実家は「高邑屋」という名前の老舗のせんべい屋。
- シャイン・ハウゼン
- 日本に来たのをきっかけに浅草を巡った。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- シャイン王女の護衛としてゴスロリ服を着て付き添う。これをきっかけにシャイン王女と仲が良くなる。
- ジャーダ・ベネルディ、ガーネット・サンデイ
- シャイン王女の護衛をきっかけに、結婚後はこの浅草に居を構えた。
- コウタ・アズマ、ショウコ・アズマ
- 浅草出身。
- トウマ・カノウ
- OG外伝では、浅草で焼きソバを売っている「バイトの青年」名義でサプライズ登場を果たした。
関連用語
バンプレストとの関係
前述の通り、浅草はバンプレストに非常に縁の深い土地である。
同社は1994年2月に本店を雷門に移転。以降1997年6月まで本店を雷門~駒形界隈に設置している。
その後、一度は本店を日本橋に移転するものの、2002年7月には本社を雷門2丁目に移転。2004年には本店も併せて駒形2丁目5番4号へ移転した。以後2007年6月に本社・本店を品川に移転するまで、浅草を本拠地として活動を行っていた。
また、浅草に本社を置いていた時期の2004年9月に、バンプレストは浅草を代表する老舗遊園地「浅草花やしき」の経営権を取得。2008年までバンプレストは「株式会社 花やしき」の直接の親会社であった(現在の親会社は、バンダイナムコゲームスのグループ企業の再編に伴いナムコになっている)。
OGシリーズにおける浅草マップ
OGs(OG2.5)で初登場したコウタ・アズマとその一家は浅草出身という設定となっているため、浅草は重要な土地として作中で度々登場する。また、OG2.5とOG外伝共通のマップ「蘇る炎」「修羅の予兆」、OG外伝21話「無垢なる刺客」では戦闘マップとしても登場するが、バンプレの地元としての拘りがあったためか、他のマップに比べてかなり実地に忠実な再現が行われている。
主に再現されているのは言問通り(マップ北の大通り)、国際通り(マップ西の大通り)、江戸通り(マップ東に隅田川と並行して走る大通り)、浅草通り(マップ南の大通り)に囲まれた「浅草1丁目・浅草2丁目・雷門1丁目・雷門2丁目」の領域で、雷門から仲見世通りを経由して浅草寺に至る一帯、更に浅草寺・浅草公園・花やしきを中心とした浅草二丁目界隈の位置関係はほぼ実地と同様である。
(参考:浅草絵図)
また、隅田川には東武伊勢崎線用の鉄橋(畔には浅草駅の入っている松屋デパートと思しきビルもきちんと存在)、吾妻橋、駒形橋の3本の橋がかかっているが、このうち最南の駒形橋近辺のビルのマスに入ると特典の強化パーツを入手できる(詳細は隠し要素/OGs、隠し要素/OG外伝を参照)。
これは当然ながら、この近傍にバンプレスト本社が存在していることを意識してのお遊び的ボーナスであり、このマスに入ったコウタもそれを示唆する台詞を喋ってくれる。ただし、当該のマスは実地で言うと駒形2丁目7番地あたりの位置で、実際に本社があった2丁目5番地はマップでは表示されていないもう少し南の位置になる。また、このマップが登場するスーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONSは2006年の秋頃発売の予定だったのだが、諸般の事情により発売が遅れ、実際に発売となった2007年9月には本社が品川に移転済であり、当時この要素を把握していた一部プレイヤーからはネタ化されてしまっていた。この引っ越しを受け、後に発売されたOG外伝の同イベントではコウタの台詞が「ついこの間引っ越しした」と改編されている。
また、『第2次スーパーロボット大戦OG』のPV第1弾では、浅草上空を舞台に『特殊戦技教導隊』が空中戦を繰り広げている。
浅草ゆかりの語
- ほおずき市(ほおづき市)
- 毎年7月9日・10日の2日間にわたって開催される一種のお祭りで、数百のほおずき露天が浅草寺の境内に軒を連ね、千成ほおずきが威勢のいい売り声と共に販売される。ほおずき市自体は東京の愛宕神社で開始されたものが起源であるらしく、また関東一円にもほおずき市を開催する寺社は多く存在するが、ほおずき市といえば普通は浅草寺のそれを指す。尚、このほおずきは食用ではなく、観賞用及び音を鳴らして楽しむ遊戯用である。
- 四万六千日
- お寺の信仰対象である仏様には、「ご縁日」や、その日一日で百日なり千日なりお参りしたのと同様の効果があるとされる「功徳日」など、普通の日よりお参りによるご利益が大きいとされる日が存在する。そんな日の中でも最も効果が大きく設定されているのが7月10日であり、なんと一日で四万六千日分ものご利益が得られるとされている(尤もこの数字の設定に深い意味はなく、単に「非常に大きなご利益」を表しているだけのようであるが)。前述のほおずき市はこの功徳日に日程を寄せる形で7月10日に設定されている。
- 浅草サンバカーニバル
- 毎年8月の最終土曜に浅草で行われる、日本最大のサンバカーニバル。
2010年で開催30回を迎える伝統あるお祭りだが、コウタの台詞に登場したところからするに、OG外伝の時代まで存続し続けている設定のようである。OGの世界が西暦で言うと何年なのか正確なところは不明だが、なかなか凄い設定ではある。
- 雷おこし
- 浅草定番のおみやげ菓子。「おこし」とは水あめや砂糖を用いて甘く仕上げた米菓の総称で、「家を起こす」等の形で用いられる縁起の良い言葉から名前がとられている。雷おこしはその名の通り、雷門近傍で販売されるものを指す。日本では定番の商品ではあるが、名だたる食通であるレーツェルがこのお菓子を浅草土産としてチョイスしたのはともかく、カーラもそれなりに知識がありそうだったのは意外。OG世界ではワールドスタンダードな商品となっているのだろうか。
関連台詞
- ゼオラ「ありがとうございます。……それにしても、今日は随分と人出が多いんですね」
ジャーダ「ああ、ほおずき市だからね。屋台もいつも以上に出てるのさ」 - OGs・外伝共通マップ「蘇る炎」にて。
- ショウコ「焼きソバを食べに行く前にここでお参りしていきましょ」
アラド「え? 何で?」
ショウコ「今日は、四万六千日分お参りしたのと同じご利益があるって言われてるの」 - 同じく「蘇る炎」にて。ほおずき市の日程と合わせて、当該話の日付は7/9か7/10で確定。
- コウタ「っと、ここは!」
ロア「どうした、コウタ?」
コウタ「ああ、オモチャ会社のビルでな。ついこないだ、引っ越ししたんだけど」 - 「蘇る炎」での強化パーツ発見イベント時。こちらはOG外伝での改編後のセリフ。
- コウタ「雷神風神の次は観音様かよ!?これじゃ、サンバならぬ浅草ロボットカーニバルだぜ!」
- OGs・外伝共通マップ「修羅の予兆」にて。尚、浅草寺は観音菩薩をご本尊としているお寺で、通称「浅草観音」と呼ばれている。この発言は、増援として登場した女性的造形のアンジュルグに浅草寺のご本尊の印象を重ねてのものと思われる。